東京電力が電力線インターネット実験許可取得 171
ストーリー by wakatono
情報コンセントは現実のものとなるか 部門より
情報コンセントは現実のものとなるか 部門より
jun_84 曰く、 "Impress Internet Watchによると、東京電力は、電力線搬送通信(PLC)の実験許可を関東総合通信局より取得したと発表した。
実験そのものは3月22日から2005年3月31日までの間、横浜の開発施設と練馬区の社宅で実施されるとのこと。
PLCについてはSlashdotでも何度かトピックに上がっているが、既存の各種無線通信その他への影響が懸念されており、タレコミ人としては実験エリア近辺の住民の情報が気になるところである。"
地域をここまで絞ってるならば、実験の状況次第では当該地域に住まう一般利用者からも実験モニタを募ってほしいな。
人員削減 (スコア:2, 興味深い)
マイコン制御の小さな電力検針ボックスを用意しておけば、電力会社の自前の線だけを使って各家庭とデータ通信ができるようになるからです。
なにも家庭にインターネットの常時接続を安く供給するためだけにこういうことをしたい、とは電力会社は思っていないわけですね。
ついでに言えば (スコア:1, 参考になる)
電力会社がなぜ今あえてこれをやろうとしているのか、という意図はここにあるんだな。
某関係者から聞いてきたのでAC。
もう、やってるよ (スコア:1)
動いているものには触らないの法則 (スコア:1, すばらしい洞察)
とか起きなきゃいいけど...
Re:動いているものには触らないの法則 (スコア:2, おもしろおかしい)
# 数万世帯を使って1ビット(笑)
元ネタ (スコア:1)
堀晃: 「エネルギー救出作戦」
# これもWebリソース上に適切なエントリが無い...
関西でも (スコア:1)
許可はこちら [ktab.go.jp]
ワイヤレスUSBもいいけど (スコア:1)
Re:ワイヤレスUSBもいいけど (スコア:1)
おうちから会社のUSBプリンタにごーりごり?
Re:ワイヤレスUSBもいいけど (スコア:1)
刺せば結線完了。楽だー。
実験の段階で (スコア:1)
さて、期待通り(期待以上)にコメントが上がっていますが、総務省パブリックコメントの段階で実験許可制度の問題として上がっていたのが、「実験において既存通信等に対する妨害が発生した場合の取り扱い」でした。
電波法によると無線通信の場合は、電波障害等が発生した場合は直ちに電波発射を止めなければならないという規定がありますが、果たしてこの実験において実験地域周辺でPLCが原因の通信妨害や電波障害が発生した場合に実験実施者(この場合は東電)がすぐ実験を中断してくれるのかどうか、が心配の種。
仮に実験中断したはいいが、その場しのぎの対策だけして実験再開されるのも困るかも。
オーディオファンはどうする (スコア:1)
どっちがとくか、よう~く考えよう (スコア:1)
わたしには、短波帯を不毛な環境に悪化させてまでやるメリットを感じることができません。きっと儲ける人はいるんでしょうけど。
Re:どっちがとくか、よう~く考えよう (スコア:1)
PLC推進派はきっと、「光ファイバーと違って線引き込み問題が無い」とかって言い出すでしょうねぇ。
とはいうものの将来帯域拡大しようとしたときに柔軟に対応できるのは光の方だったりするわけですが。
#私もPLCにメリットは見出せないと思ってます。
Re:どっちがとくか、よう~く考えよう (スコア:1, 興味深い)
#520424のAC氏も書かれてますが、「宅内まで使える」ってのは結構キモなんじゃないかと思うんですが。
それこそ、頭を使って「よう~く考えよう」なのですが、家中にある電気製品がシームレスにネットと通信できるって可能性ってのは大事なんじゃないかと思います。
(もちろんセキュリティとかプライバシ周りの課題はたくさんあるでしょうけど)
家電製品なんかのメンテナンスをメーカが直に行うとか、モニタリングによって事故を未然に防ぐとか。
今でも高額でミッションクリティカルな機器や旅客機のジェットエンジンなんかでそんなベンダによるモニタリングサービスが行われてたりしてますよね。
現在の家庭でもガス会社なんかがガスの使用量をモニタリングしてて1時間以上同じ流量でガス使ってると電話掛かってきたりしてますし。(東ガスだけかな?)
地上デジタル放送なんかは今のところテレビに電話線つなげ、なんて頭の悪いこと言ってますけど、これだってPLCなんかになれば便利ですよね。
今後ますます進展する老齢化社会なんかでは「そんなもんつなげられるはず」じゃなくって、コンセントに刺せばインテリジェントな機器や機能が使えるってことが必要なのではないでしょうか。(たぶんモニタリングとか健康維持まわりのアプリケーションは腐るほど出てくると思うし)
そういった視点から見れば一部の人たちにしわ寄せが行ったとしても(もちろんないに越したことはないんですが)Σ(みんなの利益)の方が大きければ我慢してもらうこともあったりするんじゃないかなぁ、と思ったりします。
>将来帯域拡大しようとしたときに柔軟に対応できるのは光の方だったりするわけですが。
これはそう思います。いずれにせよ PLC の本領発揮は last 1 mile (つーか、日本だと last 10m とか?)と家庭内なんじゃないでしょうかね。
Re:爆発 (スコア:1)
リムゲール捜査官:
こいつぁロナルドってんだ。手先が器用でな。電話機の中にマッチとガソリンを染ませたコットンを挟むのが得意なんだ。
で、退屈するとどうする?何する?…電話かけるんだ。
# うろ覚えなのでtuneo。
Re:どっちがとくか、よう~く考えよう (スコア:1)
じゃあ、家までは(もしくは最寄りの電柱の類までは)ノイズ漏れが少ない専用線なり電話線なりを使って、
そこから屋内へはノイズ漏れしないように作った専用の「電力+情報」線を用意すれば、
消費者的には最大の利益が得られる、でいいのかな?
(新築の家ならコンセントに刺すだけでネットにつながるようになる夢)
PLCを嫌がる最大の理由って、そこらへんを通ってる電線を全てシールドする事なんてできないから、なんだよね?
#他のスレで免許とか既得権益とか話がズレてってるのに付いていけないのでここにコメント
Re:どっちがとくか、よう~く考えよう (スコア:1)
>配線して情報家電に備えることもできるので、わざわざ電力線に
>重畳する必要はないと思う。
他のスレを見るに、電力線通信の利点の一つとして
「コード一本で電力も通信も!」ってのがあるようなので。
屋内配線コストも2種類あるより1種類ですむ方が減る、のかもしれないし。
……だったらむしろ、
「冷蔵庫もTVもパソコンも、電話線につなぐだけで全ての電力も供給!」
ってくらい電話線が凄くなった方が幸せなのか?(笑)
#縒り線で来てるしコネクタ外れにくいし……
#ってどんだけ省(小)電力化すればいいんだよ!
Re:フレームのもと (スコア:4, 参考になる)
アマチュア無線は日本だけで使われているものではありません。ITU(国際電気通信連合)でも国際的に認められた無線業務(アマチュア業務)なのです。有線/無線電話がほぼどこでも使える日本と違い、無線通信が唯一の通信手段である場所は世界に数多くあり、そうしたところでは非常時の補助連絡手段としてのアマチュア無線の存在は日本とは比較にならないくらい重要です。商用電話をアマチュア無線によって中継する業務が認められている国もあります。
また、短波帯は他国(他大陸)にも飛んでいく電波ですから、日本だけアマチュア無線イラネといって済ますわけには行かないのです。周波数によりますが電波伝播の状況によっては100mW程度の出力でも他国で受信できるくらいです。場合によっては日本国内のPLCが発生させるノイズが他国の無線業務(アマチュアに限らず)を妨害する可能性もあります。
#もう無線局免許状失効しちゃったけどID
Re:フレームのもと (スコア:2, おもしろおかしい)
ADSLのQuadでも問題になっているようですけど、こういった周波数にノイズが載ることがそんなにセンシティブな問題なのでしょうか?
それとも本当に使い物にならなくなる程度の影響が出るのでしょうか。
報道のせいかもしれませんが、このままではアマチュア無線団体が強固に拒んでいて、まるで利権団体のように見えかねないと思います。
基本的には、今あるところをテコでも動かない!というのではなくて、ユーザー、業界でいい解決方法を考えて行くべき時期だと思うのですけれど、違いますかねぇ...
Re:フレームのもと (スコア:4, 参考になる)
短波帯はノイズが多く、これが3dB上昇するだけで
通信が困難になる可能性が航空・軍から指摘されています。
> アマチュア無線団体が強固に拒んでいて
電灯線通信に反対しているのはアマチュア無線団体だけではありません。
フリーな立場だからモノが言いやすいだけで、総務省など意見調整の場では
多くの関係者が反対の声 [inv.co.jp]を上げています。
ここで取り上げられている電灯線通信が「短波を使った無線通信」なら調整が必要ですが、
電灯線通信は「有線通信するのに短波を漏らしている」点に注意しましょう。
少し修正 (スコア:1)
っと、「少なくとも2002年の実験段階では」という文言が抜けてました。
要は短波の漏れが大きいことに利用者は反対しているわけで、
短波が漏れないならわざわざ反対する必要も無いんです。
なので、個人的には実験自体は興味深くwatch ちう感じかなあ。
Re:フレームのもと (スコア:3, 参考になる)
影響が出ます.
アマチュア無線家の人口密度が低いために,小規模な実験やっても
その近くにアマチュア無線家がいなければ障害報告は上がってきま
せん. だからといってPLCが認可されて広がると(パソコン
ユーザーの人口密度は高いので)日本中どこにいっても短波が
使えなくなってしまいます. だから一番組織力のあるアマチュア
無線家が先頭に立って反対しています.
有線通信が既存の無線通信に障害を与えるなどあってはならない
ことです. 有線通信が電波を撒き散らすなら,ちゃんと電波
資源の割当を受けてから使用するべきです. きちんと割当を
受けずに電波資源を乗っ取るのは違法行為です.
ちなみに現在のPLCモデムはハム・バンドと重なる周波数帯域だけ
出力を下げていることに注意して下さい. その他の航空機,
船舶,軍用通信で使用されている周波数帯にはハム・バンド以上の
甚大な影響が出ます.
Re:フレームのもと (スコア:3, 参考になる)
> それとも本当に使い物にならなくなる程度の影響が出るのでしょうか。
大問題です。
http://www.inv.co.jp/~jg1rvn/OFDMnoise.htm
電波天文学会からも「共存は困難」と苦情が出ています。
http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2003/24ohishi.pdf
Re:フレームのもと (スコア:1, フレームのもと)
確かにこのままだと壊滅的な打撃を受けますね。
ことはアマチュア無線だけではないようですが、私としては、だからPLCは絶対反対、というのはちょっと行き過ぎていると思います。
PLC事業者側の態度にもよるのかもしれませんが、こういった問題をどのようにすれば解決できるか探るというのが実験ではないのでしょうか。
ご紹介いただいたページでは、「PLCそのものが悪、こんなもののために(俺たちの縄張りの)周波数帯はびた一文分け与えるもんか」と、最初から交渉や話し合いなどをする気がないように感じられます。(影響がある分野にはいろいろ挙げられていますが、自説を支援するための材料(~と~も言っています、だからこれはダメ)に使っているだけのようにも見えます)
こういう問題も含めて技術的に解決方法を双方で探っていくのが、電波法のアマチュア無線の定義にもある「無線技術の興味を持ち」行う「技術的研究」のひとつなのではないでしょうか。
Re:フレームのもと (スコア:1)
とりあえず、思い付いた方法(の候補)として
配線を撚る [srad.jp]
Re:フレームのもと (スコア:1)
>現状でFTTHやADSL等の代替手段があるも関わらず、他に対し壊滅的な
>悪影響のあるものを無理矢理使わなければいけない理由はなんですか?
PLCは「屋内」の通信であって、ADSLやFTTHは代替手段にはならないんじゃないでしょうか。ソース [tepco.co.jp]に書いてありますが。
漏洩を減らせれば、無線LANよりは健康にいいかもしれないとか思ったりして。
Re:フレームのもと (スコア:1)
現状でFTTHやADSL等の代替手段があるも関わらず、他に対し壊滅的な
悪影響のあるものを無理矢理使わなければいけない理由はなんですか?
だから、無理やり使うとは言っていないのですけれども。
干渉問題は、技術的に解決すべき問題であり、アマチュア無線を無視しろとは言っていません。
そういうのを含めての実験ではないですか、と言いたいのですが。
その壊滅的な悪影響を補って余りある利点があるのならよいのですが、小生には皆目見当がつきません。
出来れば解りやすくお教え願えませんか?
電力線は、電話線以上に国内に張り巡らされたインフラです。
既設インフラを活用するという観点では、ADSL以上のポテンシャルをもっていると私は考えます。
新規に敷設しなくてはならない(加入者線)光ファイバーに比較して、コストは圧倒的に有利でしょう。
これを通信に活用したいという事業者の考えは私は理解できます。
もちろん、他のインフラに影響を及ぼすような導入の仕方には私も反対です。
ですが、既存のものの保護のみを主張して新技術の芽を摘み取るような考え方には賛同できません。
保護されるべきなら、保護されるべき根拠と、一切の実験を認められない根拠を主張してください。
権利だけ主張し、義務を果たさないのではどっかの何かと一緒です。
あなたの言っていることだけでは、「おれらのアマチュア無線が使えなくなるのは困る」以外の主張が読み取れません。
その程度の反論でしたら結構です。
Re:フレームのもと (スコア:3, すばらしい洞察)
アマチュア無線が使用している周波数は、短波帯の中ではあまり広くありません。
残りの多くの周波数帯は、ラジオ放送や業務無線のためにびっしりと割当てられています。
短波帯は簡単な設備で遠隔地と通信ができるため、洋上など、
中継局を置くことのできない場所との通信ではまだ重要な位置にいます。
例えば、業務無線では洋上にいる航空機や船舶との交信、
気象ファクシミリの送信などさまざまな用途で使われています。
最近では人工衛星を使った中継技術の進歩のため、短波帯を使用する
重要性は下がりつつありますが、それでも短波を使った通信はまだまだ大切なのです。
嵐の海にいる小さな漁船から発信されるSOSが、近所の家庭から放出される
PLCノイズによって受信できなくなる悲劇だけは、避けていただきたいものです。
Re:フレームのもと (スコア:1)
確かに「ハム」って言葉は消えそうだけど。 (スコア:2, 興味深い)
> ##携帯電話とかネットのチャットで十分置き換えが効くと思うんだけど
普段はね。でもね、阪神・淡路大震災規模の震災が発生した場合、通信手段の一つとしてアマチュア無線は重要視されているんだよ。なので、社会的にその必要性が消滅しきったとは思わないでほしいな。
阪神・淡路大震災でのアマチュア無線運用とHAMボランティアの活動
http://www.lib.kobe-u.ac.jp/eqb/dlib/ham.html
自治体が災害時の通信手段としてアマチュア無線局を確保しておこうとする例
http://www.city.shibuya.tokyo.jp/ku/benri/bosai/sinsai_tiiki.html
http://www.pref.chiba.jp/syozoku/a_bousai/taisaku/keikaku/zenbun/mokuzi3.html
Re:確かに「ハム」って言葉は消えそうだけど。 (スコア:1)
>「非常時通信」ということで。
>「非常時以外」で社会的に必要性は消滅していますから。
非常時通信ならよけいにその周波数にノイズをのっけるべきではないはず。
非常時にノイズで通信できないなんて状況が起きてはいけないのだから。
Re:確かに「ハム」って言葉は消えそうだけど。 (スコア:1)
「短波帯の無線通信は非常時にしか使わないから、PLC通信で短波帯へのノイズをのっけても問題ないだろう」
という考え方をしてはいけないと言いたかったわけで・・・
#要は「消化器があるとスペースとるからその消化器をどかせ」ということをしてはいけないということです
Re:確かに「ハム」って言葉は消えそうだけど。 (スコア:1)
# …あまりにもくだらないけど胃弱なのでtuneo。
Re:フレームのもと (スコア:1)
「民衆」の武器になるようなものは、そう簡単に手放すとやばい気がしますが。
Re:フレームのもと (スコア:1)
>##携帯電話とかネットのチャットで十分置き換えが効くと思うんだけど
「アマチュア無線」と「携帯電話とかネットのチャット」は
イコールじゃないんですが。
電波法によれば、アマチュア無線は
「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的に無線技術の興味を
持ち、正当に許可された者がおこなう自己訓練、交信及び技術的
研究の業務」
と定義されています。
「無線技術の興味を持ち」行う「技術的研究」が、「携帯電話とか
ネットのチャット」で出来るものだとはとても思えません。
Re:フレームのもと (スコア:1)
無線の場合はチャットではなくラグチュー [dion.ne.jp]と言ってますが、そういうのに使われることが多い周波数帯はVHF帯やUHF帯が多いです。
今回の電力線インターネット実験で使われる周波数帯はHF帯で長距離通信(海外通信)を主とする通信になります。これは携帯では代用はできないですね。そもそも「会話すること」そのものが目的なのではなく会話を「無線技術を使用して行う」ことが目的なので置き換えがどうとかというのは話が違いますね。
「バイク乗りに車で充分だろ」と言っているのに等しいってことです。
Re:フレームのもと (スコア:3, 参考になる)
アマチュア無線の基本的なところはここらへん [plala.jp]を読んでもらうとして、アマチュア無線では基本的には無線技術に関することしか話してはいけないことになっています。
具体的には、
-コールサイン(名前)
-住所(国名とか県名とか)
-信号強度(信号が強く届いているかどうか)
-無線機の紹介(送信機やアンテナや立地条件)
-天気(電波伝播の影響に影響します)
-交信証(QSLカード)の交換の約束
などがスタンダードな内容です。
まあ、あとは無線に関する話題をネタに色々と話が発散していくということもしばしばですね。
人によっては小さな電力でいかに遠距離と通信できるかとか、いかに多くの国と交信できたかとか、に興味を持っていたりしますし、交信そのものよりも無線機を作ることに興味が逝ってしまっている人もいます。 とにかく無線技術に関しての電波を利用しての実験を個人的にしたい人たちがアマチュア無線家な訳です。
私は最近は全然オンエアしてませんが免許は切らさずに維持してます。
Re:フレームのもと (スコア:1)
「電波資源の取り合い」 の場合はそうなんですが、PLCは有線通信なので電波資源を使う権利は最初から無いのです。無線局間の利害調整ではなく、既存の無線通信などに一方的に妨害を与える他システムを導入しようとしているのです。一応免許を受けなくても開局できる無線局というものはありますが、それらは他の無線局の業務に支障を与えないことが前提になっています。
最終的には公共の利益にどちらが利するかで結論を出さざるを得ないとは思いますが(但し別なスレッドにかいたように日本だけの事情で決めてはいけないものでもあります)、圧力団体(業界団体)のロビー活動の強さでは「PLC推進派>>反対派」に見えるので、客観的な判断が下るものかどうか、どうもわかりませんね。
Re:フレームのもと (スコア:1)
もちろん、放送局などカバーエリアが重複しなければ同じ周波数に複数の局が免許されますし、2次業務として割り当てを受けている場合(アマチュアだと例えば1.2GHzとか2.4GHzのとかですね:一部は1次だったかも?)には1次業務の無線局からの妨害は受忍せねばなりません。
あと、アマチュアの場合には固定周波数の免許でなくアマチュア局の共有する帯域として免許されていますので、免許を受けたからといって一人で全帯域を占有できるわけではありませんが。
しかしながらアマチュア局が1次業務である周波数帯にたとえば中波のラジオ放送局が妨害になるような高調波を落としたら、それはラジオ局の責任。無線局設備規則(だったかな)で定められた範囲内に押さえないとそもそも規則違反です。免許とか周波数の割り当てとはそういうものです。
PLCはそもそも公共の資源である電波を使うために無線局としての免許を得ているわけではないのですから、無線局の業務に支障の出るような電波を出してはいけないのです。「権利が無い」といったのはそういうことです。実際、妨害を与える電波を輻射しないのなら、それは(違法)無線局扱いされずにいくらでも普及できますね。ISDNやADSLも妨害を与えるものの、それは法で認められる範囲内なので認められているのでしょう。
Re:フレームのもと (スコア:1)
「アマチュア業務」の定義は「金銭上の利益のためでなく、もっぱら個人的な無線技術の興味によって行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務をいう。」
無線技術の向上の研究という意味もあるが、個人的な趣味による通信及び訓練という意味もあわせて帯域が割り当てられているのだが。
>PLCが通信技術の向上に寄与するのなら、今のハムなぞより優先されて当然だと、正直俺も思うぞ。
免許という行政からの電波送信の許可がないにもかかわらず、アマチュア無線どころかその他の業務の帯域まで
電波を送信してるというのは、明らかな「電波法違反」なので優先するも何もないはず。
Re:フレームのもと (スコア:1)
限られた電波資源を雑音で汚す可能性のあるものについての話です。
ダウト。
周波数帯についての理解が不足している意見です。
逼迫している周波数帯と今回の周波数帯とは根本的に違います。
そして、世界的に問題になりそうな周波数帯の雑音源になる可能性のあるものについての話題です。
ダウト。
総務省:情報通信統計データベース [soumu.go.jp]の平成15年度第3四半期(EXCEL Fileです。注意!) [soumu.go.jp]によると免許が必要な無線局の数ではトップ(674,016局)です。PHSの基地局(604,267局) よりも多いのです。アマチュア無線局の上は携帯電話を始めとする特定無線局 [hourei.info]です。その指定数で、日本の人口を超えていますがこれらは今回の問題となっている短波帯は使いません。
Re:フレームのもと (スコア:1)
Re:フレームのもと (スコア:1)
誰も具体的な数字を提示していないので基本的なデータを提示しました。
>『存在』している数と実際に使われている数は違うでしょ。
では実態を具体的に提示して下さい。
それと『存在』している数を無視していい理由と。
携帯電話って非常時に使えるの? (スコア:1)
担当者は「有線電話が使えないときは、携帯電話を使ってください」という回答してましたが、災害時に優先される業務用の電話回線が使えないような状況の時、携帯電話って利用できるのかしら。
無線機と携帯電話って似たものに見えるけど、通信方法が全然違うから、災害時の通信システムとしての有用性は比較にならないと思いますね。
Re:フレームのもと (スコア:1)
Re:また狭いサービスエリア? (スコア:2, 興味深い)
東電の直接提供サービスとして「TEPCOひかり」 [tepco.ne.jp]がありますが、
東電の営業エリア自体は関東地区一円にもかかわらず、これは南関東限定です。
北関東の住民は東電から電気買ってるのにTEPCOひかり来ないのかよっ!(苦笑)
そういえば某2chのどこかのスレで、
| 福島と新潟には優先的にTEPCOひかり引くんだろうな?
| 営業エリア外だからとは言わせんぞ!
という内容のカキコがありましたなぁ。原発トラブル隠し発覚の頃。まぁこれはネタだとは思いますが。
Re:将来、これが普及するとして (スコア:1)
Re:将来、これが普及するとして (スコア:1)
Re:ADSLもISDNに干渉するといって (スコア:1)
電力線の開放端問題のほかにも、PLCの信号を重畳されることを意図していない電気器具等も問題になりそうですね。
ノイズフィルターすら入っていない古い製品とか。
インバーター蛍光灯とかはどうなるんだろうか?
あと電力線重畳通信線の保安装置(電話線の保安器に相当)の法令要件を満たすためにはウン10Aとかっていう電流流れなくなりそうな気がするんだが、どうなんだろうか?