見出し著作権裁判、読売新聞が敗訴 164
ルール作りの過程 部門より
torus 曰く、 "毎日新聞の記事によると、読売新聞社が1 行ニュースリンク配信サービスは著作権を侵害しているとして、有限会社デジタルアライアンスに見出しの使用差し止めと損害賠償を求めた訴訟で、東京地裁は 24 日、請求を棄却した。読売新聞社は「〈1〉見出しは著作物であり著作権侵害に当たる〈2〉見出しの無断使用は新聞社の取材・編集の努力へのただ乗り」(YOMIURI ON-LINE の記事より引用) として、見出しの創作性を主張したが、裁判所はこの創作性を否定した上で「不正な利益を図るなどの目的がない限り、第三者が利用することは自由だ」と指摘した。
この裁判所の一言には拍手を送りたいが、しかし、やはり読売新聞の言う「新聞社の取材・編集の努力」云々ももっともだと思う。とくに読売新聞は、ウェブサイト上に掲載している個々の記事へのリンクさえ認めていないので、1 行ニュース配信サービスは「ただ乗り」以外の何物でもないのも確かだ。
この訴訟はGoogle News日本進出を阻むためのけん制では、という見方も何かで読んだような気がしますが、実際のところはどうなのだろう?"