抗菌加工を施したCD 151
ストーリー by GetSet
バイバイキ~ン 部門より
バイバイキ~ン 部門より
naocha曰く、"ディーティージャパンでは抗菌加工を施したCDを開発しました。第1弾として「稲川淳二のこわ~い話」が、トミーが発売するCD付き菓子に採用されました。 このCDはディスク面に特殊な無機抗菌素材が塗布されており、SIAA・JISの抗菌加工規格適合マークを取得し、99.8%の確率で菌からディスクを守ることができるそうです。食品物へのバンドルメディア(食玩)、乳幼児向けソフト、サニタリ-分野でのデジタルカタログなど、清潔感を重要視される商品の付録などに使われるようです。きれい好きな方にはうれしい商品ですね。"
抗菌加工ではカビは防げない (スコア:3, 参考になる)
「ディスクを守る」という言い方は誤解を生じさせますね。
メディアの長期保存において害となるのはカビであって、細菌ではありません。(旧)通産省の定義でも
となっています。
Re:抗菌加工ではカビは防げない (スコア:2, 興味深い)
#カビはCDの信号面や、外周の接合面から入って内部の記録層に繁殖する場合があります。
便器表面なんかは抗菌加工なんか無くても細菌の量で比べるなら人肌と比べてかなり清潔。なめても問題なし。気分的にどうかは別として。
Re:抗菌加工ではカビは防げない (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:抗菌加工ではカビは防げない (スコア:2, 参考になる)
元記事では「無機抗菌剤」とだけ書かれてますが、それだけでは何とも言えないですね。おそらくは銀化合物系 [toagosei.co.jp]だと思いますが。
それ以外だと、トリクロサン [yoshida-pharm.com](これは有機化合物)などが代表的な「抗菌剤」です。樹脂そのもので抗菌性を持つものとしてはトリオシン [kitasato-u.ac.jp]が知られてますが、あまり使われてはいないようです(価格のせい?)
どちらにしても、いわゆる抗生物質(抗細菌性化学療法薬)とは違って、消毒薬と同様の作用機序で働く、割とスペクトルの広い薬剤なので、検査項目になくても真菌にもある程度の作用は期待できると思います。 もっとも、抗菌効果なんて、結局は気休め程度のものにすぎないですが。
Re:抗菌加工ではカビは防げない (スコア:1)
あと、表面だけ薬剤処理したまな板とかだと、包丁で傷が入ったところは普通にカビますね。
皮肉なの?無知なの? (スコア:2, すばらしい洞察)
大体、きれい好きな人が喜ぶと、本気で考えているのか?
だいたい「きれい好き」の人の定義って何だよ。
どうしてこう、非科学的、エセ科学が横行するんだよ。
皮肉だろ。 (スコア:4, 興味深い)
「何故非科学的が横行するか」の答えは簡単。
社会は科学で出来ているのではなく、人間で出来ているから。
「何故エセ科学が横行するか」の答えも簡単。
人間は信じたいモノを信じるから。
科学信者よりもそれ以外の様々な宗派の信者の方が多いし、
下手すると「科学風の何か」信者も科学信者より多いかも知れない。
また、この元コメントのように、
科学と関係無い話題でもとりあえず科学へ持っていく嗜好が、
(非科学を科学として扱う)エセ科学的思考を後押ししている。
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:1)
潔癖症ぎみの人には、ディスクに菌が付いているのも嫌な人がいるんじゃないのかね。
何に腹を立ててるのかしらんが、それほど目くじらを立てるほどのことでもない。
茶でも飲んで落ち着け。
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:1, すばらしい洞察)
ディスクよりも人間の方がよっぽど菌まみれですよ
Re:リラックスには (スコア:1)
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:1)
よく分からんのですが、抗菌マイクには意味があって、抗菌 CD には意味がないってことなのでしょうか?
CD は従来、CD ケースに入れられて単品で売られるか、比較的密閉性の高い袋に綴じられて (付箋敷も同時に使われたりして) 雑誌や書籍に付属されるかのどちらかの方法で配布されることがほとんどだったと思われます。人づてに手渡されるときにも、ケースに包まれていることが前提とされてきたように思われます。
食玩としての CD がどのような形で梱包されるかよく分からないのでなんとも言えないのですが、買ってきた子供が素手で扱い、手渡すことを考えれば、抗菌処理にまったく意味がないという事もないんではないかと思います。
# 食玩に CD ってどうよ? という議論はさておき (^_^;
むらちより/あい/をこめて。
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:2, 参考になる)
抗菌マイクや抗菌靴下なんかは、普通にしていても菌が繁殖して嫌な臭いが発生したりするので、それを防ぐということで意味がありそう。
抗菌ボールペンや抗菌CDは、普通に放っておいても、なにかの問題になるほど菌が繁殖することは無いので、抗菌にする意味がまったく無い。あるとすれば、たんに気分の問題でしょう。
だいたい、子供が素手で触るからといってCDを抗菌処理したって、CD以外の身の回りのほとんどのものは抗菌処理なんてされていないわけだからねぇ。
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:3, 参考になる)
これだと1000枚に2枚はカビが生えるディスクがあるかのよう。
ちょっと適切なサイトがみつからなかったのですが、こちら [boken.or.jp]に
よれば、JIS Z 2801というのは黄色ブドウ球菌と大腸菌を使って無加工品と
加工品を並べて培養したときに菌の数が1/100以下になるということのようです。
その基準自体は理解可能なものですし、お菓子に8cmCDをつけるなら子供が
なめるかもしれないし、ということで実用性のほどは別としてまあそういう
商売はあるかな、という感想です。
しかし食器や浴室におくものでもない、大抵は乾燥した場所にあるものに抗菌
だといっても、科学的な説得力は持たないのは確かです。
kaho
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:3, 参考になる)
とくに抗菌剤まわりの事情に関しては、22.抗菌グッズの抗菌力 [kitasato-u.ac.jp]や、 114.ダマシ上手は商売上手? [kitasato-u.ac.jp]あたりが参考になるかと。
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:1)
抗菌加工してないCDもなめるようになるんじゃないかな。
[udon]
Re:皮肉なの?無知なの? (スコア:1)
JIS Z 2801はプラスチック加工の規格なのでなめて危険なプラスチックを
使ってるのでなければそういって構わないのでは?
誰もなめるためのCDなど求めていませんけれども、考えうる危険は回避した
いと考えるのが世の親の感情でしょう。(で、それにつけ込まれてお金を使わ
されるわけですが)
>なめていいかどうかは抗菌の定義とは別ですよね。
それはその通りです。推奨されなくても口に入れる人がいると指摘しただけです。
>抗菌だけど有毒だったらどうする!!
特にどうもしません。食べないようにするだけです。
kaho
用途 (スコア:2, おもしろおかしい)
May the source be with you... always.
Re:用途 (スコア:1)
子供がなめても大丈夫。 (スコア:1)
何か大事なことが抜け落ちているような気がするが。
そのうち (スコア:1)
朗報 (スコア:1)
まぁでも、コーラの染みとかピザソースのしみとかから発生する
臭いやらカビやらへの威嚇としてくらいは有用なのでは。
# つまり、あまり意義を見出せないってことです。はい。
-supercalifragilisticexpialidocious-
付加価値 (スコア:1)
新しく商売をはじめるというのは常套手段だと思います。
いわゆる付加価値ってやつですね。
付加したものに科学的根拠があるかないかはこの場合別問題ですね。
メーカーにとっては「売れればいい」なわけですから。
/.を見ている人はこんなもの買うことはないでしょう、
しかしPCが普及している現在は主な客は無知な大衆なわけで、
大衆には抗菌はひとつのブームとして認知されてると思います。
というわけで、こっちを好んで買う人はいるんじゃないですかね?
#ブームはいつか去ります、すでに抗菌は全盛期は過ぎたと思いますが…
#ちょっとまじめに考えた投稿なのでID
Re:付加価値 (スコア:1)
何かモノを買おうとするとき,「マイナスイオン」と書かれているだけで,
それだけの理由で,購入検討対象から除外する私はひねくれ者なのでしょうか。
Re:付加価値 (スコア:1)
ここの住人としてはそれほどヒネクレ者ではないと思われ。
# 俺もそうだ
Re:付加価値 (スコア:1)
メーカは臆することなく、"マイナスイオン"
と大書できるのでしょう。
私もなるべくその手の製品は買わないようにしていますが。
Re:付加価値 (スコア:1)
売りがないということでしょうから、自分もさけてますよ。
抗菌もしかり。
#なんだか不誠実な商売に見えて仕方ない
Re:付加価値 (スコア:1)
他に (スコア:1, おもしろおかしい)
ぶらさがって健康になれたり、
紅茶きのこみたいに体に良いCDは無いのですかね。
Re:他に (スコア:2, おもしろおかしい)
どうせ狙うのなら (スコア:1)
特殊コーティングして傷が付かないCDとかの方が
喜ばれそうですね。
Re:どうせ狙うのなら (スコア:1)
抗菌の方が危険って可能性もあるのでは?そりゃ殺菌よりは安全っぽい響きではありますが。
そういや、2年位前のタイオガだかのチャリ用のドリンクボトルは抗菌だったと思う。
#メーカーはそれを謳ってはいなかったようだけど。
洗い忘れて1・2日放置しても、恐ろしい状況になっていなかったから。
#普通は恐ろしい状況になったりするのだが。
で、愛用していたのだけど、今では入手不可能に。
何かあったのかな?とか邪推していたのですが、結局はどうだったのか。
Re:他に (スコア:1)
健康かどうかは知らないけど。
選挙の投票に行くと投票所(小学校)の鉄棒にぶらさがってきます。
こういったご時世、普段はぶらさがれません。残念。
[udon]
抗菌の効果 (スコア:1)
人間を (スコア:1)
Re:人間を (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:人間を (スコア:1)
あ、手袋すればいいのか。(^_^;
Re:人間を (スコア:1)
いっそのこと (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:抗菌…ですか (スコア:1)
Re:抗菌…ですか (スコア:3, 参考になる)
濾過性病原体はあくまで性状を示した呼び名で、液体中の細菌(通常1~5μm)を除去可能なメンブランフィルター(0.22μmや0.45μm径の孔があいてる:昔は素焼きの濾過器を使ってた)を通過する性質(=濾過性)を持った、病原性のものを指します。そもそもは、ウイルス自体がこの性質から、従来の細菌と異なる濾過性病原体として発見されたという経緯がありますが、今日では小型の細菌であるマイコプラズマ(0.15~0.30μm)も濾過性であることが判ってますので、濾過性病原体=ウイルスとは言い切れません。
Re:抗菌…ですか (スコア:1)
>「清潔感」
つまり、これまでは「清潔感」のある商品だとしても「清潔」ではなかったわけですね!
Re:こういう商品が増えると (スコア:1)
低下も気にしてみると面白いかもしれない(w
# 多大なるストレス源から離れて約2年
# 花粉症はほぼ治まり、病気にもかかり難くなった。
# 怪我や病気の治りも早いぞ。なんてコトだ!
Re:菌って何? (スコア:1)
そこに抗菌製品の需要が生まれる訳ですか…
Re:菌って何? (スコア:1)
いじめって戦う対象となりえるのでしょうか?
(と言ってみるテスト)
Re:菌って何? (スコア:1, すばらしい洞察)
> いじめの問題はオマエが考えている以上に複雑なんだよ。
そうやって臆病にも匿名の陰に隠れて逃げる人が居るから、複雑を増すのです。改心することです。
それに、チープ結構。複雑だから何もしない、というのが高尚なのなら、そんな高尚さは要りません。複雑、とか言ってるけど、精精、「虐められてる奴を庇ったら、自分も虐められるかもしれない」とか、「虐められてるやつにも悪いところはある」といった程度のものでしょう。高が知れてます。
Re:菌って何? (スコア:2, すばらしい洞察)
とりあえず今はイラクとか行かないほうがいいですよ。
[udon]
Re:菌って何? (スコア:1)
Re:菌って何? (スコア:1)
当然あんたも戦ったんだよな?かつて。
Re:オフトピ (スコア:1, すばらしい洞察)
> 当事者じゃない人は、フツーにしてればいいんです。
> 加担も無視も戦いもせずに、フツーに。
意味不明です。要するにあなたは、なにもしない、つまり無視する、と言っているのでは?あなたは友達が虐められていたとき、何をしてあげるんですか?なにもしない?ただ慰めるだけ?それとも一緒に戦う?私は、一緒に戦ってあげたいです。それが友達だと思います。
> 大体の場合は加担する人が増えることで、当事者が多くなり
コトは大きく複雑になるんです。
> でもって、いじめられる側の孤独さが増すんです。
助ける人もなく虐められているのと、一緒に戦ってくれる人が居るのと、どちらが孤独なんでしょうね。場合にもよるかとは思いますが、多くの場合は、前者だと思いますよ。必要以上に複雑に考えていませんか?
Re:耐性菌はでないの? (スコア:2, 参考になる)
いわゆる抗生物質(抗細菌性化学療法薬)の場合、細菌だけに存在して他の生物には存在しない生理機構(細菌の細胞壁合成機構とか)を標的にしています。一方、抗菌剤として使われるものは、もっと広く生物全般に効く部分(タンパク質や細胞膜を直接に変性させるとか)に作用する消毒薬的な、単純な作用をするものが多いです。
あんまりいい喩えじゃないけどヒトに置き換えると、前者は青酸カリを飲ませて殺すようなもので、後者は全身に硫酸をぶっかけて殺すようなものかな。細菌はヒトよりも変異しやすいので、前者に対しては青酸カリを無毒化する酵素を作ったり、入ったらすぐ吐き出すようになったり、いっそ(青酸カリの標的になる)ヘモグロビンに換わる蛋白を作り出すことで、何とか耐性を獲得できる。けど、後者みたいに単純で強力な作用のものに対しては生体を構成する分子そのものをすべて変えでもしないと(タンパク質や脂質以外からなる生物にでも変わらない限り)対処できないので、耐性が獲得しにくいのです。