竹内均先生、逝去 43
ストーリー by yoosee
科学への入口を用意してくれた人 部門より
科学への入口を用意してくれた人 部門より
Anonymous Powered曰く、"ニュートンの編集長、竹内均先生が、4月20日未明、心不全のため世を去りました。83歳。 ニュートンの創刊は1981年。その間、多くの科学雑誌が生まれては消えていきました。 幾多の困難の中、あまり儲かる分野でもない雑誌の出版を維持することに対して大変なご苦労があったと聞きます。 私も理系の道に走ったのは、DNAの不思議さを精細なイラストで紹介してくれたニュートンの存在があったからかもしれません。 科学出版会の巨人の逝去に、謹んで黙祷。"
志は…… (スコア:3, 興味深い)
家族で教育テレビを見ているときに(竹内先生の地学だったと思われます)
私の兄が『この先生は「難しい事を、簡単に説明できなければいけない」といって、ニュートンとかを編集しているらしいぞ』というような事を言って、私に衝撃を与えました。
『難しい事を難しいまま説明する』ことと、『難しい事を簡単にして説明する』ことの大きな違いをわかっていながら、自分ではひとに難しいまま説明をするなどのことをしていたので、大きく反省しました。
それ以来、ひとになにかを聞かれた場合にはできるだけ簡単に説明しようとこころがけています。
が、いまだに、ほんとうに、難しい事を簡単に説明することができているかはわかりませんが、その努力はしているつもりです。
竹内先生の努力の数億分の1だとは思いますが、(勝手に)こころざしを受け継いだ者として精進していこうと思います。
ご冥福をお祈りします。
/* Seeds */
科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1, 興味深い)
ところで、タレコミ子は科学誌のようですが、/.Jerの皆様は科学、技術方面へ何から誘われたのでしょう?
#ACですが、小生は俳優、平田昭彦さんが原因です(「地球防衛軍」の科学者とか、「ゴジラ」の芹沢さん役)
#単純だけど、ああいう映画って子供に大きく影響あたえるんですな。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:2, 参考になる)
確か,最初は監修として地球物理学の説明に行ったところ、
その説明の鮮やかさに感動した小松左京氏が映画にも出演を依頼したとか。
役名もそのまま竹内教授でした。
Re:科学、技術方面への誘導因子(オフトピック -1) (スコア:1, 参考になる)
出演されてますね。
# 黒部進、二瓶正也、桜井浩子が同じシーンで出演しているので
# 古いウルトラマンファンは必見では。
そりゃもうニュートン (スコア:1)
うちもそう (スコア:1)
決定的になったのはコペル21かな
んで、中学に入る頃、ラジオの製作に以降っと
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
自分がその年代になったころには、すでに廃刊になってて、代わりに購読してたUTANのつまらんこと...
あとは、ブルーバックスかな。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
その本が私を理系の道に誘ったということになるでしょうか。
ただ、親曰く
「あんたは2歳ぐらいの頃から、あの本さえ見せておけば何時間でも静かにしていた」
そうですから、元々そういう星の下に生まれついていたのでしょうね。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
親の背を見て子は育つとはよく言ったもんだ。
子供の科学 (スコア:1)
Re:子供の科学 (スコア:1)
そこから初歩のラジオ→トランジスタ技術と進みました。
あ、あとは
・できるかな
・ウルトラアイ
・タイトルは覚えてないけど、20年~25年くらい前にNHK教育でやってた工作番組。
・学研の科学
とかかな。
Re:子供の科学 (スコア:1)
交通博物館の見学のときに買ってもらった「鉄道模型趣味」でモーターのサイリスタ脈流制御でHOゲージのSLがそろそろっと発車する仕掛け。
最後ので鉄道模型から電子工作・ラジオ→アマチュア無線に進みました。
NHKの番組では「四つの眼」も良かったかも。放送博物館で展示をみて懐かしかった。
竹内博士は、「日本沈没」に登場したのが面白かったなあ
Re:子供の科学 (スコア:1)
付け加えるなら電子ブロックもだな?
Re:子供の科学 (スコア:1)
みんなの科学・たのしい実験室 (スコア:1)
Newton創刊前に終わってるんですね。この番組。
Re:みんなの科学・たのしい実験室 (スコア:1)
そうそう、これです。 私の工学技術的な嗜好はこの番組と「できるかな」に培われたところが大きかったように思います。小学校に上がる前からずっと見てましたから…
あと、書籍だとブルーバックスかな。
図書館から借りて片っ端から読んでました。
あのシリーズは玉石混交だというか、トンデモ系も入っている
ということを知ったのはもっと先の話ですが…
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
記憶がおぼろげなのですが、
「こどもカラー図鑑」の『さんすう』と『えねるぎー・えれくとろにくす』は、ボロボロになるくらい読んでいたような。
# コンピューターに踏み込んだきっかけは、小2の時に
# 祖母がなぜか買ってきた MSX (CASIO MX-10)かなぁ
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
私を科学へ誘ってくれた方の一人が竹内 均博士でした。子供の頃の私は、ニュートン誌の上に広がる極彩色の科学世界に魅了されたものです。
もう一人は加古 里子博士です。3歳ごろに読んだ「地球―その中をさぐろう」「宇宙 -そのひろがりをしろう-」「からだの本シリーズ」が私をこちらの世界に導きました。
_.. ._._._ _... ._._._ ._. ._._._
物は試しだ。コメントのしきい値を2にしてごらん
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:1)
かこさとし さんですね。
幼年時代に読んだ「かわ」は子供心にとても印象に残っていて(地図の読み方を知ったきっかけでもあります)、何年か前に子供が読んでいた絵本の作者がその人だと知って感心しました。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
小学校の担任の先生が薦めてくれた。いい先生に出会えたものだ。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
・・・俺、理系じゃないや
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
「~のひみつ」シリーズでしょ、やっぱ。
「できる・できないのひみつ」は本当に擦り切れるまで読んだAC。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
アレで属性が確定しました。
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
むちゃくちゃな話に聞こえるかもしれないが、
俺はミニ四駆が全ての始まりだったような気がする。
ミニ四駆から電気と機械的仕組みに興味持って、
他のメカニカルなものに興味を持って
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
> /.Jerの皆様は科学、技術方面へ何から誘われたのでしょう?
ぽくりんのバアイは、定期購読していた子供の科学と、
家の押入れに詰まっていた初歩のラジオとラジオの製作と、
子供の頃に住んでいた家の近所の、廃棄家電製品集積場だけど、
ふと思ったことは、
日本ではNewtonや子供の科学などの、大衆向け科学雑誌が主なキッカケになっていたが、
海外の様々な国々にも、それぞれ、同じような存在がある(あった)のかな? でした。
(工業/科学技術)先進国では
Re:科学、技術方面への誘導因子 (スコア:0)
マイナスモデ喰わないようにコメントしてなきゃそうなりますよ
参加したければ流儀に従うって基本的なことじゃないですか。
# 正直、いいことも言う方だと思うんで
# マイナスモデな発言しちゃうのは勿体無いと思うんです
僕達に科学をありがとう (スコア:1, 興味深い)
1981 年7月「Newton」
1982 年4月「OMNI」
1982 年6月「UTAN」
1982 年7月「QUARK」
消えていった雑誌多数..
Re:僕達に科学をありがとう (スコア:1)
変えた後、2000年12月号で休刊 [asahi.com]してしまっていたのですね。
朝日少年少女理科年鑑も小学生の頃読みあさったクチですが、
いくらぐぐってもまともにひっかからず。
ちょっと寂しいですね。
GUST NOTCH な気分でいこう!
Re:僕達に科学をありがとう (スコア:1)
でもちょっと寂しい。
Re:僕達に科学をありがとう (スコア:0)
Re:僕達に科学をありがとう (スコア:0)
Re:僕達に科学をありがとう (スコア:0)
某麻原も記事になってたような記憶が。
恩師。 (スコア:1, 興味深い)
代々木ゼミ札幌校の校長が(名目だけではあったかもしれないが)
竹内先生だったんですよ。
季節ごとに講演で地球の話(主にプレートテクトニクス)を
聞かせてもらいましたが、
「そうか、大学での研究分野というのは俺が思っている以上に
いろいろあるんだなぁ」
と、当時田舎の浪人であった自分は感激していたのでした。
というわけで、非常に変な形ではあるが、「恩師」、さようなら。
教育者としての偉大な資質 (スコア:4, 興味深い)
教科書レベルの参考書ですが、物理の本質を捉えた鮮やかな説明に、目から何度もうろこが落ちました。 入門向けのわかりやすい本で、そのような話ができる著者の力量は、素晴らしいものだったと思います。
普通ならもっと難度の高い参考書にステップアップしていくところでしょうが、この本はとうとう受験本番まで 私を導き、京都大学の理学部に受からせてくれました。
後になって知ったことですが、竹内先生は一切、ゴーストライターを使わない方だったそうです。口述筆記ですが、 。や、の位置、本文に載せるイラストの内容まで全て、ご自身で詳細に指示なさっていたのだそうです。
カリキュラムの改定と共に、この本は絶版になり、別の著者による同名の書物に取って代わられたのですが、 単なる凡庸な参考書になってしまい、がっかりした記憶があります。入門的な本こそ、本当に力のある著者によって 書かれなければならない、という信念を私に植え付けた出来事でした。
竹内氏には、「知名度に比べて研究の業績が少ない」という批判が絶えず付きまとっています。 しかし、彼の教育者としての力量とその成果は、まさに傑出していたと言えるでしょう。 何度も言われてきたことですが、このような業績を、アカデミシャンはもっと高く評価すべきと 思います。
私は接したことはありませんが、山本義隆氏 [cruel.org]に ついても、同じようなことが言えるのかもしれません。
最後に、お世話になった者の一人として、竹内先生の冥福を祈らせていただきます。
Re:恩師。 (スコア:1)
通っていた、代ゼミ名古屋校にも来ました。
映画「日本沈没」に出演され、プレートテクトニクスを蒟蒻を使って説明したことを、静かに、しかし熱く話しておられました。
当時、世の中の偉い研究者(つまり教授)とかは、こういった物腰の人なんだろうなぁ、と思っていました。(現実は・・・)
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とゅー びー おあ のっと とぅー びー ゲノム読めても理解できない
タモリの物真似 (スコア:1)
自助論 (スコア:1, 興味深い)
「天は自ら助くる者を助く」「人事を尽くして天命を待つ」逆に考えると
他人を制するために努力するのではなく、自分を幸せにする努力が周囲も幸せにすると…
まあ大雑把にまとめるとそういう内容の本な訳ですが、エセ文化人に翻訳されて言われると
なにか癪に障るそういう言葉も、テレビ講座で竹内先生の人柄を拝見してみると、
そういう言葉が嫌味なく感じられて、自分の中では名翻訳あっての名書籍となりました。
ご冥福をお祈りします。
ありがとうございました。
いろいろあるなぁ (スコア:1)
あるいは夏になると朝からセミやキリギリスの鳴き声に起こされる環境とか。
自分で選ぶようになってからは、ブルーバックスだったり、畑正憲だったり。
コンピュータ系は、飽きっぽい親父のお下がりのPC-8001mkIIとか。
んじゃ,トリビアをひとつ (スコア:1, 参考になる)
もりいずみさんってのは竹内均氏のペンネーム。
ただ、編集担当なんかが、結構協力して書いてたのと、
だいぶ書きためてあるらしいんで、しばらくは連載が
続くかもしれません。
インサイダー情報なのでAC。
Re:私もタレこみましたが (スコア:0)
Re:私もタレこみましたが (スコア:0)
#以下無限ループでお願いします