さよなら国際テレックス 88
ストーリー by Oliver
ホントのtty 部門より
ホントのtty 部門より
Futaro 曰く、 "KDDIは50年続いた「国際テレックス」のサービスを2005年3月末で終了する。(プレスリリース、毎日インタラクティブの記事))
Windows3.1なんかの時代には「パソコンテレックス」なんてのもあって、使っていた人も多いと思うのですが、もうテレックスなんて古い人しか知らないのかな?8ビット時代のパソコンOS、CP/Mとかでは、テレックス端末を人間用の入出力装置に使っていて、そのときに使われた文字コードが「ASCIIコード」。今のUNIXとかPCが基本キャラクタセットとして使っているASCIIキャラクタセットは、もともとテレックス(テレタイプ)で使っていたものをそのまま流用したものなんだけど、そんなこと知ってる人はもう少ないかも。シリアルの通信も、もともとはテレックス用だった。"
意外と使われているのかも (スコア:4, 参考になる)
キャンセルしようと日本支社に電話した時のこと。
オペレータの人いわく、
「すぐテレックスを打ちますが、代金をお返しするまで時間がかかるかと…」
で、いまどきテレックスなのか、と思ったのが記憶に残っています。
海外→海外、のチケットを現地受取の形で手配したものなので、
現地の本社に連絡する必要があったらしいのですが。
まだまだ現役のところもそれなりにあるのかも知れませんね。
Re:意外と使われているのかも (スコア:2, 参考になる)
Re:意外と使われているのかも (スコア:2)
まだあるかどうかは調べてませんが、ちょっと前にはアメリカのホテルなんかと書類のやり取りする時、電話、ファックス、と一緒にテレックスのアドレスが書かれたりしましたよね。
ただ、その頃はまだメールが一般的ではなかった時代なので、いまはもう駆逐されちゃってるのかもしれません。
ただ、それを見たときは知識としてしか存在を知らなかったものが「ちゃんと使われてるんだ」と妙な感動をしたことを覚えています。
そういえばうちの会社の海外事業部の封筒にもテレックスのアドレスが入ってたような気がしてきた。来週調べてみよう。
Re:意外と使われているのかも (スコア:2)
まだ場所によっては現役で使われてるみたい。
こんなの [tourethio.com]見つけました。(きっと一生縁がないと思われる)エチオピアのホテルの連絡先リスト♪。
Re:意外と使われているのかも (スコア:1)
三井住友カードの裏面には,カード会社の連絡先として住所,電話番号に加えてTLX NO.が記載されています…
HIRATA Yasuyuki
何だか・・・ (スコア:3, 参考になる)
このタレコミ
とりあえずテレックスの歴史からすると、8ビット時代のパソコンなんてごく最近の話だ!
とだけ言っておこう
Re:何だか・・・ (スコア:5, 参考になる)
#日本語版には翻訳がありませんので念の為。
ここから出てくるけど、国際テレックス(テレタイプ)のコードはBaudot code [wikipedia.org]でしたね。アマチュア無線のRTTY(Radio TeleTYpe)をやった人ならおなじみ。
テレックス端末として良く使われたテレタイプ社のモデル32のASCIIコード版が有名なモデル33で、特にテープリーダー/パンチャーのついたモデル(Automatic Send-Receive)をASR-33 [pdp8.net]といいました。これは初期のミニコンやマイコン開発キットでも使われましたので、CP/Mなどはこれをコンソール端末としてサポートしています。
なお、軍用などのモデル(M-5とか15とか)はもっとずっとごつくて、それらに慣れた人はモデル32/33を「プラモ」と呼んで馬鹿にしていたそうな。
ASR-33 (スコア:1)
重い上に、電源入れるとすごいうるさいです。
# モーターでドラムが回り続けてるみたい。
ベル音(Ctrl+G)も本物のベルが鳴るとか結構新鮮でした。
インタフェースは5bit電流ループバック式とかなんとか。
メンテをしてないのと保存環境があまりよろしくないです。
紙テープのボタンが壊れてるのが可哀想な状態で
今日も適当に保管され続けてます。
謎のマイコン(多分親の自作?)がつながりっぱなしですが、
そっちは怖いので火を入れてませんがそっちも保管されてますね。
> それらに慣れた人はモデル32/33を「プラモ」と呼んで
> 馬鹿にしていたそうな。
とりあえず、ASR-33でも十分ゴツイんですけどねぇ・・・
もっとゴツイっていやはや移動とかも大変そうだ(笑)
Re:ASR-33 (スコア:1, 興味深い)
Re:Baudot code (スコア:1)
Re:Baudot code (スコア:1)
FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
扱えないためだと聞いたことがあるのですが本当でしょうか?
And now for something completely different...
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:3, 興味深い)
テレタイプは専用のオペレータが必要で、回線も専用線による接続、それに騒音が凄かったので一般オフィスには置きにくいなど扱いにくい面があったのではないでしょうか。
会社に入りたての時期はFAXが普及し始めていたころで(G3規格はまだだったかも)まだ高価だし、放電プリンタ方式なので受信後普通紙コピーをとらないといけないなど制約がありましたが、手で書いてすぐに送信できるという点はずいぶん魅力的に思えたものです。
#ちなみに、当時は図面を「リコピー」(ジアゾ)で青焼きしてました
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
ぼくは,文字通信だけでは不十分な分野だったので,もろに「手紙」で
やりとりしてた送り先が,1980年代終り頃まであったですな.
ヨーロッパだと,FAXなくて,テレックスしかないところも多かったし.
はて,電子メールでかな漢字が通るようになったのはいつ頃だったかな.
出てきました(違 (スコア:1)
修理で呼び出されたお客様の担当が、お年を召されたかただと
「おたくでかったゼロックス調子悪いんだよね」と、確実に
おっしゃいますね(本当)。
そういう方々は間違いなく白黒コピー=ゼロックス(もしくは白焼き)
乾・湿ジアゾコピー=リコピー(または青焼き)の図式が成り立ちます。
(オフトピ)
ジアゾは、アゾ染料のカップリングによって発色します。
光にあたった場所は(地肌などの白い部分)カップリング機能がなくなり、
光にあたらない部分(文字や図形)は、現像液内の物質とカップリング反応を
起こし、ブルーの発色をします。
青焼きコピー機の小型の場合、第三種石油類のもの(成分忘れた)であるのに対して、
大型機の場合、アンモニア蒸気が使われます。(アンモニア発色のほうがきれいで長持ち)
(/おふとぴ)
−−飛ぶ鳥を逃す勢い−−shishou.−−
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:2, おもしろおかしい)
テレックスでも、ちゃんと日本語は使えますよ。
ローマ字になりますが。
(英大文字と数字、若干の記号)
今の電子メールとかでも、自由には使えませんな。
文字コードにない字だとね。
双方合意の上で独自コードを使うとか、ビットマップやベクターデータで送るなら別ですが。
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
JIS漢字以前(各社バラバラの漢字コード)
KI(漢字イン)、KO です、データ処理では。
JIS漢字制定以後、通信は今でもISOのESC列(eMail でおなじみ)。
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:2, すばらしい洞察)
>どう考えても不自由としか思ませんが
上のACさんではありませんが、通信を会話の延長と捉えれば屁理屈でもなんでもないと思いますよ。
モールス信号なんて会話の延長のような規格でしょう?
李 露星
Re:TYPO (スコア:1)
s /モールス信号なんて/モールス信号なんてのも/;
李 露星
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:2, 参考になる)
「文字、図表、写真などの静的画像を電気信号に変えて伝送し、受信地点で原画と同様でしかも永久的な記録画像をうる通信方式をファクシミリという。……」
また、註釈として、データ伝送に区分されない、となっています。
キーパンチャ(!)などの人手を介することが無いので、誤字や特殊技能を必要としないことが大きなポイントのようですね。
/* Seeds */
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
感熱紙とかだと、永久的とは言えないわけでして...
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
Re:FAXが日本で発達したのは (スコア:1)
でしたっけ。製品開発も国内メーカ主導だったような
RTTYって (スコア:1)
で、記号を打つ時はシフトしてたっけ。
タイプライターそのままって感じだったかな。
Re:RTTYって (スコア:1)
Re:RTTYって (スコア:1)
#今はアマチュア無線そのものが少数派ですが...
以前は電話級ではできませんでしたし、主に14MHz帯で運用する人が多かったので、実質的に2アマ以上が必要でした(15mにもいたけど)。
マイコン時代の初期(パソコンという言葉もないころ)には、やかましいテレタイプ端末をマイコンに置き換えるというのが結構はやっていたようです。これで初めてUARTなどを使った人も多かったのでは?
あと、80年代にはPCを使って自動再送などを行うAMTORとかいうのもありましたっけ。
でも、パケット通信が使われるようになってからは、本当に一部の好事家のものになったんではないかと思います。
Re:RTTYって (スコア:1)
21MHz専門でした。
当時アマチュア無線でのパケット通信用TNCに、おまけでRTTY対応
できる機種があったんで、そこから足を突っ込みました。
TNC-24MK2だったかな。でもシフト180Hzになってくれないので、外付けRTTY専用
モデムも買い足しました。(HM101だったかな)
ただ、通信として利用することはほとんどなく、新華社通信だったり
気象通報を読むための専門機になってしまいました。
−−飛ぶ鳥を逃す勢い−−shishou.−−
実物を見たのは (スコア:1)
もちろん、CRTを付けたタイプの端末でしたが。
#印刷部分はバトミントンタイプだったかな。
でも、テレタイプ(電信)という名前は当分残りそうですね。
NTT=日本電信電話 ですから。
Re:実物を見たのは (スコア:1)
NTT HOME→会社案内→会社概要 [ntt.co.jp]
# 無粋ですが ID。
Re:実物を見たのは (スコア:1)
無粋なだけではなんですので。
私も「テレタイプ」という名前は当分残ると思います。
/dev/tty [astrian.net] ある限り。 :-)
実物がなくとも名前は残る。 (スコア:2, 参考になる)
LF ライン・フィード(紙が供給(フィード)される)
FF フォーム・フィード
Re:実物がなくとも名前は残る。 (スコア:1)
TERM=vt100
HIRATA Yasuyuki
Re:実物がなくとも名前は残る。 (スコア:1)
# ていうか、今時、何処の誰が BASIC 手順なぞ...
Re:送信手順 (スコア:1)
(2)マネージャーに見せて決済をもらう
(3)総務部の所にあるテレックス室に行って送信
(4)送信簿に時間、部署、名前、文字数等を記入
だったかなぁ~
jargon (スコア:1, 参考になる)
Re:jargon (スコア:2, 参考になる)
十分生き残るでしょう [nyniche.com]。
# 元ネタのZDNetの記事(ロイター電)は消滅してます。
Re:jargon (スコア:1)
---- 6809
昔の笑い話 (スコア:1)
・フランス人なら男二人で女を共有する
・イタリア人ならどっちの男が女を取るか決闘をする
・日本人ならどっちの男が女を取るか本社にお伺いをたてるためテレックスを探す
てのがありましたなあ。
遠い目 (スコア:1)
電文訂正に嫌気がさしてフルスクリーンエディターを作ったまでは
良かったけれど、紙テープのリーダーの部分を改造しようと
当時としては特殊な発行素子であった"不可視光線発光ダイオード"
のメーカをあれやこれやとコネを使って探し出したものです。
某O電気さんでしたが、「この発光ダイオードを売って欲しい」と
申し出たところ、用途を聞かれて答えたら、
「各社さんから同様のお引き合い頂いているのですが、
情報保安上お答えできません」
とのことでした。
今思えば、たったあれだけのシンプルな機能の機械に対して
たった9個のLEDを光学的に使っても保安上の脅威なんて
作りようがないと思うのですがねぁ。
”爪の垢を煎じて飲ます”ということわざを思い出したニュースでした。
特殊LED (スコア:1)
もし赤外LEDとかだったらTVのリモコンを9個買ってくれば済んだ話かもしれませんね。
#「当時としては特殊」と書いてあるのだからワイヤレスリモコンなど無かった物と思いますが
サービスが終了するのは (スコア:1)
低品位符号の専用線でテレックスを使うユーザはまだまだいるのかもしれませんね。
10 年程前でも、アフリカのとある国など頻繁に電話が通じなくなる場合には、テレックスを使っていました。一つの時代が終わるというか、感慨深いニュースです。
10 年前だったら、 (スコア:1)
FAXのことだと思ってた (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:FAXのことだと思ってた (スコア:1)
送信端末にてペンで文字や図形を手書きすると、受信端末ではその通りにボールペンが動いて紙に文字や図形が書かれる、というもの。
デパートの伝票や、飲食店の注文用に使っているのを見たことがあります。
#あれは商標ではなかったのかなあ
Re:FAXのことだと思ってた (スコア:1)
時々復活。
Re:同様にさよなら紙テープ? (スコア:1)
わかりません。
残業が深夜になると、ビルの窓から穿孔カスを放出して遊んだものです。
で、探してみると今でも [facit.co.jp]けっこう使ってる所があるんですなぁ。
〜◍
Re:同様にさよなら紙テープ? (スコア:1)
埃、切削・潤滑油、金属の削りカス、鉄粉・アルミ粉などでまみれてる現場では、磁気テープや磁気ディスクでは少々不安なところがありますから(一部業界での話)。
READY P0
「さん孔」とは「鑽孔」 (スコア:1, 参考になる)
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%EF%D3%B9%A6&jn.x=45&jn.y=15&jn=%B9%F1%B8%EC&kind=jn&mode=0
より
(名)スル
(1)穴をあけること。
「―機」
(2)コンピューターで、カードや紙テープに穴をあけてデータを記録すること。穿孔(せんこう)。パンチ。
鑽の字はキリ(錐)で穴をあけることのようです。