クリエイティヴ・コモンズがドイツでもスタート 39
世界にひろがるフリー・コンテンツ 部門より
korpus 曰く、 "現在ベルリンで、世界のオープンソース、オープンコンテント・プロジェクトの中心人物が一堂に会する国際会議・ワークショップ Wizards
of OS3 が開催中だが、オープンコンテト部門のパネル、クリエイティヴ・コモンズ・サミットに先立って、レッシグ教授の立会いのもとクリエイティヴ・コモンズのドイツ版が発表された(CCのアナウンス)。
ライセンスの公開にあわせて、ドイツの老舗ネットマガジン、テレポリスを運営する出版社ハイゼはテレポリス叢書とでも呼ぶべきシリーズのうち二つの著作をCCライセンスのもとPDF形式でネット上に公開し、ダウンロード提供を開始した(テレポリスの記事)。どちらもネット文化を論じた充実した内容の書物であり、ドイツでのCCライセンスのスタートに相応しいといえる。"
"一冊は、前テレポリス編集委員アルミーン・メドシュによる "Freie Netze - Die Geschichte, Politik und Kultur offener WLAN-Netze"(そのまま訳すと、『フリー・ネット:オープンな無線LANの歴史、政治、文化』)であり、もう一冊は、テレポリスで長年音楽ダウンロードとP2Pネットワークについて書いてきたヤンコ・レトゥガース著 "Mix,
Burn & R.I.P. Das Ende der Musikindustire."(これは訳すと、『ミックス・バーン・リップ:音楽産業の終焉』)である。
この本はタイトルからわかるとおり、ナプスターの登場以後、音楽を舞台に巻き起こったテクノロジーと社会や経済(コンテンツ産業)との衝突の歴史をナプスターからフリーネットや最新のP2Pプロジェクトまで辿りなおし、なおかつ姿を現しつつある可能な選択肢まで考察した力作である。この著作はGnutella / G2 Magnet などのP2Pネットワークでも配信されている。
最後に関係者の発言を簡単に紹介したい。今回の公開はレトゥガース氏のメーリングリストによると、著作者からの提案で実現したという。 メドシュ氏とレトゥガース氏は二人で"Netzpiraten"(『ネットの海賊たち』)という本を編纂している。レトゥガース曰く、「私達が今回の決断で意図したのは、政治的なシグナルを送ることでした。P2Pネットワークの利用者に対して家宅捜査が行われるような時代に(《訳者注》つい最近、ドイツでもP2Pによる不正ダウンロードに関する初の家宅捜査が行われ、若者が罰金刑を受けいている。関係記事)、著作者はもっと別の仕方で読者や聴衆との関係を築くことが可能だということを示したかったんです。」また、メドシュ氏曰く、「出版社が私達に今回のアクションを可能にしてくれたのはとても喜ばしいことです。というのも、私にとっては、これは論理的な発展だからです。論じているテーマから言ってもね。」出版社ハイゼはどう考えているかのだろうか。出版社の責任者ミヒャエル・バラバス氏曰く、「成功を収めているオープンソース運動に似たイニシアティヴを支援することができて喜んでいます。権利保持者の異なる利害をどのようにして守ることができるのか、そのひとつの道をこのイニシアティヴは示しています。」
レッシグ氏の著作に続いて、今回のアクションが未来に道を開く成功例になることを期待したい。"
Re: 法、インターネット、書体、と匿名性 (スコア:5, 興味深い)
Re: 法、インターネット、書体、と匿名性 (スコア:2)
そもそも、保護されると決まった物ではない。
条約及びWIPOにも加盟していない主な国・地域
http://www.cric.or.jp/db/z/teike_index.html
ではどうなるのかすら....
人間だって国籍とかで無国籍の奴が出来てしまうのが現状。
2つ持っている奴も居るし。
某アニメの映画版では、生命の定義がされていないとか、そう言った話もあったな。
作者と思っていた人が単なるAIかもしれない。
某アニメメーカーの著作権表示に書かれている人間らしき名前は架空の人らしい。
公表後1年で著作権が切れる国があったと仮定すると、その国では外国人の著作物の著作権も1年で切れるだろう。
その国では公共の物になっているので保護されない。
それを他の国に持っていくと、その他の国ではその国の法律によって保護されているかもしれない。
死後50年経ったからぱくって日本にあるサーバーに転載。
しかし、某国ではもっと長く死後90年保護。
その某国の法律では「外国人による国外での行為も対象」となっていて「犯罪の容疑者」になってた。
観光旅行でその某国に行ったら逮捕なんて事はありえるはず。
どの国の法体系で保護されるんじゃなく、どの国ではどう保護されるかって感じなのでは?
そろそろ、タイムマシンを使い、未来の作品を現在に持ってきた場合、「死後50年」とかのルールで良いのか考えなければいけないんじゃ無いのか?
匿名の場合 (スコア:1)
匿名で訴訟は出来ないので、そもそも法の下の保護の前提に立っていないのではないでしょうか。
Rip,Mix,Burn (スコア:1)
この言葉もかなり一人歩きしたみたいで、いろんな意味が解釈がついてまわりましたね。
今回はMix,Burn,R.I.Pですか。順番が変わりましたね。(笑)
Re:Rip,Mix,Burn (スコア:2, 参考になる)
Rip,Mix,BurnにかけてMix,Burn,R.I.P.なわけでしょ。
順番っていうか、まあ、頭のRipを削って、代わりに、Rest In Peaceをおいたわけで、「時間経過でR.I.P.になってしまった」と言いたいんじゃないかな?
#洒落を解説するなんて無粋なことをしているのでID
Re:世界にひろがるフリー・コンテン (スコア:1)
誤解を招く言い方のような気もします。
Re:世界にひろがるフリー・コンテン (スコア:0)
Re:世界にひろがるフリー・コンテン (スコア:1)
でもCCジャパンのサイトを見ると
「あなたは以下の条件に従い、自由に」
とありますね。私が誤解していたようです。失礼しました。
Re:世界にひろがるフリー・コンテン (スコア:1)
もちろん、それを「自由」とするか「不自由」とするかは人それぞれだとは思いますが。
Re:世界にひろがるフリー・コンテン (スコア:1)
CCでは「○○しない限りは自由に使ってもよい」と認めていて、それによって利用者は、
「してはいけない」と明記してないのに後からいちゃもんつけられる心配から開放されるし、
著作者も「これはダメだけど、でも別に利用者をガチガチに縛りたいとは思っていない」
という意思を明確にできることにあるんだと思うのですが。
1を聞いて0を知れ!
クリエイティヴなんて言わずに (スコア:1, 興味深い)
検索に引っかからないし、そもそもクリエイティヴなんて言う意味が無いような。
どうでもいいけど。
Re:クリエイティヴなんて言わずに (スコア:1)
オフトピだけど…… (スコア:1)
語彙を統一するってことでしょう。
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
日本の現状 (スコア:1, 興味深い)
GNU/GPLは、「ハコ」も「ナカミ」も用意したので受け入れられてきました。
CCでは「ハコ」だけ作って、「ナカミ」はクリエイターやデベロッパーの主体性に任せよう
と考えたのだと思いますが、このままでは机上だけのものになってしまうと思います。
個人的には、CCライセンスを付与したモノを取りまとめるデータベース(P2Pを利用)
のようなものがあればいいと思うんですけどね。どうでしょうか?
# どうにも理屈と新規性だけが先行で来ているので、
# 生意気にも敢えてIDにて苦言
azitt is not an agitator ;-)
Re:日本の現状 (スコア:4, 興味深い)
何が不満なのかよく分かりませんが、そもそも著作物ってモノ自体が「ナカミ」な訳で、それを用意するのは作り手側ですよね? GNUのように実際のツールを提供するって意味で云えば、先の日本語版や今回のドイツ語版など、自分にあったライセンスを選択できるようにする仕組み自体がツールの提供に当たると思いますし、実際の「ナカミ」についても、それこそレッシグ先生自体がいくつもの著作をCC準拠で出している訳で、それ以上何をせよと云うのかよく分かりません。(邦訳モノもありますしね)
別にインセンティブってのは金銭によるモノだけではありませんし、コラボレートがどうのとかいう以前に、CCによる元ネタがまだ少ないという段階であり、コラボレートによる作品が見あたらないことを理由にCCはダメだと云うには時期尚早かと思いますし。
取り纏めるデータベースが、と云っても、CC準拠だからと云う理由で作品を求めても仕方ないのではないかと。(それ以前にこんな感じの [creativecommons.org]なら、既にあるようですが…)
自分が目にした作品について、とても良いものだと思った時にそのライセンスを確認して、もしCC準拠できそうな余地があるならそれを提案する、とか、そのような地道か草の根活動が必要な時期なんではないでしょうか?
…で、あなたの公開している作品はCC準拠なのでしょうか?
それとも、公開するべき作品はない、と云うことでしょうか?
もし準拠した作品を公開しているなら、それで良いんではないでしょうか? あとはそれを身近な人達に広めていくという感じで。
もし特にコレといった作品を著してる訳ではないならお分かりかとは思いますが、万人が作品を公開する手だてを持っているからといってその全員が作品を作り公開する必要なんかない訳で、ただ見ているだけならばライセンスがどうとか気にする必要はないのではないかと。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:日本の現状 (スコア:1)
# 署名している通り、俺はアジテーターではありませんよ(笑)
> 既にCC対応を謳うblogサイト(日本国内のblogサービスにも、です)も出てきていますし、
はい、知っていますよ。 リンク先 [linux.com]の26行目27行目にも言及されていますね。
> 何が不満なのかよく分かりませんが、
いえ、不満はありません。(どこにも不満があると書いていません)
ただ、このままだと埋もれていく、ただのハヤリで廃れていくことを(勝手に)心配しているだけです。
# 「苦言」と書いたのは、そういうことです
> そもそも著作物ってモノ自体が「ナカミ」な訳で、
「ハコ」と「ナカミ」なんて公共事業のような例えが反感を買ったのかもしれませんね。
ここでの「ハコ」とはシステム、「ナカミ」とはコンテンツという意味で使ったつもりでした。
そういう意味では、レッシグ教授の新刊は「ナカミ」ですね。
CC(ライセンス)が「ハコ」です。
> それ以上何をせよと云うのかよく分かりません。
うん、(それで拙いアイデアだけど)CCライセンスを付与した検索エンジンをCCの方で用意したら、
広がっていくんじゃないかなと思ったのです。確かに(法的な)文章はあるんだけど、それって作り手が理解するには大変だな、
じゃあ簡易なツールがあればなぁ、ただそれだけです。
CCが広がっていく何かいいアイデアありませんかね?(笑)
> コラボレートによる作品が見あたらないことを理由にCCはダメだと云うには時期尚早かと思いますし。
同意です。ただ、ダメになっていく過程にあると思います。
また、そういう危機感を持ちつづけるべきではないでしょうか。
(何を偉そうにと思われるかもしれませんが)
最後に、
> …で、あなたの公開している作品はCC準拠なのでしょうか?
以下略
これは煽りっていうものですよ。落ち着いてください。
では、売り言葉に買い言葉で、「kamuyさんの公開している~」なんて返したところで非建設的な議論(いえ雑談)でしょ。
自分の立ち位置を明らかにすると、コードもコモンズも読みあさり、
レッシグ教授がICCに来るとあっては予約して講演を聴きに行く CCマンセー派です。
ただ、業界の反応はもちろん、クリエイターやデベロッパーに理解されていないのが現状でしょう。
# 俺が書いたコードはGPLに縛られているわけですが。;-)
ただ、これだけシンパがいるのであれば、単なる俺の杞憂なのかもしれませんね。
azitt is not an agitator ;-)
Re:日本の現状 (スコア:0)
作品がCCで公開される事。
それ以上もそれ以下も無いよね。
ナニが言いたいんだかサッパリ...。
Re:日本の現状 (スコア:1)
そうなんですよね。結局CC準拠による作品が公開され続け、その数が十分に増えてくれるまではアイデアも何もないというか、CCと云うモノに気付いている人達が少しずつでも作品を送り出し続けていくという地道なやり方しかないというか。
だからこそ、 というハナシになると思うのですが、肝心なところをバッサリと「煽りだから削除」とか云われても…
#まあ、署名を見て煽り専門だと気付かなかった私がバカなだけですね。
##とはいえ、そのおかげで
##「最初に『コレは煽りではない』と宣言」し、
##「各段落毎に一つ一つ反論をあげつらい」
##「要所要所に嘲笑を織り交ぜ」
##「自分の発言の矛盾は無視」し
##「相手の論で自分に不都合のある部分はバッサリ削除」する
##なんて云う煽り独特の伝統芸能を見せつけられて、イライラしたのもまた事実…
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:日本の現状 (スコア:0)
>作品がCCで公開される事。
>それ以上もそれ以下も無いよね。
「交通事故を減らすにはどうすればいいんでしょう」
「交通事故を起こさないようにすればいいんです」
バカ丸出し。
Re:日本の現状 (スコア:0)
Re:日本の現状 (スコア:1)
それと、この様な場合に安易にたとえ話に逃げるというのも問題ですが、それ以上に「事例を増やす」コトと「問題を減らす」コトを同列で見ているのが何ともマズいですよね。
その上、CC準拠作品を増やすにしても、交通事故を減らすにしても、結局一番大事なのは当事者の意識と地道な努力という点では共通しているってコトなんですが、図らずもその点を補足してしまっていることにも気付いてないのでしょうね。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:日本の現状 (スコア:0)
Re:日本の現状 (スコア:0)
Re:日本の現状 (スコア:0)
まぁ、数が少ないのは否めませんが、既に歴史のあるGPLと比較しても仕方あるまいて
Re:日本の現状 (スコア:0)
ネット上で公開されている、CCライセンス付与のコンテンツへのリンクを大募集してみるテスト。
Re:日本の現状 (スコア:0, 参考になる)
日本の現状というか、
「海外では猛烈に盛り上がって」いて、「日本だけ異質」という状態でも無いような・・・。
今回の、ドイツでの、一連の振る舞いと、これらの「大々的な発表」
>ドイツでのCCライセンスのスタートに相応しいといえる。
というのは、クリエイティブ・コモンズを広めるための、
PR的な広報宣伝の一環でしょう。当然ですが。
例えば、
【BBCが映像アーカイブをCCライクなライセンスで公開予定】
http://srad.jp/article.pl?sid=04/05/27/2115254 [srad.jp]
BBCが映像アーカイブをCCライクなライセンスで公開予定
というニュースが有りましたが、
http://japan [cnet.com]
Re:日本の現状 (スコア:0)
しっかりと説明しようとすると長くなるので、
思いっきり要約して凝縮して書くと、
つまり、きれいごとを言うのは、非常に簡単なんだよね。
もうすでに、古代や中世と違って、現代社会では、
膨大な質と量の文化の蓄積によって、
非常に素晴らしいことや、非常に正しい論理なんて、
(ほぼ)誰でも、いくらでも書いたり言ったり出来る。とても簡単。
例えば、アメリカ政府(+米国系巨大企業)を批判したり、
日本政府を批判したりすることは非常に簡単。なんの責任も無く、誰でもやれる。
しかし、アメリカ政府や日本
補足 (スコア:0)
> 批判したり、バカにしたり、
> 『新しい思想!(新しい常識)』や『新しいライセンス!』をブチ立てて喧伝することは、
クリエイティブ・コモンズが、反(既存の)体制的なものを目指しているのでは無く、
既存の各国や各地域の現行法(や慣習など)を補足する形で、
協調してやってゆく方向を目指しているということは理解しているつもりで
もう、FDLがあるから (スコア:0)
GPL2があるからCC要らね。
# Attribution + Share Alike に関しては、な。
Re:もう、FDLがあるから (スコア:0)
この辺がCCの功績なんでしょうね。
GPLやBSDライセンス等々の個別のライセンスを比較検討するのではなく、「複製・頒布・展示・実演の許可」という基本だけざっくりと同意すれば、後は細かい部分を自分の目的にあわせてオプションの選択で絞り込める。
Re:もう、FDLがあるから (スコア:1)
そういう意味で、少なくともモダンではあります。
これでGPLがシンプルだったら勝敗は明らかなんだけども、
幸か不幸かGPLは思いっきり複雑なので…
閑話休題。レゴブロック的とでも言ったほうがいいかな。
適度な粒度の部品を組み合わせて
(しかも組み合わせ方自体も単純で判りやすい:線形性を崩さないように部品は注意深く構成されてる)、
完成品を作るっていうアプローチね。
PCの"自作"とも似てるかな。
Re:もう、FDLがあるから (スコア:0)
物足りないヤツはもっと複雑なの選べばいいんだし、
Re:CC (スコア:3, おもしろおかしい)
#意味ないじゃん!
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:CC (スコア:0)
萌え擬人化ですか?
素敵ですわぁ (スコア:1)
>萌え擬人化ですか?
「クリエイティブコモンズさくら」とか。
#著作物をレリーズ!
Re:素敵ですわぁ (スコア:1)
真の姿を表せ!
とか、
汝の有るべき姿に還れ!
とか。
#デジタルの野生なのでG7
Re:CC (スコア:0)
> 萌え擬人化ですか?
11人居るように見えて、実はオプション付け替えの省エネ設計。
1人11役なのでステージでは物真似芸人並みに忙しい。
持ちネタは「11人分働いてギャラは1人分」。
...萌えない。