児童用防刃ウェア 200
ストーリー by Oliver
真夏もマフラー・手袋・帽子 部門より
真夏もマフラー・手袋・帽子 部門より
mirz曰く、"児童が巻き込まれる痛々しいニュースが絶えない昨今だが、Yomiuri Onlineの記事によると、カッターやハサミで切れにくい生地を使った子供向けの防護服が、子供専門の警護会社「マードレ」から発売されている。生地は米国製の特殊繊維で、米国の警察官が使用している携帯用の防弾パネルに使われているものと同じ材質。「子供の体を直接守れる服は出来ないか」との顧客の要望を受け開発されたとの事。
同社の販売サイトにて「切創防護児童服」として販売中(価格:40,950円~)で、MSN毎日インタラクティブの記事によれば、売り上げは伸びている様子。時流に乗ったビジネスだな~と思いたくなる話ではあるが、製作側にも戸惑いはあるようで、同社社長によるこんなコメントも載っていた:
「事業がこういう方向に伸びるとは想像していなかった。現実に危険があるからニーズがある。このようなビジネスが存在する社会はどこか病んでいるということでしょう」
防護服を着た子供たちが集団登校…なんて未来は想像したくない。"
かつて、そこにあった危機 (スコア:3, すばらしい洞察)
それこそ100年、200年前から子供は常に虐げられる側でしたし。
これまでは押し迫った危機(飢餓とか、戦争とか)に目が行っていたか、そもそも目を瞑っていたか、というだけで。
ようやく子供の危機を大々的に取り上げたところで「いまさらかよ」感は否めません。
もちろん、他の危険が減少したことで子供の周りの危険が相対的に大きく見えるようになったことは確かですが。
そのことを「子供が以前より危険に晒されるようになった」と早合点する風潮には注意を促していくべきです。
Re:かつて、そこにあった危機 (スコア:2, 興味深い)
「これからは安心がビジネスになる時代」と正直に言えばいい。
そう言わずに「このようなビジネスが存在する社会はどこか病んで
いるということでしょう」なんてコメントするのは、つまり、
「現代社会は病んでる」→「現代社会は危ない」→「だから買え」
ということなのでしょう。
ビジネスとしては否定しないけど、やり口は気に食わないですね。
本当に現代社会は病んでいるかについては、いろんな意見 [infoseek.co.jp]があるようで。
--
そして市が栄えた。
さすまた (スコア:2, 興味深い)
廊下のいたるところに「さすまた」が設置して
あるのを見て驚きました。
聞けば大阪の小学校の事件直後から大量導入されたそうです。
ちなみにアルミ製で女性でも扱いやすく、また先端部分は
“ひ”の形になっています。暴漢の足に引っ掛けて
転倒させられるんだとか。
こんなものが常備されるようになったと知って
うすら寒いものを感じました。
And now for something completely different...
Re:さすまた (スコア:3, 興味深い)
マレーシアやインドなどアジア地域の学校からの注文が増えているそうです。
他の国にもあるらしいんですが、日本のようにアルミでつくったりネットで販売している
国がそうないそうなので、送料高くなっても注文してくるそうな。
Re:さすまた (スコア:2, 参考になる)
レポートがのってますねー
Re:さすまた (スコア:1, 興味深い)
Re:素人が武器を持ってはいけません (スコア:2, すばらしい洞察)
それに、さすまたなら殺傷能力が低いので、取り上げられてもそれほど困らない。
ついでに言えば、暴漢が素手でやってきたのならなんとでもなるが、問題になるのは刃物を持っていた場合。その場合は素手で取り押さえようなどと考えるのは自殺行為以外の何者でもない。もちろん、体当たりも論外。
さすまたで相手の攻撃範囲外から攻めるほうが安全だし、それに業を煮やした相手がさすまたを取り上げて使ってくるのなら、刃物よりはよほど安全。
Re:さすまた (スコア:1, 興味深い)
棒術を空手道場でちょっとやりましたが、道具の扱いは慣れないと非常に難しいです。
そんなことよりも武道を教師の必須科目にする、というほうが現実的。
戦う必要はないけれど身のこなし方を憶えるという意味と、とにかく相手に手近なものを投げつけられる気持ちを養う意味で。
意図的に他人を害するものに対して、即座に戦闘態勢に入れない大人が多過ぎ。
Re:さすまた (スコア:2, 興味深い)
身体能力や経験が明らかに大人に及ばない彼らは常に見守られる対象であるべき、という認識でおります。
例え街中であっても、夕暮れ時以降に保護者レスで子供がほっつき歩くような状況は看過したくないです。
大丈夫かな、と投げかける視線をもっと。
Re:さすまた (スコア:2, 参考になる)
長い棒なので相手から距離をとれるため、刃物を持っている相手には下手な護身術よりも安全です。拳銃だとちょっと無理ですけど。
Re:さすまた (スコア:1)
最近の事件を見てると、武道経験者の教師に対抗するために子供にも武道を……なんてことになりそうだなぁ。
Re:さすまた (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:兵庫県小野市立来住小学校の場合 (スコア:2, 興味深い)
催涙スプレーを「いざというときに使えるように」「廊下に」配備したら
子ども同士の暴力が加速しそうだな。
頭隠さず尻隠す愚 (スコア:2, すばらしい洞察)
万が一には起こり得る交通事故対策したほうが余程有益。
平成15年に交通事故で頭部致命傷を負った歩行者は1307人 [mlit.go.jp]。
防刃着よりもヘルメットが*桁違い*に効果的に見える今日この頃。
そうでもないのだ (スコア:2, すばらしい洞察)
犯人がまだ捕まっていないとか、
捕まった犯人が出所してきて、近所に住むことになった
(殺人犯の再犯率は50%です)
とき、親の取れる行動ってこんなもんでしょう。
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:2, すばらしい洞察)
交通事故で医者が服をハサミで切ろうとしたら (スコア:2, 興味深い)
こっちの方が確立高いね。
Re:交通事故で医者が服をハサミで切ろうとしたら (スコア:2, 参考になる)
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:1)
#そして歩かなくなり、某国のようにデブ率高く…
地域社会に大人が関わらなくなって、隣人のことを誰も
知らないてのも、こんなものが出てくる要因だろうか。
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:1)
親御さんの「不安」を煽るのはどっちだ、というコトですよ。
「少しでも安心感を得たい」という思いに対して、論理的なツッコミしても効き目は薄いでしょう。
「ヘルメットかぶって登校」は、既に行われているところもありますが…
もう少し「デザイン」に気を配ってやれる神経があれば、子供達も喜んでかぶると思うんですけどね。
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:2, おもしろおかしい)
クラスで一番人気のヘルメット:M.シューマッハ レプリカ
続いて佐藤琢磨レプリカ。
Z.バウムガルトナーのレプリカなんて、いじめの対象になったり。
若しくは、みんなで黄色いヘルメット(緑色のラインが入っていたり
して)被って登校して、朝礼、ラジオ体操、そして朝の挨拶は…
ご安全に!
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:3, おもしろおかしい)
>ランス・アームストロングが人気だったりするんですかね?
『ニール・アームストロング』モデルはどうですか?
対衝撃性は知りませんが大気圏外でも活動できるようです。
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:1)
万が一を0.01%とでも読みかえて下さい。
Re:頭隠さず尻隠す愚 (スコア:1)
確率論で言いたいのであれば、最初から具体的な件数とそこから導かれる確率を出すだけでよいかと。
んで、ヘルメットをしていれば、逃げるときに転んだり相手から突き飛ばされたりしたときにも有用ですからね、等とまとめる、と。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
「未来」ではなく… (スコア:1)
例えば、裕福層が多い学区で児童を狙った通り魔的連続傷害事件が発生したら…
そして、このような事件は今日にでも起こっても不思議はない、と云うのが今の日本ですし…
#夏休みに入っているから「今日」はない、と云うツッコミはナシの方向で。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
今現在でも既に (スコア:1)
子供用対爆スーツが発売されることでしょう。
Re:「未来」ではなく… (スコア:1)
むしろ、本当に狙って手を出そうとするならば、全員が防犯用トラッキングシステムをつけていたり、親が送り迎えしてたり、それこそ防刃スーツ着用者多数、なんてー学区は最初から除外だろう、とか。
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
お茶の間学校 (スコア:1)
そのうち学校も……。
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
昔から「子供は風の子だ」という言い伝えがあって、20年位前までは(子供達は)砂場でよく遊んだものです。
確かに児童向け防護服が開発されるのは誠に宜しいですが、そこまで雁字搦めにするのは、どうかなと考えてしまいます。
Super Souya
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
#でも、学園モノで猟奇的かつ重篤な犯罪や事件の舞台になるのは大抵その手の学校だったり(笑)
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
近所では通学時のヘルメット装備が普通に見られますが、ひょっとしてアレも似たようなコンセプトなんでしょうか?
制服みたいな感じで、すぐに普及してしまいそうな、嫌なヨカン。 イヨカン。
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
ぐあ、「強化学生服」着用の十数人が夕暮れの川原で乱闘……なんて光景を想像してしまった。
Re:お茶の間学校 (スコア:1)
コストと手間を考えて (スコア:1, 興味深い)
契約者がそれをアクセスする形で配信する。
不明な点だけを(回答/返信)する形なら
教える方も楽チンだ。
#それってあれっぽいな。
#スカパーの無料チャネルを思い出したのでAC
ネットで出張またはカメラ付きリモコン議体があれば
移動する時間すら必要がなくて効率的なんですけど
誰か作ってください。1体を共有すればコスト削減!<一体数千万?
Re:コストと手間を考えて (スコア:1)
勉強するぞ。という意欲があってやっている(ことになっている)大学と、やりたくなくても親に尻を叩かれてやっている小中学校と。
Re:コストと手間を考えて (スコア:2, すばらしい洞察)
学級崩壊やら登校拒否も結構多い。
そんな中でも勉強したいと思う子供はいるだろう。
精神的に臆病でいじめられる体質とかは
こういうのが適していると思いますけど。
全国と考えると相当数いるわけで
文部省あたり一通り教材作ってみるのも手かなと思います。
あとボランティアで掲示板で教えるとかすれば
コストは教材制作費とサーバーの維持管理費用だけ済みそう。
#エロい先生のせいでPTSDに掛かった子供の救えるぞ
Re:相変わらず部門名がムカつく (スコア:2, 参考になる)
一応フォロー。MADRE のサイトの 製品紹介 [defense.to] 。読売の記事の写真はトレーナータイプのほうですね。見ての通り、マフラー、帽子なんてのは存在しないです。
しかしトレーナーのフードにせよ、コートの襟元にせよ、このくそ暑い季節に見たくもないデザインですな。それに、某事件のようなシチュエーションではこんなもの速攻で脱がされるだろうし。そんなに自分の子供を宝くじ1等級の確立で発生するような怪事件から守ってやりたいなら、服でどうこうするよりは、護身術でも習わせてやるなり、最低限わが身を守るためのしつけを施す (外では一人っきりにならないで友達と一緒に行動するとか) なりした方がよっぽど効果的かと思われますですよ。
むらちより/あい/をこめて。
Re:相変わらず部門名がムカつく (スコア:1, すばらしい洞察)
嫌な世の中ではある。 (スコア:1)
切り付けられた時,反射的に防御に使うのは「手」だと思う。
手なら致命傷にはならないかも知れないが
今の子供は自分の血を見る事が少ないと思うので
パニックを極力押さえるという点では有効かもしれない。
帽子も同様。頭部は実際より血が多く出て見えるし。
なに,デザインを何とかすれば少しはマシになるだろう。
野球帽とか麦藁帽子とか(違)
子供の場合「三十六計逃げるが勝ち」だとは思うが
相手が大人だとそれも難しいからなぁ・・・
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:3, 参考になる)
その場合には手首や肘の内側を守ることが重要。
まあ反射的な反応では自ずと外側になるのですが。
そのためには長袖着用。
良いウールシャツならばかなりの防刃性を持ち、
かつ夏でも汗を残さない。
冬用の綿入着ならばほぼ完璧な防刃性があり、
小口径の銃弾すら止める。
なお、刃を滑らせることで致命傷を避けるためには
刃が入りやすいコットンシャツはちょっとマズい。
なので、あえて服を脱ぐこともある。
(ヤクザが裸でポン刀を持って腹にサラシを巻くのは
実は伊達ではなくかなり実戦性が高い。)
殺傷者側からの視点では、如何に内側へ入り込むか。
これはトレーニングを積まないとできないので
素人暴漢にはまず不可能で、この防刃着の目的から外れる。
編集者の知識不足が表れた良い例ではないかな。
Beauty is within us, just like a rose.
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:2, 興味深い)
なんの訓練も受けていない人がとっさに防御に使うのは、手と腕の両方なんじゃないですかね。たぶん、そういう人に対して棒で殴りかかる真似をすると、掌側を棒の方に向けて、掌と腕で防御する姿勢をとることが多いと思います。
> まあ反射的な反応では自ずと外側になるのですが。
なりますか?訓練を受けた人なら別ですが。
> 編集者の知識不足が表れた良い例ではないかな。
確かに知識不足なんでしょうけど、専門家じゃないんだから、今回のようなケースは仕方ないのでは?
/.Jは、そういう編集者やタレコミ人の知識不足を、ユーザのコメントで補うことができるのだから、編集者やタレコミ人にそこまで高い専門知識を求める必要も無いのではないかと思います。
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:2, 参考になる)
ハサミをチョキチョキしながら友人が近づいてきて、
当たりそうだなと思った私は手のひらで受けようとしました。
ちなみに自分は武道の経験はありません。
とまあ、刃物を手で受ける人もいるって事で。
今なら普通に逃げますけど。
#実際のところ、ハサミは手に当たり、親指を少し切りました。
#彼は寸止めにするつもりだったらしく、
#まさか私が手を出すとは思わなかったそうです。
#保健の先生と担任にひどく怒られていました。
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そろそろ時間です。
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:1)
頭部からの流血は自分では気付かないものです。
なにせ自分では見えないので。
なので帽子はほぼ無意味。
また、野球帽や麦藁帽子のようなツバのある帽子は
視界が遮られるので実はあまりよくありません。
だから特殊部隊はベレーやニットキャップを被ります。
なおサハリ帽やジャングル帽には別の意味があります。
私が小中学生だった頃に
大流血をしながらまったく気付かなかった経験があります。
周囲が慌てて、教えられて初めて判ったものでした。
なので頭部ならば本人はまずパニックにはならないでしょう。
子供に CQB の基礎を教えるのも悪くないけれど、
仰るとおりに逃げることを教えるのが最適でしょうね。
Beauty is within us, just like a rose.
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:1, 興味深い)
小学校と中学校のどっちだ?(それとも両方か?)
なんてのは、おいといて…
>頭部ならば本人はまずパニックにはならないでしょう。
私の場合、髪の毛を伝って滴り落ちる血でパニックになった経験があります。
また、帽子は…髪の毛の存在意義と同様に頭部の保護の為に
被らせます。もちろん、直射日光からの保護も含む。
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:1)
情けないことですが両方です。
なので私は不本意ながら流血には慣れてしまいました。
今の子供は怪我に慣れていないのでしょうね。
どの程度までやるとヤバいという感覚を持っていないのでしょうね。
流血も1リットル程度ならばまだ大丈夫、なんていう感覚です。
それを超えると失血死やショック死の危険があるという
救急医療と応急処置の知識も欲しいですね。
> 被らせます。もちろん、直射日光からの保護も含む。
サハリハットやジャングルハットの目的がまさしくコレです。
Beauty is within us, just like a rose.
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:1)
>なんてのは、おいといて…
小中一貫教育の有名な進学校とい解もありではないかと。
#と、朝からくだらないことを言ってみる
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:1)
>なにせ自分では見えないので。
この部分と
>なので帽子はほぼ無意味。
この部分に、著しい飛躍があって、私には理解できませんが…。
できれば、省略されている(であろう)説明を補っていただけると助かります。
Re:嫌な世の中ではある。 (スコア:2, 興味深い)
予備知識の説明を省略してしまいました。
頭皮の切傷や裂傷は致命傷になりません。
見た目は派手ですが、流血量は大したことがありません。
そして比較的すぐに流血も止まります。
顔面動脈は別ですが、これは帽子で保護できるものではありません。
外部打撃による脳挫傷や頭蓋骨骨折は非常に危険ですが、
頭部切傷は致命傷にはなりません。
ということで、帽子による頭部切傷防止は大して意味を持ちません。
むしろヘルメットの方が役に立つでしょう。
Beauty is within us, just like a rose.
Re:相変わらず部門名がムカつく (スコア:2, 興味深い)
> 一貫した主義、主張、コメント内容、日記エントリのため、
> この ID の発言をトレースしたときにはノイズが減るでしょう。
では、このIDとこのIDは同一人物です、とでも署名辺りに
書いておくべきではないですか?
ID:Aは武道系の話、ID:Bはアレゲな話専用ですと言う感じで。
そうしないと、自作自演ってのが可能になってしまいますし。
まあ、AC使っても可能なんでしょうけど。
> また、知っている人相手だと本音が言えなくなる人もいるでしょう。
> 特に論争や酷評では。
面と向かって言えないのであれば、ACでもいいのではないですか?
「匿名の臆病者」なんですから。
#前者と後者は微妙に矛盾してるな。
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そろそろ時間です。