TV業界の主張は誰を幸せにする? 334
ストーリー by yoosee
俺のものは俺のもの 部門より
俺のものは俺のもの 部門より
Anonymous Coward曰く、"有限会社エフエービジョンは「録画ネット」と言う「顧客の TV 録画機器をハウジングし、海外などの日本のテレビが視聴出来ない場所からでも個人利用目的でダウンロードして視聴できるようにするサービス」を実施しています。このサービスが、放送局数社から「サービス停止を求める仮処分の申し立て」をされ、、話し合いも拒否されている模様です。
もしもこのサービスが停止となれば、現在この方法で日本のTV放送を楽しんでいた数百家庭が被害を受けることになります。
この「録画ネット」と言うサービスは、顧客が録画内容を個人利用するだけのものであり、合法なものに見えます。これ以外に海外で任意の日本のTV番組を見るためには、日本在住の親戚知人にビデオ等を送ってもらう等しか無いでしょう。
ふと気付くと現在合法なはずの「私的使用のための複製」の中で、また何かが違法呼ばわりされるようなことになるのでしょうか。
このところのメディア業界は、客を敵に戦って、何を得るつもりなのでしょうか。「放送局さんの本音は何なのでしょうか?」と言うこの会社の悲痛な叫びに心を打たれます。"
FAIR USEの観点から見て (スコア:5, 興味深い)
そもそも、現行の日本の著作権法と照らしあわせると確かに「送信可能化権」あたりに引っかかる可能性が高く非常に黒に近いですが、しかし、FAIR USEの観点から見ると許容される範囲ではないかと思うのです。
何を言わんかとしているかと言うと、「送信可能化権」自体がごくわずかな国しか認めていない上に公衆の利益にそぐわないと言う指摘がされている条項であるから、この条項自体が無効ではないのかと言うことです。
しかも、私的複製権を全面的に廃止しようと言うロビー活動が始まっている [asahi.com]状況でもあり、日本の著作権法を取り巻く状況は著しくFAIR USEから逸脱している事を鑑みれば、この手のサービスは「違法ではあるが必要な物」であり、現在の著作権法の問題点をあぶり出す結果になるのではないかと思います。
Re:FAIR USEの観点から見て (スコア:2, 興味深い)
個人にPCを買ってもらって、初期セットアップをし、クライアントのみ使用できるようにアクセス規制をかけた上で、クライアント側で録画&視聴操作を実施するって事ですから、レンタルではないんですよね
あくまで「販売と、管理委託」だと主張している訳です。
>「送信可能化権」あたりに引っかかる可能性
著作権法だと..「九の五 送信可能化 [e-gov.go.jp]」に記載された自動送信可能化には確かにアクセス規制すれば自動送信可能化にならないとは記載されていないのですねぇ
また公衆の適応除外条件である「同一の者の占有に属する区域内」にも逸脱するので「送信可能化」ではあるんですね
ちなみにこれって、アクセス規制を個人単位のVPNで実施した場合も、「公衆の用に供されている電気通信回線への接続」になるのかな?
まぁ今回のは、そうはなってない感じなので関係ないのですが(苦笑)
さて、今回これとともに考慮しないといけないのが...
[e-gov.go.jp]第三十八条 営利を目的としない上演等 [e-gov.go.jp]の項目でしょうか...
料金を取らないのであれば「放送された著作物」は受信装置を用いて公に伝達することができるとされています
たぶん論争点はこの辺になるのかなぁ?
該当会社が、再放送を業務として実施していると取られれば有罪でしょうし、あくまで「個人に対して装置を販売、メンテナンスしているだけ」で再送信を業務にしているわけではないと認められると引っかからないのかもしれません。しかしまた..微妙な(苦笑)
Re:FAIR USEの観点から見て (スコア:1)
実現しようとしていた放送各社は,そりゃー噛み付くでしょうね.
放送業界へ:
それなら放送しなきゃいいんです.売るだけにすれば.
#きっと売るに耐える番組なんでしょう:)
みんつ
ラジオだけど (スコア:4, 興味深い)
で、長期海外出張(数ヵ月)の時、普段聞いている番組を聞けなくなるのがつらかったので、この会社と似たようなことを自前でやってました。
具体的には家のLinux Boxにラジオを繋げて、録音+MP3変換を行うスクリプトをcronから実行するという簡単な方法。これをscpでダウンロードしていました。
こんなものでもめちゃくちゃ便利で、海外生活の疲れを癒してくれました。
海外在住の友達は日系レンタルビデオ屋で日本の番組を借りたり(あれは合法なものなのだろうか?)、Winnyで出回っているものをダウンロードしてでも日本のテレビ番組を見たがっていました。
ということで、録画ネット利用者の気持は良く分かります。こういうサービスがつぶされたら残念でしょう。
ところで、このサービスは具体的にTV局に損害を与えているのでしょうか? TV局が別の方法で海外在住者に番組視聴の機会を与えていて、それとこのサービスが競合するというのなら分かりますが、実際には日本のテレビを見るのは難しいですよね。(国によってはBSでNHKが見られたりするところもあるようですが)。NHKには受信料を払うと録画ネット側は言っているし。
民放にしたって、録画ネット利用者はCMも見るわけだし、日本に帰国したときそのCMが効果を表すかも知れないですよね。(録画だからCMスキップするという反論はなし。その問題は日本国内の家庭用ビデオでも同じ)
著作権法の議論はともかくとして、わざわざTV局が訴えを起こす理由が分かりません。
こういうサービスの有難さを肌身で感じている人間としては、録画ネット存続の方向で解決されることを願います。
Re:ラジオだけど (スコア:2, 参考になる)
昔は全ての業者が無許可でレンタルしていましたが、テレビ局側は海外在住者のことを考えて黙認していました。しかし、その状態を(たしか業者側が)嫌がって、5年くらい前に話し合いがありました。
現在は「海外向けに限る」「常識的な料金設定にする」みたいな条件の下で審査し、業者に対して正式な許可を出しており、その許可については実質無料だったか非常に安価な料金しか徴収していないはずです。つまり、海外在住者の足元を見るようなボッタクリ業者には許可を出さないが、そうじゃなければほぼ無料で構わない、という方針なわけです。許可を得た業者のビデオは、それとわかるシールが貼ってあります。もしも今の時点でシール無しでレンタルしているような業者がいた場合、テレビ局は「訴える」というスタンスだったはずです。
#自分の帰国前後の時期だったので、けっこう記憶に残ってるな。
ということで、ブーブー言ってる人が多いけど、テレビ局側だって海外在住者のことを全く考えてないわけじゃないってことです。
Re:ラジオだけど (スコア:4, 興味深い)
仮処分申請に対するエフエービジョンの言い分(ここの冒頭のリンク)を信ずる限りでは、TV局には昨年からアプローチしていたが回答を保留され、今になって突然…ということのようですよ。
ここの議論が盛り上がっている通りグレーなのかもしれませんけど、エフエービジョン自身が何もやましいところのないシロだと判断したのなら、いつ返ってくるかわからない返事が来るまで商売しないで待っている理由はないでしょう。
私自身、これがなんで問題あるのかさっぱりです。私事ながら今春転居した際、録画済ビデオテープを引越し屋さんのトラックに積んで公道経由で新居に運びましたが、それと何が違うのか。確かに媒体も手段も違うけど、それでこれが「公衆送信」にあたるのなら、インターネットのget/putには相当な規制がかかっていることになりかねません。録画と送信をセットにしていることを問題にしているのだとすれば、「録画機メーカーが運送業を兼業してはいけません」という業務隔壁の話なのでしょうか?
音楽業界... (スコア:2, 興味深い)
その質疑応答にて...
某新聞社記者「(コピーワンス導入には)どんな業界からの圧力があったのか?」
某放送局担当者「(ゴニョゴニョ...いろいろな前置き)音楽業界などから要望をいただきました」
この席上でやり玉に挙げられていたのは、テレビ放送を録画した海賊版ドラマやP2Pだったりするのですが、
必ずしも放送局“のみ”がネットでの著作権侵害を問題視し、対応に乗り出ているのではなく、
幾つかの関連業界の思惑が働いているようです。
今回の件も、テレビ局は自社だけでなく、関係者たちの主張を代表しているのだと思います。
なのできっと、テレビ局“だけ”が責められる問題でもないのでしょう。
ちなみに、放送局がネットでのコンテンツ保護に対し躍起になっている背景には、
こんな事情があるのではないかと勝手に想像してみます。
・音楽業界、芸能プロダクションなどからの要請(結構、強いようですよ)
・パッケージソフト販売への影響(あるのかなぁ?)
・自社のコンテンツを、無断でビジネスされていることの主張(まあ、キモチは分かる)
・広告の収益構造が崩れてしまうことへの懸念(まさに首根っこ、大切な収益の部分ですから)
・テクノロジーに対する、無知ゆえの恐怖
(インターネット=何でもアリの無法地帯で、とりあえずケシカラン! という方がいらっしゃるようです...)
適法というより脱法行為なのでは? (スコア:3, 参考になる)
例えば、
1 個人が自宅にサーバーを設置して
2 何らかの認証をして、設置者本人のみがリモートで見られる
のは、適法でしょうし、法の趣旨から言っても問題ないでしょう(FOMA FUTURE PROJECTとかでもやってる)けど、ハウジングでこういうサービスをやるから適法との主張は、違法なサービスとの違いはサーバーの所有権が単に異なるだけなので,単なる著作権法と電気通信役務利用放送法の脱法行為のように思えます。
つまり外見上は同じ(提供しているサービスが同じ)でサーバーの所有権が異なるだけで法律の適用が異なるのであれば、法の趣旨から言えばおかしいということになるわけです。
(本来的には規制されるべきってことね。むしろ現行法で規制できなきゃ法律の方を変えて対応するべき。って話になるわけです。)
Re:適法というより脱法行為なのでは? (スコア:2, すばらしい洞察)
違法合法ってのは些細な事で、むしろせっかくあるニーズをもっと商売に結びつけるようにTV放送は工夫をしたらいいんじゃないかなぁ。
広告収入と同時にコンテンツでも収益が上げられるチャンスだと思うんだけど。
それとも広告収入だけで十分に儲かってるからニッチなニーズにこたえるのは無意味ってことなのかな?だとしたら、そんなニッチな脱法行為に目くじら立てる方が狭量だと思うけど…。
Re:適法というより脱法行為なのでは? (スコア:2, 興味深い)
ソフトの違法コピーとの類似性が指摘されていますが、以下の点で明らかに違います。
そもそも、最近、著作権の拡大解釈がなされすぎの気がする。しかも、訴訟大国でない日本では、大企業の法務部ににらまれたら個人や中小企業は太刀打ちできない。
Re:適法というより脱法行為なのでは? (スコア:2, 興味深い)
「5.この法律にいう「公衆」には、特定かつ多数の者を含むものとする。」
と言うところですね。で「七の二 公衆送信 公衆によつて直接受信されることを目的とし」とかかり、特定かつ多数でなければ公衆網に接続しても良いと言うことにはなるのかなぁ?
そうすると、問題は「公衆網につないでも公衆に公開された状況にならない」という事を証明しなければならないってことでしょうか?
この特定する規制方法が、パスワード規制等だと、契約者個人が多数の他者にもらした時点で公衆送信になってしまいますが、この場合は契約者が著作権法違反になるのかな?
Re:適法というより脱法行為なのでは? (スコア:2)
>なのだから堂々と裁判に応じ、仮処分を受けた期間については
>損害賠償請求を行えばいいのにね。
「大企業対個人」のようなパワーバランスが著しく偏ったパターンで
よくあるケースとして、弱い側は裁判をすること自体が(資金繰り
やら本来の業務に支障をきたすとかで)命取りになりかねないので、
裁判ができなかったりやってもなるべく早い段階で和解になったり
するわけです。企業でも裁判をすることによるイメージ問題やら
何やらありますから、話し合いで片がつくならその方がいいと
判断するのはごく普通のことです。
どう考えても負けはないだろという裁判でも敗訴することは
ありえますし、そうなったらもう目も当てられないですしね。
視聴の権利の幻想 (スコア:3, おもしろおかしい)
番組を自由に見る権利なんて誰にもありません。
放送局からお許しを貰って、初めて見ることができるのです。
昔はその承認をするのが技術的にできなかったので、誰でも放送を見れてしまう事態が発生していたのです。
放送局などがダメって言ったらダメなんです。
ソニーの専用機がありますが、、、 (スコア:3, 参考になる)
これそのものは合法かどうかという事とこれをハウジングしたら違法でしょうか?
#ちょっと外しますがlivedoorエンコーダー [livedoor.com]は結局「サービス停止」になりました。
こんな事誰でも出来ますから… (スコア:3, 興味深い)
借りてるサーバをグループで共有する事は可能ですし、
どこかの「神」が、録画データを取得するパスワードなりを公開してしまえば
番組だだ漏れなので、それを未然に防ぎたいという事なんでしょう。
しかし…。
私は海外在住ですが、
日本の自宅にはBフレッツで常時接続されたテレパソが置いてあり、
Ultr@VNCで自由に遠隔操作&ファイル送受信可能にしてあります。
常時接続状態のテレパソなんていう日本中に溢れてるものに、
VNCの類の(タダでも手に入る)リモートソフト入れるだけで、
ごくごく簡単に放送局が恐れてる状態ができあがってしまう訳で、
それを請負でやってる業者ひとつ潰しても仕方ないと思うんですが。
テレパソはネット接続しちゃ駄目って法律でも作らない限り、
FTPなりSoftEatherなりWindowsの脆弱性を利用してバックドア仕掛けるなりw、
この手の方法はいくらでも出てきますよ。
放送局にとっての"お客"とは (スコア:2, すばらしい洞察)
放送局にとっての"お客"とは広告主であって
一般視聴者じゃないんですよね...(嘆息)
And now for something completely different...
Re:放送局にとっての"お客"とは (スコア:2)
「広告主にとっての目的はより広範囲に広告を見せること」だと思うので、この申し立てはそもそも自分たちの客の目的を狭める行為ととられかねないわけですよね。
と考えればやっぱり「客を敵に戦ってる」ともいえるかも。
Re:放送局にとっての"お客"とは (スコア:2, 参考になる)
なのですが、実際にはそれに「より正確に」が加わります。
例えば、インターネットサービス関連のTVCMの多くは少し前まで
インターネット接続者の多いと思われる大都市圏にしか流されていませんでした。
深夜アニメが全国ネットされにくい理由にもそんな事情が一部含まれています。
地上波にこんなに広告が投入されている背景には、
県域という単位が区別するエリアとしてちょうど良いと思われてきたこともあります。
ラジオCMの営業 [jolf.co.jp]を見ても、別の形(年齢層とか)で相手を絞ることが行われています。
そして、専門性の高いCSでは、ターゲットがわかっていることで、
BSデジタルに関しては、高所得者が比較的多いというところで、
広告主にアピールしているところもあり、それが一部成功したりもしているようです。
ま、今後のことはわかりません。
Re:放送局にとっての"お客"とは (スコア:3, 参考になる)
同じく税金が投入されている英国のBBCが過去の放送を無料のストリーミングで全公開しているのと比べると、NHKがどういう姿勢なのか自ずと見えて来ると思いますけど?
Re:放送局にとっての"お客"とは (スコア:2, 参考になる)
http://www.nhk.or.jp/nhk-archives/main.html [nhk.or.jp]
[udon]
Re:その広告主のお客は? (スコア:2, 参考になる)
これ [itmedia.co.jp]かな?
名物に旨いものなし!
放映権の問題で、著作権じゃないですね。 (スコア:2, 参考になる)
日本の場合は、こんな風には動かないかな? (スコア:2, 興味深い)
このような手法で事業を進める限り、どう考えても放送局の利益にダメージを与えるような(どうしてダメージなのかわからんと言う、もっともな議論はさておいて)、大規模なサービスに発展することができるとは思えない。海外駐在員の家族のために、細々とサービスを続けて有り難がられる、美談以上のものになるわけがない。
このような細々とした美談に対して、放送局連合は黙認しておけば良いものを、本気で法律を盾に潰しにかかった。そのため、世論の目に触れることになってしまった。放送局連合はもちろんニュースにしたりせずに隠そうとするだろうが、インターネット経由の情報は隠すことができない。上の方でもいろいろ議論されているように、この「白っぽいグレーゾーン」に関して多くの人が関心を持ち、法律の不備が明るみに出て、法律を改正してはっきりさせようと言うことになって行く。
もしも本気で法律を改正しようと言うことになった場合には、結局はテレビ録画機能付きのパソコンが違法なのかと言う話になり、それならビデオも違法なのかと言う話になる。これらが禁止と言うことになれば、社会的、経済的に大きな問題となるので、いくら放送局の圧力があるとは言っても、政府が積極的に禁止の方向を支持するとは思えない。美談を潰す話だとなれば、世論も納得しない。
その結果、この「白っぽいグレーゾーン」は「明確に白」とするような法律改正が行なわれることになる。ここが白になると、グレーゾーンが移動して、巨大サーバーで24時間全チャンネル録画して、切り売りしちゃうサービスだってグレーの範囲に入ってくる。切り売りすると言っても、民放ならコマーシャル入り、NHKなら相当な費用を払うと言えば、何でいけないんだ、録画ネットとほとんど同じじゃないかと言う議論が(法律改正に伴って)行なわれれば、うまくすればここまで「白」になる可能性だってある。
日本では、こんな風に「論理的」にことが進まないので、単なる妄想に過ぎないけれど、一般消費者にメリットがあり、放送局には損害が無く、テレビ受像機の販売がちょっと落ち込むかも知れないけど、大概のテレビ受像機の会社はパソコンも扱っているから差し引き損害がなく、新しいビジネスチャンスも拓ける、どうしてこう言う風に世の中が進まないのかと思ってしまう今日この頃。
えらいさんとの会話内容(想像) (スコア:1, 興味深い)
社員:「こんなサービスがあるそうです!これは問題です!」
とやるわけですよ。それをまた、法律も技術もよく知らない役員とかのえらいさんが
役員:「それは問題だ!直ちに法務部に処置をとらせなさい!」
とかやるわけ。で、それを役員に言った社員さんは上に覚えめでたくなって、出世の糸口の1つでもつかもうとするわけですな。
だいたい、内情はそんなものだから、視聴者の利益とか、サービスの充実とか言うのとは、あまり関係ないんだよね。
日本の組織って腐ってるよ。上から下まで。
視聴率は全く関係無いのでは (スコア:2, 興味深い)
「その番組を受信できないユーザ」な訳で、
そもそも該当地域に住んでない以上
その地域の視聴率調査対象ではあり得ません。
またユーザが国内在住で、関東ローカル番組の視聴が目的の場合、
地方局の視聴率が下がるという可能性はありますが、
このネット時代に、地方によって放送局の数や放送内容が違うなどという
情報格差がある方が間違ってるんです。
デジタルデバイドが問題視されて、地方や海外での情報格差が
問題視されないのは、それを扱うマスコミの都合では。
関東圏に済む知人にビデオを録画して送ってもらう、
等の方法で視聴する事は昔から可能だったのに、
ネットを使うのは駄目、という理屈は通りませんよね。
Re:えらいさんとの会話内容(想像) (スコア:2, おもしろおかしい)
根拠もなく想像だけ書かれても、読む側にとってはなんの価値もありません。
以下、横田順彌『まだらのひもの』より(細部はうろ覚え)
探「ふむ、これが殺人事件なら犯人は20代後半の白人女性で、中絶経験があり
医者に深い恨みを持っている人物かもしれない。」
警「ええっ、どうしてそんなことがわかるんですか?」
探「いや、そうかもしれないというだけです。ひょっとしたら足の不自由な白髪の
ドイツ人男性かもしれないし、親が大学教授の女子高生かもしれない。
もっと続けましょうか?」
警「いや、もういいです。」
そりゃもう (スコア:1)
Re:そりゃもう (スコア:2, 興味深い)
日本でもメジャーリーグがNHK等で見られるが、当然NHKは
高い権利を買ってから放送している。そういうのが覆されるわけ
だから頭にくるのだろう。
#このしくみいいなあ。テレ東とか当然ないので、日本の片隅に
#すんでる私も利用したいぞ(笑
まあ、クレームは来るね、絶対 (スコア:1)
そうなると、他人の褌で相撲を取るビジネスモデルに対して
クレームが付くのは当然でしょう。
Re:まあ、クレームは来るね、絶対 (スコア:1)
公共の電波に乗せる大手放送局・新聞社のビジネスモデルだって
他人の褌で相撲を取ってるとも言える。(全部がそうだとは言いません)
他人を非難するのは、自分の非を棚に上げてから...
録画サーバーシステムの販売は・・・? (スコア:1)
秋葉原かどこかで販売してないのでしょうか?
忙しくてセットアップの手間が惜しい中級ユーザーとか、
手軽に録画サーバーを使ってみたい初級ユーザーとか、
需要はあると思います。
この値段 [6ga.net]なら私も欲しい...
Re:録画サーバーシステムの販売は・・・? (スコア:1)
Re:録画サーバーシステムの販売は・・・? (スコア:1)
これも中身はLinuxですよー。
Re:録画サーバーシステムの販売は・・・? (スコア:3, 興味深い)
中身はLinuxです。しかもCPUはx86系です。
ただし、TTLが0になっているのでルータを越えられません。
こうすることにより公衆送信権の侵害を回避しているのでしょう。
でも、SoftE(以下略) [121ware.com]
Re:録画サーバーシステムの販売は・・・? (スコア:2, 参考になる)
被告側の言い分 (スコア:1, 参考になる)
Re:被告側の言い分 (スコア:1)
どこで利益を上げているかとかシステム構成なんてほとんど関係ない。
その結果が法でダメって言われていればダメ。
弁護士に相談してとかあるけど、解釈が素人っぽすぎて、
本当に検討してるとは思えないなぁ。
Re:寄り過ぎなタレコミ (スコア:1)
・新品を買い取って貰う(事にする)。
・(客の責任においてコピーしたことにする)
・(その場で)店が中古で買い取る。
を、思い出した。
じゃあさ (スコア:3, すばらしい洞察)
部屋の名義人は利用者で、マンションの1部屋を契約してそこに電気とNHKも契約して、
ネットも契約してPCをおきます。
同じマンションにサポート部隊が住んでてとらぶったら
かぎあけてPCをメンテします。利用者はみんな国外で、誰もすんでない。
そんな入居者ばかりあつめたマンション。
という形態でやったら、これは脱法行為?
PCを預かったら脱法で、部屋ごと貸したら合法でしょうか?
その部屋の広さは19inchラック分の床面積では違法で、
4畳半なら合法でしょうか? :-)
部屋ごとかりても脱法というのなら、
そもそも「住居とするつもりがないところを借りて録画目的でのみPCを置いて
個人視聴の目的のみでネット中継したら、著作隣接権を侵害する」のでしょうか?
現行法下の私的複製が国内と海外、あるいは国内の同一建屋の内外に終端する場合でも
利用してよいかどうか、というのは新たな判断が必要になるところだとは思います。
(私的複製というのが2地点間にまたがるのは想定されていないと思うので)
しかし法的な判断が新たに必要な分野においては、いきなり「やめたほうがいい」じゃなくて
ちゃんと法律判断をしていただきたい。あとのひとのために。
Re:じゃあさ (スコア:1)
もし
>現行法下の私的複製が国内と海外、あるいは国内の同一建屋の内外に終端する場合でも
利用してよいかどうか
が争点ならば、訴える相手はこの会社じゃなくて。法改正を政府に働きかけるべきでしょう。
Re:じゃあさ (スコア:1)
しかし、立つ側によっては、黒とも白とも取れる、かなり微妙な感じがしますが、ぶっちゃけテレビ局側には勝てないでしょうね。
Re:より完璧な脱法ビジネスモデル (スコア:1)
平壌放送の著作権料を日本のテレビ局が請求されているそうです(テレビで見たのでurl不明)。
なので、日本の報道においても、引用を超えるものについては著作権料を支払う動きがあるとか。
でも、日本政府としては「国交のない相手にそんなもの支払う必要はない」ような立場だとか。
#ネタ元さがしたけど人の日記だったので不記載。
Re:より完璧な脱法ビジネスモデル (スコア:1)
北朝鮮がベルヌ条約に加盟したのが昨年4月だそうです。 ソース [asahi.com]
そのわりに今年6月に ドラえもんやらドラゴンボールやらを編集 [mainichi-msn.co.jp]して放送しているのはなぜなんだか。ちゃんと承諾を受けてるんだろうか。そうは思えないんだけど。
Re:より完璧な脱法ビジネスモデル (スコア:1)
Re:そこが争点なんだよ (スコア:2, 興味深い)
私の知ってる後輩は、普通にTV放送電波を捕まえるのではなく
親局から系列の地方TV局に送信されるマイクロウェーブ(?)を
途中で受信して録画してる兵がいました(過去形?)
(たとえば東北地方に住んでる人間が東京から北海道への送信をキャッチする)
放送局伝送用なので、番組開始前にはカラーバーが入ってたりとか、
CMは地方局で入れるのでCMが入ってないor東京地区用のCMが入ってたりとか
そんなのが録画された謎ビデオテープを見せられたことがあります…
Re:合法? (スコア:1)
国内向けのCMを海外で視聴する場合と国内で視聴する場合では、事情が異なってくるのでは?
Re:特許? (スコア:1)
Re:つーか、そうまでして見たい程のもんか?(おふと (スコア:2, 興味深い)
それなりに楽しい毎日なんですが、一つこまることが。
まだ知り合って間もない方やふだんあまりお話をしない方と雑談するときに、相手の方が時々テレビの話題を振ってきたりするのです。
相手の方としては、一生懸命、自分との会話の接点を見いだして仲良くなってくれようとのことで振ってくる話題なんですが、そういうときに
自分:「ごめん、、、テレビ、、ないんだ、、、。」
と返事して、相手の方の努力をだいなしにしてしまうのは大変心苦しい。
かといって、わからないものはわからない。
テレビを持っている方が多数いることを考えると多少は知っている方が他の方との話にも拡がりがでていいのではと真剣に考えています。
かといって、テレビを自宅におくスペースもないし、あってもきっと見ないと思います。
ということで、それこそ訴えられそうだけど、「あたかもテレビを見てる人と同程度の見識が得られるテレビダイジェストストリーミングサイト」できないかなあ。
「ハッスルを見るにはここをクリック!(512k)」
「これが噂の『へぇ~』ボタンだ!(要shockwave flashプラグイン)」
のような。
へぇボタンはついに見ないまま消えてしまった。
ハッスルとマツケンサンバもまた見ないうちに過ぎ去ってしまうのかな、、、。
(冬ソナはうちが使っているプロバイダがストリーミングで流してくれてたのでがんばって16話まで見ました。でもまわりでは微妙な年代の方たちしか見てない気がして投資した時間に対して効果が薄かったかな。)
Re:つーか、そうまでして見たい程のもんか? (スコア:2, 興味深い)
海外に住んでるとね、日本国内の生の情報に餓えるんですよ。
もうだいぶ昔(20年くらい前)なんだが、父親の転勤で、
4年弱、ブラジルのサンパウロに住んでたことがあります。
いまおもうと、どうみても違法なんだが、いろんなテレビ番組を録画したビデオをレンタルする店がありました。
日本国内のテレビ番組を見る手段はそれしかありませんでした。
当時は面白かった紅白歌合戦も、衛星放送の受像環境をもってる家庭以外は、
そういうところでレンタルしてきてお正月に見てました。
アニメ放送なんかだと、30分x4回で、月に1回新しいのがようやく見られる。
もちろん、テープ輸送のタイムラグもあるからリアルタイム性なんてまったくない。
でも、観られるだけでうれしかった。
そんな当時の記憶を思い出すに、このサービスは、ほんとにすばらしいものだと思う。
私は、この会社にはがんばってもらいたい。
よく「読めない」といわれるLiberdade
Re:録画代行は違法 (スコア:2)
では無いと思うな。
録画ネットを通じての「予約操作」が、数百人台のPCを置ける居室、電源の確保、
通信回線確保、PCの一括購入ルート、スタッフを雇っての設定と保守維持管理、
家賃の支払い、営業活動、収支管理、顧客管理DB、などの要素から総体的に
構成されているサービスシステム・企業活動によってはじめて実現可能に
なっているなら、それを単に「自分で録画操作したから」
ことのみを根拠に著作権法が想定する「私的利用」
の範疇に含めてよいとは到底思えない。
もし仮に私的利用の範囲内だということを強弁するなら、
それはきっと「私的複製権を全面的に廃止しようと言うロビー活動」
を利する理由になるだけです。