人類は現在高地で進化中? 26
ストーリー by Acanthopanax
遺伝子頻度の変化 部門より
遺伝子頻度の変化 部門より
MIYU曰く、"ケース・ウエスタン・リザーブ大学の研究者達が、ヒマラヤ山脈のチベット自治区に有る14の村の905世帯のチベットの人達について調査を行い、血液中により多くの酸素をもたらす遺伝子が現在勢力を広げつつあるようだ、と発表しています。(PubMedの論文概要、Nature Web News、訳文)
この人達は、チベット高原、エチオピア高原、アンデス高原に居住している高地民族の遺伝子の研究を行い、彼等が現在高地の環境条件に適応している途上にある、という説を今年の2月に発表していました。今回は、血液中の酸素濃度が高い母親達が産んだ子供が、酸素濃度が低い母親達が産んだ子供よりも生き延びる可能性が高かった(低酸素の母親達は2.53人、高酸素の母親達は0.48人の子供を亡くしています)ことなどから、高地という環境が自然淘汰の代理人の役割をしている、という仮説を提示しています。
私達は実際に「人間」で、特定の遺伝子が支配的になってゆく過程を目撃しているのでしょうか?(参考資料:適応とは何か?)"