MicrosoftのFAT特許、米特許商標庁が取消し決定 70
ストーリー by Oliver
世界は8.3 部門より
世界は8.3 部門より
Readme please by 2k.txt 曰く、 "本家のストーリーでも報じられていますが、Internet Watch 他によると、米特許商標庁が、米国の非営利団体 Public Patent Foundation(PUBPAT) の特許取り消し要請に応じて、マイクロソフトのFAT特許を無効であると宣言した、と同団体がプレスリリースで発表しました。まだ Microsoft はこれに反訴する機会を与えられていますが、これで同特許が無効とされる見込みが一段と強くなった形です。
記事内で「この手の特許をライセンスする企業が、返金に関する条項も取り込んでいる事を願うよ。お金を返してもらえるようにね」と PUBPAT
の Dan Ravicher 氏は語っています。EFF の Patent Busting Project 等、同様の試みが今後どのような成果をあげるか、楽しみになってきますね。氾濫する特許問題関連の今後に一石を投じるニュースです。"
問題になっているのは米国特許5,579,517で、ファイルシステム内でひとつのファイルに長いものと短いもの、ふたつの名前を与えることで互換性を確保する、というものだ。
逃げ道 (スコア:3, 参考になる)
通常、特許使用許諾契約には、「何があっても返金しません」という趣旨の条項が入っています。少なくともウチの会社が許諾するときの標準契約書と、ウチの部門が某社から許諾を受けたときの契約書はそうなっていました。
#単なる振込み手続き上のミスなんかは返してもらえるようですが
Re:逃げ道 (スコア:0)
そう甘くはないのですよね.きっと.
Re:逃げ道 (スコア:2, おもしろおかしい)
用語(オフトピック) (スコア:2, 参考になる)
(impressの記事には「再審査手続き」と記されています [impress.co.jp]。)
あと、前々から気になってるんですが、特許は「申請」ではなく「出願」です [furutani.co.jp]。
タレこみ人です(オフトピ2) (スコア:1)
勉強になりました。ありがとうございます。
揺り返しですね。 (スコア:2, 参考になる)
米国ではプロパテントとか言って特許判断があまりにも特許権者出願者に有利に走りすぎた弊害が近年強くなり、揺り返しが起こっているように感じます。
今回の判決はその流れを汲んでいるように思えます。
日本は米国に数年遅れて進みますので、今が一番キツいと思うのですが、数年後にはまともになりそう。。。。
この分だと (スコア:1, すばらしい洞察)
#昔からあったしな
#tabも取り消しになりそうな予感
とはいえ (スコア:1, 興味深い)
却下理由を旨くすり抜けるように申請書を何度も書き直していけば、
最後には向こうが却下できないような申請が出来上がって
通ってしまうというようなことになるかも。
Re:とはいえ (スコア:0)
これのことですね。
# ググってみた
昔の名前で出ています。 (スコア:1)
ロングだったり大文字小文字を区別しているとかって仕様だと解釈しているのです
が、間違ってませんかね?
#いや、それでえらいメにあった記憶が去年の暮れあたりにあったもので。
#よく分かってない僕も僕だと思いますが、Samba でcase sensitiveを
#"yes"にする場合は要注意。
---
「萌え」「美少女」「メイド」に現実逃避してはいけませんか、そうですか。
人事を半分尽くして天命を待つ
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2, 参考になる)
# Sambaは記録するのと区別するのを別々に設定できた気がする。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2, 興味深い)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
ファイル名ができてしまってDOSで読めなくて困った事がありました。
で、Julietって指定するとDOSでも読める形式になりました。
このあたりもMSが特許持ってたりするんでしょうか?
**たこさん**・・・
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1, 参考になる)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2, 参考になる)
「abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.txt」を作った後だと、
適当な所で右クリック→[新規作成]→「新規テキストドキュメント.txt」を「Abcdefghijklmnopqrstuvwxyz.txt」に名前を変える
と作業すると、
「新規テキストドキュメントの名前を変更できません。指定されたファイル名は既に存在します。云々」
とエラーが出ます。
NTカーネルなどでは区別が出来るのでしょうが、GUI越しに操作するユーザーにとっては「大文字小文字は区別できない」との理解で正しいといえると思います。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
# 区別してないというより「勝手に推測する」の方が近いか。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
FILE_FLAG_POSIX_SEMANTICS [microsoft.com]でCreateFile
#試したことないけど
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2, 参考になる)
>>ロングだったり大文字小文字を区別しているとかって仕様だと解釈しているのです が、間違ってませんかね?
Windows側が大文字小文字は区別していないだけであってファイルシステム側はどちらも大文字小文字は区別しています。
ここら辺を知っていないと ファイル名が表示されているのにファイルが無いと怒られびっくりすることがあるかも
もっと混乱させることはOSによって勝手に表示を変えていることがあるのでこれも注意かな
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
ファイルを入れて、会社に持って行って読めなくて、FD使って小文字を大文字
に修正ってことを何度かやりました。
BIOSレベルではOKだけど、DOSレベルではNGだったのでしょうね。
たしかFILMTNでは変換出来なかったし。
>もっと混乱させることはOSによって勝手に表示を変えていることがあるのでこれも注意かな
自前のdirコマンドで、先頭だけ大文字で後小文字とか全部小文字とか
やってました。全部大文字より見やすかったし。カラー表示もさせて
たんだったかな。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:0)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
ABCDEFGH0123456789.TXT
abcdefgh9876543210.txt
Abcdefgh.Txt
確か全部同じファイルとして扱われたはず。
うれしいけど悲しい仕様でした。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2, 参考になる)
でも、X68000後期は必須のフリーソフトウェア、 TwentyOne.x を常駐させると、18+3をフルに認識するようになるのですが、
これをやっちゃうと、DOS/Windowsから見たときに
ABCDEFGH.TXT(元はABCDEFGH0123456789.TXT)
abcdefgh.txt(元はabcdefgh9876543210.txt)
Abcdefgh.Txt(元はAbcdefgh.Txt)
と、同じ名前のファイルが複数存在することになって途方にくれる羽目になります。
#結局、X68000上でtarに固めてWindowsに持ってきました。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
あとVFATはFDの書き込み禁止に注意。
X68やMac(7.6までで確認、以降は知らない)でDOSフォーマットしたFDをVFAT環境に持って行くことはOK
一度でもVFAT環境でアクセスして何かを書き込みされてしまうと以後、X68ではエラー発生で読めなくなる。
MacではFDのボリューム名にファイル名の残骸が表示されました。
(VFATの正体みたりwボリューム名の属性を使って長いファイル名を実現してる)
DOSでコピーするか、Win>Mac>X68と途中にMacをはさめばなんとかなったけどね。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:0)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:2)
ファイルシステム的に小文字が混じった場合、おぼろげな記憶では
ren *.* zzz
みたいにやると、シェルが小文字付きで内部的に展開してくれて
上から1つずつ読めるファイル名に変更に出来たです。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:1, 参考になる)
これはギリシャ文字やキリル文字についても同様ですが、さすがにひらがなとカタカナの同一視はしないようです。
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:0)
Re:昔の名前で出ています。 (スコア:0)
8文字の長い名前と3文字の短い名前を一つのファイルが持つ・・・
とか考えたんだけどそうではない?(笑
長短ってことは (スコア:1, 参考になる)
いや、いまどきVFATじゃないただのFATしか扱えないアプリがあったとして使いでが少ないことは確かなのだが。
そういや、LinuxじゃないほうのZaurusは8+3しか扱えなかったっけ?
Re:長短ってことは (スコア:1, 参考になる)
F0:(本体), C1:(CF) C2:(SD)でアクセスすると8.3体系。
K0:(本体), L1:(CF) L2:(SD)でアクセスするとロングファイル名。
Re:長短ってことは (スコア:1, 参考になる)
Re:長短ってことは (スコア:1)
Re:長短ってことは (スコア:1, 参考になる)
デジタルカメラなどでは、FATなものもあります。
そんなデジカメをWinに接続し、そっちからデジカメに入ってるメディアの
中の画像ファイル名を長いものに変えると、当然デジカメ側で表示、再生
出来なくなります。
# つう構造に由来するクレームが結構ありますた。
umsdosfs (スコア:1)
よって、 VFAT の特許って無効なのでは?
Re:umsdosfs (スコア:0)
Re:umsdosfs (スコア:1)
> 問題になっているのは米国特許5,579,517で、ファイルシステム内で
> ひとつのファイルに長いものと短いもの、ふたつの名前を与えることで
> 互換性を確保する、というものだ。
↑ここのところについて書いてます。
umsdosfs も、 VFAT と同じく FAT 上に別のファイル名を与えて互換性を
確保するものなのです(仕組みは違えど)。
Linux 上での umsdosfs は私の知っている限り 95 年の中頃には
もう存在していました。実際の実装はもっと前だと思います。
て、特許出願以前にその特許が知られていればその特許は無効だったはずなので、
VFAT の特許って無効じゃないのかとおもっているのです。
# 残念ながら、正確な時期はどちらも把握してません。
Re:umsdosfs (スコア:1)
プロジェクト開始が 1992 年、配布が 1994 年 [tldp.org] らしいです。特許取得が 1996 年ということらしいので、これが先行技術として認められるものであるならば、確かに無効であるといえそうです。
んで、 umsdos がどういうモノなのか、という説明については、こちらのテキスト [linux.or.jp] が分かりやすいかと思われます。どうやらファイル名や属性などの (FAT を Unix ファイルシステム的に利用するための) 情報を、 --linux-.--- という名前のファイルに保存しておくというやり方を取っており、しかもそれは umssync というコマンドを使って手動で生成してあげなきゃいけない、というもののようです。問題の特許のクレームの詳細についてはよく知らないので、これが先行技術として有効な内容のものであるといえるかどうかについては、おいらには判断できません。
むらちより/あい/をこめて。
Re:umsdosfs (スコア:0)
なぜ仕組みが違うにも関わらず「よって」なのですか?
仮に仕組みが同じだったとしても時期がわからないんじゃ「よって」なんて言えないと思うのですが。
Re:umsdosfs (スコア:0)
あれ、どうだっけな。
Re:umsdosfs (スコア:0)
類似のもの (スコア:1, おもしろおかしい)
ISO 9660も、レベル2か3だかで、使い分けられるようにして多様な気がします。DVD-RAM等々は、UDFのファイル名の互換性の扱いで、最初困ってたような気がした。
VFATはMS-DOSの5か6で使えたのでしたっけ。
Slackware等々のCD-ROMでrockRidge使ってたのとどっちがはやい? と思ったのですが、RockRidgeってそれより前からあるのかな。
Re:類似のもの (スコア:1, すばらしい洞察)
# 「手軽な」と言っておかないとアレとかコレとか色々あるんで.
ROCK RIDGEとUDF (スコア:1)
ROCK RIDGEはディレクトリレコードの中のシステム用欄にPOSIX側の名前、UID/GID、パーミッション等が書いてあります。
UDF [osta.org]は長い名前しか持っていません。OS側(ファイルシステム)が規格に従って名前を短くしてます。
ROCK RIDGE(いまだにドラフトのままですが...)がはじめて出たのがいつかはちょっと調べがつきませんが、1993/7/13付けのVer.1.10のExtension IDが「RRIP_1991A」(1994/8/7付けの1.12 [ymi.com]では「IEEE_P1282」)なので、1991年頃から検討されていたのではないでしょうか?
特許 (スコア:1)
逆に、自分がそんな特許に引っかかりたくないから、製品化の時には、特許取れようが取れまいが特許申請しておく。
取れちゃったらラッキー。
特許合戦の時には、内容はあまり考えないで、特許の数比べでクロスライセンス。
というのが当然な世界だと思ってたんですが。
特許なんて、特許庁が認めたところで意味はなくて、
争って異議が出て何ぼのものじゃないかと。
そんな特許を面白がって笑い話にはしても、
一々真剣に反応してたら、やってられない。
そういうものじゃないんですか。
#某特許申請乱発企業の中の人なのでAC
やられる前にやれ (スコア:3, 興味深い)
他社に攻撃される前に自社で対策を整えておくのは従業員に対する企業のモラルであり、
評価はされても非難されるべき性質の物では無いと思います。
ただ、世論や政治からこの「悪用」が何か、明確な定義をする事が出来れば上のAC氏が書いてるような
社会の為にならない特許は無くなる/使われなく可能性が、無いわけではありません。
PUBPATやEFFが目指してるのは正にそんな事なんじゃないでしょうか。
その小さいが確実な第一歩が今回のFAT特許なんだと思うです。
現状世の中の仕組みがそうなってる以上(>「資本主義だからね…。」 )
その中で生き残る為に万策を講じるのが正しいのは解るのですが、
それを憂うだけでなく変えようと万策を尽くせるのも民主主義ですよね。
ちょっとユートピアンな話ですがそれを実践しているEFFや各団体には頭が下がる思いです。
現状Linuxカーネル他は、ガンジーの如く武装しない事で各特許ゴロに対抗しようとしているように見えますが、
SCOの一連の動きで本当に有効な対策はなんなのか、考えさせられる事があります。
自衛しない前提で、IBMのような「兵力」を持つ団体といつの間にか安保を結んで将来的に「戦後のどこかの国みたいな
防衛国家の属国になってしまったりするんじゃないかな?」
なんて妄想を浮かばせてみたりする日もあったりして。。。
(例としてIBMを出しただけです。悪意は全くありません。SunでもRedHatでも成り立つ文章です)
そんな怖い妄想に少しでも近づく前に、各団体の方々のおかげで世の中が平和に武器の要らない競争社会になっててくれると良いのになァ。
しかし、防衛の準備をしてるとその内その兵力が金になる事に気付いた人が特許ゴロ化して一方的な攻めに転じてしまったり、、、
なんかどっかの国の防衛隊を思い出す。笑
Re:オフトピ話につき:-1 (スコア:1, すばらしい洞察)
MSが特許ネタになる時は大抵
『こんなは昔からある』そんなようなネタで始まるから
荒れるのであって、普通に納得できるような特許なら荒れないと思うな。
mp4パクったWMP9とかじゃなくて
画期的な圧縮方法とかを特許で出せば文句ないはずさ。
#その辺が見つからないんだけどさ。
Re:オフトピ話につき:-1 (スコア:0)
そうゆう表現をされる様なことをしていると云う事実があるからですよね。
/* 「みんな使ってるしぃ。」って考えている人も同罪です。*/
Re:オフトピ話につき:-1 (スコア:0)
Re:世の中ってそんなもの? (スコア:1)