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世界で一番小さなギヤモーター 26

ストーリー by Oliver
モーター駆動のボールペンを想像 部門より

KAMUI 曰く、 "東北大学金属材料研究所YKK などが世界最少のモーター(直径 1.5ミリ,長さ 9.4ミリ)を共同開発した事を発表している。(ニュースリリース
このモーターは新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「金属ガラス成形加工プロジェクト」に基づき,並木精密宝石次世代金属・複合材料研究開発協会東北大学研究室,群馬大学工学部などと共同で開発したもので,歯車に「金属ガラス合金」と呼ばれる素材を用いている。金属ガラスは強度や耐食性に優れていながら凝固時の収縮による変形がなく「射出成形が可能」という特徴を持ち,これで作られた歯車の耐久性は従来の鋼製歯車の10倍以上。
期待されている分野として医療機器などの他に「マイクロロボットの動力」なんてのがあるのが興味深いところ。なお,このモーターは 2006年度までに量産・実用化を目指しているとの事。因みに金属ガラスについては金属材料研究所の所長でプロジェクトリーダーでもある井上明久氏のインタビュー記事にも詳しい。"

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  • by ferrocyan (7486) on 2004年12月30日 18時22分 (#672504)
    インタビューをちょこっと見てみましたが、冷却速度1MK/secって、いったいどうやってそんなすごい速度で冷やすんでしょうね。
    膜厚20μmくらいまでのものを冷やすようですが……
    • by SteppingWind (2654) on 2004年12月30日 18時35分 (#672506)

      昔からアモルファス合金(金属ガラス)で使われている方法の一つとして, 高速で回転している金属ローラの表面にノズルから溶融した金属を噴出して, ローラへの熱伝達およびローラからリボン状になって弾きとばされる際の雰囲気への熱伝達で冷却するというものがあります.

      ちょっと実験室的な手法なのですが, 太陽電池などで使われるアモルファスシリコンなどを作るのに使われていました. 現在はもっと工業的になっていると思いますけど.

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      • 急冷装置 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2005年01月01日 15時23分 (#673130)
        アモルファスにした後に温度をかけると均一な微細組織ができます。
        アモルファスは安定的に作れますし、温度のかけ方で数nm~サブマイクロの組織が作れるので結構使われているかと思います。

        私が知ってるところだと、ボンド磁石粉末の製造 [tdk.co.jp]で工業的に成功しています。
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      • > 雰囲気への熱伝達で冷却する

        と、隣のうちにかこ、囲いが、ででで
  • by Futaro (2025) on 2004年12月30日 21時12分 (#672547) ホームページ 日記
    某社のレンズについてるAF用のUSMよりも小さくて同じパワーが出るのだったら、レンズがもっと軽くなるね。
    • Re:カメラの (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年12月30日 23時56分 (#672578)
      最近のカメラには疎いので、外しているかもしれないことを始めに断っておきます。
      ギアが付いているとUSMの利点のひとつである、AFモードのままフォーカスリングを回すことができる、を実現できそうに無いと思うのですが。
      # 昔のあだ名はあ~るだけどAC
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  • by shiraga (14233) on 2004年12月30日 23時17分 (#672570)
    YKKの金属ガラスの説明 [ykk.co.jp]にも書かれてますが、『金属ガラス』というのは
    金属でありながら、酸化物ガラスのように安定な非晶質(アモルファス)で、高温で容易に変形(粘性流動)できるため、「金属ガラス」と呼ばれています。
    だそうです。

    「ガラス」という言葉は構造を指したもので、材料ではないんですね。

    #「金属とガラスの合金」かと思った無知だけどID
    • Re:一言メモ (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2004年12月31日 0時08分 (#672585)
      「ガラス」というのは物質の三態「気体」「液体」「固体」と同様に物体の状態を表すことばで、
      普通は液体を(ゆっくり)冷却すると(分子がきれいに並んだ結晶状態である)固体になるんだけど、
      液体を速く冷却すると(結晶状態にならず、ある一定の温度で分子の動きが止まって)
      アモルファス固体、つまり「ガラス」になる。

      っていうんじゃなかったかな?
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        そうだったのか……。

        てっきり「ガス」「リキッド」「ソリッド」の頭を取って
        「ガラス」(ガリソ?)なのかと。
    • by Anonymous Coward
      なんで、「アモルファス」という言葉があるのに、わざわざ「金属ガラス」なんて言うのか疑問だったが、ここで使われてる「ガラス」という言葉は構造じゃなくて、非晶質(アモルファス)構造になりやすい材料特性を示す言葉みたいですね。
    • by Anonymous Coward
      一般的なガラスだって成分からいえば金属だよな(w
      • by Anonymous Coward
        なら骨も成分からいえば金属ってことになるな。
        #んなアホな。
  • by greentea (17971) on 2004年12月30日 23時22分 (#672571) 日記
    >世界最少のモーター
    最小、ですよね。
    --
    1を聞いて0を知れ!
  • by Anonymous Coward on 2004年12月30日 18時22分 (#672503)
    物凄く小さな 腕時計を作ってみたらすごいだろうなぁ
  • by Anonymous Coward on 2004年12月30日 20時46分 (#672541)
    正確にはギアドモータじゃないの?

    並木か....さすがだな.
  • by Anonymous Coward on 2004年12月30日 23時29分 (#672575)
    精子の鞭毛もモータですが、最小のモータはミトコンドリアですかね。
    結局体内等でコントロールできるナノマシーン用のテクノロジーで
    大量製産を可能とするなら、最終的には生体モータになりそうな予感ですけど。

    #無駄に出しちゃいか馬鹿になるぞ(迷信なので ac)
    • by Anonymous Coward on 2004年12月31日 4時49分 (#672622)
      ATPase(ATP Synthase) [titech.ac.jp]の間違いでは?

      簡単に説明すると、呼吸においてATPを作る酵素で、
      各3量体のαβ、1量体のγ、の計7つのサブユニットからなります。
      で、α、βがリング状になっていまして、そこにγが軸状に突き刺さっている感じになっています。
      こいつにATPを与えてやると、ATPを加水分解しながら反時計回りにグルグルと回ります(ATPase)。
      細胞内(ミトコンドリアや原核生物の内膜)においては、こいつらは、
      呼吸によって生じた膜内外のプロトン濃度勾配(プロトンモーティブフォース)
      による拡散で(恐らく)時計回りに回転してATPを合成していると考えられています(ATP Synthetase)。

      分りにくいですね。
      まあ、餌から得たエネルギーで、ダムに水を汲み上げ、落下する水力でタービンを回して発電している、
      と考えれば良いでしょう。
      で、このタービンがATP synthetaseで、一分子の酵素からなる世界最小のモーターと言われています。
      因みにこのモーターのエネルギー変換効率はほぼ100%に達するそうです。
      なお、発電機に電流を流すとモーターになるように、
      ATP synthetase(ATP合成酵素)にATPを与えると、ATP ase(ATP分解酵素)として、回転する事になります。


      いづれにせよ、ミトコンドリアは回転しないですよ。
      と言いつつ、私自身素人でして、嘘を書いている可能性が大きいので、フォローをお願いしますね。>専門の人
      親コメント
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