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9542 story

ハッブル宇宙望遠鏡が修理されずに廃棄処分に 61

ストーリー by Oliver
軌道を回る大いなる目 部門より

cyber205 曰く、 "ハッブル宇宙望遠鏡が廃棄処分される予定となったそうだ。正式には来月の7日に発表の予定。NASAは最初から延命するつもりはなかったようだが、議会や専門家の間からさらなる延命と存続を強く望まれていたため、多少の迷走もあったようだ。結局いくら延命を望まれても「無い袖は振れない」というのがNASAの本音らしい。
次を担う宇宙望遠鏡 James Webb Space Telescope は2010年に打ち上げが予定されている(プレスリリース)が、かなりの時間が開いてしまうのは致し方ないところか。今度の望遠鏡は、ラグランジュポイントまで引っ張って行って稼働させる計画になっている。"

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  • by kyousum (11338) on 2005年01月22日 19時17分 (#682843) 日記

    本家で紹介されていた記事 [space.com]によれば、下院にそれなりにハッブル族がいるらしいので、ホワイトハウスが予算案から削っても、下院で復活する可能性もあるそうです。

    JW宇宙望遠鏡は赤外線中心なので、ハッブルの代替にはならないという話もありますので、ハッブルの継続か代替になるさらなる新望遠鏡を望みます。

    --
    # For man might be free./人は自由になれるかもしれないから。
  • ハッブルの利点だった大気の乱れのない観測も、現代の技術では補償光学系 [google.com]を使えば十分に補完できるし、地上だと複数の望遠鏡をつなげて干渉計にすることもできると言う利点もありますし、個人的には少なくとも今世紀中は宇宙からの観測にこだわる必要はないと思いますよ。
  • ショックです (スコア:2, 参考になる)

    by DoubleFire (16944) on 2005年01月22日 19時17分 (#682844) ホームページ 日記

    Hubble [hubblesite.org]が残した画像の数々 [hubblesite.org]・ Googleキャッシュ [google.co.jp]・日本語の案内サイト [dion.ne.jp]

    私は天文学者ではないのでハッブルの画像の学術的な真価はわかりませんが、宇宙の神秘を感じさせる素晴らしい画像が与えてくれた感動を思うと今回の決定を非常に残念に思います。

    後継機の打ち上げがあると良いですが、修理する予算すらなかったというのでは望み薄でしょうか。

    • Re:ショックです (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年01月22日 20時04分 (#682858)
      HSTのこれまでの実績には何の異論もないのですが。
      問題は、HSTのこれからの実績でしょう。どちらにせよ、JWSTの稼働する頃には、機体自体の寿命も来ますし、観測機器も陳腐なものになってしまっています。
      観測機器は人間が交換することができますが、STSがHSTにはもう行かないことが前提であれば、無駄にコストがかかるだけです。
      それなら、同じコストで新しい宇宙望遠鏡を上げる方がパフォーマンスがいいです。ただでさえ、複数の観測機器が相乗りするHSTは"機器ごとの観測時間が短い"という評価もありますし。

      #あと、JWST [nasa.gov]の現在の打ち上げ予定は2011年8月です。あまり古い資料に頼らないよう。
      親コメント
    • by shiraga (14233) on 2005年01月23日 7時59分 (#683035)
      全くの門外漢ですが、同じくハッブル画像(というか、高解像度可視光望遠鏡画像)のファンだったので、後継機までにギャップが出来てしまうのは残念です。

      「目に見える」というのは、人材を研究に引っ張ってくる入口として大きな魅力があるので、是非ともより高性能な後継機を作ってほしいですね。
      親コメント
  • 質問 (スコア:2, 興味深い)

    by Namo (14104) on 2005年01月22日 21時27分 (#682878) 日記
    ハップル宇宙望遠鏡で月面を観測した事はないのですか?
    あの倍率なら静の海に着陸したアポロの機材まで
    ばっちり確認できそうですし、某都市伝説にも終止符が・・・

    #そういえば宇宙清掃会社ってSF映画があったな
    #半端者の崩れ者ののエンジニア達が集まって大もうけを企む
    #そして月面にあるアポロの機材を回収し
    #ソ連に売りつける振りをして米国に回収して貰う計画

    #どっかで売ってないかなぁ。

    • Re:質問 (スコア:2, 参考になる)

      by sigma (8873) on 2005年01月22日 22時15分 (#682901) 日記
      上のコメントにあったハッブルのサイトで検索してみました。
      とりあえずみつかったのがこれだけ [hubblesite.org]。

      拡大図の方はコペルニクスクレーターです。
      左上の全体図とるために、130枚ほどの写真をつなぎ合わせたって
      書いてあるんで、静かの海も撮ってると思います。
      ただ、解像度が280feet(85m)らしいんで、
      目的のものを見つけるのは難しいんじゃないでしょうか?
      親コメント
    • by hayamatta (5356) on 2005年01月22日 23時02分 (#682915) 日記
      >#そういえば宇宙清掃会社ってSF映画があったな

      これ [vega.or.jp]ですね!
      Amazon でも検索してみましたが、みつかりませんでした。
      もう一回見てみたいなぁ。
      親コメント
    • by kota128 (6016) on 2005年01月23日 3時29分 (#683010)
      ばっちり確認できそうですし、某都市伝説にも終止符が・・・
      アポロはアメリカの陰謀だ!って言ってる人に、ハッブルの写真を見せても無駄だと思われ。
      #すばるなら・・・日本政府もグルになっている!と言われるのがオチだなorz
      親コメント
    • Re:質問 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年01月23日 6時45分 (#683027)
      月面のアポロ機材を認識できるには解像度が数桁足りなかったはず。
      誰かがNASAに問い合わせて、はっきり「無理です」というメールをもらった、という英文記事を見た記憶があるので。

      …と思って検索したら、なんかいろいろ出てきた。
      どうやらアメリカでは有名な話題らしいね。
      http://sm3a.gsfc.nasa.gov/messages/676.html
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      • by taka2 (14791) on 2005年01月23日 7時16分 (#683029) ホームページ 日記
        じゃあ、それより大きい構造物ということで、
        宇宙から万里の長城が見えるか [google.co.jp]どうかチャレンジしてみるとか

        ハッブルの分解能は0.05秒で、
        高度600kmから見た万里の長城の幅10mは約3秒ですから、
        空気の揺らぎとかを考えても、見ることは出来そうです。
        親コメント
        • 確か太陽の光が強すぎる場合によっては機器を壊してしまうことがあるとのことだったと思うので太陽の光を反射している地球を撮るのはリスクが高いのではないでしょうか。

          確か金星に向けるのにも非常に限られた時間しかできなかったと聞いたことが……。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          > 宇宙から万里の長城が見えるか [google.co.jp]どうかチャレンジしてみるとか

          肉眼での話題に望遠鏡を持ち出しちゃダメだよ。
    • by Anonymous Coward
      たぶん明るすぎて見えない、に一票。
  • by Anonymous Coward on 2005年01月23日 2時17分 (#682992)
    こういうところに金と人を使った方がよいというのはいつになったら分かるのだろう。
    • いろいろ理由づけて軍事費を浪費したほうが儲けが多い(という立場の人が大統領とその側近の任に就いている)からこそハッブルの廃棄となったわけで。それに何万光年も彼方の宇宙の仕組みが分かったからといって石油資源も領土も得られるわけでもありませんし。
      • by Anonymous Coward on 2005年01月24日 2時46分 (#683378)
        最も効果的な公共事業は、民間の需要を奪わない無駄なことに金を費す
        ことです。例えば、山を削って他の場所へ山を造りまた元の場所へ戻す
        などです。もちろん、財政が逼迫してない場合に限りますが…

        # 天体観測が無駄と言ってる訳じゃないので悪しからず
        親コメント
    • それを言い出したら、ハッブル望遠鏡に金と人を使うよりも、
      慢性飢饉対策に使った方が良いとか、きりがないですよ。
  • by Anonymous Coward on 2005年01月22日 19時06分 (#682838)
    パワーアップブースターとかが簡単に装着できるのだが
    実際はうまくいかないという話ですね。

    初めから廃棄することを前提に設計されてれば
    落とすことも可能だったでしょうけど

    治すにしても落とすにしても手間がかかるのは今後の課題ですね。
  • by Anonymous Coward on 2005年01月22日 19時14分 (#682841)
    > 今度の望遠鏡は、ラグランジュポイントまで
    > 引っ張って行って稼働させる計画になっている。

    随分遠くまで持っていくんですね。
    修理する時にはかなりコストがかかりそう
    次のも壊れたら使い捨てでしょうかね
    • Re:遠い (スコア:2, 興味深い)

      by Jadawin (2174) on 2005年01月22日 19時24分 (#682848) 日記
      そもそも、ハッブルの場合姿勢制御用スラスタが壊れたのが捨てる原因ですから、
      姿勢制御の頻度が少なくなるラグランジュポイントであれば、長寿命化が望める
      ということではないでしょうか。

      #壊れたら使い捨ては同じでも、落とす必要はなくなるかな。
      親コメント
      • Re:遠い (スコア:2, 興味深い)

        by zjavier (22364) on 2005年01月22日 19時55分 (#682853)
        > #壊れたら使い捨ては同じでも、落とす必要はなくなるかな。

        いえ、やはり適切な場所に破棄する必要があります。
        ラグランジュ点近くに壊れた衛星が漂っていたら、
        今後のL点利用に重大な影響が出ます。
        親コメント
        • by nq (16642) on 2005年01月22日 22時12分 (#682897) 日記
          JWSTが置かれる予定のラグランジュ点はL2点と呼ばれて、ポテンシャルの鞍部になる不安定平衡点です。したがって、放置しておけば、そこから離れて、L4,L5の方へドリフトしていくはず。
          (逆に言うと、L2点でも、位置を保つために、推進ジェットが必要です。)

           2体重力系において、遠心力と重力が釣り合うラグランジュ点は、5点あるのですが、そのうち、2体を結ぶ線上にあるL1(地球と太陽の間)、L2(地球から見て太陽の反対側)、L3(太陽の向こう)はどれも不安定平衡点です。安定なのは、この太陽と地球を結ぶ線分を底辺とする正三角形の頂点にあたる(言い方を変えると、公転軌道で位相角60度前と後)L4点とL5点です。
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        • by maruto! (18665) on 2005年01月22日 20時05分 (#682859) 日記
          >いえ、やはり適切な場所に破棄する必要があります。

          この場合の適切、はどの辺でしょうねえ、、
          月にぶつけるか、あるいはフライバイさせて地球圏からはじき出すか…
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          • by KAMUI (3084) on 2005年01月22日 20時45分 (#682867) 日記
            素人考えでアレかもですが,フライバイさせる為に
            ラグランジェ点から月の重力圏まで?移動するのに
            必要な分の燃料はど~しますの?

            廃棄する時のために備えて,予め積んだ状態で運用なんてのは
            幾らなんでもギャグになっちまいますし。

            #姿勢制御の分を使い回すとかでなんとかなるんでしょか?
            親コメント
            • by Landie(GRG) (6950) on 2005年01月22日 21時45分 (#682882) ホームページ
              後継機をぶつけて弾きとばす。
              後継機の方も、減速用燃料を節約できて一石二鳥。

              ※運用開始前に壊れることがあるので注意。
              親コメント
            • by nq (16642) on 2005年01月23日 11時09分 (#683085) 日記
              L2から月に廃棄、あるいはスイングバイというのはエネルギー的にも技術的に難しいでしょうから、下に書いたように、L4かL5へドリフトさせるというのが適当だと思います。

               ただ、廃棄のための設備・資源を予め積んでおく、というのは宇宙デブリや地上落下が問題になる低軌道の大きな衛星の場合は既に現実的な要件になっています。

               
              親コメント
      • Re:遠い (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2005年01月22日 20時37分 (#682863)
        >ハッブルの場合姿勢制御用スラスタが壊れたのが捨てる原因
        ジャイロです。
        親コメント
      • Re:遠い (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2005年01月22日 21時49分 (#682885)
        長寿命化が望めても、最初から壊れてた場合
        やっぱりなおしに行くの大変なんじゃないでしょうか。
        ハッブルもしょっぱなから壊れてませんでしたっけ?
        遠くにあるってことは不測の事態に弱いような。
        ISSを中継基地にしたりするのかな?

        いきなり
        「がんばって打ち上げたはいいけど壊れてたし
         なおしに行くのも面倒なんで廃棄しまーす」
        となったら、あまりにも悲しすぎる……
        親コメント
    • Re:遠い (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2005年01月22日 22時14分 (#682898)
      ちなみに、ラグランジュポイントといっても、
      地球-月系のではなくて、太陽-地球系のですよ。

      タレコミにあるプレスリリース [nasa.gov]によると、

      It will take about three months for the spacecraft to reach its destination, an orbit 940,000 miles or 1.5 million kilometers in space, called the second Lagrange Point or L2, where the spacecraft is balanced between the gravity of the Sun and the Earth.
      ってことですから。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年01月23日 16時09分 (#683164)
    ハッスル望遠鏡と名づけられます
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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