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9761 story

帰って来た「ちびくろ・さんぼ」 298

ストーリー by Oliver
自分で読んで自分の意見を決めるチャンス 部門より

KAMUI 曰く、 "YOMIURI ON-LINEの記事に依ると,かつて「人種差別的である」とされて絶版となった「ちびくろ・さんぼ」(岩波書店版)が瑞雲舎から復刊する事になった。
「ちびくろサンボ」(The Story of Little Black Sambo)は元々,19世紀末に Helen Bannerman が娘たちのために描いた絵本で,1899年に出版された。虎が登場する事や「インドでは(バターを)ギーと言います」などの内容を考えれば舞台は Bannerman 夫妻が在住していたインド周辺と考えるのが妥当だと思われる。
だがアメリカで出版されて後に物語がアメリカ南部の黒人一家の話に改変された事や,出版された中に人種差別的な翻訳や挿絵が使われたものがあった事,また黒人男性を蔑視する「Sambo」という呼称が存在した事などから 1960年代の公民権運動の過程で「差別的な本」との印象を持たれ店頭から消えた(但し絶版にはなっていない)と言う。
日本では 1988年に市民団体の抗議から岩波書店版が絶版になった事に始まり,当時出版されていた数十種類全てが絶版となった。当時,所謂「言葉狩り」が全盛期?で出版社側が過敏になっていたと言う理由もあるのだが,有無を言わさぬ絶版や図書館からの撤去,更に焚書(!)が行なわれた事もあってこれがその後の長い論争の原因ともなっている。
なお,1999年に Bannerman の絵を使ったオリジナル版の翻訳本が径書房から出版されている。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by simon (1336) on 2005年03月04日 3時23分 (#703135)
    そもそもの発端は「黒人差別をなくす会」という名称の人権団体
    (とはいえその実態は大阪に住む一家三人でしかないらしい)
    が1989年からはじめた「言葉狩り」としか言いようが無い抗議活動にあるわけで。

    彼らの餌食になったのは『ちびくろさんぼ』のほかにも
    『ジャングル黒べえ』が闇に葬られ、
    『Dr.スランプアラレちゃん』『オバケのQ太郎』
    『ジャングル大帝』『あんみつ姫』
    などの作品が改変を余儀なくされたということだ。

    一家の活躍の歴史 [shana.jp]はこちら。

    「黒人差別をなくす会」と北大路書房との質問状のやりとり [shinshu-u.ac.jp]などを読むかぎりにおいては、いささかエキセントリックな(というよりもむしろ異常な)識見をお持ちの方々のようです。
    無論、黒人差別を含むあらゆる人種差別は決して許容されてはならないものですが、しかし彼らのような方法で
    小手先の表現だけをあげつらうような近視眼的なやり方では黒人差別の解決にはならないし、
    むしろ差別解消への努力をしている人々の妨げにしかならないと思います。

    ぶっちゃけ、
    『ジャングル大帝』で黒人の唇が分厚く描かれているからといって人種差別であると批判するのは、
    マンガの内容を全く読めていない知的盲目以外の何者でもないと思われ。
    • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 9時53分 (#703212)
      いつも思うのですが、この手の市民運動を、「差別されている(とされる)側」――この場合は黒人――はどう考えているのでしょうね。当の黒人が何とも思っていないとしたら、全く無関係な外国人団体が奇声をあげているのは滑稽に映ることでしょう。

      かつて「ミゼットプロレス」という、身長 120~130cm くらいのレスラーによるプロレスがテレビで放映されていましたが、これを「先天的に身長の低い人に対する差別を助長する」とか何とか言って抗議した市民団体(プロ市民?)がいました。その結果、ミゼットプロレスはブラウン管から姿を消しましたが、当のミゼットレスラーたちは仕事がなくなり、路頭に迷ってしまったのです。

      「サンボ」という名前は別にして、『ちびくろサンボ』をどう思っているのか、黒人の意見を聞いてみたいものです。
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      • by samayoi (16974) on 2005年03月04日 11時07分 (#703261) ホームページ 日記
        「サンボ」という名前は別にして、『ちびくろサンボ』をどう思っているのか、黒人の意見を聞いてみたいものです。
        ええと、何年か前の深夜ニュース番組(具体的な番組名は失念)でまさしくこの話題を取り扱ったことがあります。
        そのときに出てきた意見は、
        「これが差別的とは思わない。キャラは可愛いし、行動は勇敢ではないか」
        …というものだったと記憶しています。

        私自身「ちびくろさんぼ」を子供の頃に読んだ人間なのですが、その馴染み深い絵本が実は人種差別と攻撃されて店頭から消えていたというニュース特集に対して、根本的な何かが全く異なるものに触れたような、言い知れぬ違和感を感じたのをよく覚えています。

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      • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 10時37分 (#703241)
        「女性差別女性差別」と騒ぐ田○陽子を見てどう思うか、知り合いの女性に聞いてみれば、ある程度類推が出来るんじゃないでしょうか。(w
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    • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 7時56分 (#703172)
      そもそも、ちびくろさんぼのおもしろさって言うのは、たとえば虎がバターになるだとかの話の内容であって主人公が黒人である事ではないんですよね。
      別にさんぼの名前が違おうが黒人でも白人でも日本人でも犬でもおもしろさは基本的に変わらないと思う。
      人種差別って言うのは確かに問題だけど、こういうのはまた別でしょう。大体、黒人である事が問題なんだったら主人公を犬にしたときに文句を言う必要なんて無かろうに。

      結局、何を問題にしてるのかな?
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      • by nim (10479) on 2005年03月04日 10時16分 (#703228)
        しかし、ある物語の魅力(「おもしろさ」)を、要素に分解するのは実は難しい作業ですね。
        確かに、虎がバターになるところはこのストーリーのおもしろさの主軸ではあると思いますが、
        主人公がたとえば日本人の女の子でも魅力が変わらないかというと、そうも言えないと思います。
        虎は南アジアの動物なのですから、リアリティを保つためには、それなりの配慮があったほうがよいです。
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      • 冷静に考えれば確かにその通りです。
        その通りなんですが、昨日まで慣れ親しんでいた物語の主人公が
        今日いきなり「差別だ」などと言われたとしたら、戸惑うものですよ。
        だからといって、十分な時間をかけて議論すればそういうことはないか、と言われれば難しいところなんですが。
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    • by juan (3871) on 2005年03月06日 0時33分 (#704462) ホームページ 日記

      「黒人差別をなくす会」と北大路書房との質問状のやりとり [shinshu-u.ac.jp]

      上のサイトで他のページを見ていたら、黒人差別をなくす会のアメリカオフィスからの抗議文なども届いている [shinshu-u.ac.jp]ようですね。というわけで、少なくとも一家のみではない…のか?と思ったのですが…
      アメリカからなのにB4の封筒で送られてきたとか、

      "The Association To Stop Racism Against Blacks"という組織名で検索 [google.co.jp]してもほとんど情報がないとか、どーもあやしい。
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    • 特にこのトピックに関して言うならば、問題点は
      「出版物のある表現が差別につながるのかどうか」
      に絞られるべきであると思います。

      >『ジャングル大帝』で黒人の唇が分厚く描かれているからといって人種差別であると批判するのは、
      >マンガの内容を全く読めていない知的盲目以外の何者でもないと思われ。

      この部分は慎重に議論されるべきで、 このように拙速に解を求めるのは危険であるし、何よりそのような態度をとることが、我々が犯してきた間違いをまた犯す危険性をはらんでいるのではないでしょうか。
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      • by NAT33 (17123) on 2005年03月04日 6時43分 (#703162)
        唇が分厚く描かれているからといって人種差別であると思っている方々は、そのこと自体を身体的に劣っていると思っているんじゃない?

        #でなきゃ、差別だとは言わないと思うんだが。
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      • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 5時35分 (#703157)
        我々が犯して来た間違いは、差別だと言われて思考停止して、 反対意見を封殺したこと。
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      • by Nutts (22901) on 2005年03月04日 10時31分 (#703240)
        >拙速に解を求める
        >慎重に議論されるべき

        「議論」すべき問題ですか?
        読んだ人が「人種差別」と感じるかどうかを他人がいちいち
        「慎重に」議論して意味があるのでしょうか。

        こうやって作者の伝えたいことを歪曲して受け止める人が
        少しでも少なくなることを祈るばかりです。
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      • ok. じゃあ議論しよう。

        。。。んで、何を議論するの? 分厚い唇はセクシーか否か、とか?

        # 議論「されるべき」ってのも、なんだか無責任な言い方かと思ワレ。

        --
        むらちより/あい/をこめて。
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  • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 9時25分 (#703195)
    岩波書店というところは元の原版がある限りは絶版という扱いはせず、
    あくまでも品切れなのだそうです。
  • 径書房 (スコア:3, 参考になる)

    by cljack (22418) on 2005年03月04日 9時31分 (#703200)
    径書房は話題になった当時からがんばってたよね.
    日本語版も出してたし,
    ちびくろさんぼのおはなし [komichi.co.jp]
    関連本も出してた.
    『ちびくろサンボ』絶版を考える [komichi.co.jp]
    ちびくろサンボよ すこやかによみがえれ [komichi.co.jp]
  • 北大路書房からチビクロさんぽってな本が出てますやね。
    さんぽ、です。ぽ。
    主人公がチビクロという犬になっていて、要はヤバい要素を全部排除した、という事なんでしょうが、幼い頃にサンボを読んでいる身としては「エェェ(´Д`)ェェエ」て感じでした。
    しばらく会えなくなったり、犬にされてみたり、サンボの側としてみてはたまったもんじゃありませんな。
    「バターとかパンケーキが面白いんだから、別に犬でもいいじゃない」なんて言われてもこっちもたまったもんじゃありません。全ての要素が思い出になっていて、それを妙な運動(?)で改変されてしまうのでは、ちょっと悲しい。
    あげくイマドキの子供に「犬が黒人になった……」とか言われたらと思うと、本当に遺憾なんですよ。
    --

    # いつも心にサングラス。
    • by Sakura Avalon (12557) on 2005年03月04日 10時27分 (#703237)
      私は店頭であれを見て「黒人は犬畜生だと言いたいのか…」と激怒しました。まったく知らないままに読むだけならともかく、オリジナルをわずかでも知っているならば簡単に比較できてしまいます。安易にキャラを変えとけばいいだろう的な改変が逆にひどい差別本と化してしまっており、本来はなんの問題もなかった童話なのに最悪の展開を迎えてしまったというのが印象でした。
      童話コーナーにはちょくちょく立ち寄るのですが、本を手に取っただけで身震いするほどの怒りを覚えたのはあれが初めてです。
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    • by Namo (14104) on 2005年03月04日 9時05分 (#703187) 日記
      >イマドキの子供に「犬が黒人になった……」
      >とか言われたらと思うと、本当に遺憾なんですよ。
      どう説明したらいいか悩みますね……(つд`)


      「むかしむかし…それはそれは面白い本があってのー」
      「実はこうこうこう言う経過が~」
      「……と、最後はこう言う結末だったのでした」

      子供 「ZZZ……」

      こう言う大人達の争いの犠牲者ってのは何も知らない「子供」

      #何時の日か寝かせるときの子守話にならんことを。
      #雪だ…動けねぇ_| ̄|○

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  • by akiraani (24305) on 2005年03月04日 11時40分 (#703286) 日記
     欧米諸国は歴史的経緯からそういう差別が存在するというはわかるんですが、日本でそんなの規制してなんになるのかがそもそも疑問。
     もう過ぎたことでいまさら言うのもなんですが、黒人差別を浸透させてるだけのような……。

    「差別差別いうてるやつがほんまもんの差別なんじゃぁっ」

    • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 15時57分 (#703453)
      うちにアフリカ系のお客さんが来たとき2歳の娘は泣きました。
      見慣れない容貌の人に対する生理的な拒絶反応というのはありますよね。
      (ちびくろサンボ読ませておけば泣かなかったかも(^^;)
      そういう意味での差別は存在すると思いますよ。
      でもこういうのは言葉狩りとは関係ない事象だと思います。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2005年03月04日 7時33分 (#703168)
    この人達に燃料(資本)を補給している人たちって。

    言葉狩りで飯が食えるなら、いい商売だと思うが、
    そんなもので飯が食えた話は、似非○○系しか見られないけどな。

    某問題ふたつで気勢を上げている連中も同じかもしれないが、
    ただこちらは日本政府の看過した政策の被害者、その心中察するに
    十分に妥当性がある。…しかし彼らには何があるんだ?

    さて、今回もマッチポンプが始まるのか、知財の次はまた人権系か
    そんな事している場合じゃないと思う、日本の土台が崩れつつあるのに

    もはやこの国は知財ゴロと人権ゴロに席巻されつつあるな。
    こんな偏狭な思考を植え付けた戦後日本の学校教育は如何?と思う

    #似非人権団体はマジで恐ろしいのでAC

  • >黒人男性を蔑視する「Sambo」という呼称

    だったら、あの秋葉原の牛丼屋 [nifty.com]は名前を改称しないといけない訳か?
    --

    /* Kachou Utumi
    I'm Not Rich... */
  • by Elbereth (17793) on 2005年03月04日 10時26分 (#703236)
    え?
    ファイルサーバの話じゃない?
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「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」

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