金ナノワイヤによるアクチュエータ実現の可能性 3
ストーリー by yosuke
10^-9の世界で 部門より
10^-9の世界で 部門より
NewScientistの記事より。大阪大学超精密科学研究センター教授の広瀬喜久治と助手の小野倫也は、ヘリカル多層シェル金ナノワイヤの電子導電特性を計算し、Physical Review Lettersで発表した。
太さ1nm, 長さが~数10nm程度のヘリカル多層シェル金ナノワイヤは、量子化伝導効果によりジュール熱を発生させずに電流を流すことができるため、将来のナノデバイス用電子回路の材料として期待されている。著者らは、第一原理分子動力学シミュレーションによってこの構造の電気特性を計算した。この論文の中で、著者らは特筆すべきこととして、ワイヤが細い場合、シェルをらせん状に流れる電流が独特の磁場を発生させていることを挙げている。これによってnmサイズのソレノイドを作成できる可能性もあるという。
ソレノイドはナノマシンのバルブやアクチュエータとして使うことができる。まだ計算上でしか示されておらず、記事中でオクラホマ州立大のJohn Mintmireが言うように、実際に動くものを作成するにはかなりの困難が伴うと考えられるが、興味深い話である。
太さ1nm, 長さが~数10nm程度のヘリカル多層シェル金ナノワイヤは、量子化伝導効果によりジュール熱を発生させずに電流を流すことができるため、将来のナノデバイス用電子回路の材料として期待されている。著者らは、第一原理分子動力学シミュレーションによってこの構造の電気特性を計算した。この論文の中で、著者らは特筆すべきこととして、ワイヤが細い場合、シェルをらせん状に流れる電流が独特の磁場を発生させていることを挙げている。これによってnmサイズのソレノイドを作成できる可能性もあるという。
ソレノイドはナノマシンのバルブやアクチュエータとして使うことができる。まだ計算上でしか示されておらず、記事中でオクラホマ州立大のJohn Mintmireが言うように、実際に動くものを作成するにはかなりの困難が伴うと考えられるが、興味深い話である。
ワイア? (スコア:1)
棒じゃないかな~。
多少はしなりそうだけど。
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:ワイア? (スコア:2, 参考になる)
ナノウィスカーと言う言葉もあるようです。 Google 検索: ナノウィスカー [google.com]
Re:ワイア? (スコア:2, 参考になる)
実は某所で広瀬先生のこの話題の講演を聞いたのですが、あまりに難しくて途中で気絶してしまいました。
さて、これのミソは、金原子の配列が結合角の関係上(だったかな?)螺旋を描いて配列していることです。
ちなみにカーボンナノチューブは長軸方向に対して垂直に周期構造をとっています。
金のナノチューブでは、この螺旋にそって電子が流れることで、チューブ周囲に特異な磁場が発生するのではないか、というのが論旨。
なかなか興味深い結果ですが、実際に観測するのはチューブの合成もあるし、磁場の測定もあるし・・・結構たいへんそう、というのが感想でした。
(磁場はSQUIDでいいのかな?←ご存じの方、フォロー願います)