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糸を使ってカタツムリを捕まえるイモムシ 5

ストーリー by yosuke
まるでクモのような 部門より

New Scientistの記事News@Natureの記事より。ハワイ大学のDaniel Rubinoffは、生糸を使ってカタツムリを捕らえて食べる蛾の幼虫を発見したことを発表した。この発見は、7/22号のScienceに掲載(要登録)されている(Science 7/22号日本語版)。
ハワイで発見された体長7~10mmの蛾の幼虫は、普段は自分の糸で作った繭のようなものの中にいる。近くをカタツムリが通りかかると、そのカタツムリを葉の上に糸で固定し、葉から落ちて逃げることを不可能にしてから、生きたまま食べる。カモフラージュのために、自分の周りに食べ終わったカタツムリの殻を飾り付けているものさえいるとのこと。
すべてのイモムシは糸を吐くが、その糸をまるでクモのように捕食に使う行動は、他に例がない。Rubinoffのサイトには、捕食の様子を撮影した写真も載せられている。この蛾は、Hyposmocoma molluscivoraという新種に位置づけられた。
蝶や蛾の幼虫はほとんどが草食性であり、肉食性のものは0.2%以下に限られている。カタツムリを食べるイモムシの発見は、このような特異的性質の進化にはハワイ諸島のように隔離されていることが重要であることを示す証拠となるという。

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