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10695 story

シンセサイザーの父、Bob Moog氏死去 67

ストーリー by yoosee
新しい音の創造者 部門より

Lcs 曰く、 "ミュージックシンセサイザー(モーグ・シンセサイザー)を発明し、現代の音楽界に革命を起こしたBob Moog氏が、8月21日に死去した (オフィシャルサイトの記事)。 現代の音楽制作において必須ツールともなっているシンセサイザーの生みの親である氏の経歴は、ドキュメンタリー映画「MOOG」として公開されている。

以下の経歴は昨年公開された氏の自伝的映画、Moogのオフィシャルサイトからの引用

1934年生まれ。ロバート・A・モーグ博士 愛称:ボブ=モーグ。(MOOGは“ムーグ”ではなく正式には“モーグ”と発音。)MOOGシンセサイザーの開発により、電気で音を出し音楽を作るというそれまで一般には馴染みの無かった分野の音楽=「電子音楽」を広く世間に知らしめたエレクトロニック・ミュージックのパイオニア。音楽界を革命的変革に導いた伝説のエンジニアリング・デザイナー。アメリカを代表する発明家として称えられ、2002年にはグラミー賞の技術部門賞を受賞。現在もノースカロライナ州アッシュビルに本社を置くモーグ・ミュージック社で日々精力的に電子楽器の研究・開発に携わっている。
謹んで氏のご冥福をお祈り致します。"

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • テルミン博士 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2005年08月22日 15時49分 (#785208)
    も映画の公開された1993年に亡くなっているんですよね。
    それなりに年とはいえ、映画の公開直後に亡くなるのは、嫌な暗示。
    • Re:テルミン博士 (スコア:2, 参考になる)

      by Sakura Avalon (12557) on 2005年08月22日 19時07分 (#785341)
      音楽と映画といえばレイ・チャールズの伝記映画「Ray」も、亡くなった年に公開されています。(日本公開は翌年になりましたが。)
      こちらは公開の方が後になっていますが、健在な頃に制作は始まっていましたので主演のジェイミー・フォックスは本人に付き添ってシンクロするまで仕草から何から何までを吸収し続けて、ついにはセッションが張れるほどにまで到達したそうです。映画本編でなく予告編を見るだけでも、まさにそこにレイ・チャールズがいると思えるほどの凄まじい存在感になっています。

      直後に亡くなるというのも寂しいものがありますが、本人が制作に参加したり作品を確認できたりするだけまだ良かったと思えます。亡くなった後に作られたものだと、美化しすぎてどこまでフィクションやら分かりにくいものもありますから。

      #映画「テルミン」なんて、映画が作られていなければあのクライマックスシーンは現実に存在さえできなかったでしょうしね。
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    • …とのつながりでいえば、
      確かテルミンの製造販売もしてましたよねぇ?<モーグ
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    • by Anonymous Coward
      ところでウェンディ・カーロスさんはお元気なんでしょうか?
      • by Anonymous Coward
        つ【http://www.wendycarlos.com/】
        彼女も随分とお年をめされたようで。
        • by Anonymous Coward on 2005年08月22日 19時39分 (#785360)
          >つ【http://www.wendycarlos.com/】

          そのwebにはワルターさんの存在をうかがわせるものはまったく無いようですね.
          (Photo Archive にも Biography にも)
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  • by g26a345 (7671) on 2005年08月22日 17時29分 (#785263) 日記
    モーグ、じゃなくて、ムーグシンセサイザーと言われて、真っ先に思い浮かぶのがELP。
    懐かしいナ。
    • by wa_ (9583) on 2005年08月22日 18時12分 (#785296)
      自分が思い浮かべたのは、冨田勲です...彼もまた「ムーグ」と読んでいたはず。

      昔懐かしいサウンドオブポップス(NHK-FM)での小松左京との対談で、
      「ダフニスとクロエ」冒頭ストリングスパートの製作過程を
      解説していたのが、シンセサイザーとの関わりの最初でした。
      フィルタ(VCF)をオシレータにした(ホラ・スタッカート)という話は、
      少し大きくなってから聞いてひっくり返った覚えが。

      ご冥福をお祈りいたします。>Moog博士
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      • by joecool (4644) on 2005年08月22日 19時31分 (#785354)
        > 自分が思い浮かべたのは、冨田勲です...彼もまた「ムーグ」と読んでいたはず。

        いや、世間一般が"ムーグ"と呼んでいたときに彼は頑なに"モーグ"を通した人だったはずです。
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      • by Charger (23938) on 2005年08月23日 4時05分 (#785658)

        随分昔にインタビュー記事で読んだ覚えがあるのですが、輸入しようとしたら税関で「書類には『楽器』とあるが、とても楽器には見えない」と止められ、慌ててモーグ社から証明書を送ってもらってやっと手に入れた、とおっしゃっていたような。

        確かに写真に写っていた物は古えの電話交換機にしか見えず「こんなので音が出るんだ」とびっくりしました。

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  • miniMOOG (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2005年08月22日 17時43分 (#785274)
    MOOGが人の名前と知ったとき、真っ先に「miniMOOG」というネーミングはどうかと思った。(^^;
    「ちびノリダー」じゃないんだから;

    ここが解りやすいです。(モリダイラ楽器)
    http://www.kiwi-us.com/~mmi/Moog/index.htm
  • お気に入りのアーティストやアルバムがあれば教えて下さい

    おいらは初期の Rocketship と Stereolab
  • by Anonymous Coward on 2005年08月22日 16時27分 (#785220)
    >現代の音楽制作において必須ツールともなっている

    厳密には必須ではないと思うね。今はほとんどPC内部で完全デジタル処理する
    環境に移行してるし、アナログシンセだってその中で使われるライブラリの
    ひとつでしかないわけだし。
    • by alex (23538) on 2005年08月22日 20時40分 (#785406)
       ここにぶら下げてよいのかどうか迷いますが、Moog氏の功績は、 1[oct/V](1オクターブの周波数の変化を起こすのに必要な電圧 (差)は1ボルト)というシンプルでツブシの効く仕様でシンセサイザーを構成したところにあります。
       他にも包絡線発生器のパラメータをアタック、ディケイ、サスティン、リリースで構成したことなんかも彼のオリジナルであったかと思います(ちょっと自信なし)。
       実は当時既にブックラに代表されるような、ほぼ似た形式の減算合成方式のシンセサイザーが存在していたのです。
       さらに言えば、アナログ式シンセサイザーは当時広く使われていたアナコンそのものといってもよく、それを楽音合成用にうまくモジュール化したものが(ミュージック)シンセサイザーだ、ともいえます。

      ...元シンセ少年としては、こういうコメント書くのは懐かしいっすね。
      親コメント
    • Moogが存在し、アナログシンセが誕生していなければあなたの言う「PC内部で完全デジタル処理する環境」は存在していないでしょうね。
      なんで、こんな事書く奴がスラドにコメント書いてるのかなぁ。
      もうちょっと勉強してからコメントしてね。
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      • by Anonymous Coward on 2005年08月22日 18時00分 (#785287)
        音色というソフトとしては生き残ってるけど、ハードとしては既に依存していない、といいたいのでは。 でも、生楽器にしろ電子楽器にしろ「ねいろ」という「文化」は完全デジタル処理になっても影響を与え続けていると思う。いいことでもあるけど、既存の「ねいろ」から逃れられなくなっているという意味では悪いことなのかもしれない。 何れにしろハード面だけで語るのは一面しかとらえてないと思う。
        親コメント
      • 「とりあえず目についたところから否定的なコメントをつけておく」

        という反射パターンに支配されている人間が多すぎるよなあ。
        そこが変わればもっと魅力的な場になると思うのに。
      • アナログシンセの発明がなくてもサンプラーは存在したんじゃないかな?
        • by G7 (3009) on 2005年08月22日 23時03分 (#785523)
          それは…わかんないなあ。
          もろに「歴史のif」ってやつだと思う。

          メロトロンとかは有ったとはいえ、
          テープずるする引きずるそのシステムは、
          はっきりいって「実用的」な楽器じゃなかったでしょう。

          MOOG方式は楽器としてなりたちやすい形でなりたたせた、ってのが味噌だと思うなあ。

          #個人的にはMOOGとかのいわゆるアナログシンセの類の音は全然好きではないが…
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          • by Anonymous Coward on 2005年08月22日 23時43分 (#785561)
            それでもKING CRIMSONなんかを筆頭に
            メロトロンを使った名曲を残した人たちは結構いるんだよな。
            Moogにしてもそうだが独特の音色があるというのがポイントではあったろう。
            原理上あらゆる音が出せるはずなのに
            「メロトロンっぽい音」というイメージが一般に芽生えてしまったのは
            開発者としては不本意だったろうが。

            逆に今時のナントカ音源の良さを発揮した名曲、というのは原理上ありえないんだろうけど、
            まあ正常進化といえばそうなんだから仕方がない。

            昔のディレイもテープで録音→タイミングをずらして流す。というものだったそうだが
            リッチーブラックモアなんかはかなり後の時期までそれを好んで使っていた。
            単なるこだわりもあるだろうけど
            「これでしか出せない音」があった、というのが
            ディレイにせよメロトロンにせよMoogにせよ生き残ってしまう秘訣になってる

            (と俺は思うぞ)
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        • > アナログシンセの発明がなくてもサンプラーは存在したんじゃないかな?
          メロトロンはあるいみサンプラーですかね。
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    •  てか、そもそも音源チップそのものが、件のシンセサイザーの子孫だと思うんだが……。
       シンセサイザーが生まれなければ、FM音源も存在し得ないわけだし。
       音源チップと、それを搭載した音源ボードが存在しなければ、今のような打ち込み音楽の発展はなかったかもしれない。
      --
      --- どちらなりとご自由に --- --
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      • 加算式のFM音源が減算式シンセサイザーの子孫というのは、ちとひっかかる。

        原理的には、むしろパイプオルガンの方が近いし > FM音源
        •  いや言葉的には、シンセサイザーの子孫=音源チップで、シンセサイザーの子孫≠FM音源 [wikipedia.org]だよー。(w;

           でも個人的には、シンセサイザーが出現しないと電気的に波形を変形させて音を発生させようというアルゴリズムそのものが出現しないような気がする……。
           そういう意味では、加算だの減算だのを抜きにして、アナログシンセサイザー [wikipedia.org]は音源の進化において枝分かれの根元に近いところにあるんじゃないかな?
          --
          --- どちらなりとご自由に --- --
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        • FM音源は、加算式というより乗算式と言ったほうが正確だと思います。
          大量のオシレータを用意しなければ幅広い音色を作れない加算方式に対し、たった2つのオペレータでも幅広い音色を作れるのがFM音源の醍醐味なので…。

          加算も可能ではありますが、パイプオルガンに似ているのは一部のアルゴリズムだけですよね。
          • というか、オペレータ(オシレータ)を真横に並べた
            あのアルゴリズム(設定のことをFM音源用語でそう呼びます)は、
            厳密にいえばFMとは言えないと思う。
            なにせFM(周波数変調)をしてないんだから。

            乗算とも微妙に違うけど、まあなんにせよ加算じゃないよね。

            #加算といえば思い出すのはカワイのK5系とかの音源なのでG7
            #カワイって愉快な音源が多いよね。
            #というか音源だけじゃないが。MAV8とかMIDIスライダー沢山並べた機械とか。
            親コメント
          • おなじく

            加算→フェアライト
            減算→フィルター式
            乗算→FM音源

            てなイメージでおりました。私は。おっしゃるようにFMでも加算式は可能だし、アナログ式でもFMも可能だったし、フェアライトはなんで
            • >ムーグシンセのエポックメイキングなところは、キーボードなどのUI部分
              miniMoogの一部フィルター以外、特許を取らなかった事ではないかと。
              もっとも、GNU的な信条・思想・文化に基づくものだけではなかったようで、
              本人は「
            • うろおぼえですが、FM音源は

              sin(x+a*sin(b*x))

              で、aやbを変えることによって波形が変化するというような事だったと思います。 乗算とはちと違うような・・・
    • たとえサンプラーやデジタルシンセが大量にあったとしても そこにはMOOGでしか出せない音が現実にある。 音楽家ならそれが最も重要。
      親コメント
    • 最初のコメントに戻りますね。 シンセサイザーが登場したのは少なくとも35年以上まえなのです。今のようなPCなんかなかった時代です。そんな時代に要素で音が合成できることを電気回路で実証してくれたのです。これは大きな発明だったと思います。デジタル化はかなり後で行われた改良技術です。
      親コメント
    • なんかピントがはずれてない?
      PCのソフトウェアシンセだってシンセにはかわらんし、その生みの親って言う事でしょ?
      シンセをアナログとデジタル(っていうかソフトウェアシンセ)にわける事自体ナンセンスに思えるんだけど。(っていうかほとんどのソフトウェアシンセはアナログシンセを模写しているし)
    • >音楽制作において必須ツールともなっている
      で止めるからですよ!
      >音楽制作において必須ツールともなっているシンセサイザー
      までいけば、必須ツールの意味が理解できるはず。 プラス偉大さもね
    • 減算式シンセという考え方は、PCM全盛の今のシンセでも
      欠かせないものになってますが。
typodupeerror

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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