Linux 2.6.14 released 30
ストーリー by GetSet
個人的には2200BG対応が大きいかも 部門より
個人的には2200BG対応が大きいかも 部門より
yosshy曰く、"Linux 2.6.14 がリリースされました。 今回の目玉を幾つか拾ってみると…
- ファイルシステム
- Plan 9 9p リモートファイルシステム
- FUSE (Filesystem in User space)
- RelayFS (カーネル→ユーザ間の高速データ転送)
- Kernel Connector (netlink ベースのユーザ⇔カーネル間新通信フレームワーク)
- ブロックデバイス
- ソフトウェアサスペンドイメージの暗号化
- ネットワーク
- ネットフィルタの NetBIOS, PPTP, DCCP サポート
- DCCP(Datagram Congestion Control Protocol)
- PHY レイヤ
- グラフィックアクセラレータ
- Trident Cyberblade/i1
- Savage3D/4/SuperSavage/Pro/Twister
- SCSI/SATA
- SCSI の RAID Transport Class /SAS Transport Attributes
- Marvell SATA
- LSI Logic MegaRAID SAS RAID
- 無線 LAN
- Intel(R) PRO/Wireless 2100/2200BG/2915AGB (Centrino)
- Prism 2/2.5/3 用新ドライバ(コード共用型)
- 汎用 IEEE802/11 ネットワークスタック
- タッチパッド
- その他
-
Apple Powerbooks (2005/2 以降)タッチパッドドライバ
参考 (スコア:5, 興味深い)
Reiser4と激怒するLinuxカーネル開発者たち [atmarkit.co.jp]
9月頃のLKMLのサマリに相当する記事のようなので、今回のリリースに至る事情を知る手がかりになるかと。
assertは多めに (スコア:2, 参考になる)
個人的には、assert は多めに入れておいた方がいいと思います。
コメントより assert の方が役に立つことも多いし。
屍体メモ [windy.cx]
Re:assertは多めに (スコア:2, 興味深い)
実行処理の任意部分でというのはもうちょっと難しいけど、それでもずいぶん見通しよい形で従来以上にassertできるのではなかろうか。
FUSE で使える FS たち (スコア:3, 参考になる)
ついに PCI BAR の修正が正式に (スコア:3, 興味深い)
いやー、よかった。
参考 URI: http://hp.vector.co.jp/authors/VA013651/freeSoftware/linux-3c556b-acpi... [vector.co.jp]
2100/2200BG対応がうれしい (スコア:2, 興味深い)
個人的にはこれが気になるなぁ。Centrinoなノートパソコンで使うときに無線LANが使えるとハッピーなことも多いし。とはいえ、常用しているマシンでは開発とか挙動確認に coLinux [colinux.org] を使っているから、余ってるノートパソコンを無線LAN APに仕立て上げるときとかに使えるかな。
#家で使ってるブロードバンドルータ+無線LAN APの調子が悪いので、自宅鯖を無線LAN APに仕立て上げようと模索中。AP買った方が早いけど。
屍体メモ [windy.cx]
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:3, 興味深い)
FreeBSDでは大分前からNDISulator [freebsd.org]を使ってCentrinoの無線LANが使えていたので, 逆に今まで使えなかったのかと意外に思いました.
やっぱりWindows用のドライバをバイナリレベルで利用しちゃうNDISulatorと違って, ちゃんとソースレベルで対応しようとすると難しいのでしょうか.
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:5, 参考になる)
LinuxでもWindows用のNDISドライバをそのまま動かすための ndiswrapper [sourceforge.net] がありますし、ネイティブドライバとしてipw2200 [sourceforge.net] および ipw2100 [sourceforge.net] があります。
もちろんメジャーどころのLinuxディストリビューションならばこれらは標準パッケージとして提供されてきましたし、これらに加えてAtheros社のARシリーズのドライバ madwifi [sourceforge.net] を加えて4つが添付されているのが普通でした。
今回の場合は、Intel ipwドライバがメインラインカーネルに取り込まれたということがニュースである理由です。
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:1, 余計なもの)
全く使えなかったわけではありません。
今回のkernelで追加されたのは、Intel Pro/Wireless 2100 Driver for Linux [sourceforge.net]プロジェクトの成果で、Windowsのドライバを無理矢理使うのとは違います。
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:0)
そうそう!
その辺のライセンス的にグレーな部分も払拭されることは大きいのでは?
(と個人的に思ったけど、偉い人おせーて)
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:0)
See http://ndiswrapper.sourceforge.net/
Re:2100/2200BG対応がうれしい (スコア:2, 参考になる)
802.11b/g でちゃんとつながってます。(a は試してない)
安定度も問題ないです。
ファームウエアをダウンロードして来るだけなので、楽なものでした。
と言うことで、他の方もおっしゃってますが、これが 2.6.14 では kernel に正式に含まれるようになった、と言うだけのことなので、ガンガン Centrino でも無線 LAN は既に使えてますので、御安心を。
bug fixは? (スコア:2, 興味深い)
バグfixなどで目玉は無いんでしょうか?
Linusのアナウンスメール見ると、結構 bug fixが
並んでいるように見えるんですけど。
Re:bug fixは? (スコア:3, 参考になる)
sbp2 driver is not orphaned. (スコア:2, 参考になる)
2.6系はちょっと前までエラー連発で、外付けのドライブをUSBにしようかと思ってましたから…。
しかし、メンテナがいなかったとは思わなかった。
SanDisk Cruzer Mini 1.0GB (スコア:1)
という訳で2.6.12.6にバックです。
Atheros社の (スコア:0)
無線LAN対応は、まだ無理なんでしょうか?
Re:Atheros社の (スコア:3, 参考になる)
ソース非公開のモジュールがあるので、GPLなカーネルソースには今後も入らないと思われ。
素朴な疑問なんですが、MADWiFi [madwifi.org]使えば特に問題なく動作すると思うんですけど、カーネルソースに入ってないと何か困るんですか?ソースを公開できない理由は、MADWiFiのREADME [sourceforge.net]にあるようにFCC(米国連邦通信委員会)の認証絡みの話なんですけど。
Re:Atheros社の (スコア:0)
すんげぇ困ってはないですが、カーネルコンパイル後に
ndiswrapperのコンパイルするのが不便です。
Re:Atheros社の (スコア:4, 参考になる)
いやいや、きちんとAtherosの中の人が 様々なアーキテクチャ用のHAL [sourceforge.net] を作ってくれていますよ。
現時点では arm(Intel PXAを含む), i386, mips, ppc, sh4, ia64 用にそれぞれ作成済みです。
ipw2100,ipw2200でもそうですが、FCCの規定により無線周波数を制御する部分についてはソースコードを公開することが許されておらず、ipw2100/ipw2200では外部ファームウエアとして読み込むようにしてデバイスドライバとは分離し、GPLとの互換性を保っています。
madwifiでもデバイスドライバにHALを内蔵させず、ipw2100/ipw2200と同じように外部ファームウエアにできればGPL化の道が開かれると思います。もちろんこれはAtherosの中の人の協力が必要不可欠ではありますが。
v9fs (スコア:0)
おもってたんですが・・・・