FSF、GPL Version 3の改定作業に着手 285
ストーリー by mhatta
There'll be Some Changes Made 部門より
There'll be Some Changes Made 部門より
wei曰く、"日経IT Pro、ITmedia エンタープライズ、インプレスwatch等によると、Free Software Foundation(FSF)は11月30日、「GPL Version 3(GPLv3)」の改定作業ガイドラインを発表した。前バージョンから14年振りの改定となる。今回の改定作業は、オープンソース分野を専門に法的問題を取り扱うSoftware Freedom Law Center(SFLC)と共同で行うと共に、一般から意見を広く聴取する。最初の意見聴取の会議を2006年1月16日と17日に、MITで行う、とのこと。
タレコミ者としては、リンクするソフトウェアに対してソース開示を強要する現行の「汚染ライセンス」形式を破棄し、商用ソフトウェアとの協調を図るライセンスを目指して欲しい。そうでなければ、他のより便利なライセンスにとって代わられても良いと思う。「今日のソフトウェアライセンスの乱立は、 GPL が時代のニーズにマッチしてはいないことの証ともいえるだろう」とする、インプレスの記事に同意する。 "
編集者(mhatta)は全く同意しないし、GPLがコピーレフトを失うということはあり得ないと思うが、それはともかくMITでの会議には参加してきます。
改訂してほしいポイント (スコア:5, 興味深い)
もはやGPLは世界的なものなのだから、米国式の契約書スタイルではなくて、もっと汎用的なスタイルにならないかな。
あと、各国語版も「あくまで参考」で英語版オリジナルが正式ってのじゃなく、各国語版も正式として欲しいものだ。今のFSFにはそのくらいの金はあるだろう(ボランティアでやってくれる弁護士も各国にいるだろうし)。
Re:改訂してほしいポイント (スコア:2, 参考になる)
細部にいたるまで、英語版GPLと全く同じとみなしてよいでしょうか?
また、各国語版を正式なものとするためには、各国でそれぞれの法律
を満たすようにしなければなりませんが、その結果は英語版と微妙に
異なるものになったりしないでしょうか?
たぶん、この二つが解決してGPLとしての同一性が保てれば、各国語
版というのもありえると思うのですが。そうじゃなければ、似て非
なるものを量産することになります。
#解釈が別れる部分を明解に!には、100%同意。
Re:改訂してほしいポイント (スコア:2, 参考になる)
ソフトウェアの自由 (スコア:4, すばらしい洞察)
それを使う開発者を自由にするとは限りません。
それを使う側には、GPLは単純に自由ではなく束縛です。
しかし、それがGPLの意味であり、どのような状況においてもそのソフトウェアに関する知識を誰もが共有できる状況を維持させる、というのがGPLである、と思っています。
Re:ソフトウェアの自由 (スコア:2, すばらしい洞察)
出て行け、としか読み取れないあなたの意見は、人の自由を束縛してると思いますよ。
なんつうか (スコア:3, 興味深い)
つうかよ、コピーレフトを汚染とかっていうヤツはどうにかならんのかねえ。
Re:なんつうか (スコア:5, すばらしい洞察)
コピーレフトを汚染とかっていうヤツ
自分自身で何も作り出していない人間の戯れ言ですな。他人の成果(ソースコード)にタダ乗りしたいけど自分の成果(configureのパラメータとか.confの設定程度のものですが)は誰にも渡したくない、そんな閉鎖的な考え方であるように思います。
自分自身で何かコードを生み出しているのならそのコードをGPL以外の(例: BSDL)ライセンスで公開すればいいことですし、それは他人の成果を混在させていない限り自分の都合のいいような形でいつでも変更できるものです。GPLはそれに対して何も文句を言うことはありませんし、できません。
他人のソースコードを利用/流用しておきながら自分の都合のいいように公開させろなんてGPL以前の話だと思います。
コピーレフトと汚染 (スコア:4, すばらしい洞察)
一方で、GPL を「汚染」と言うとき、それはコピーレフトが問題なのではなくて、自分が一から作ったプログラムでも、GPL のプログラム(ライブラリ)とリンクした途端に、自分のプログラムまでもを GPL にしなければならない、という部分だと思う。
現実問題として、世界中のすべてのプログラムが GPL で公開されることなどないだろうから、他のライセンスとの共存が難しい GPL は扱いににくくなる一方だろう。
コピーレフト(上記の意味において)の基本的な考え方には賛成。しかし GPL の taint な部分にはこの先困難を感じる。
Re:なんつうか (スコア:3, 興味深い)
@IT > IT Architect > 28歳から挑戦するITアーキテクト(5) [atmarkit.co.jp]
Re:なんつうか (スコア:2, 興味深い)
GPL はソースコードを受け取り改変する自由を保証するために、
ソースコードを渡さない自由を制限しているもの。
「汚染」という用語は見方によるのでどうでもいいけど
この理念なしに GPL はありえない。
Re:なんつうか (スコア:5, すばらしい洞察)
GPLは自由(というより、束縛されないこと)を
保証すると同時に、強制もする、強力な縛りの
かかったライセンスだってことですよね。
その理念が社会・業界に受け入れられないのなら、
GPLがマイナーになっていくのは当然の結果だと思います。
Re:なんつうか (スコア:2, 興味深い)
Re:なんつうか (スコア:2, 参考になる)
なので、仕事では他のライセンスのソフトウェアを使う事になるわけですが、GPL方面に散々お世話になってきた私としてはちょっぴり悲しいわけです。
masashi
Re:なんつうか (スコア:2, 参考になる)
コピーレフトの本来の意味は「(商用を含めあらゆる)利用を制限できません」なんですが。
Re:なんつうか (スコア:2, 興味深い)
自分(達)だけに都合よく利用したいからとは考えられませんか?
そういう利用を拒むのがGPLと思っているので
使いにくいのはある意味当然なのかもしれません。
Re:なんつうか (スコア:2, 興味深い)
あたりまえのことですが、逆からみると少々微妙で。
技術者が様々なGPLの資産に習熟しても企業ではあまり役に立たない現実があります。
トレードオフというか、表裏一体 (スコア:2, すばらしい洞察)
yp
Re:なんつうか (スコア:4, 参考になる)
契約書で「コードなど一切合切発注元の物」になる場合、GPLと矛盾する可能性があります。
僕の場合は技術計算分野が多いのですが、必要な数学系のライブラリの一部がGPLになっている場合は使用を避けています。
もちろん、発注元がGPLに理解があって、そのアプリをGPLとして公開する意思があるのであれば、話は別ですが。
Re:なんつうか (スコア:2, 参考になる)
矛盾はしません。
まず、著作者人格権は一身専属で譲渡はできません(59条)が、著作権(著作者人格権と明確に区別するために「著作財産権」と言われる場合もありますが、著作権法上は「著作権」とされています)は譲渡可能(61条)です。
また、法人などで作成される著作物の場合、職務上作成する著作物の著作者は「その作成の時における契約、勤務規則その他に別段の定めがない限り、その法人等とする。(15条)」となっており、契約で発注元のものとされているのであれば著作者を発注元としても著作権法とは矛盾しません。
契約で発注元の著作物とする事となっていれば、譲渡も放棄もする必要がありません(元々発注元のものだから)
Re:なんつうか (スコア:3, 興味深い)
商売でやるとなると、同僚・上司・部下・取引先、場合によっては営業・サポートまで、
あまねく周知して、相手によっては了解をとらなくてはいけないわけで。
その中に、「他人の成果にタダ乗りしたいけど自分の成果は誰にも渡したくない、そんな閉鎖的な考え方」
の人がいたら…と考えると、それだけでも、十分「使いづらい」と思います。
#一人で商売する場合は知らない。
Re:なんつうか (スコア:2, 参考になる)
自社で開発するソフトに関しては,自社オリジナルのハードにしか使えないように作ってしまえば五月蠅いこと言われないでしょう.(『うちのハード専用ですから他社に利用される心配はありません』)
しかし,よそから買ってきたIPをリンクして組み込んだりするとなると権利関係の問題は避けようがありません.
Re:なんつうか (スコア:2, すばらしい洞察)
元々BSDLで公開されている物を、多少の変更を加えてGPLで公開し直しというのはよくある。
たとえばglibcにはBSD由来のコードが結構含まれてる。
そして一旦GPLにされてしまうと、もうそれ以降の変更は元のBSDLだったコードには適用できない。
自由だった物を、より不自由にするライセンスを適用することを「汚染」と言って何が悪いんだ?
Re:なんつうか (スコア:4, すばらしい洞察)
BSDLにすること=ライセンス変更OKよであって、GPLにされるのはしかたがないだろ。
GPLへのライセンス変更は駄目だと言うのなら、BSDLにした意味がないじゃん。
改変に対する覚悟がないならBSDLなんて選ぶべきではないんだよ。
BSDLが目指す自由っていうのは、自分のコードに対する世俗的な執着心を一切捨て去る
という境地にあるわけで、そこが魅力的なんだと思うんだがな。
Re:なんつうか (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:なんつうか (スコア:2, すばらしい洞察)
・プロプライエタリなソフトに組み込まれ。以後の改変分について再利用ができなくなる不自由
・GPLなソフトに組み込まれ、以後の以後の改変分についてプロプライエタリなソフトに組み込めなくなる不自由
の両方を許可するということです。
そして、プロプライエタリなライセンスも「自由だった物を、より不自由に」しています。一切の再利用が禁止されるわけで、こちらの方が強い汚染ですよね。
Re:なんつうか (スコア:2, すばらしい洞察)
改変物にGPLを適用したからって、元々のソフトがBSDLでなくなるわけではない。
改変者が、改変部分について独占を禁止することには、何の不当性もないでしょう?
Re:なんつうか (スコア:2, すばらしい洞察)
BSDLなモノを変更したモノもBSDLで公開しろよ
ってことか?
そういう要求を実現しようとすると必然的にGPLみたいになるんだが。
Re:汚染/感染 (スコア:5, すばらしい洞察)
好む人は(政治的)意図をなーんにも、もってないの?
俺はてっきり、たいていの場合は
「このモジュールとこのモジュールをくっつけると
すっごい便利じゃね?…あーだめだ、こっちの
モジュールは GPL だから、混ぜたものは再配布できねー
(または、俺の望んだライセンスで配布できねー)。
めんどくせーよなーライセンス管理とか。
ストールマン信者は俺みたいな人間の苦労が理解できないんだよ。
BSDL とかで配れっての。ちっ」
っていう意図を込めて GPL taint って呼ぶもんだとばっかり…
つまり、GPL taint という呼び方をする人は、
GPLと競合するライセンスの利用者という立場が
前提にあるってことね。
でも、みんながみんな競合するライセンスを使っている
わけじゃない。特に非開発者の場合はね。
だから、「GPL taint という用語には政治的意図はない」
というコメントは、ちょっとご自分の立場を無視して
るんじゃないかなぁ、と感じちゃうね。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Webアプリは治外法権 (スコア:3, 興味深い)
サーバ内からバイナリが出ない以上、GPLにかぎらず、ライセンス違反の検証のしようがない。
Re:Webアプリは治外法権 (スコア:2, すばらしい洞察)
GPLのFAQの「GPLは、改変されたバージョンのソースコードを公に発表することを要求しますか?」 [gnu.org]を見る限り、 サーバからバイナリもソースも出ないなら、GPL違反にはならないんじゃないですか?
# GPL以外のライセンスはしらないけど。。。
Re:Webアプリは治外法権 (スコア:2, 参考になる)
わけではないようですね。
適当にぐぐったら、リバースエンジニアリング関連のニュースへのリンクが
まとめられているページがありました。 [mcn.oops.jp]
参考になるかも。
Re:Webアプリは治外法権 (スコア:2, すばらしい洞察)
従って、実行した結果だけを使用し所有するならば実行形式のファイルが手元にない事になりますから、
WEBアプリの場合は、コード作成者がソース開示する義務のある対象は基本的にはWEBサーバの所有者に限定されます。
まぁ、そういう意味でグレーなのはJAVAアプレットやフラッシュやACTIVE Xをブラウザで読み込んで使った場合でしょうね。
# この手の議論は古くて新しいのかな…GCCの問題で決着がついてるはずなんえすが。
そもそも基本的な質問なんですが (スコア:3, 興味深い)
この問題、単純に「GPLの義務を負いたくないなら、GPL派生物でなく自作か市販ライブラリでも買えばいいじゃん」って話で何故終わらないのでしょう?
今までの流れを見ている限り、このどっちかにしか見えないのですが
・GPL派生物は使いたいけど、義務は負いたくない
・市販品にない、何か根幹的な技術がGPL派生物にあり、それを使わないでコードを書くのが現在では殆ど不可能
何か、これ以外の理由ってあるんですかね?
Re:そもそも基本的な質問なんですが (スコア:2, すばらしい洞察)
まぁ、GNU MANIFESTO自体がこういう状況になる前の、多くのプログラマが一子相伝(笑)だったころの文章なので、明確な答えは示していませんけど、強制は全くしていませんよ。
プロプラ専用のベンダーなんて幾らでもあるんだから、金のある奴は買えばいいのです。
金が無いなら他人の物を使うかわりに自分の成果を公表して貰って「車輪の再生産」を減らすのに貢献してもらおう。
って言う暗黙の了解が前提だった時代の文章ですからね。
# つか、こんな事まで明文化しなきゃいけないとは
# なんとも世知辛い世の中なんだろう(;´Д`)
理想と現実 (スコア:3, 興味深い)
思ったよりも開発の現場の方々の率直な意見が出て来て、この議論をふっかけた意味はあったと思います。
度重なる議論に対する無知を冷笑する輩も居るようです [2ch.net]が、今、この時代の趨勢にあって、 GPLv3 の話題が出ているこのタイミングに再考することは、無意味ではないと思います。
昔、ある開発者の方から「Linux は GPL だから採用したくない、採用するなら FreeBSD になると思う」という話を聞いたことがあります。
折角組み込み用途で採用しても、 GPL のせいで開発したソースを公開しなければならなくなったりするのは嫌だ、ということでした。
もし、 GhostScript がバイナリリンクを許容していれば、今頃はプリンタメーカ各社から Linux 等の OS 向けのプリンタドライバが供給されていたのではないでしょうか。(参考資料 [avasys.jp])
プリンタ言語のリバースエンジニアリングでないとドライバを組み込めないなんて、不毛だとは思いませんか。
プリンタメーカの開発者の方々がこんな心配をしなければならないなんて、不毛だとは思いませんか。
プリンタの言語はプリンタメーカのノウハウが凝縮されています。
それをソースによって公開することは、メーカ間の競争に大きな影響を与えることでしょう。
コピーレフトのせいでソース公開を余儀なくされるとなれば、メーカは敬遠します。
ソース公開によって、知的財産が無に帰してしまうからです。
例えば、ソースを公開せずとも「○○を使用している」の一言で良いのではないでしょうか。
以上より、私は、 コピーレフトという思想は、ソフトウェア創造の知的財産を蔑ろにしている一面があると思います。
コピーレフトという思想は、提唱された頃の時代にあっては歓迎されるものであったことでしょう。
また、この理念に賛同するソフトウェア技術者達の手によってオープンソースソフトウェアが発展して来た事実もあります。(私はこの事実は否定するつもりはありません。)
しかし、時代は変遷し、現在では多種多様の「オープンソースライセンス」がリリースされています。
これはコピーレフトが必ずしも時代の変遷に対応しきれていないからこそ生じた現象ではないでしょうか。
知的財産を尊重する現在の趨勢にあっては、ある意味必然的な現象であると思います。
ここ最近のメジャーなオープンソースソフトウェアの一部には、 GPL を忌み嫌う傾向が現れている印象があります。
最近では、 GPL から Apache Lisence へのライセンス切替えにかなりのリソースを消費した SpamAssassin のような例もあります。
全てのソフトウェアをオープンソースのもので賄える、などという理想は幻想に過ぎません。
現実の環境は、商用ソフトウェアの利用なくしてはあり得ません。
互いに排除するのではなく、互いの立場を尊重した上で、相互協調することを真剣に考えなければならない時期ではないでしょうか。
因みに、私事で恐縮ですが、私は SpamAssassin の定義ファイルを公開しています。これのライセンス適用に際し、種々の検討をした結果、 GPL ではなく Open Source Lisence v2.0 にしました。使用を検討する方々に無用な心配をさせたくない、その為にわざわざ私宛に問い合わせるような手間を起こしたくない、というのが主な理由です。
Re:理想と現実 (スコア:2, 興味深い)
最近OSIに承認されたライセンス [opensource.org]を見る限り、コピーレフトは健在っぽいですよ。 (ほとんどFSFのライセンス一覧 [fsf.org]で not copyleft かどうか調べただけなんで、間違ってたらゴメン)
これらのうち、コピーレフトなライセンスのほとんどは「特許権行使を制限する事項」が含まれているためにGPL非互換です。 特許権事項については、GPLv3に盛り込まれる可能性もある [cnet.com]みたいですけど。
その「理想」を実現する事がGNUプロジェクトの目的なんですけどね。 そしてコピーレフトは、幻想でしかなかった「理想」を 現実のものにするべく考え出された『武器』なわけで、これがプロプライエタリなソフトウェアと衝突するのは仕方がない、というよりはそれが目的なんじゃないですかね。
話が変わっちゃいますが、以前、librsvgのライセンスがGPLなので、SVGサポートなMozillaのバイナリが配布できなかった事がありました。(今はCairoに移行中)。 その件を知った時には「GaleonとかEpiphanyは、Geckoエンジンを組み込めるのに…」と、何とも歯痒い気持ちになりました。 それからは「GPLの自由っていうのは、GPLワールドに入らないと享受できない自由なんだな」と、外からうらやむ事にしています。
汚染ライセンス云々にちょっと・・ (スコア:2, 参考になる)
了解しているわけで、汚染ライセンスなんて言い方は、失礼であり、また
開き直りの弁明にしか聞こえない。
っていうか、スラドでGPLを汚染ライセンスと決め付けるような言い方が
出てくるとはおもわなんだ。
Re:汚染ライセンス云々にちょっと・・ (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:汚染ライセンス云々にちょっと・・ (スコア:2, 興味深い)
GPLに対するネガティヴな印象を拭い去る事が出来たのですが、
もし、自分やその顧客が「GPLの何たるかを知る事」よりも、
「公開されているものを使ってみる事」が先行していたならば、
決して拭い去れないネガティヴな誤解をしていただろうと思います。
印象レベルでは「最初に立った位置」で決まっちゃうでしょうね。
GPLv2がなくなるわけではない (スコア:2, すばらしい洞察)
むしろ、コピーレフトを支持している開発者はライセンスをGPLv3に変更しないことを選ぶのではなかろうか。
そもそも、「他のより便利なライセンスにとって代わられても良い」という部分がよく分からないな。
自分の書いたコードをどのライセンスで公開するか、誰も強要したりはしないだろう。
派生物がGPLでは困るというのなら、派生元の提供者にライセンス変更を頼むべきだ。ライセンスの文言を変えて解決することではないはず。
Re:GPLv2がなくなるわけではない (スコア:2, すばらしい洞察)
第三勢力 (スコア:2, 興味深い)
めんどくさくない自由が好きな第三勢力の事も、たまには思い出して下さい。
# BSDライセンスの方が自由だと思うAC
Re:第三勢力 (スコア:5, 興味深い)
でも、SymbolicsがAIラボのマシンのOSを売る商売を初めて、自分たちがOSにアクセス出来なくなったのですね。
で、「おいおい、俺たちが改良したのに触れないってどういう事?」という経緯で「こりゃー、Geekでいたければやるしかねーなー」という事でGNUを始めた訳ですよね。
だからノンキでいるためには誰かが闘うという事が必要ではないか、とノンキ派の私は思うのでした。
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#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
ねだるな作れ (スコア:2, 興味深い)
Re:タレコミ者を叩きまくるストーリーは (スコア:2, おもしろおかしい)
『金銭の支払いを強要する、現行の「有料ライセンス」形式を破棄し、フリーソフトウェアとの協調を図るライセンスを目指して欲しい。』
って言ったようなもんだからねぇ。
Re:コピーレフトが無いGPL/GFDLなんて (スコア:4, すばらしい洞察)
Re:相手の立場を理解しよう (スコア:2, 参考になる)
フリーライダーを許すつもりは全くない。
でもね、協力会社の誰かが迂闊にGPLモノを組み込んだとして
それを全部チェックするなんて不可能なわけですよ。
開発中ならその部分を除去したとして、その後の法的扱いは?
ましてリリース後なら??
とか考えると、企業として安全に仕事をするためには、
そんなライセンスが存在しないほうが良い、
というか、GPLって何かの陰謀?
というスタンスにならざるをえないわけで。
by 852994
Re:相手の立場を理解しよう (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:相手の立場を理解しよう (スコア:2, すばらしい洞察)
曖昧なマイナスイメージを広めるよりは、開発に関わる人員に正確な理解を啓蒙する方が有意義かと思います。
安易にコードをコピペしてしまうのは、結局のところライセンスの誤解か、無知によるリスクの軽視が原因なわけですよね。
Re:元記事どこ? (スコア:3, 興味深い)
俺に言わせれば、コピーレフトは無政府主義だ。アナーキズムなんだな。
前提として、より多くのソフトウェアが自由であれば、より多くの人に恩恵があると考えるわけだな。だからこそ、ソフトウェアは「自由でなくてはならない」となるわけだ。
GPLはいわゆる汚染を目的にしているわけじゃない。GPLがライセンス条件の変更を強力に禁じるのは、いったん自由になったソフトウェアは永遠に自由であるべきだと考えたからだ。自由なソフトウェアは誰の所有物でもないのだから。
多くの人は全てのソフトウェアが自由な世界を想像することができない。で、「うちの売ってる○○ソフトウェアが自由じゃ困るじゃん」とかって矮小なところに落ち着いてしまう。
でも、もし、全てのソフトウェアが、あなたのところで売ってるソフトウェア製品も競合他社の製品も、あるいは小さなデバイスドライバから大きな業務システムまで全て自由であったなら、それは幸せなことではないか?