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Winny公判で金子被告が流出対策技術に特許出願中と明かす 101

ストーリー by wakatono
今すぐにでも欲しい人多数の予感 部門より

Anonymous Coward曰く、"Winnyの開発で著作権法違反幇助の罪に問われている金子勇被告の第20回公判の様子が、毎日新聞読売新聞 朝日新聞京都新聞などで報道されている。
各紙の内容をかいつまんでみると、全体的に金子氏は「対策は検討している」「本質的な問題はWinnyではない」というトーンで話を展開している。また、流出対策として「問題ある特定のファイルの流通を止める技術」を挙げており、すでに第17回公判で「特許を出願中」と述べていたとのこと。"

当該技術はいずれ特許広報に掲載されるだろう。そうなったら、どこかのセキュリティベンダが実施権を買いそうな気がするが、それまで対策が出来ないというのも歯がゆい。何らかの形で先行して実装してくれるようなところが出てくることを祈りたいが…その前に、仕事を家に持って帰らないで済むようになることを希望したい。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  •  っていうけどさ、winnyで流れてる「問題無いファイル」って何よ?自作ポエム?

     馬鹿な職員がロリ画像見たさに踏んだせいで流出した個人情報よりも、発売日前にフラゲして即共有されてるソフトウェアの流通を止めて欲しいっていう声の方が先にあがりそうな気もするんだけど。

     問題のあるファイル全部止めた後残るのは「自作ポエム」と捏造ファイル(山田入り)で、結局馬鹿がウイルス踏んでマイドキュメントさらす事になるわけで、やっぱりリテラシー教育なんとかしないと解決しないんじゃないかね。
  • by copel (28292) on 2006年03月13日 13時51分 (#900099)
    現状の“著作権”という制度には疑問を感じていて、そのアンチテーゼとしてWinnyを
    開発したんだと思ってたんだけど。
    だから新しい流通システムを提唱しようとしてたんだよね。

    しかし特許制度は利用するのだとすると、そのへんになんとなく矛盾を感じてしまう。

    どうなの?
    • by LSD (18955) on 2006年03月13日 14時05分 (#900111)
      言いたいことは判るけれど、著作権と特許権は違いますねよ。

      著作権は、全ての人が何らかの創作をすると自然発生的に
      生じる(日本の法律では)放棄することのできない権利。
      著作者が無償で流通させることも可能。

      特許権は科学的な進歩性があるときに、「発明者の特定」と
      「知識の独占を認めること」「知識の独占の期間を定めること」を
      目的としています。
      特許は長期にわたって維持し続けるためには、より多くのコストが
      かかります。

      ただ、ここでいる著作物が特許を含んでいるケースでも
      「ファイル共有」で共有される現状下で、今回の技術に特許が
      馴染むかという問題はやはりあると思います。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 22時34分 (#900550)
        言いたいことはわかるけれど、特許権に対して誤解があります。

        特許権は、知識の独占を認める
        わけでは無いですよ。むしろ逆です。

        知識を公開するのと引き換えに、実施の独占を認めるのが特許です。
        そうしないと誰も知識を公開しようとしないでしょう。
        知識の公開を促し、ひいては産業の発達を促すことが目的です。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 15時54分 (#900208)
      > 現状の“著作権”という制度には疑問を感じていて、そのアンチテーゼとしてWinnyを
      > 開発したんだと思ってたんだけど。

      彼が疑問を感じていたのは、「著作権」ではなくて「著作権ビジネス」ですよ。
      親コメント
  • 問題ありすぎ。 (スコア:4, すばらしい洞察)

    by LSD (18955) on 2006年03月13日 13時51分 (#900100)
    詳細な議論をするまでもなく2つの問題点がある。

    1つはファイルの所有権の問題。
     ファイルが共有されていると言うことは所有権を特定の
    個人あるいは団体が持っていないと言うことで「削除権も
    特定の個人によらない」、と仮定すると、任意の誰でも
    共有ファイルを削除できる。
    (著作権者、あるいはそれに依頼された団体に削除権を認めるのか。)

    2つめにファイル共有ソフトの方を改良を必要とすることの問題。
     この場合、改良後のソフトが一定割合にまで達しなければ効果がない。

     すなわち、流出に気づいた時点で一定以上流布しいていると
    新しいバージョンの利用者についてのみ流出しない状態になり
    流出ファイルに興味があるファイル共有利用者が(一時的に)
    古いバージョンにバージョンダウンすること。
    • by L.Entis (21733) on 2006年03月13日 17時07分 (#900257) ホームページ 日記
      バージョンアップ後のソフトがどの程度浸透するかが問題なのは分かりますが、Winny を使っている人で、ウィルス感染によって自分のローカルマシン上の情報が流出してしまうことに危惧を抱いている人は、よりウィルス対策の施された Winny を選択するのではないでしょうか?
      それ以外にも、本質的機能の充実など、移行する理由はあるとは思いますが。

      もっとも、使っている人の意識によってはバージョンアップしないでしょうね。
      一般に Winny を使っている人たちがどのような意識を持っている人たちなのかはわかりませんが、もし、警察や役所などから Winny のウィルスによって流出していると言うことを根拠にして、改良バージョンの普及が難しいと言われると、私も強くは反論できませんが(w
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 14時20分 (#900133)
    京都新聞の先が朝日新聞になってますね。

    なんて話は置いといて…

    毎日新聞の記事によると
    金子被告は府警の家宅捜索を受けた03年11月、「改良などの開発を今後はしない」との誓約書を提出させられている。
    となってるけど、普通開発ってコーディングだけでなく原理設計も入るんじゃないのかなぁ?そうすると単にアイデアとして持っているだけならともかく、特許申請までしてるのはある意味今でも開発をしてるのを認めている事にならないのかなぁ?
    • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 15時14分 (#900167)
      (#900079)にもあるけど、Winnyとはタテマエ上関係ない一般的な開発としてやるんじゃないの。セキュリティ会社とかがそれをnyに応用するのは自由と。その理屈が警察に通用するのかどうかは知らないけど。

      流出を防ぐってんなら、(#900145)あたりの案が有望だと思うけど、(特定ファイルを検知するのはまだいいとして)流通を止める方法なんてあるのかどうか疑問。

      ファイル交換ソフトを、そういった「流出ファイルの捕獲」を主目的として使ってる人の割合によっては、有効そうな方法がなくはないようにも思う(NGファイルのリストをソフトに組み込んでしまうとか)。
      親コメント
  •  Winnyの開発環境を持っていて、かつ、Winnyのソースコードを理解できるのが金子氏ただ一人なんだから、Winny環境に対する改造である限り特許とってようがとっていまいが金子氏が独占していることに変わりはないわけで、特許を申請する意味はほとんどないような。

     実際のところは「警察命令の改造禁止を言い訳にして放置してるわけじゃないですよ、ちゃんと考えていますよ」という実績表示のために特許申請したのではなかろうか。
     実際、ずーっと前から「漏洩対策は可能だがソース触れないのでできない」と言ってるわけで、マスコミやマスコミの情報を鵜呑みにしてる人からしつこく言われ続けてたんじゃないですかね。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • キャッチ (スコア:2, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時47分 (#900096)
    特許出願中より
    あのNASAが開発した [google.co.jp]」の方が萌えます。

    #出願中の特許がキンタマでないことを祈る
  • by tsukinowa (24751) on 2006年03月13日 15時32分 (#900182)

    特許は金目当てではなく、知的所有権、著作権辺りの矛盾に対する挑戦かなと。

    ・流出対策に特許が認められる
     ↓
    ・金子氏が認めない限り、その対策は誰も使えない。
     ↓
    ・金子氏のWinny開発再開を認めざるを得ない。

    ただ、Winny開発が仮に有罪となった場合、Winny技術に関連した特許を取れるのか疑問ですが、どうなんでしょうね。

    • by garland (19916) on 2006年03月13日 16時17分 (#900221)
      Winny自体が一般的なP2Pの技術に即して実装されている物なので、
      同系統の実装をしているP2Pソフトであれば
      金子氏が特許申請しているアイディアを実装可能なのではないかな。
      それが実用的且つ便利なものであれば普及していくだろう。

      上で問題点として、ファイルの所有権とP2Pネットワーク上からファイルを
      削除する権利の所在の不一致を挙げている人がいたけれど、
      個人的には金子氏のアイディアはトリップの延長みたいなもので、
      一旦(ウィルスによって)流出してしまった特定ファイルを流出元が
      P2Pネットワーク上から削除出来るって手法じゃないのかな。

      ちなみに、流れているファイルがP2Pネットワークに参加している大多数にとって
      欲しいと思われるものである限り、同じファイルの
      ちょっとした差分を用意し、ファイルの同一性を崩して
      P2Pネットワーク上でのファイルの生存を確保しようと言う
      動きが発生するのではないかと思うのだけれど、どうなのだろう。
      親コメント
  • 今日の流出 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年03月13日 15時45分 (#900194)
    • お客様情報等の流出に関するお詫びとお知らせ。 [surpara.com] ドールズコート
      ドールズコート社員の自宅にある個人用パソコンがウイルスに感染し、お客様の情報が、ファイル交換ソフト「Winny」のネットワーク上に流出していたことが判明しました。
    • 【流出】等身大シリコンドール製造・販売会社の内部資料 [ameblo.jp]
      流出したのは、等身大シリコーン製ドール「NYMPHDOLL」の製造・販売を行っている「Dolls-Court」関係の原価表や説明書・集計表など業務に関わる内部資料や、名前とメールアドレスが記載された「問い合わせ顧客リスト」や、商品を購入したと思われる顧客の注文内容・氏名・住所などの個人情報が記載された発注書などが数点。

    • 生徒情報流出 教職員PCからウィニーを介して [sankei.co.jp]
      和歌山県立大成高校(紀美野町)の生徒の個人情報がファイル交換ソフト「ウィニー」を介してネット上に流出していることが13日、分かった。
      2月下旬、文部科学省を通じて連絡が入った。
  • 少数派 (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時26分 (#900067)
    Winnyで困ってないので、対策技術も要らないです。
    • Re:少数派 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時39分 (#900084)
      あなたの個人情報が別の所から漏れてもかまわないわけですね。
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        その別の漏洩ルートとやらと金子の対策技術に何の関係が?
        • Re:少数派 (スコア:5, すばらしい洞察)

          by Anonymous Coward on 2006年03月13日 14時47分 (#900148)
          脊髄で反応しないほうが。

          「俺は使ってないから大丈夫、対策は無くて困らない」
          という意見に対して、
          「自分の情報を握っている場所で漏洩したら困るでしょ」
          と社会全体のレベルをあげる事が、結局は自分にメリット
          をもたらすと返した流れ。

          件のソフト、件のウイルスを対策する技術の必要性を自己責任論で
          考えていると対策を誤りますよという話。
          自分は参加してないネットワークだから、そこでウイルスが蔓延しようと
          自分は安全だと思っている事自体、既に氏の対策技術の有無と関係なく危険。

          現実に、一般企業から官庁に至るまで、幅広い実害が広がっているのに、
          そうしたルートで漏れた先に自分の困る情報が含まれていないと、
          確信が持てるのは相当社会から隔絶された人だけでしょう。

          #アプリケーションを作った作者を追うのにかけた労力を、
          #ウイルスを作った作者を追うのにも使っていれば、
          #ここまでの事態は防げていたかもしれないのに、
          #自己責任論で放置していたことが自分の首を絞めたわけだ。
          「感染経路などにより、開発者もほぼ特定している」 [impress.co.jp]という人さえいたのに。
          親コメント
        • Re:少数派 (スコア:3, 参考になる)

          by kawaz (15398) on 2006年03月13日 14時48分 (#900149) ホームページ
          別の所=自分以外の、自分に関わる情報を持っている誰か(お役所だったり自分が利用しているサービスの提供会社だったり)

          現在の状況は、「自分はそんなウィルス踏まないから関係ない」なんてことは全く無く、
          自分が踏まなくても自分の個人情報を持っている誰かが踏んでしまったら、いとも簡単に情報は漏洩してしまう状況にあるわけです。
          そのこと(第3者による情報漏洩)に対しては自分は関係ないなんて言っていられないのです。
          で、金子氏の対策技術によって、自分以外の誰かによる漏洩への対策になるかもしれないから軽視は出来ないでしょう。

          ということだと思います。
          親コメント
    • Re:少数派 (スコア:2, 興味深い)

      by do21 (28236) on 2006年03月13日 15時02分 (#900159) ホームページ
      特許を取るような技術なら、後発の P2P アプリにも転用できるような技術ではないのでしょうか。違うのであれば Winny を利用していない場合には必要ないと言えますが、転用可能な技術なら今後の P2P ネットワークの普及ともに需要が見込まれると思います。
      親コメント
    • Re:少数派 (スコア:1, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年03月13日 14時44分 (#900147)
      あんたがWinnyを使っていなくても、あんたの個人情報を扱っている
      会社で使っている社員がいれば、そこに漏洩が起きる可能性がある。

      自分でコントロールできないところで、事故(人災?)が起き、
      寝耳に水で自分に被害が及ぶから、問題になっているのですよ。

      まぁ、閉じこもりっきりで世間と一切かかわりを持ったことの無い
      人間ならば確かに問題を感じないでしょうが。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      同意。メンテしてないネットワークアプリを使うなんて非常識な事をする奴が困るだけなので放置で問題なし。
  • winnyに実装するわけではないのかな・・・
    いじれないみたいだし。
    だから、他のベンダーってなるのか。
    って、有料化?

    --
    Minder
  • もっと根本的な解決を! (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2006年03月13日 14時35分 (#900141)
    インターネットの存在こそがすべての元凶です。インターネットのトラフィックの過半数は著作権法違反ファイルのダウンロード、コンピュータウィルスの伝播、違法ポルノの閲覧、スパム送付で占められています。インターネットこそが犯罪の温床です。即時インターネット使用禁止を掲げて運動しようじゃありませんか!!みなさん!!
  • by OO (1361) on 2006年03月13日 14時53分 (#900152) ホームページ
    酷いマッチポンプを見ている気がする
  • 予想:

    アップロードフォルダのファイルからキーを作成するときに
    「以下のファイルを公開します」「よろしいですか?」の
    ダイアログボックスを出す。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時37分 (#900082)
    って、どのレベルで判別して流通を止めるのかな?

    一個一個解凍して中身確認してたら。イイね。

    拡張子で判別するのも意味ないし。

    さて?

    ~ちょっとアレゲなエースが通る~
    • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 14時42分 (#900145)
      パケ見て入ってきたファイルと出て行くファイルの監視かな。
      入った事が無いファイルが出て行こうとしたらnyのプロセス潰すなり、パケを遮断するなりご自由に。

      #実装にはメモリとCPUをかなり食いそうだなぁ。
      #httpベースで中身公開されたら終わりという気もするけど。
      親コメント
    • >って、どのレベルで判別して流通を止めるのかな?

      >一個一個解凍して中身確認してたら。イイね。

      既にやってるじゃん。その上、一時ファイルをそのまま残してHDDを圧迫してくれる、さる(猿?去る?)アンチウイルス会社。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時38分 (#900083)
    > それまで対策が出来ないというのも歯がゆい

    本人が対策を実施した版を作ることにはなんの障害もないでしょ
    (別の障害があるわけだが > 誓約書?)

    特許化っていうのは、他のセキュリティ会社の類いがやりたい場合には
    売る・ライセンス等の余地がありますってことで。
  • by Anonymous Coward on 2006年03月13日 13時39分 (#900085)
    他人の権利をないがしろにするような行動した人が、自分の権利は守ってもらおうということですか。
    興味深いですなぁ。
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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