maia曰く、"朝日新聞の記事によれば、音楽出版社協会の渡辺美佐名誉会長(渡辺プロダクション会長)は4月11日、首相官邸に小泉首相を訪問し、リサ・マリーさん(エルビス・プレスリーの娘)と、オノ・ヨーコさんの手紙を手渡したという。二人の手紙の内容は、著作権保護期間を著作者没後70年まで延長するよう求めたものである。首相は「関係部署で検討する」と答えた。"
なんでも米国にあわせりゃ良いってもんじゃない (スコア:5, すばらしい洞察)
大切ですが、創作者の孫まで保護するのは行き過ぎ。
つうか、過去の著作物に市場が長期間占有されるので、
新しいものを生み出さねばならないって危機感が
投資側に無くなる点についてはどうなんすかね
Re:なんでも米国にあわせりゃ良いってもんじゃない (スコア:1, 参考になる)
そして300年や500年になれば、膨大な人数になるであろう
J.S.バッハやベートーベンの子孫を草の根を分けて
探し出し、使用料を分配することになりますな。
管理団体の皆様、お疲れ様です。捜索費用で赤字にならなければいいがw
Re:なんでも米国にあわせりゃ良いってもんじゃない (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:なんでも米国にあわせりゃ良いってもんじゃない (スコア:2, 参考になる)
ちなみに契約者に関してはJASRACでは、信託契約の承継手続きが完了し承継者が確定するまでの間、故人の使用料の分配は保留といたします。 [jasrac.or.jp]という態度だそうですが。
これって (スコア:5, すばらしい洞察)
書いてあるけど、これって賄賂じゃねぇの?
Re:これって (スコア:1)
私物にしてしまったのならともかく、博物館などに
寄付した等の状況になればちょっと難しくなりますねぇ・・・
『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
Re:これって (スコア:4, すばらしい洞察)
寄付しようがなにしようが政治家としては受け取っちゃまずいんじゃないの?賄賂性があると思う。
# 数学は科学の女王にして奴隷
それに対して小泉首相は(Re:これって) (スコア:2, 興味深い)
無頓着にも程があるというか…(;´Д`)
どうみてもこれって広義の賄賂だと思うのですが、マスコミもそこをなんで指摘できないのかなぁ…(;´Д`)
# まぁ、実際に文化庁や族議員に著作権管理団体などのロビィストから
# (場合によっては天下りの保証などの形で合法化されて)逆流している
# 賄賂の金額に比べれば屁のような物でしょうけど…
Re:これって (スコア:2, すばらしい洞察)
……ねぇ、こういうのって「売国奴」っていうんじゃなかったっけ?
Re:これって (スコア:2, 興味深い)
確か、田中角栄がロッキード事件関係で、似たような事を言ってたって話を、角栄の弁護士が書いた本で読んだ覚えがあります。
外国から政治献金受け取ってバレたら、下手すりゃ売国奴、誰がそんな危ない橋渡るかって。
著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:5, 興味深い)
この件を見て、日本の遺産相続の理念を思い出し、それとは正反対の視点だなぁ、と思ったデスよ。
相続税とかがかかるのって、こんな理念 [wikipedia.org]が背景にあるというのを聞いたことがあります。
#リンクはWikipedia。信頼性はともかく、私が過去に聞いた話と合致してたので掲載。
つまり故人が生前に得た財産は、社会に還元されてしかるべきだろうと。
正反対ですよね、没後有効期間の延長って。
まぁ、だからといって没後即無効というのも著作物の特徴からみて問題もあるでしょうが、50年という期間は「偶然の事象による財産の取得(WikiPediaより引用)」足りうるには十分すぎる時間のようにも見えます。
…と、こんなところで言ってないで議会ででも言えばいいんだろうな…。
議員さんのところに行ってきます(´・ω・)
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:2, 参考になる)
参考:著作権の原理と現代著作権理論 [hosei.ac.jp]
Re:著作権の設定意図に反しているのでは (スコア:2, すばらしい洞察)
Imagine no possesions (スコア:4, おもしろおかしい)
どうせなら (スコア:4, おもしろおかしい)
でもって歴史ある世界各国はアメリカに過去の利用分を請求します。
日本は長いこと鎖国してたんで、支払いは明治維新以後の100年分くらいですむでしょう。
逆に印象派・アールヌーヴォー以降の著作物は浮世絵の二次著作物であると主張して利用分を請求します。
3000年くらいにしちゃうと中国から漢字の利用料を請求されるかもしれないのでやめときます。
#
#
仮にコレを国連等で決議するとしたら、古く文化のある国は長くしようとし、アメリカ等新しい国は短くしようとし、壮絶に紛糾するだろう。アルファベットの権利関係をめぐって歴史や言語学が突如脚光を浴びて金になる研究分野となる。そうこうするうちにアフリカ某国が「アフリカのイブ」説を根拠にDNAの権利を主張し(略)
法整備され実際に請求が始まるころ、一人の男が現れる。「複利計算はおれの曾(略)祖父の発明だ」
(著作権と他の知的所有権を混同してるがツッコむな)
主張は結構だが (スコア:3, すばらしい洞察)
どうせ伸ばすなら100年でも1万年でも同じことだと思うが、
70年とした根拠を明確にして欲しい。
「規制緩和」を訴えるならむしろ短縮すべきなのにね。
マシリト君も少しは考えて欲しいものだな。
どうせ根拠なんかなく、アメリカネズミ保護法と同じなんだろうけどな。
Re:主張は結構だが (スコア:3, 興味深い)
没年不明の場合でも現場の判断で「100才も生きたのではないだろうからもう50年たってるね」と許容している場合もあります(国会図書館ではしっかりと没年を示さないと駄目)。
また、団体や作者不詳の場合は発表から50年なので丁度戦後の頃までの資料もOKということになり、電子化して研究している人々もいます。
もしこれが70年になってしまうと、国内の文化史研究をしているひとたちも困ると思うんだけど…
Re:主張は結構だが (スコア:2, 興味深い)
70年にした根拠を示すことを求めるなんて悠長なことを言っていては、搾取され続けると思う。
ここは積極的に50年あるいはそれより短い期間が最適であることを示していかないと。
誰か頼む!(結局、他力本願。←それがダメんだよ)
It's not who is right, it's who is left.
Re:主張は結構だが (スコア:3, 参考になる)
条約の保護期間の根拠は知らんが。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:主張は結構だが (スコア:2, すばらしい洞察)
+グリム童話やアンデルセン童話の非保護。
サブマリン著作 (スコア:3, 興味深い)
なんというかその、詐欺くさくね?
Re:サブマリン著作 (スコア:3, 興味深い)
ところが映画の著作物はちょっと特別で、多くの人間が関わることから「公表後70年」
ということになっています。しかしこの70年というのは2003年の
著作権法改正によって決められたもので、それまでは「公表後50年」でした。
著作権法が改正されても、改正前に50年が経過したものについては
遡って適用されることはありませんので、つまり2003年以前に
公表後50年が経過したものについては、そのまま著作権が失効して
パブリック・ドメインになったものと考えられます。
http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/index.html [cocolog-nifty.com]
とのことで、たぶん「すでに著作権が失効しているものについては」OKみたいですね。
つまり一度著作権失効したものが、復活するなんてことは無いと。
Re:サブマリン著作 (スコア:2, 参考になる)
なお,写真の著作権存続期間の改正の時も,同様の措置が執られている(附則(平成八年法律第百十七号))ことから,
「一度著作権が切れたら、後日保護期間が延長されても著作権が復活することはありません」と一般論化して
言っても良いかと思います。
遺族を70年食わせろと言える神経を疑う。 (スコア:3, すばらしい洞察)
ちゃんと稼いでる一人前のアーティストだと思ってたけど、
投資で失敗でもしたのかな?
著作者本人の権利保護ならば兎も角、
遺族を保護しても社会的な利益はほとんど無いぞ。
そうか、 (スコア:2, 参考になる)
Re:そうか、 (スコア:2, おもしろおかしい)
故人のDNAを含む木を「生きた墓標」に [goo.ne.jp]
# 数学は科学の女王にして奴隷
プレスリーの場合 (スコア:2, おもしろおかしい)
気骨ある現役の著作権者が、反対を表明してくれないかなぁ (スコア:2, 興味深い)
しかし死んでしまっていては言質を取ることもできないので、ここはひとつ、現役の著作権者にお願いしたい。「わたしは、没後50年で十分です。70年に延長せよという人には、文化の発展を阻害するという観点から、反対を表明します。」ってね。
ミスチルの桜井さんとか、坂本教授なんかだったら、きっと分かってくれるはずだ! 宮崎駿さんも…ジブリの意志はともかく、駿さん本人はきっと、OKだよね?
本人らに直訴の手紙を送ればいいんだろうか?プロダクションとかを通すと、完璧にアウトだろうな。(笑)
(ていうか、オノヨーコがこういうタイプの人間だったとは、知らなかった、ショックだ…)
Re:気骨ある現役の著作権者が、反対を表明してくれないかなぁ (スコア:3, おもしろおかしい)
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
改正するなら (スコア:2, すばらしい洞察)
延長ついでに著作権法第一条を
に改正したほうがいいです。
----------個人的には公開後50年か70年で統一したほうが分かりやすいしいいと思います。マイナーな著作者じゃいつ亡くなったかわからない場合もあるし、80歳で亡くなった人の30歳のときの作品は実に120年も保護されることになるし(70年に延長した場合)
Re:没後50年を70年って (スコア:3, すばらしい洞察)
本人が言うならともかく、本当に寄生虫だよな。
Re:没後50年を70年って (スコア:2, 参考になる)
しかしながら、死後70年ともなると、平均寿命の伸びだけが論拠にはなりえないでしょう。
予測される論拠は…晩婚化の影響?
Re:没後50年を70年って (スコア:1, すばらしい洞察)
遺産的な知財で儲ける人が、もうあと20年余計に儲け
させてくれと言ってくることに何の疑問がありますか。
Re:没後50年を70年って (スコア:2, 興味深い)
●
# 決して改行幅をつめないでください。
シルエットだからギリギリセーフ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:お前はもう死んでいる (スコア:2, おもしろおかしい)
------------
惑星ケイロンまであと何マイル?
Re:著作権は永遠だっていい (スコア:2, 参考になる)
Wikipedia-著作権の保護期間
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%91%97%E4%BD%9C%E6%A8%A9%E3%81%AE%E4%BF%9D%E8%AD%B7%E6%9C%9F%E9%96%93
が詳しいでしょう。
>権利者の相続人がいない場合には、保護期間内であっても著作権は消滅する(著作権法62条1項)。
という事で、著作権は相続可能な性質の「財産」として認められています。
死後は相続人にその複製権や公衆送信権が相続されます。
Re:著作権解放暗殺 (スコア:2, すばらしい洞察)
さらにいえば、今の50年間というのはどう考えても長すぎて、著作権の目的であり理念であるところの「もつて文化の発展に寄与すること」に反している(これまでの文化が如何に換骨奪胎や本家取りなどの、模倣とその模倣から生まれるさらなる新しい表現によって発展してきたのか、その辺を考えてみると良いでしょう)ので、保護期間はもっと短縮するべきではないでしょうか。
もしくは、著作物を利用しての新しい創作は、フェアユースの観点を取り入れ、その新しい著作物・二次創作物が著作者の権利を「著しく侵害」していないかぎりは自由に利用できる、もしくは法によって定められた一定の(当然、低額の)利用料を支払えば利用できる、というような方法を検討していくべき時期に来ているのであるのではないかなぁ……
とか私は考えるんですけど、正直(特に著作権者というよりは著作権業者さんが)そうは考えない人が多いわけで、なんつかまぁ文化的発展なんぞどうでもいいからとりあえず目先の利益があればいい、ってのは資本主義的にはこれまた正しかったりして困ったもんですね。
Re:著作権解放暗殺 (スコア:2, 興味深い)
>そうすれば暗殺しようがなんだろうが関係ないです。個人と法人が区別される意味がない。
そうだよねぇ、
公開されてからっていうなら70年でもいいよなぁ。
子孫の為の蓄えはその間に自分ですればいい。
アガサクリスティみたいに、未公開の著作を取っておけば
著作権的な財産も子孫に残せるわけですし
# まぁ、生前に結局公開となりましたが
Re:著作権解放暗殺 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:批判だらけのところ恐縮ですが (スコア:2, すばらしい洞察)
何か劣化しましたか?
誰かが権利を握っていないとダメでしたか?
50年じゃそんなにまずいですかね?
Re:批判だらけのところ恐縮ですが (スコア:2, 参考になる)
演奏方法などで結構厳格な規制(抜粋して演奏してはならないとか編成を守らなければならないなど)があって、なかなか演奏を聴く機会が無い曲でした。(演奏にはオーケストラ以外に女声合唱団が必要というハードルがあったのです)
富田勲のシンセサイザー版「惑星」以降は制約もやや緩やかになったのですが、抜粋しての演奏や収録などは特別な許可が必要とされていました。(この辺りの話は富田勲のアルバムのライナーノーツに記述があります)
最近になって保護期間が切れたため、ようやく自由に扱えるようになり、平原綾香の「Jupiter」などが登場することになりました。
著作者の意思(このように演奏して欲しいという気持ち)を守るという意味で保護期間という物が有効に機能することも有るし、保護期間が終了することによって、その作品から触発された新たな作品が生まれてくるという例の一つではないかと思います。
#どこにぶら下げようかと迷ったけど、クラッシックの話が出たのでここにぶら下げさせてもらいます。
Re:批判だらけのところ恐縮ですが (スコア:2)
米国黒人音楽を、インスパイヤした曲でデビューし
ミュージシャンとしての地位と大金を手にしてきました
一方、リスペクトされた、黒人ミュージシャンの待遇は非常に悪く
世界に名前が知られていながら、昼間はペンキ塗りをしていたような方も
大勢おります
大部分の方は、地位も名誉も金も得ないまま、亡くなられております
僅かに在命中の方もいらっしゃいますが
こういった方々に仁義は通せているのでしょうか?
え?
プレスリーはオリジナルでデビューしている?
リスペクトとインスパイヤの違いで、大差は無いと思います
Re:コピー品は必ず粗悪になるのかな (スコア:2, すばらしい洞察)
演奏者が違う事で別の側面が出る可能性が高い訳だし、アレンジについても基本的には演奏者の裁量に任せられているのですから。
# 平井賢の「おおきなふるどけい」はどーでしょ。って事。(著作権が消尽している歌の筈だけど)
# あれはうまい歌手だから認めるけど下手な歌手が歌うのは認めないというのは法の下の公平性を欠きますし、
# そもそも良いか悪いかを決める権利は著作権者ではなく聴く側にあるんですが
# …一億人もいれば「好きな曲だったのに平井賢にうたわれて面白くない」と思う人だって少なくは無いでしょう。
コピーやカバーやパロディの対価としてネタ元が金をもらったり、コピーやカバーやパロディを制御する権利が永遠に続くのは著作権法一条の「文化の発展に寄与」する行為では決してあり得ないと思うのですが…
そういう事で、70年は長すぎるというのは賛成。
発表から10年程度で著作権の権利を消尽させるなり著作者人格権以外は認めないようにして著作物自体はPublic Domainにするくらいがちょうどいいんじゃないかと思います。
Re:コピー品は必ず粗悪になるのかな (スコア:2, すばらしい洞察)
良いものも悪いものも出てくるでしょう。
しかし、いまいちな作品は関心を集めず、結果として良質のものが
取り上げられるようになるのではないでしょうか。
そして注目がそちらに集まったからといって、それでもとの作品が消滅するわけでもなく
元のままのものしか存在しないほうが、時に埋もれる危険が増すだけでしょう。
権利期間を過ぎた著作物のリメイクの成功例で代表的なものとしては
何年か前に平原綾香さんが歌った「Jupiter」ですね。
作曲者のホルストは編曲や演奏条件の変更などを決して許さず
死後も遺族がその方針を引き継いでいたと聞きます。
この曲がパブリックドメインに入らなければ、こういった「新しい切り口」は
永遠に閉ざされたままになっていたでしょう。
そして、永遠とまでいかなくても、長期にわたって自由に使えないだけでも
弊害は大いにあります。
なぜなら、自由に使えるものが何世紀も前のものだけだと
現在の感覚から非常に乖離したものばかりになり、懐古趣味以外の意義を
見出しにくくなるからです。
著作権者に許諾を受ければいいとはいっても、見返りに金銭を提示されてしまうと
資金のある人々だけに可能となり、門戸が非常に狭くなります。
(本人が死去していたら、遺族は財産としか捉えないでしょうから
なおさら金を要求する可能性が高まるでしょう)
おまけに、著作者が生きている間は現行法でも権利があるので
延長したところで本人の利益にもなりません。
ですから、「死後何年までの権利」を伸ばすのは
遺族や管理団体の財産を富ませるだけであり、それ以外は百害あって一利無しだと思います。
Re:タイトルを見た瞬間 (スコア:2, 興味深い)
たとえ70年に延びても、ディズニーに著作権はないはず。
ディズニーは自分の著作権所有物はうるさく保護するが、
他人の著作物は平気でコピーしたり、権利を侵すので
有名ですね。
ジャングル大帝、ナディア、くまのプーさんなど。
プーさんなんて、著作権所有者に正当な使用料も支払わず
巨額の利益を上げていて訴えられてましたね。
ほぼ確実にディズニーの負けと思われていたのに、
著作権所有者の雇った弁護士が違法的に証拠を入手
したということでディズニー勝訴。
同じ悪なら、司法は小悪より巨悪に味方するってことですね。