OpenDocument Format が ISO26300として承認 141
プラットフォームに左右されない時代がくる…のかな 部門より
Kachi曰く、"すでにITmediaやITProでも報じられているが、OpenDocumentがISO26300として承認された。OpenDocumentは統合オフィスソフト(ワープロ・表計算・プレゼン・ドロー)の標準ファイルフォーマットで、元々は OpenOffice.orgのファイルフォーマットとして開発され、現在はOASISという国際的な標準化団体が管理している。
今回の標準採択で、特定のソフトウェアに依存しないオフィススイートのファイルフォーマットが大きなお墨付きを得たことになり、政府などでの調達でもこのようなフォーマットを要件とする可能性が高まる。
但し現在のところ、MicrosoftはODFをサポートしないと明言しており、代わりに、Office2007のファイルフォーマットをECMAに提出している。
近い将来、現在使っているオフィススイートのサポートが切れて、ユーザーは次のソフトウェアへの移行を迫られることになる。そのとき、複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。"
またSilverRing曰く"OpenDocument Formatは昨年の5月にOASIS標準に認定されており、OpenOffice.org 2.0以降の標準ファイルフォーマットとして採用されている。
ODF Allianceのプレスリリースによればタイのバンコクで開催されている"Regional Open ICT Ecosystem"という会議でもODFは「広く互換性があり革新的でコスト効果のある政府内で使用される伝達手段」として議論されるようだ。
OpenDocument Formatをサポートするオフィススイートとしては OpenOffice.org の他に、Workplace, StarOffice (StarSuite), 一太郎2006(ただし対応モジュールは夏以降), KOfficeなどがある。"
Google (スコア:4, すばらしい洞察)
二者択一という選択はしない (スコア:3, すばらしい洞察)
「別に今までと同じでいい。変える必要を感じない」
ということか、それとも
「社内標準はA。BはリーダがあればOK」
ということで特にどっちに転んでも問題無し。
交換用フォーマットと社内用フォーマットが同じである必要もないし。
相手あってのフォーマットだし。更に今や将来のフォーマットというよりは
過去のフォーマットが必要ということも多いからねぇ。
会社で使わせたいなら過去のフォーマットへのコンバータを豊富にして欲しいものだ。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1)
#だって蓄えられた途方もないMs-Officeのデータを他ソフトに移行とか言われたら…
#数百数千時間もの残業を強いられた挙句、古い記述を新しく置き換えるとか労力が有り得ないわけで
#コンバートソフト色々あるけれど、コンバート率99.9%でも使う価値無し。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:3, 参考になる)
2種類を使わなければならないという不便はあるでしょうけれど。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1, 興味深い)
たとえば、OASYSや一太郎からWordへ移行できたのは、MS-DOSからWindowsに移行するときに、OASYSはまともな物が作れず、一太郎はバンドル戦略で不利を強いられ、結果的に一択になったわけです。
もしWordから他に移行するとしたら、「Wordがない」状況を作らなければいけないでしょうね。Wordがある限りは「二種類使う必要がない」ってことで移行しないでしょうから。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:3, 興味深い)
Wordは元々「英語の文書を書く」ためのソフトですから、
「日本語の文書をバリバリ書く」という状況では、結構使いにくい所が多いです。
で、「ワープロ」って括ってしまうと、同種のソフトですが、細かい所では結構機能の違いがあります。
移行元でよく使う機能が、移行先になかったり弱かったりしたら、移行元のソフトを使い続けるでしょうけど、
移行元に機能が無いとか移行先に便利な機能があるとかだったら、移行がスムーズに行われる可能性もあるでしょう。
結局、両ソフトの機能次第だと思ってます。
最近の人間は Word 使いが多いので、私の職場では、一応
「今までの社内文書は一太郎だが、これから新たに作る文書は一太郎でもWordでも可」
としてます。
そうなると大抵の人は「既存文書の編集は一太郎」「新規作成はWord」を選んで、両方使うことになるのですが、
しばらくすると「なんか一太郎便利ですね」と、一太郎派になることが多いです。
#まあ、適材適所というか、ちょっと前までの一太郎は差し込みが弱かったので、私は差し込み印刷をしたいときだけは Word を使ってました。
でも、世の中の大半は、そんな深い所まで使いこなしてないんじゃないかという気もしてます。
最近、途中入社で入った新人が「Wordならガンガン使ってましたよ。まかせてください」と自称してたのですが、
「うちは社内文書は一太郎が多いから、とりあえず一太郎使えるようになってね。」と、
一太郎の解説本と付けてとりあえず既存の文書の簡単な編集を頼んだところ、
一太郎文書で、文字のフォントサイズとかを全部スタイルで設定していたのに対し
「テキストをコピペしてもフォント設定がコピーされません」と泣き付かれました。
スタイル機能はWordにもあるからこの問題は一太郎特有のものではないですし、
「スタイルで設定しておけば、後でフォントサイズとかまとめて変えるときに、簡単にできて便利でしょ」
と説明したのですが、
「一太郎は使いにくいです。やっぱWordですよ。フォントサイズも一旦設定した文字をコピーすればいいじゃないですか」と言われてしまいました。
いや、だから Word でも同じだってば。ていうか、機能を使いこなしてないことを自慢しないでくれよ…
Re:二者択一という選択はしない (スコア:2, 参考になる)
MS Office が高い
という理由からその状況になる事があるでしょう
つい最近話をする機会があった中小企業は、StarOfficeに移行したらしいです
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1)
>という理由からその状況になる事があるでしょう
もしそれだけの理由でしか無ければ
MS は Officeの値段を下げるだけで対処できて
しまいますね。
一番楽な対処方法なんじゃないです?
Re:二者択一という選択はしない (スコア:2, すばらしい洞察)
これまでにどんなサポートを必要とした/使用したのか、
もうちょっと詳しく教えてください。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:3, 興味深い)
>もうちょっと詳しく教えてください。
導入の決済文書を持っていったら
「それはフリーのソフトでサポートないんでしょ。」
とそれだけで却下。
その後、金額が高くてもマイクロソフト製品に買えたところ
ほとんど内容をみずに決済となりました。
サポートしてもらうことが必要なわけではなく
サポートが存在することが大事なんですよ。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:2, 興味深い)
元OASYSユーザでしたが、すくなともOASYSのほうがWordよりずっとマシでした。今でもWordだと思った位置に罫線が引けないんですよ私…
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1, すばらしい洞察)
ODF の「標準化」というのは Office とその他の乖離を強めるわけで Windows->Linux へ移行しようとしていたところすら、少なくともクライアントとしての Linux を諦めて Windows 環境のみに絞らなければならなくなったと見るべきでは?
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1)
>#だって蓄えられた途方もないMs-Officeのデータを他ソフトに移行とか言われたら…
>#数百数千時間もの残業を強いられた挙句、古い記述を新しく置き換えるとか労力が有り得ないわけで
同意です。
ドキュメントの量もさることながら、ExcelやAccessなんかはVBAでゴリゴリやってるのも
結構な数あるので、VBA版と同じ動きをするようにマクロを置き換えるなんて考えるだけでぞっとします。
#そもそも今の状態でVBAと完全互換なマクロが使えるのなんてないでしょ?
VBA使ってるのは (Re:二者択一という選択はしない) (スコア:3, すばらしい洞察)
# 要は「便利だ」とVBAを使った時点で、実質的にMSに囲い込まれていたのです。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1, 興味深い)
永遠の中学生なら、同じフォーマットを使いつづける、という選択肢もあると思うが、現実の職場には出て行く人と入ってくる人がいる。そうなると、移行の手間がいくら膨大に見えても、「ヒトをモノにあわせる」コストに比べれば、些細なもんだということに気付かざるを得ない。さもないと、職場自体が消えてしまうから。
過去、BASICでどんだけ巨大なアプリケーションを書いていた企業でも、現在それをBASICで保守してたりしない。移行ができなかったところはほとんど潰れてる。まあ、あくまで”ほとんど”で、全部とはいかないっていうのも、また一つの現実ではあるのだが。
それに、OpenDocumentの場合は、まだこっちが勝つと決まったわけじゃないけどね。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:1, 参考になる)
制御機器等用にN88-BASICやF-BASICが現役で保守パーツのために
「中古でも良いからない?」という話はよく聞きます
人の入れ替わりが同時に大量に発生する所か余程の新しい物好きでもなければ
到底「些細」な事では片づかないと思います。
どこの企業もそうですが「過去の慣例」という呪縛は大きいです。
Re:二者択一という選択はしない (スコア:2, すばらしい洞察)
確かにそれが現実であると思う。しかし、それを放置プレイしているから2017年問題などということが大きな問題になるのであって、団塊の世代が定年を迎えるまで、それらを放置するような企業には、その後の活路を見出すことはできないだろうとも思う。
バブルの崩壊後、新人採用を見送ったせいで、現在の中堅が育っていない企業も多く、新しい技術にシフトする余力が無いのも現実だろう。しかし、それを「仕方ない」とする企業に未来は無い。
現実 (スコア:1, 興味深い)
旧日本軍の下士官じゃないけど。
「ヒトをモノにあわせる」コストなんて、移行の手間とコストと不確実性に比べれば些細なもんですよ。
動いてナンボ、お金を稼げてナンボの世界で最も重要視されるのは過去の実績です。
仕事の道具には「新しい」ということ自体には何の価値もないのです。
ちなみにうちの職場ではBASIC/98が現役。
Re:現実 (スコア:1, すばらしい洞察)
> 「ヒトをモノにあわせる」コストなんて、移行の手間とコストと不確実性に比べれば些細なもんですよ。
それやって一回負けてるんですから、次は変えようとか思いませんか?
Re:現実 (スコア:1, おもしろおかしい)
ECMAも「標準規格団体」なんだけど (スコア:3, 参考になる)
これを言っておきながら
> 複数の企業がオフィススイートを提供するツールか、特定の企業が影響力を行使するツールか、選択を迫られることになるだろう。
これは無いんじゃないでしょうか。
ECMAの認証手順は、ISOなどよりもかなりスピーディですし、またECMAで認められた標準は、ECMAファストトラック制度により、かなり高い確率で数ヶ月~1年でISO規格へと「昇格」します。
つまり近い将来のことを言うのであれば「ISO規格の中に二つの異なるOffice Suiteフォーマット規格が存在し、ソフトウェアベンダーは、いずれか、あるいは両方を選択できる」可能性の方がはるかに高いと思われます。
もちろんそうなった場合に、どちらの規格がより多く採用されるのかはわかりませんが。
Re:ECMAも「標準規格団体」なんだけど (スコア:1)
でも、MSフォーマットの中に特許で抑えられた箇所があってライセンスフリーにならないとかそういう展開がありがち。
ODFの互換性 (スコア:3, 興味深い)
未定なので見送る。周りが使い始めたら様子を伺うくらい。
現在でも一太郎やMS-Officeの各バージョンで開ける・開け
ない/くずれる等の問題があるのに
これ以上気にするものが増えるのは面倒。
それに、PDF並みの互換性維持をしてくれりゃいいけど、
こういう規格ものはどっかが足並みを乱して、独自拡張を
始めるから…。
やなぎ
字面じゃなく論旨を読もう。モデレートはそれからだ
Re:ODFの互換性 (スコア:1, 参考になる)
OASYS (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:OASYS (スコア:2, おもしろおかしい)
「OASYSの文書FDに入ってる文書を使いたい」という
クレーム^H^H^H^H要望に応えたときの衝撃が残っているからですよ。
# 先日の N88 Disk BASIC(86) にも参った。
政府調達基準 (スコア:2, すばらしい洞察)
もっとも、文書作成ツールのようにもはや進歩が止まっている分野で、実用上まずまずの機能を持ったソフトが無料で配布されている、あるいはより安く販売されている、というのであれば、多少の不都合はあってもそちらを使っていただくのが、財政再建中の政府の本来のあり方であろうという気はします。
Re:政府調達基準 (スコア:4, 参考になる)
>通産省の一部が何を言っても他省庁は無視するなんてことになりは>しませんかね。
本省から来るファイルの多くは一太郎形式だったりします。通達は自組織内ではPDFじゃなくXeroxのDocuWorks形式で管理。
ちなみに本省から配布されてくるノートパソコンには一太郎プリインストール済みです。庁費で買ったパソコンにも別購入で入れてるんじゃないかな。MS OFFICEが入っていても、一太郎無いと仕事にならない(一太郎が入っているの前提でファイルが回ってくる)ので。Lotusはさすがにみんな使わなくなったな。
過去の一太郎ファイル、Lotus1-2-3ファイルどうする?
→互換性の維持のためとりあえずそれもインストールしとけ
→複数のソフト使うのめんどくさい
→みんなが一太郎も使い続ける
という、世間の流れとはかなりはずれたコースを進んでいるのはうちの組織だけなんでしょうかね。よその省庁は一太郎使ってないの?
Re:政府調達基準 (スコア:2)
うちではWordを使う原因のひとつは、最近の職員さん達がWordでしか、文書ファイルを作成できないこと。
結構、そういうところって多そうに思うけど。
Re:某官庁様には (スコア:1, 参考になる)
# お客さんかもしれんな
Re:政府調達基準 (スコア:1, 参考になる)
システム導入を統括している本庁××部が松下の一太郎裁判の時
「今後導入するPCに一太郎を入れてはいかん」と方針を決めてしまったため、
送られてきた文書を一太郎ビュアーで開いて印刷して、Wordで書式を起こしたりしています。
変換しようにも、罫線だらけで書式が崩れるので使い物にならないのです。
××部曰く、本庁内のほかの部にすでに入ってしまっているPCから一太郎を消すことはできないらしく。縦割り行政の弊害ですかねぇorz
Re:政府調達基準 (スコア:1)
私のおつきあいのある省では、普通にWordを使われているようでした。
しかし、DocuWorksというのは下でも話に出ていたようですが、意外に普及してるんですかね。
Re:政府調達基準 (スコア:3, 興味深い)
MSは普通にODFをサポートするでしょうね。
フォーマットを潰せなくても、サポートすることで
他のオフィスアプリへの乗換えを防げるので、
かなりMSに有利な戦いに見えます・・・。
--- (´-`)。oO(平和な日常は私を鈍くする) ---
我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:2, 興味深い)
MSOfficeからOpenOfficeに移行しました。
最近作られるのはODFの文書ばかりです。
一太郎からWord、1-2-3からExcelに乗り換えた時と比べれば、
移行は楽勝だと思いましたよ。
さっさと乗り換えたほうが後が楽だと思います。
新しくパソコンを調達するときにOffice代金、
数万円/台がかからなくなったのは大きいです。
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:3, 興味深い)
他社にOOoの文書を、OOoのダウン先URLとともに送ったら、
「無料でこんなソフトあるのか。MSOfficeに金出すのもったいないな」
と言って、その会社も使い始められました。
(順次移行らしい)
他社に送るとき、相手によっては
PDFやDocuWorksにして送って済ませるし、
上の会社みたいにOOo入れてもらえるところもあるし、
それもだめなところではOOoでMSの形式に変換して送ったりで、
いまのところ問題ないです。
他社から来る文書もOOoで開いたり、
PDFで送ってもらったり、
Word,ExcelのViewerで開くから問題ないです。
うちの会社みたいに問題なくOOoを導入できない企業は、
高いMS税がいつまでも圧し掛かって抜け出せないから
きつそうですね。
ファイルのやり取りで問題が起こるかどうかは業種によって差があるのかな。
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:2, 興味深い)
技術者しかいないような会社ならね。
でも、大きい会社はそうは行かない。
教育費用や社内のサポート費用、
それを整えるための時間や稼動モロモロなんかを考えると、
現状はMSに金を払う方が安いし速い。
(ボリュームライセンスの費用なんて正直スズメの涙レベル)
使う人にとってはツールに過ぎないので、
無理に新しいものを使う理由もないし。
MS税、とか簡単に言うけど、
実際にはその方がOKな人たちが圧倒的多数だからこそ、
今の現状があるってことを認識できないとね。
そこから先で何が出来るか、を考えないと、
単なる貧乏人orヲタ専用ソフトで終わるでしょう。>OOo
ビジネスとしての展開が考えられない(考える人がいない)現状では、
結局MSが良い、で終わるだけのような気がします。
#そういう自分は貧乏なので自宅はOOoですが…。
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:1)
PC 添付の OEM 版 Office とかを使っていたのでは。
まともな企業ならボリュームライセンス契約にしているので、PC を買い換えたところでライセンス料をまた払うなんてことはないのですけどね。
少なくとも OOo が Word/Excel 入出力で互換性 100% にならなければ対外的な文書交換なんて事実上無理なわけで、移行できる訳がない。
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:3, 参考になる)
MS-Officeもバージョン間で互換性は100%ではありません。あしからず。./erは透過性とか使わないという意見は認めません。
#Oooの互換性がそれより低いのは認める。
その前に、プリンタを変更するだけでWordは文字がずれます。一太郎ではそのようなことはありませんが。(なのでAdobeは通常使うプリンタを「Acrobat Distiller」「Adobe PDF」にしとけってAdobeのサポートのページに臆面もなく書いているよ!)
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:3, 興味深い)
> その前に、プリンタを変更するだけでWordは文字がずれます。
そうそう、よそから来たMS Wordファイルで、普通に開いたら図が
次のページにぶっ飛んでレイアウトが崩れてるというのはよくある
ことで。
同じバージョンの MS Office でも100%互換性があるとは言い難い。
PowerPoint は、編集に使うモニタの解像度によってオブジェクトの
100%の大きさが変わるし、
Wordは同じバージョン、同じプリンタでもWindows 98/2000で
プリンタドライバのOSによる違いで文字がずれたりするし、
Excelは表示・印刷よりも表示速度を優先した設計 [microsoft.com]だし。
Adobe はむしろユーザー座標系の PostScript [adobe.com] を元にした
Acrobat/PDF によって、原理的にデバイスに依存する宿命をもつ
デバイス座標系ソフト(Windowsなら印刷にGDIを使うもの全て)
の救済策を示しているわけで、臆面ないどころか、MS Office
等のデバイス座標系(GDI)ソフトの尻ぬぐい [antenna.co.jp]を
している格好なんだけどね。
MS Office Open XML, OpenDocument Format, PDF については
ちょうどこの辺 [antenna.co.jp]にまとまってた。
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:1)
いや、同じプリンタでも簡易印刷と精細印刷で改行改ページが狂うなんてザラです。
バージョン間の非互換も表示が狂うどころか読み込みさえ出来ない物もある始末。
OOoに移行したいんだけどなあ、みんな均等割り付けが出来ないとイヤだって言うし。
そんなに必要かなあ(ちょっと愚痴)
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:1, 興味深い)
Wordに埋め込まれた画像を手っ取り早くオリジナル解像度で取り出したいときもOOo。(Windows版のWordだと、画像を選択してコピーしてグラフィックソフトに貼り付けると、そのときの表示解像度で貼り付けられてしまう…。Mac版だとそんなことないのに)
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:1, 興味深い)
しかもOfficeをPersonalからProに変更してくれと言うと
50台程度だとライセンスより単品の方が便利ですし値段も殆ど変わりませんよとか
このモデルはPersonalがセットですので追加でPro単品*台数の料金がかかりますとか
わけ解らないこと言い出す始末BTO対応のビジネスモデルでセットってなんだろうかと・・・
それ以来その業者は一切利用してません
Re:どうみても違法コ(ry (スコア:2, すばらしい洞察)
…運営形態が営利でも非営利でも。
そういうところがお客さんだった場合にはなるべくライセンスがFree(Free as Freedomな意味のFree)な代わりの物を試して、出来ればそちらに乗り換えてもらうように推めてはいますけどね…ライセンス違反を回避してなおかつ周囲に悪影響を及ぼすのを防ぐには最善の策だと思っていますが、細かなUIの違いとかで使わない人とかアングラで流れているシリアル集にあるシリアルを使って強引に商品版を使う人も未だいる訳で…(;´Д`)
アクティベーションはそういう人などの徹底排除を狙ったんでしょうけど、逆にアップデートしない人を増やしてネット全体(と利用者自身)のリスクを増やすという結果になっている訳ですわな。
従って、アクティベーションでの強制アップグレードに嫌気がさした人による、Freeな物への潜在的な需要はかなりあると思っているんですけどね、ユーザのリスク管理の意識がそこまでできあがっていないような(;´Д`)
Re:我が社ではOpenOfficeに移行しました。 (スコア:2, 参考になる)
もともとDOCファイルには取引先にみられたくないような注釈などやメタ情報、特に業種的に画像などを多く含んだデザイン仕様などを作成する場合も多いので、OLEオブジェクトなどに予期せずそういった情報も含まれることがあり、ほとんどのものはPDFに変換してから送っていました。
(サイズの問題もあった)
もちろん、場合によってはWordのファイルなどをやりとりする必要もありましたが、ほとんどの場合はOoo+Word Viewerで事足りています。
相互変換 (スコア:2, 興味深い)
MS OfficeのデータがXMLになる以前は、他のソフトから読み込むにはリバースエンジニアリングするしか方法がなくて、Officeごとのバージョンの違いを吸収するのにかなり苦労している現実があります。現状の OOoの MS Office データ読み込みも、完璧な再現性とはとてもいえません。
でもこれからは、両者のデータ形式に基準となる仕様が存在することになるのですから、仕様にしたがって実装すれば今までより大幅に互換性は上がるはずです。(仕様のあいまい性がどのくらい残っているのかという問題はあるかもしれません。)
データの互換性が当たり前になると、ソフトの乗換えが容易になり、使いやすさや機能など本当の意味でのアプリケーションの競争になります。上司や客の理不尽な要求により、自分が使いたくないOfficeソフトを仕方なく使う状況は、早々なくなることでしょう。
オフィススイートの選択 (スコア:1)
オフィススイートではファイルの互換性の確保が重要なので、結局はなし崩し的に Microsoft Office へ流れていってしまうと思います。社内のソフトウェアを一斉に入れ換えない限りは並行運用しても問題がなさそうな MS Office が選ばれそうです。もし自分たちだけ乗り換えても取引き先が MS Office を使っていたら合わせなければなりません。
ファイルフォーマットが標準化されていることのメリットって普通の人には分かりにくいですし。OpenOffice.org とか一太郎がサポートしているとは言え現時点ではどちらも企業に対してそれほどの影響力 (シェア) を持っていないので、メリットにはなりにくそうです。(何より過去 MS Office で作った大量のドキュメントがあります。)
今回の承認に意味がないということではなく、単に企業が (MS Office 以外の) 選択肢を積極的に増やす理由にはならないんじゃないかなと思う訳です。お役所が OpenDocument を要求してきたらその時に必要数だけ導入することになるのではないでしょうか。
Re:オフィススイートの選択 (スコア:1)
>することになるのではないでしょうか。
日本に関してはやっぱり役所用にOpenDocumentファイルを作る必要性が今後出てくるでしょうね。
でも役所が要求するのは大半が閲覧・印刷が容易なプレーンなファイルであって、それを会社側がVBAを使ってどう作ろうと、知ったことではありません。
社内で Microsoft Office やVBAをバリバリ使って、他の環境に移りにくくっても全然問題ない。
成果物をOpenDocumentに変換できるコンバータがあれば十分なのです。
というわけで、対役所用にはコンバータ、企業間同士は相手に合わせたオフィススイートで全然問題なし。
もちろん企業間でもOpenDocumentでのやり取りは増えていくでしょうが、そうなればコンバータを使えばいいだけのこと。
OpenDocumentのせいでオフィススイートの勢力図が大きく変わるとは思えないですね。
ユーザーサポートをしっかりやる体制が整ってないフリーのオフィススイートに至っては、検討すらされないのでは?
特定のソフトウェアに依存しない (スコア:1, 興味深い)
MS OfficeがOOoに置換されるだけなら、大して嬉しくはない。
ODF読み書きライブラリがスクリプト系言語に用意されるようになって、ちょいとしたフィルタ程度のノリでODFコンバータを作れたら、すごく嬉しい。
知らないだけであるのかな?
Perl用ODF読み書きライブラリ (スコア:4, 参考になる)
あります。CPAN OOoDocを調べてみてください。Software Designに解説書きました。
http://search.cpan.org/~jmgdoc/ [cpan.org]
Re:タグ付きハイパーテキストでドキュメント (スコア:3, すばらしい洞察)
そこまでしないと人は動いてくれないし。