「ソニータイマーなど埋め込まれている訳がない」と、VAIO関係者が発言 370
ストーリー by GetSet
微妙な時期に壊れることが多いからねぇ… 部門より
微妙な時期に壊れることが多いからねぇ… 部門より
あるAnonymous Coward曰く、"ITmediaの記事によると、さる6月16日に開かれた「G-Force Japan 2006」なるユーザカンファレンスの席上にて、ソニーのVAIO向けコンタクトセンター構築担当の岡本英央氏より、「ソニータイマーは存在しない」旨の発言がなされたとのことだ。
もちろんタイマーの有無が主たる論旨ではなく、「タイマーの存在がささやかれるほど、ソニー製品が壊れやすいというイメージが根強い。これを覆したい」という発言内容である。しかしながらソニー関係者から、公式の場において「ソニータイマー」という単語が出てきたことは非常に興味深い。もちろん誰も本気でそのようなタイマーが存在するなどと考えてはいないだろうが、「ソニータイマー」という単語が生まれた経緯を、ぜひともソニー自身に熟考していただきたいところである。
タレコミ子の場合、先日ソニーエリクソンの「W21S」が壊れたことでもう、宅内のソニー製品はPS2しか存在していないのだが、再びソニー製品に「飛びつきたくなる魅力」が戻ってくることを願ってやまない。"
こんな事もありましたよね (スコア:5, おもしろおかしい)
こちらのアンケート調査 [ipse-m.com]によりますと、一日あたりのテレビ視聴時間は視聴者全体平均で2時間54分。
1日3時間×365日=1095時間
IDENTIFICATION DIVISION.
AUTHOR YUKI-KUN.
Re:こんな事もありましたよね (スコア:4, 参考になる)
0xFFFFFFFF/1000/3600 ~ 1193
でドンピシャなので「本当に砂時計なんだろな」
という話だったような気が。
ソニータイマーの例 (スコア:5, おもしろおかしい)
ソニータイマー [sleepingbird.net]
HIRATA Yasuyuki
Re:ソニータイマーの例 (スコア:5, おもしろおかしい)
ソニーの悪意 (スコア:5, 興味深い)
これはどこから出てきたのかな?
ソニータイマーは、ただ単に「壊れやすい」という意味じゃないよ。
ソニーが高い技術力を悪用して「補償切れ直後を狙って壊す」というのがソニータイマー。
ソースのリンクを見たが元の発言は以下の通り。
>“買ってから1年1カ月で壊れるソニータイマー”など埋め込まれているわけがない。
ちゃんと、「1年1カ月で壊れる」と補償切れ直後の事を言っている。
壊れやすいというイメージを懸念しているのではなく、ソニーが高い技術力を悪用しているというイメージを懸念しているのです。
Re:ソニーの悪意 (スコア:5, すばらしい洞察)
・ソニーは(今は)白物家電を作っていない
・白物家電は一般的に長持ちする
・そのため、ソニー製品には壊れにくいものが少ない
という、統計的マジックの産物であると思ってます。
他社の同種製品と比べた場合にはソニーのがよく壊れるわけではないし、
保証期間はきちんと動作する製品を送り出してるのに、
「ソニーのデジカメは1年ちょっとで壊れたけど、東芝の洗濯機も松下のエアコンもシャープの電子レンジも10年以上壊れてない。ソニーの製品には1年経ったら壊れるしくみがあるに違いない」
って感じになると。
Re:ソニーの悪意 (スコア:5, 興味深い)
「ソニーのビデオは1年位で壊れるけど、東芝のは2年以上もつ」
というのを目の当たりにしました。
ソニーのは3台買って全部その調子、東芝のは1台だったので
たまたまそれが当たりだったのかもしれませんが。
巷の噂を実感した瞬間で、よく覚えております。
Re:ソニーの悪意 (スコア:2, 興味深い)
Hi8のビデオデッキが正にそんな感じでした。
店員いわく、「SONYのビデオデッキはねー、他のメーカーの半分くらいしかヘッドが持たないんだよ」
そのデッキを購入した当時はまだ在庫があった、
Hi8アリーナにしておけば・・と後悔した一瞬でした。
あちらはY/C分離も搭載していたし・・。
建前と本音 (スコア:5, すばらしい洞察)
という言葉に対して、本気でソニーが「意図的に壊れるようにしている」と思っている人っているの?なんでもかんでも陰謀説を信じていれば、どのようなことも陰謀で説明できる。と同じことだと思う。無論、ソニーの悪意ある意図によって壊れるように作ってある、というのは可能性としては否定できない。
で、本気では思っていなくて、「壊れやすいことを揶揄して、ソニータイマーだ。本気でタイマーいれているんちゃうか?」と巷では表現しています。だから、ソニー製品が壊れやすいというイメージがそのまま言葉になってソニータイマーという言葉が定着した、というのが真相です。いや、本気で、タイマー仕掛けているとは思ってないよ。疑ってはいるけどね。
だから、無論「ソニーが意図的に仕掛けている壊れるタイマー」と言う意味での「ソニータイマー」を否定はしないが同時に「壊れやすいイメージとしてのソニータイマー」という言葉を否定するのはおかしい。それは、ただしく、民意を再現していない。この二つがあって始めて「ソニータイマー」という言葉は成り立つ。
で、その疑うというのも、高い技術力を駆使して、とうわけではなく、あえて設計上壊れやすい部品を使うとか、そういうもの。それはコスト競争が加熱する現在、どの企業も多かれ少なかれ行っていることだが、ソニーは壊れにくい事に対する、プライオリティが低い。とユーザーが感じているのは事実で、たぶんそれは事実(っぽい)。
# 壊れるように(分かるようにタイマーを仕掛ける)というのは企業としてはあり得ない。もっとうまくやる。あえて丈夫さのクオリティを下げるという意味で行うはずだし、それで十分だし、企業のモラルとしてもそれは十分許容できる。そういう選ぶ・選ばないは市民だしね。実際、
・デザイン重視
・コスト重視
これを突き詰めれば、壊れやすい製品になるのはあたりまえで、ソニーはそれを気にせずに製品を作ってきたという事だと思う。
とにかく
「企業イメージとして、壊れやすい製品を作っている(ことを気にしてない)」
というのは、事実だと思うし、ユーザーもそれを感じている。
で、ソニーのここしばらくの業績からして、そのイメージがソニーのブラン努力を上回ってきてしまっていると、上層部が認識し出した。とうことで、「ソニー製品が壊れやすいといイメージを覆したい」という発言だと思います。
これが、「ソニータイマー」に対する、巷の正しい認識であり、企業の発言の意図であり、壊れやすいということの理由・事実だと思うよ。
Re:競争相手の家電メーカの発言 (スコア:3, 興味深い)
ウチはここまでの限界設計は出来ないな
そこまで徹底するくらいなら裕度持たせたほうが設計は簡単だよ。
とのことでした。
設計マージンの取り方と品質管理がすばらしいのでしょう
Re:ソニーの悪意 (スコア:2, 興味深い)
これって、逆に言えば"買ってから1年1ヶ月で壊れる"ようにすることも可能ということでしょうか。
「そんなこと不可能だ」と言えば多くの人は、そりゃそうだと納得できそうなものなのに。
//今使っているVAIOは1年1ヶ月で内蔵スピーカーから音が出なくなりました…orz
Re:ソニーの悪意 (スコア:2, 興味深い)
そういう事です。
ソニータイマーってのは、「保障期間内には絶対壊れない」のに「保障期間が過ぎたらあっさり壊れる」という、普通ならありえない事を指します。
>「そんなこと不可能だ」と言えば多くの人は、そりゃそうだと納得できそうなものなのに。
普通ならあり得ないので、ウソだとなるわけですが、他は無理でもソニーの技術力なら可能なのではないか?という、ソニーの信頼性の裏返しみたいなものなんです。
Re:ソニーの悪意 (スコア:4, すばらしい洞察)
評判を上げたいなら、文句の付け所がない製品をリリースし続けるのが一番。こういう泣き言は、敗北宣言にしか見えない。根も葉もない話じゃないんだから。
#ゴミ処理だって無料じゃないんですよ。
そんなに自信があるなら・・・ (スコア:5, 興味深い)
あ、あと、自社規格をごり押しする
ソニー・ジャイアニズムがなくなったら買う。
壊れる頃、丁度魅力的な商品を発売 (スコア:3, 興味深い)
今はその時代を懐かしみながら、欲しい新製品がないので修理費を出して直しながら使っています。
モデレート したいときには 権利なし
かつかれー
設計としてソニータイマーは存在するかも (スコア:5, 参考になる)
初期型だけなら設計ミスとも考えられますが、数年経過して発売された5500番台でも、ピックアップユニットがアルミダイキャストになっただけで肝心の壊れる原因のレール部分は樹脂のままで、何も改善されませんでした。
プレイステーションに対して同時期のゲーム機であるサターンには、樹脂でなく耐久性のあるステンレスが使われていました。コストの問題はあると思いますが、ソニー製品は必要以上に品質を落としているように思えて仕方ありません。
Re:設計としてソニータイマーは存在するかも (スコア:5, おもしろおかしい)
あれ保障期間内に壊れるもん。
無償修理してもらえるようじゃ、ソニータイマーとしては不良品だ。
Re:設計としてソニータイマーは存在するかも (スコア:3, おもしろおかしい)
っていうソニー先生からのメッセージです。
ゲームはゲーム機が1年間壊れない程度の時間にしましょう。
Re:設計としてソニータイマーは存在するかも (スコア:3, 興味深い)
同じ製品間で互換性が取れないのは、初代ファミコンの頃からありましたよ。
ファミコンって、外観は同じでもCPUも基板もマイナーチェンジを繰り返してましたから。
(CPUだけで9種類のバージョンがあります)
各ゲームソフトメーカーは、全バージョンのファミコンで動作確認していたそうです。
場合によってはプログラム側で本体の差を吸収して動くようにする必要があったとか。
# 2コントローラの内蔵マイクのON/OFFが初期のファミコンで逆なのは有名ですね。
友人のソニーのハード屋さんによると (スコア:5, おもしろおかしい)
どうやらハードウェアとして搭載されるものではないようです。
Re:部品の耐久性を保障期間ぎりぎりに設定することで実現 (スコア:3, 興味深い)
トヨタの設計では、車に使ってるたくさんの部品のMTBFがばらつかないようになっていたそうです。そうすると、ある部品が壊れる時期になると、他の部品も立て続けに壊れ、「これじゃ修理より買い替えだな」と車のオーナに思わせるようシグナルが伝わります。まぁ、それが「この車もずいぶん走ったよね」と思う時期とうまく重なっていたので、次も同じくトヨタ車の買い替えと相成るわけです。
一方、技術の○○(敢えて名を伏す)はMTBFをとにかく長く設計したので、ばらばらの時期に別の部品が故障して、MTBFが尽きるころになると、「この車、修理ばかりしてるよな」という状態になります。でもまた修理すれば、しばらくは調子よく走るので、買い替えのインセンティブがなかなか大きくなりません。
という話を車好きの人から聞いたことがあります。
オフィスの蛍光灯と同じで、時期が来れば切れてようと切れてまいと一斉に交換するところもあれば、切れた蛍光灯だけ交換することろもあります。それは、「モノは必ず壊れる」ということを前提として、じゃ保全をどう考えるか、という思想の違いだと思います。決して良い悪いではなくて。
正規サービスとして実装してください (スコア:5, おもしろおかしい)
ヨメ「あ?まだ動いてんだろ。何寝ぼけてんのじゃ。ワレ。」
プルプルプル。。
「はい。ソニーカスタマーサポートセンターです」
「あ、もしもし、タイマーの起動をお願いしたいんですが。」
「はい。お客様のお名前と、型式、SN、ご希望日をおねがいいたします。」
Re:正規サービスとして実装してください (スコア:5, おもしろおかしい)
おれ「あのー。そろそろ女房替えたいんだけど」
ヨメ「あ?まだ動いてんだろ。何寝ぼけてんのじゃ。ワレ。」
ブルブルブル。。
私が「ある」と信じる?理由 (スコア:5, 興味深い)
しました。
故障内容は、電源を入れてもHDDにアクセスがいかず、
ソニーに言わせればHDDの故障だそうです。
私は、前職がストレージ関係だったもので興味があり、
修理する代わりに故障品のHDDを返してくるよう依頼し
ました。
そして、修理から返ってきたPSXに添付されていた、
「故障品」をPCに接続して動作確認してみましたが、
なんのことはない、正常に動作するではありませんか。
SMART情報等を見ても、何の異常もありません。
壊れてないのに、壊れたことにされ、何万かの修理費
を払ったわけなんですが、今も釈然としません。
本当は壊れたのではなく、壊れたことになるように、
セットされていたんではないかと疑いたくなります。
ちなみに、そのHDDは半年以上たっても、PCの中で正常
に稼動しています。
Re:私が「ある」と信じる?理由 (スコア:2, 参考になる)
私は、特に電気・電子関係の詳しい知識があるわけではありませんが、使っているものが故障した場合は、ダメモトで分解・修理してみることが多いです。接触不良、断線や、ヒューズ、コンデンサの問題など、簡単に修理できるものが半分くらいあるように思います。残りの半分は、何が原因か私の技術では分かりませんが。
ソニー製品に限らず、故障の原因って、そんなものでなのでしょう。
Re:私が「ある」と信じる?理由 (スコア:3, 参考になる)
少なくとも VAIO 505 にはソニータイマーが内蔵されています. なぜか BIOS のバックアップ電池が特殊な形状のニッケル水素電池になっており、これが劣化すると例えACアダプタを使っていようとも起動しません.
充電と放電を繰り返すことで劣化することがわかっているニッケル水素電池を敢えて採用し、これが劣化すると起動しないように電源管理に細工がしてあるのです. しかも特殊な形状をしているため汎用品が存在せず、自分で修理するのは困難なしろものです.
起動しなくなった 505 を直そうとしてようやく原因がわかったときは、まさにソニータイマーそのものを発見した気分でした.
ちなみに、薄いリチウム電池2枚を無理矢理内蔵することで応急処理できました. ソニータイマーを偽造したわけです.
ごく最近秋葉原に行ったとき、若松1Fでよく似た形状のニッケル水素電池をみかけたので、修理される方はのぞいてみると良いかもしれません.
Re:メーカーのスタンス (スコア:3, 参考になる)
複数のパーツで構成されたモジュール内に故障がある場合は、
A.モジュール内の故障したパーツのみを交換、元のパーツを返却、そのパーツ分を請求
B.モジュールごと交換、元のモジュールは返却しない。請求額はAと同じぐらいに
(回収したモジュールは後で直して別の製品の修理交換用に使う)
C.モジュールごと交換、元のモジュールを返却、モジュール分請求
の3種類がありますが、昔は A が当たり前でした。
ハンダを外された電解コンデンサが1個だけ返却されたりとか…
その後、A の代わりに B が主流に。
Aと同じ修理費用・品質で、修理期間の短縮が図れます。
最近増えてるのが、C。
モジュール内の故障箇所調査・修理をするぐらいなら、モジュールまるごと新品交換の方が安くなっているのでしょう。
で、B の状況で、交換元のモジュールを返してくれと言われたら、
モジュールまるごとの部品代を請求されるのは当然だと思います。
高い金で買い取れと言っているのではなく、返さないことを前提にすることで修理費用を下げているんです。
ソニー復活 (スコア:4, すばらしい洞察)
映画だの音楽だの金融だのネットワークだの、
全部売っぱらった方が良いんじゃないの?
(正の)シナジーがあるとは思えないですが。
ソニーねぇ・・・。 (スコア:4, 参考になる)
そもそもソニータイマーって言われるほど信頼が落ちているのは、ソニーが最初に製品寿命の基準と、それに対する設計基準を確立したような気がしました。そんなような本を見たことがあります。
何故そんな事するかと言うと、いつまでも機械が壊れないと、儲からないからです。飯食っていけないからです。新製品が開発できないからです。当たり前です。
ですから、ソニーに限らずどこの電機業界も、何らかの製品寿命基準に基づいて設計されています。別にソニー製品の問題ではありません。
別の方が仰られている通り、あそこの問題は別にあると私は思います。
まず随分前ですが、そもそもソニーの1製品の中で、どれだけの部分を本当にソニーが作っているかというと、私は以前「3%」という回答を聞いたことがあります。
とにかく社内工注が高いのか何なのか知りませんが、外注ばっかりであそこの製品はできています。誤解しないで欲しいのは、その外注先は優秀だけど一般には名前の知れていない所ばかりです。しかもソニーの製品基準は上記の通り、世界一とも呼べるうるさいものです(だから優秀なんでしょうけど)。
でもどんなに優秀な部品でも、それらをまとめる設計がしっかりしていなければダメなんですよね。
じゃあ設計が悪いのかというと、また微妙なところなんです。これまた僕達私達には分からない謎の理論で、あの会社はES品1発しか作らないんですよ。確か。
ですので、よく巷で「ソニー製品はハツモノがバグだらけ」って言いますけど、当然ですよね。それが(当業界でいう)CS品なのですから。
#うちなんかES品作ったら、気が付いたら勝手に営業が製品として売っている事があるから、別にそれが悪いなんて口が裂けても言えませんが。
そんなソニーも、大変な苦労があるのですよ。例えばプレステ。欧米に展開中、RoHS対応に引っかかって、製品回収を2回やっているはずなんですよね。それを教訓にS規格の書類を整備したりして、今では日本のRoHS基準関係で日本のリーダーシップですよ(最近はJPGSSIなんて輪をかけてうるさいのもありますが)。
大手電機企業なんて本当どこも同じです。どこかにスネに傷があって乗り越え今に至るのです。何も知らずに毛嫌いしてはいけません。
#それを知っていてエントリー予約でUXのハツモノを買った、そろそろこの業種から去って不動産屋の店員をやりたいmikanjapanでした。
昔のソニーファンから聞いた話 (スコア:4, 興味深い)
そういうなかで、ソニーの製品の設計というのは、コンパクトさを追求するために、組み立てが箱根細工状態だったり、同じプリント基板を留めるビスが、ISOネジとタッピングだったり、こっちのビスは基板1枚を締めてるのに、こっちは2枚だったり、多分、他のメーカじゃ絶対、設計部門の長がハンコ押さないし、製造部門が引き継ぎ拒否するような設計が普通だったりしたわけです。
あるいはまた、営業戦略上、出荷時期を間に合わせるためのリワークのために、初期ロットは、ど派手に手配腺が走っていたり、子基板が親亀小亀状態だったり、製造部門にしわ寄せがいくようなことを平気でしていたわけです。
これでは市場に出てからの信頼性が高いわけないですよね。
トランジスタラジオの成功以来、軽薄短小でヒットを飛ばしてきたという企業のDNAが、他のメーカとはかなり違うポートフォリオを持つに至らせたのは想像に難くありません。
でも、昔は、客もF1カーを買ってるのか、ファミリーカーを買ってるのか自覚があったからある程度納得できたし、家電メーカでは最強のサービス部門(SSのなんとかさんとは顔なじみだった、なんていうオールドソニーファンはいっぱいいるはず)があったから、製品に余計に愛着を抱いたりとうまくいってたのです。
でも、近年は、かつてほど先進性も感じられない(うれしい驚きがちっともない)し、サービス部門はリストラで壊滅したし、、、
まぁ、最近のソニーで評価できるのは、自社独自技術にこだわらないで、他社のよいところはそれなりに吸収していこうという謙虚な姿勢が出てきたところ(それはそれで批判もあるけど)でしょうか。ソニーの当事者からこういう発言が出てくるものそういう流れに沿ったものだと好意的に解釈できなくもないですが、そんなこと言うなら、BRAVIAのパネルのみの2年保証を全製品の全部に!とかぶち上げてくれないと単なる言い訳にしか聞こえないような気も少し。。。
と、かつてのソニーファンが言ってました。
2回ほど (スコア:3, 興味深い)
そのときSMEの人が言ってた。
「民生品は自然と壊れるようにできていますが、これは頑丈に作られています。」
Re:2回ほど (スコア:3, おもしろおかしい)
H/W or S/W ? (スコア:2, 興味深い)
Re:H/W or S/W ? (スコア:5, 参考になる)
# 最近はソフトにも無理させている?色々詰め込みすぎ
例えば、要求仕様を満たすにはそれなりに発熱してしまうモジュールを開発する場合、いくら空冷するとは言っても要求された能力を出すにはもっと冷やさないといけない・でも、全体のデザインが熱が飽和してしまう作りになっていてシステムに熱が籠るようになってしまい、
結果、実地テスト中や量産に入ってから、出荷した物が(SONYの)要求仕様を大きく下回る使用時間でへたって(SONYから)クレームで戻ってきたり、他の部分が熱でやられたり。と言う泥沼何回か見ていますので(;´Д`)
まー、そういう状況を見ていますからね…
SONYの場合、個々のデザイナは優れている人がいるんだろうけど、全体を見ることが出来る人が殆どいないのではないかと(;´Д`)
まぁ、SONYでまともなのは、デバイス部門位のような気がしています…
Re:H/W or S/W ? (スコア:5, 興味深い)
(さらに蛇足ながら、Quality, Cost, Delivery の頭文字を意味する。)
しかし書類上で管理できるのは、製品仕様・コスト・出荷時期の3点であって、
肝心の品質ってのは、書類に書きようのない事柄がいちばん重要なんじゃないか、と思う。
ISO 9000 シリーズがはびこっているために勘違いしている人が多いけれど、
品質は書類で管理できない。
品質を書類で管理できるという思い込みで経営すると、
スパイウェアCD みたいな大惨事につながるんじゃないかな。
ロバート・C・マーチンは「悪魔は詳細に潜んでいる」と述べたけれど、
アウトソーシングの多用によって、詳細に潜む悪魔との戦いが、
あまりにも外注先の技術者に委ねられてしまっているんじゃないだろうか。
Re:H/W or S/W ? (スコア:4, 参考になる)
それは、せいぜい設計レベルか、町工場でしか通用しない考えですよ。
大型生産の現場では、属人化をなくすために書類化しているのです。
品質のために文書があるのではなく、第一に効率化ですよ。
だからどこかの臨界事故がおきた発電所では、品質上最悪な手順としての
バケツリレーが文書化されていたというわけ。
>ISO 9000 シリーズがはびこっているために勘違いしている人が多い
というか、あなたを含めてISO 9000シリーズの使い道を勘違いしている人が多い。
一番最悪なのは、あなたが指摘する営業文句としての銀の弾丸的使い方だけど。
>アウトソーシングの多用によって、詳細に潜む悪魔との戦いが、
>あまりにも外注先の技術者に委ねられてしまっているんじゃないだろうか。
人しか動かない業界の考え方、ハード産業では部品も、人も珍しくない考えです。
人・会社の移動により技術が流動化・不安定化が不可避だから標準を定める、
問題が起きた時にトレースできる手順の信頼性を確保できるというのが、
ISOの使い道であって、品質を向上するのは数ある結果の一つ。
Re:H/W or S/W ? (スコア:3, 参考になる)
品質問題で悩んでいないメーカーは皆無ですが、それに対して間違った膏薬を塗り続けている
ことの愚かさを、もっと認識し易くすべきでしょう。
品質向上のための妥当な方法論を持たずに効率管理に走っている会社では、
品質上のリスクをちょっとずつ発生させながら効率を少しずつ向上させる、
というプロセスが走っている訳ですが、それの問題点は、効率向上は
少しずつしか実現しないのに対して、品質リスクの具現化は
たまにドカンとやって来ることでしょう。1999年にジェーシーオーという
ウラン加工会社で起きた臨界事故は、その最たる例です。
タイマー・イン・タイマー (スコア:2, 興味深い)
SONYへの魅力は既に無い (スコア:2, 興味深い)
他社の物まねのような製品ばかりが残り、技術者とは名ばかりの人員だけが上司は何も分かっていないとせせら笑うばかりの状態で、何が生み出せるというのでしょうか?
2chの書き込みのような、横を向いているような人々に期待することはできませんが、意識が一方に向くような状態になれば復活することは容易いでしょう。
宗教に向くことだけは避けて欲しいところですけどね。
Re:SONYへの魅力は既に無い (スコア:3, すばらしい洞察)
会社としては終わっているよ。
もっとベーシックな製品が魅力的でないと。
# 20年前のコンパクトカセットのWalkmanには魅力があった。
Re:SONYへの魅力は既に無い (スコア:2, 興味深い)
以前の方がむしろ宗教に傾いてたと思うけどね。
ソニーは実際に予算取って超能力研究所なんて作ってたぐらいだからね。
最近はSONYもどんどんとNEC化が進んでいるようで、まぁ、
つまらんと言えばつまらんけどさ。
えっと社員のひとがゆーとりました (スコア:2, 興味深い)
結果的にソニータイマーと呼ばれると。
乾電池問題ではものすごいあおりで
苦情対応したこともあるとかないとか。
結果的に乾電池問題もコスト減で進めたからだと
あとから聞かされた
Re:えっと社員のひとがゆーとりました (スコア:3, おもしろおかしい)
製品によって事情は違いますが、自分の関わっていた製品は「保障期間が終わったら壊れるように作る」のではなく「保障期間内には壊れないようにするのに必死」でした。
-------------
元関係者
Re:えっと社員のひとがゆーとりました (スコア:3, 興味深い)
大体の半導体部品やチップコンデンサ、抵抗などは1000時間
程度の信頼性試験をクリアしています。もっとも高温・高湿
で反応速度を速めているので、1000時間で数年分の劣化を
保証しているというのが建前ですが。
うちの製品は製品段階でさらに信頼性試験を行います。通例
に従い1000時間が最低ラインなわけですが、実際には2000
時間やそれ以上やる場合もあります。
しかし、当然ながら人権費や設備費がかさむわけで、コスト
削減となると1000時間で打ち切っても仕方がない部分はあり
ます。
SONYのVAIOなどでは、デザイン重視で、熱設計に無理が
でたり、十二分な動作確認がされていないこともあり
(保障期間動けば"十分"ですよね?)、他社製品と比べると
壊れやすい、という話だと思います。
Re:えっと社員のひとがゆーとりました (スコア:3, 興味深い)
安けりゃ何でもいい範囲は徐々に広がっています
自動車と白物家電は最後の砦かもしれませんが、
家電はそろそろ足元崩れてますよ
Re:えっと社員のひとがゆーとりました (スコア:5, 興味深い)
ポンプで経験しました。現場の職人に聞くと、日立のポンプが一番故障が少ないと。さらに流体の設計技術者にきくと。例えば5.5kwのポンプでも他社のポンプよりも少し揚程がおおきい。マージンが大きく調整の余地が大きいので、何かと調整しやすいそうな。ただし、代理店制度とかややこしくて高価。ゼネコンでは購買部がOKを出さないそうだ。
飛びつこう (スコア:2, おもしろおかしい)
ワンまげに飛びつこう~♪ [aibo.com]
先駆的挑戦者 (スコア:2, 興味深い)
その昔触ってみててカセットケースサイズのウォークマンは見送りました
スライド式の本体構造とか実に先駆的でアレゲなデザインだと思ったんですがね
良い意味でゼロ戦の設計手法とあい通じる点感じたからですけど扱いの荒い私には不向きだと思いました
軽量化とか、高実装化で先駆的役割果たしてきたソニーの伝統を応援したいです
ソニーの傑作商品といえば (スコア:2, 興味深い)
生録ブームの時の『デンスケ』、カセットテープ全盛期
に名を馳せた『DuadTape』。
所有するだけでわくわくするものが、ソニーに限ら
ず減ってきているように思います。
----------- 一生勉強を続けなきゃ!
Re:ソニーの傑作商品といえば (スコア:2, すばらしい洞察)
外観デザイン重視に大きくシフトしてしまった気がします。
VAIO登場あたりが分水嶺だったのかな?
昔はそういう方面はあんまり期待されてなかったし
特徴はあったものの、地味目なデザインのプロダクトばかりだったと思うんだけど。
昔のソニーだったら、あんなテカテカピカピカなMP3プレイヤーは出さなかったかも。