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スパコンランキング、今期もIBMが世界最速 48

ストーリー by yoosee
次の王座を狙うのは誰か 部門より

Milly曰く、"ITmedia の記事によるとスーパーコンピュータTop500が6月28日に ISC2006 で発表された。今期も1位は BlueGene/L(IBM) で、IBM が 1, 2, 3位を独占したようだ。 7位には東工大(GSIC)TSUBAME(NEC) が入り、地球シミュレータは10位となった。 理化学研究所MDGRAPE-3(Intel,SGI) は LINPACK が動作しないためランキングに入っていない。

ちなみに TSUBAME は5位以内にランクインすることが期待されていたのですが追いつけなかったようです。"

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  • by chiba-f (6867) on 2006年06月29日 11時54分 (#969050)
    台数の多さもアメリカの底力と思う.日本はLinpackでの上位にこだわるより,テラフロップス・クラスのマシンの数を増やした方が良いかも.
    (世の中の全てのテラフロップスマシンがこのリストに載っているわけではないのですが)
    スパコンTOP500、BlueGene/Lが1位、プロセッサ別でIBMとAMDが躍進 [mycom.co.jp]によると,「地域別では、米国が298システムで、欧州が83システム。それぞれ前回の305システムと100システムから減少した。一方でアジアが前回の66システムから93システムに増えた。日本は29システム。また中国が28システムとなっている。」
  • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 10時53分 (#969001)
    スレにもあるように、TOP500のランキング算出方法はLinpackのスコア。
    専用機やらGridやら、いろいろなスパコンが登場してきているので
    ここらで次世代のスパコンの評価方法を考えてみるのも一興ではないかと。

    #といいつつ、たいしたアイデアが無かったりするorz
  • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 10時37分 (#968990)
    スパコンはでるのでしょうか?
    ってか最近はPCサーバーがオフコンをやっているので
    オフコンでもOKだとおもわれ
    • by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2006年06月29日 10時51分 (#969000) 日記
      あれ,倍精度がヘボイからスパコンには向かないと思うんですが.
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 12時35分 (#969082)
        >あれ,倍精度がヘボイからスパコンには向かないと思うんですが.

        そうでもないです。最近の研究では、どのプロセッサも単精度演算の方が早い事に注目して、こんな記事 [hpcwire.com]が出ています。

        それにCellは倍精度でもかなりの速さだという結果 [berkeley.edu]

        GEMM
        CELL 倍精度14.6 単精度204.7
        X1E 16.9 29.5
        AMD64 4.0 7.8
        IA64 5.4 3.0

        FFT2k×2k
        CELL 倍精度6.7 単精度40.5
        X1E 7.10 8.27
        AMD64 0.19 0.34
        IA64 0.11 0.15
        が出ています。CrayのX1Eに匹敵する速度ですね。
        親コメント
    • by TarZ (28055) on 2006年06月29日 11時00分 (#969006) 日記
      オフコンという用語を聞いたのがあまりに久々で。

      「(゜д゜ ≡ ; ゜Д゜)? ええと、オフコンって、あの、Office Computerのオフコンじゃないよな?
      スパコンランキングに並ぶような、オフ××コンテストとかって演算速度測定のコンテストがあって、
      それの略なのかな? ヤヴァス、聞いたことないぞ、オレ時代に遅れすぎ」

      …などと深読みしてググってしまいました。

      # 「時代はネオダマ」なんて恥ずかしいCMやってたのが十数年前か…。

      ちなみにCELLが激速な領域は、単精度浮動小数点演算ですよね。
      親コメント
    • しかし、最近"スパコン"って言葉が死語ではないが、境界が薄くなっている気がする。"世界のスパコン"って中にも、Xserve や Xeon などの身近なチップのクラスターがあるし。

      いや、そのまま市民に売っているわけでもないんだけど。グリッディングがここまで身近になると、わけわかめ。まぁ、独自のアーキテクチャってのもわかるんだが、"世界のスパコン"で上位常連のPOWER 系になると、なんか、パソコン向に焼き直しているとは言え、G5 は POWER4 の親戚だし。と思うと、妙に親近感が。今、俺の足下にもころがっているし。

      まぁ、"スパコン"は"ワークステーショ
    • ちと出遅れた。

      既に時代は単純なスペックでなく、消費電力を考慮するのが当たり前になってきたから。

    •  一方SONYは

      じゃないのか…
    • サーバー開発会社の話では、
      消費電力がもう一段下がったチップ待ちとか
  • 関連リンク追加 (スコア:2, 参考になる)

    by Canadian (31348) on 2006年06月29日 17時56分 (#969306)
    本来ならばMD Grapeの時に書くはずだった参考文献。 http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/pub/people/makino/articles/future_... [u-tokyo.ac.jp]
    • by Anonymous Coward
      > マイクロプロセッサは 1970年代から 30年近くの間、増えたトランジスタを使ってより高度な(複雑な)デザインのプロセッサを作る、という方向で進化してきました。それを逆行させて、単純なプロセッサを多数集積する、というのは、思い付くまでに時間がかかることだったのではないかと思います。

      ここに事実誤認があるな。
      インテルは1989年だったか、MICRO2000という1億トランジスタに386を4コア+ベクトルという青写真を描いてみせたことがある。

      まさに現在むかいつつある方向なわけだが、回り道をしたのはむしろ予想外にシングルコアの性能が上がってしまったからだろう。
  •  って、何年前のマシンだと……。
    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
    • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 11時41分 (#969040)
      コンシューマ市場以上にDogYearなスパコン市場に於いて丸4年落ちのロートル機が、
      しかもスカラ機有利のLinpackで10位健在っていうのは相変わらず脅威的ですね。

      Linpackで約8倍の差なので流体系の実演算させると未だに地球シミュレータが
      世界最速の地位じゃないんでしょうか。
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 12時22分 (#969066)
        当時トップの5倍の成績での登場が、如何に衝撃的だったのかを今更ながら実感します。
        ただ、そういう飛びぬけた存在があったからスパコンの成長が加速したのであって、その功績は大きいんでしょうねぇ。
        なにせそれ以前のトップの入れ替わりって結構小さい差でしたから。
        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 15時34分 (#969215)
          2002年6月のTOP500ハイライトでは、1位になった地球シミュレータのことが詳しく書かれてました。
          このとき以外は逆に1位の扱いがあっさりしてて、「○○が1位になった」だけしか書かれていませんw

          http://www.top500.org/lists/2002/06/highlights [top500.org](意訳)
          ・NEC製の地球シミュレータが新しく1位になった
          ・Linpackで2位に5倍の差をつけた
          ・Linpackで2位以下の12台の合計に匹敵する
          ・1999年6月の上位500台すべてを合計したよりも高い成績だ
           ちなみに当時は上位500台合計でも30TF/sに満たなかった
          ・上位10台中、他に3台の新顔がある
            ・4TF/sで4位、CEA(フランス核エネルギー研究所)のHP製AlphaServer
            ・2.3TF/sで8位、新しいIBM SPスイッチを使った、オークリッジ国立研究所のIBM Power4システム
            ・2TF/sで10位、同じくIBM製のシステムで、米軍研究所(ARL)に出荷のためポキプシーでテスト中のものだ
          ・上位10位に入るためにはLinpackで2TF/sが最低ラインとなった
          ・上位10位の内訳は、IBM製5台、HP製が3台、残りはNECとIntel(ASCI Red)だ
          ・国別では8台が米国、日本とフランスに1台ずつだ

          今回もIBMが強かったですね。
          日本のシステムが再び1位を奪還するときは来るのかなw
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 16時41分 (#969258)
            グラフにしてみると驚いてた意味がなんとなく見えてきます。
            ちなみにここでは図は描けないので以下のCSVをEXCELやグラフ描画ソフトに食わせてみて下さい。
            現1位がなぜその値まで伸ばしたのかも朧げながらみえます。
            意地というか、地球シミュレータの性能向上の延長線を上回る値を出して初めて勝ったと思ってる様なふしがある様な無い様な‥。

            (地球シミュレータ登場 前後4年分)
            1998/06,1338
            1998/11,1338
            1999/06,2121
            1999/11,2379
            2000/06,2379
            2000/11,4938
            2001/06,7226
            2001/11,7226
            2002/06,35860
            2002/11,35860
            2003/06,35860
            2003/11,35860
            2004/06,35860
            2004/11,70720
            2005/06,136800
            2005/11,280600
            2006/06,280600
            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 17時16分 (#969280)
              グラフならこちらで見れます。

              性能のグラフ
              http://www.top500.org/lists/2006/06/performance_development [top500.org]
              下のグラフの方が分かりやすいかな。注目は1位の線の2002年6月の立ち上がりと、そこから変化のない5プロットですか。
              そしてグラフを見て驚くのが、性能を表す縦軸が対数ってことなんですよ!(・◇・;)

              シェアのグラフ
              http://www.top500.org/lists/2006/06/overtime [top500.org]
              ./としてはこちらも面白い。いまじゃOSはLinuxが大勢なんですね。
              親コメント
              • おー有ったんだ、グラフ。参考になります。
                で、
                >そしてグラフを見て驚くのが、性能を表す縦軸が対数ってことなんですよ!(・◇・;)

                これは分かる。グラフにコンバートする時、対数にしたくなりましたもの。
                基本性能は1.5年で倍、とかいう話が転がってましたからそのペースだと対数が必要ですし。
                #最近の伸びはそれを上回りますが‥(汗
        • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 16時13分 (#969239)
          功績

          って意味では、地球シミュレータの登場はアメリカの業界では

          「スプートニクショック」になぞらえて
          「コンピュートニクショック」

          と表現して、国をあげて予算をぶち込んで、日本を追い抜きに
          かかったそうです。

          # 蛇足ですが、スプートニクショックっていうのは、人類初の
          # 人工衛星(無人)の打ち上げをソ連に先に来され、米国が科学技術
          # で世界最高ということを打ち破られたときの衝撃を示す言葉です。

          # ...それほどの故事になぞるほどの事件だったと

          この言葉は、米国というのは「コンピュートニクショック」の
          ような大げさな表現が大好きな国柄だなという感想と共に、自分等の
          予算獲得のために、敵である、日本:地球シミュレータを徹底的に
          持ち上げて、政府の不安感を扇って予算を分捕るという、実にどん欲で
          抜け目のない連中だという感想を得ると思いますが、

          ともかく、地球シミュレーターが米国にもたらした、スパコン業界に
          もたらした影響というのは、ただ単にトップ1を日本に奪われた
          という以上のものだったというか、それほど圧倒的なものだった
          ということなんだなーと。

          つうか、この話は、とある数値計算関係の研究会で、京速コンピュータ
          を推進するお役人のお偉い役人さんから聞いたのだが、いまググッたら
          ほとんど出てこない。Wikipedia と京速からみのPDFだけ。
          もしかして、かなりマイナーネタ?
          親コメント
          • > つうか、この話は、とある数値計算関係の研究会で、京速コンピュータ
            > を推進するお役人のお偉い役人さんから聞いたのだが、いまググッたら
            > ほとんど出てこない。Wikipedia と京速からみのPDFだけ。
            > もしかして、かなりマイナーネタ?

            Computenik [google.co.jp]

          • その話はよく聞きますね。 で話してる連中がそれと一緒によく
            「やっぱりアメリカ人は一位にならないと気が済まないんだよな~」
            とニヤニヤしながら言ってるんですが、一位を追い越されてアメリカ人は
            必死に挽回したのになんで日本人は追い越されてニヤニヤしてるのかと、
            聞いてて気分が悪いんですよね。
            もちろん予算がどうのこうのあるんでしょうがそれ以前の問題じゃないかと思うのです。
            • by Anonymous Coward on 2006年06月30日 5時16分 (#969560)
              いやまあ別に一位になるために予算つぎ込んでスパコン作ってるわけじゃないですからね。
              それに科学技術計算が主目的ですから、一ステップで性能を数倍にしても、科学者の求める
              レベルにはほど遠いわけですし。

              アメリカ人がそんなことをいってきたら彼らのご期待に応えて、「我々が必要なのは君たち
              がやってる程度の性能向上じゃないんだ。我々はもっと遠大な世界を見ている」と答えて
              あげましょう:-P

              実際、
              ・狭い利用分野での高速化じゃ嬉しくない
              ・実効性能も確保しなきゃ
              ・計算対象をもう一度見直して最適なモデルを
              などをみつつ、京速計算機は複合型スパコン方面へと舵を切ってますね。

              「MSはスタートダッシュをかけ、SONYは性能の量的向上をめざし、そして任天堂は
              ゲームのパラダイムを変化しようとした。」でいえば任天堂よりといえるのかも。
              親コメント
      • >Linpackで約8倍の差なので流体系の実演算させると未
        >だに地球シミュレータが
        >世界最速の地位じゃないんでしょうか。

        現在のパソコンではメモリー帯域がまだまだボルトネッ
        クですよね。地球シミュレータは1CPU(実行性能8Gflops)
        につき32Gbit/secの帯域があるのに対してパソコンは
        800Mhz駆動のDDR2を2chで使ってもせいぜい6.4Gbit/sec
        の帯域しかない。パソコン用のCPUの論理性能がどれだけ
        高くても流体計算では1CPUあたり1.6Gflops程度の性能し
        か出ないでしょうね。SX-6の1ノード分の実行性能をパソ
        コンで実現するには40ノード(レイテンシを考慮すれば
        もっといる)をinfinibandなんかでクロスバー接続しな
        ければならない。35Gflopsの実行性能を得ようとしたら
        配線の山は地球シミュレータの比ではないね。メモリ帯
        域という点ではCellに使われているXDRは25.6Gbit/secな
        ので非常に優れています。Cellなら倍精度浮動小数点で
        も6Gflopsくらいは出るでしょう。Cellでクラスタを組む
        のは十分に実用的で有用な話です。
        親コメント
      • その圧倒的な性能差にあぐらかいて、進歩の努力を怠った(予算を絞った無能役人にも困るが)結果が今のこの現状では。
  • by Anonymous Coward on 2006年06月29日 22時01分 (#969435)
    専用チップで一位を取る為だけのスパコン(?)を作ったら 幾らくらいで作れるのかなぁ?
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