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エネルギアが2011~12年に月面有人探査計画 5

ストーリー by yosuke
Orionプライム・コンストラクター決定記念 部門より

maia曰く、"時事通信の報道毎日新聞の記事によれば、モスクワで開かれた国際宇宙会議で、ロシアのエネルギア社が、ソユーズ宇宙船の改良型で2011~12年に月面有人探査を実施する計画を明らかにしたという。ソユーズの後継機といえばクリーペル(クリッパー)だが、これとは違うようだ。またクリーペルによる2025年以降の有人火星飛行構想も示した。なおヘリウム3は将来の核融合燃料として期待され、中国も月のヘリウム3に注目している(核融合実用化の見通しは不問ということで)。
以前のストーリー「ロシアが月面基地を橋頭堡に資源採掘を計画か」(2006年1月28日)によれば、ロシアは2015年までに月面恒久基地建設のつもり、中国は2017年頃までに月面着陸実現のつもり。またアメリカは2020年頃に新開発の「オリオン」で月面再到達のつもり。"

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  • by Anonymous Coward on 2006年09月02日 17時05分 (#1010373)
    /.Jでは話題になってないと思ったけど、実は先月こんなニュースが流れてたり・・・。
    クリッパーの開発、一時中断? [dice-k.com]

    以下、重要そうな部分を抜粋。
    今年6月下旬、イギリスで開かれたFarnborough International Airshow 2006の中で、ロシア連邦宇宙局の幹部が突如、「計画の一時中断、代わりの宇宙輸送機を段階的に製造する」と発表した。

    その理由について、ロシア連邦宇宙局のペルミノフ長官は、7月24日にこのように語っていた。

    「宇宙船、特にクリッパーの研究開発コストが、2006年から2015年までのロシア連邦宇宙開発予算を超えることが明らかになったので、計画の大幅な変更が必要となった。」

    そして、ペルミノフ長官はさらにこう続けた。

    「これらを考えると、2から3段階に分けて、有望な輸送システムを作るという、エネルギア社からの提言を優先すべきである。第1段階としては、信頼性が非常に高く、かつ安価で、しかも40年間以上、軌道上の宇宙ステーション(サリュート、ミール、ISS)へ飛び続けている、ソユーズ有人宇宙船の改良である。」

    「そして、我々の考えでは、改良されたソユーズは軌道飛行だけでなく、月へのミッションも達成できるだろう。また、改良の結果は我々に次世代宇宙船の種類を決めるのに、参考にもなるだろう。」
    • そのクリーペルですが、設計当初はカプセル型だったのですが、設計変更によりこれ [astronautix.com]にあるように羽の生えたシャトル型になってしまいました。
      日本にも共同開発の打診があったようですが、やはり欲張って機能を盛り込みすぎたツケが祟ったんでしょう。
      とはいえ、ISSの運用にはやはり5〜6人乗れる宇宙船が欲しいところで、NASAのOrionでは力不足(そのうえ、燃焼制御のきかないシャトルSRBからの打ち上げというのでは不安すぎて個人的にはあまり乗りたくない)。こうなるとAmerica's Space Prize [srad.jp]の推す民間宇宙船がたよりなのでしょうか……?
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年09月02日 18時29分 (#1010435)
    欧州探査機3日に月に衝突 世界に観測呼び掛け [kahoku.co.jp]

    これでHe-3の月含有量の見積もりが出たりするのかな?
    観測結果が過少だったらこの計画自体おじゃんか?
  • by oota (23730) on 2006年09月03日 1時14分 (#1010724)
    と、素で思いました。

    ウチの業界で、エネルギアといえばこっち [enecom.co.jp]なんで。
  • by Anonymous Coward on 2006年09月02日 19時04分 (#1010463)
    NHK教育のサイエンスゼロで今(09/02 19:00-)
    月探査計画ラッシュ特集を放送してますな
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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