Intel、1万人規模のリストラを実施 49
ストーリー by kazekiri
コストカットの圧力 部門より
コストカットの圧力 部門より
blooming曰く、"最近Core2Duoを発売したIntelですが、パソコン向け半導体の価格競争が激化し、業績が頭打ちとなったため、大規模リストラで競争力強化を図ることになったそうです(MainichiMSN)。Intelは1985年、日本企業の攻勢を受け、DRAM事業から撤退したが、今回のリストラは、それ以来21年ぶりの大幅な規模となる。
撤退はありえませんが、今後儲けはあまり期待できなさそうなCPU事業も考えないといけない時期なのでしょうか?"
リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:4, 興味深い)
リストラが効果を持つのは、事業の縮小を伴った場合の話ではなかろうか。
#それとも、一部撤退するつもりだったり?
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:5, 参考になる)
> 製品開発能力という意味での競争力は頭打ちではないかと。
> しかも、首にした技術者といっしょにノウハウもある程度流出してしまうわけで……。
インテルのIncomeStatement(四半期ベース) [yahoo.com]を見ると、
・収入(Revenue)はこの2四半期で約10億ドルづつ減っている。
・原価(Cost of Revenue)はほとんど変わっていない。
・研究開発費(Research Development)は増加傾向にあるが、直近の06年07月期では微減している。
・販売費及び一般管理費(Selling General and Administrative)はほとんど変わっていない。
と言う事で、売上げ/収入はかなりの勢いで落ち込んでいるものの、費用はそのまま、結果純利益が激減(05年12月期の24.5億ドルから06年07月期の8.9億ドルと約1/3)となっている、が分かります。
今回のリストラ(首切りの意味では無くて)は、販売費及び一般管理費20から30億ドル程度、新規投資の抑制で製造原価で10億ドル程度、この規模の大鉈を振るう訳です。売上げが減る中で06年04月期程度の利益は確保しようする試みですね。
実際にはそう単純ないのですが、研究開発費の削減が見込まれていない(現時点では、ですが)事から、製品開発能力の落ち込みはさほど無いのではと考えます。また、xscale等の非主流の製品ラインを売却していますから、主力製品に関しては研究開発の「濃度」は逆に上がるのでは無いでしょうか。
# まあ、典型的なコストカットですね。
# 売上げが復活しない事には苦しい時代が続くのかも知れません。
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:3, 参考になる)
重荷主にマネジメント、マーケティング、情報技術部門 [itmedia.co.jp]だそうですよ。Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:0)
#特にプレスコ以降は酷かったよね
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:3, 参考になる)
AMD(とか)と比べて、マーケティングの人員割合が多過ぎるって判断らしいです。
どっちが必死かわかりましたか?>http://srad.jp/comments.pl?sid=330233&cid=1005934 [srad.jp]
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:0)
「必死だった」が正しいかと。
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:0)
「うちの会社でも重荷でしかない経営患部を、バッサリ削減して欲しい」と思っている人は多いに違いない。
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:1)
今までこの手のリストラ報道で、きちんとリストラをしている企業が出てきた記憶がほとんどありません。
>リストラするとマンパワーも減少してしまうわけで
間違った報道のせいでこういう誤解してる人、多いでしょ?
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:1)
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:0)
あと、IA64開発チームとか
#集中により競争力上がりそうです
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:リストラでは競争力は増えないんじゃ…… (スコア:2, すばらしい洞察)
身内を締め上げすぎると、有能な人から先に逃げ出していく最悪の状況に陥ります。
#そういう会社をいくつか見てきましたが…。
----- 傷の治療は傷より痛い -----
Re:Netburstの開発拠点は閉まりますが (スコア:0)
http://www.theinquirer.net/default.aspx?article=33910 [theinquirer.net]
# Intelは全世界に10万人近い従業員がいるのですよ。
# ご近所の中小企業を語るようにIntelを語ることはできません。
緩やかな死 (スコア:2, 興味深い)
徐々に衰退していくのでしょう。
買い替えサイクルが伸びつつあるって事ですね。
外資の強み (スコア:2, 興味深い)
レイオフを迅速に出来る意志決定の速さにあります。
日本の半導体関連企業といえば、東芝がFlashで儲けている以外は、
基本的には経営的に苦しい状況です。(ルネサスがかろうじて黒字、
NECエレが今期やっと黒字転換、エルピーダは巨額投資の回収中、
ローム成長にかげりetc)
だが、この各社はレイオフもしなければ、製品の絞り込みも
あまり見られない(エルピーダのぞく)。
レイオフは日本的経営になじまない、というのもあるが、
設備投資産業である半導体は思い切ったリストラクチャリングが
必要になる場面が多いので、日本的経営が不利になることがままあります。
Re:外資の強み (スコア:0)
コストダウン力をどうつける---日本半導体産業の競争力を議論する [nikkeibp.co.jp]
Re:外資の強み (スコア:0)
1万人のリストラというとショッキングなイメージがありますが,日本メーカーを基準に利益を比較するとIntelはボロ儲けですから.
AMDはどうなのかな? (スコア:2, 興味深い)
ソースにも「AMDが低価格攻勢をかけ」って書いてあるし、AMDもけっこうキツかったりしないかな。
Re:AMDはどうなのかな? (スコア:2, 参考になる)
> ソースにも「AMDが低価格攻勢をかけ」って書いてあるし、AMDもけっこうキツかったりしないかな。
AMDのIncomeStatement [yahoo.com]をどうぞ。
インテルと同様に収入は減っていますね。しかし、インテルに比べ機動的な対応をしている様に見えます。
Re:AMDはどうなのかな? (スコア:1)
すでにコメントが入っていますが, AMDもデスクトップ市場ではキツいようです. ただそれに対して利幅の大きいサーバ・ワークステーション市場が好調なので対抗できているってとこみたいです. 逆にIntelとしてはここでシェアを落としたのが効いているってことでしょう.
Xeonも64bit対応したし, 性能的にもOpteronと同等ないしはそれ以上ってとこまできましたから, 今後はXeonのFB-DIMM対OpteronのHT+DDR2というメモリ周りのアーキテクチャの戦いってとこですね. 現時点では今後どう転がるか見えないって感じですが.
Core 2 Duo (スコア:1)
攻撃キャンペーンをそうそう仕掛けられなくなるでしょう。
Coreには「徹底的な」という意味もあるのですが、
AMDやライバルを徹底的に攻撃するのではなく、
手を組んで、Core To Duo
1got阻止になったでしょうか。出直してきます
単純に (スコア:1)
任意退職特典として (スコア:1)
#『Intel GetOut』かも
――――――――――― バグは金也("Y"enBug)
みんな気が付いてない (スコア:1)
生身の体を放出したんですよ!
# 古典的な妄想だけどID。
# AI化の所は機械の体でもゴーストダビングでも御随意に。
Dellの心変わりがIntelを動かした? (スコア:0)
インテルがAMDの中にすでに入ってる!! (スコア:0)
IntelがCore2DuoでAMDを引き離した。
帝国暦490年、宇宙暦799年
AMDがTOBを宣言し、Intelに対し敵対的買収をしかけた。
新帝国暦002年、宇宙暦800年
IntelがAMDの中に入っている状態になった。。。
Microsoft恐るべし (スコア:0)
まあ、AMDも当時の社長が独禁法裁判でMicrosoft側の証人をしたり、隙あらばって兆候を見せていましたし。
Intelの油断と傲慢のツケであるとともに、もはやMicrosoftに睨まれたら、少なくともPCの世界では終わりということなんでしょうか。
Re:Microsoft恐るべし (スコア:1)
WindowsXPにしてもWindows2003Serverにしても、x86-64、IA64どちらのバージョンもあります。
選んだのはユーザーで、Microsoftは売れ行きを見て判断しただけですよね?
MSの決断 (スコア:0)
MSがx64版のWindowsを開発しなければ、YamhillはIntelの
隠し球のままで終わり、世の中はx86かIA-64の二択になって
いたのではないでしょうか。
INTELのジレンマ (スコア:0)
だからこんどこそ64bitはx86を捨ててIA64で行きたかったみたいですが、二度あることは三度あったようで。
AMDはそんなことは考えずにすむから、x86に邁進していけるんでしょう。
そんな考察のblogを見つけました。
http://blogs.sun.com/spade/entry/i432_i860 [sun.com]
Re:想定外 (スコア:5, 興味深い)
ある程度枯れてきているのと、メモリを考慮すればCoreなXeonよりもOpteronになっちゃうしなぁ。
#とうとう某XXXもHPのDL580じゃなくてDL585を選択。
#ここまでAMD勢力のばしてきたかという感じ。
ってわけでCPUのもうけってコンシューマ用途よりはサーバーのほうがばかでかいわけで、その辺で苦しんでいるんじゃないかなと。
kusanagi shin
Re:想定外 (スコア:1, 興味深い)
レイテンシその他調べてみよう♪ (スコア:2, 興味深い)
でもそれまでのP4 XeonのDDR2/ECC+REGより
性能は良いね。
FBじゃなきゃ駄目と一言で済ます人は、
FB-DIMMそのものだけではなく、システムとか構成とか
見てみようね。
何でメモリコントローラ内蔵なのかとか、
HTの利点とか。
逆に、intelの設計思想とかも面白いですよ。
DDR2版のSocketFは、Supermicro仕様で10月に導入予定です。
安Serverのクラスターにはintelは凄く良いですね。
X2 64の1U出してくれると嬉しいんだが。
身元がばれたくないので、今回はACで
Re:レイテンシその他調べてみよう♪ (スコア:4, 参考になる)
>FB-DIMMそのものだけではなく、システムとか構成とか
>見てみようね。
FB-DIMMは枯れていないので、選択は躊躇しますね。
Opteronは枯れたDDR/ECC+REGをCPUにぶら下げられるので、
CPUとメモリが必要な用途には綺麗にマッチングします。
また、逆にそれだけメモリを乗せてかつCPUを乗せる用途となると、DBサーバとかですから2ndキャッシュにすべて乗るようなデータ量とクライアント量じゃないので、実メモリアクセス勝負になります。
すると、CPU毎にメモリバスを持つアーキが結構いい感じでパフォーマンスを出すんですよね。
結局検証では新規の企画はチェックしますが、
実運用となると怖い部分はありますから、
(RHEL4の64bitもイイ意味で枯れてきてる)
現在構築するプロジェクトの選択としてはかなり魅力的なんですよ。
kusanagi shin
Re:レイテンシその他調べてみよう♪ (スコア:1, 参考になる)
OSというよりGCCとの相性がイマイチな気がしてます。
Re:レイテンシその他調べてみよう♪ (スコア:0)
icc・新命令セット で性能だすのが前提の intel CPU よりは、 Opteron は余程 "普通コンパイラ" で性能を引き出せますけど…
Re:想定外 (スコア:3, 参考になる)
http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20187367,00.htm [cnet.com]
2005年第3四半期17.8%
2005年第4四半期21.4%
2006年第1四半期21.6%
サーバ向け
2005年第3四半期12.7%
2005年第4四半期16.4%
2006年第1四半期25.9%
私の周りでは特に4CPU以上のサーバでの躍進が強く感じ
られます。AMDが利益率が高いサーバ用の中でも特に
利益率が高いところでシェアを伸ばしているので
インテルも厳しいのでしょう。
日本のせい? (スコア:2, 興味深い)
「日本では他地域よりCeleronの割合が高い」 [nikkeibp.co.jp]そうです。
この記事の指摘通り、「安いCeleronばかり買われては儲からない」
(Pentium4を買ってくれ!)というのが本音なんでしょうね。
リストラ後は真っ先にCeleronを製造停止したりして・・・。
匠気だけでは商機なく、正気なだけでは勝機なし。
Re:日本のせい? (スコア:1)
Core2世代のシングルコア版のアナウンスがないので
Core Solo(超低電圧版)とCeleron MとCeleron Dを置き換えるCPUがない。
#安いデスクトップPCを買うとうるさくて、熱くて、遅いということで
Core2Duoに誘い込もうという作戦かも。
Re:想定外 (スコア:1)
結構メーカーPCにも搭載されはじめた気がしてたんですが・・・
Re:想定外 (スコア:1)
TurionやSempronやDuronはAMDのものじゃないと勘違いしているという線は無いですかね。
個人的にはTransmetaも忘れないであげてくださいという気持ちw
Re:想定外 (スコア:1)
量販店としては、それなりに利益が確保できるIntelCPU搭載の上位モデルを展示して、その横に格安をうたっている(けど信用の無い)メーカーのPCを置いて、顧客が有名メーカー製PCの上位モデルを買うように仕向けてたりしますし。(別にこのこと自体は商売として間違ってないけど。)
で、AMD系CPU搭載の下位モデルは上位モデル売る機会を損ないかねないため展示しない、と。
実際の性能云々で上位モデルと下位モデルが決められてないのが何とも。
下位モデルだと64bit版WinXP動くけど、上位モデルだと駄目だったり、何て事もあったようですが、一般人はそういう人柱行為自体やろうと思わないですから問題ないですし。
CPU性能云々よりは利鞘の関係で決められたモデルの上下関係が影響してる気がします。
でもって、AMD系CPUの多くはノートPCの方が採用率高そうな気がするんですが。
ノートはAthlon64じゃないので、Athlon64ではなくAMD系CPU搭載の、というので見れば、それなりに増えては来てると思います。
でもデスクトップは映像処理重視な仕様になってたりするので、IntelCPUの方が多い気がします。
Re:想定外 (スコア:1)
Re:想定外 (スコア:0)
NECの水冷PCとかあからさますぎ