「日本は仕事のデジタル化が遅れている」マイクロソフト・ヒューストン社長 236
ストーリー by yoosee
そこでビジネス2.0ですよ 部門より
そこでビジネス2.0ですよ 部門より
Anonymous Coward曰く、"ITmediaの記事によると、WPC TOKYO 2006の基調講演で、マイクロソフトのダレン・ヒューストン社長は「日本はデジタルインフラは進んでいるが、デジタルワークスタイルは遅れている。いまだに紙ベースのやり取りが多い」と発言したという。
話の流れで「Vistaを導入すれば…」という話になるのはご愛嬌として、確かに無駄な紙資料が多いことは事実。
以前タレコミ人は大手Web制作会社に派遣社員で勤めていたが、クライアントへのウィークリーのミーティングにはパワポやVisio資料を毎回人数分大量に印刷して、会社を出かける直前までホチキス作業に慌てふためいていた。
社員に「紙がもったいないですよね」と尋ねると「クライアントの偉いさん方は紙じゃないとみてくれないのよ」とのこと。
いや、紙でもあまり見ていないとも言っていたが。
まだまだ企業というのはウェブの「ウ」もわからない人が中心ですから…。"
日本は天皇を中心とした (スコア:5, おもしろおかしい)
アナログこそが日本の強さの源泉なんです (スコア:5, すばらしい洞察)
日本が生きる道はアナログ(アナクロとも言うか)なのです。
%追記しておくけど
%紙で資料を出すという話とデジタル化は関係ないと思うよ
紙が減るどころか増えた (スコア:5, すばらしい洞察)
レーザープリンターのお陰で印刷速度が上がり、紙が増えた。
ついでに高性能のコピー機がステップル止めもやってくれるので、更に無駄に紙が増えた。
(・・・以下略)
#髪が増えるのならよいのに
Re:紙が減るどころか増えた (スコア:4, おもしろおかしい)
Re:紙が減るどころか増えた (スコア:2, おもしろおかしい)
>#髪が増えるのならよいのに
に掛かっているのでしょうか
Re:紙が減るどころか増えた (スコア:2, 興味深い)
で、昔はファイルを回し読みって所でも、個々人毎にプリントして読んでは廃棄。
でもって、次の人もやっぱりプリントして読んで廃棄。
取っておけば再利用できるものも、何度も再プリントされてしまいます。
まあ、安価で見やすいビューアでも出てくれば改善する可能性も大きいですけど。
#情報漏えいの関係で、保存されない書類を置いておき辛いってのもあるか。
って事でプリンタのリース屋の利益ばかりが増えていくと。
なめんな (スコア:5, 興味深い)
eメールよりFAXの方が主流なのも日本よりむしろUSだし、実際住んでみたら後進国ぶりにほんと呆れるよ。
しかし、一体日本の何を知って発言してるんだろこの人。社内の日本法人の誰かが吹き込んだのだろうか。とにかく、こんな発言真剣に受け止めるのはバカらしいです。
Re:なめんな (スコア:5, すばらしい洞察)
いやいや、むしろとても日本を熟知した発言でしょう。「日本はデジタル化が遅れてる」と言えば、間に受けてくれる「偉い人」がどれだけ多いかってことをよく知ってる。
Re:なめんな (スコア:4, すばらしい洞察)
あと、ヤード・ポンドもいい加減止めて欲しい。SIの方が進んでるとは言わないが、21世紀の今となっては俺ルールもいいところ。
マーズ・クライメート・オービターの件 [jst.go.jp]を恥ずかしいとは思わんのかね?
そう言えば知り合いの (スコア:2, 興味深い)
1976年にはメートル法(と言うか、SI)に移行済みのはずなのにね。>アメリカ
Re:そう言えば知り合いの (スコア:2, すばらしい洞察)
6.0J
とか書いてあることがあるのですが、熱量?とか思ってしまうのは俺だけですか?
Re:なめんな (スコア:2, 参考になる)
こちらは都会に住んでいるせいか、月々の支払いで小切手を使うのは1件のみで、あとはみんな銀行のウェブサイトから家賃他の支払いします。クレジットカードを使う場合、自販機ではサイン不要だし、サインしても、最近は紙じゃなくて、タブレットの上に書いて、電子的に処理されます。実際に「(インク)手書き」サインはレストランの支払いぐらいかなぁ。
確かに地方に出張すると、スーパーで小切手を使っているのを見かけますが、あれも結局は小切手に印刷された口座番号をレジが読み取ってるので(その時、チェックに金額を印刷するレジもあり)、サインはもう形式だけみたいです。
うちの会社では、FAX?滅多に使いませんねぇ。。
ちなみに、社内のミーティングで紙の資料が配られたことがないです。ミーティング中に資料を見る場合には、会議室においてあるパソコンからウェブ画面をプロジェクターに。
会社のIT度合いとか地域にも寄るのでしょうが。ご参考まで。
Re:なめんな (スコア:2)
「私文書偽造」と「有印私文書偽造」では罪の重さがぜんぜん違うので
ハンコを押す価値があるんですよ。
あれ~? (スコア:5, 興味深い)
世界一の金持ちが会長をやっている、
アメリカの某巨大ソフトウェア会社は、
以前、アメリカで独禁法違反で裁判を受けていたとき、
営業データの提出を求められたときに、
「ウチは事務はすべて紙の書類でやっているので、
古い記録はもうどこに行ったか分からない」
と答えて、
世界中から
「自社の製品使っとらんのかい!!」
と突っ込みを受けていたかと思うのだが。
あれから心を入れ替えたんですかね?
紙を超えるメディアはまだない (スコア:5, すばらしい洞察)
電子ペーパーなんてのもありますけど、紙であれば
メモ書きも複製も簡単。文字から絵まで何でも表現できて
しまうわけで、やっぱり紙は使いやすくてリーズナブルな
メディアなんですよ。
デジタル化が遅れているというより、間違ったデジタル化が
進んでいるように思えます。社内の某部門にいったときに
おじさんが一生懸命電卓叩きながらEXCELに数字を打ち込んで
いたのを見て、カルチャーショックを受けました。
(彼にとっては、EXCELは表作成ソフトなんでしょう)
開発スケジュール表も、人によってはVisio、またある人は
PowerPointで作成とばらばらだし、修正もMS-PJみたいに
簡単ではありません。何でMS-PJにしないか聞いたら、
「計画が破綻してるのが明らかになっちゃうから」と言う
答えが返ってきました。
イントラWebの掲載情報ですら、pdfやdoc、txtなど担当者ごとに
違ってる有様です。
要するに、紙でやってることをPCに置き換えただけなんですよね。
そういえば企業はウェブのウの字もわからない人が中心という事実も、多少気になるところ (スコア:4, おもしろおかしい)
ウェブのことがわからない人が多いということなのがいささか唐突な気がする。
視点は複数 (スコア:4, すばらしい洞察)
結局のところどちらか寄りのグレーという感じではないでしょうか。どちらも相応のメリット・デメリットを持っているわけですし。
MSの社長として「デジタルで十分代替できる状況にあるのに、なぜそれを使わない」ということを指摘するのも悪くはないのですが、
そこにはそれなりの理由があるわけで「なぜ紙でないとダメなのか」の部分をもっと追求して、その点の改善に努める姿勢も必要な気もしますが。
デジタルがどうのでなく (スコア:3, すばらしい洞察)
紙だったらPC扱えなくても、後で見なおしたくなったらいつでもいける。
デジタルは一定のハードと閲覧するソフトと電源いりますしね。
今度のOSだって、高いスペックのハードが必要で
「自分の都合を押しつけている」ようなもんだ。
#紙で出せ!も押しつけと言えば押しつけですが…
Re:デジタルがどうのでなく (スコア:2, 興味深い)
お客の都合とベンダの都合の板ばさみになっている俺の都合は誰に押し付ければいいのでしょうかorz。
Re:デジタルがどうのでなく (スコア:3, おもしろおかしい)
1.部下
2.後任者
Re:なぜ日本人は紙でないとダメなのか (スコア:2, 興味深い)
おそらく中国も紙の消費が多いんじゃないかな。でも中国あたりで生産されている普通紙はにじむし、品質が良ろしくないから関係ないのかも。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
なぜアメリカ人は紙ではダメなのか (スコア:2, おもしろおかしい)
アメリカの文房具は、日本に比べるとずいぶん劣りますから。
あと、アメリカ人って、字の汚い人が多いように思います。
だから、手書きよりはタイプライター、コンピューターのほうが好まれる
→デシタル化に抵抗がないってことじゃないのかと。
Re:なぜアメリカ人は紙ではダメなのか (スコア:2, 興味深い)
この一点にのみツッコミ
あれは長年にわたるタイプライター文化の弊害。
我が国もワープロ・パソコン文化の浸透に従い、字の汚い人が大増殖中です。
Re:日本でノートPCが好まれるのは (スコア:3, すばらしい洞察)
頭の硬い上司ってのは大抵デジタルですよ。YESかNOでしか判断してない。
どっちかって言うと、調整だとか歩み寄りだとかって言う、アナログ的な所が足りないのが多いのでは無いかと。
Re:ワークスタイルからの考察が必要 (スコア:2, 興味深い)
教育費、交通費、オフィススペース、人員管理のオーバーヘッド、
支給PCやサプライ品、等々の費用が減らせることになるから、
給与・賞与の2倍は費用が減るのでしょう。
で、直接に減らせる対象の人は配置転換されて、
年功序列で給与の高い年輩の方からリストラ対象のキューに入ると。
年収1000万円の人がリストラされるとして、
例えばそのシステムを5年使うとすると、
1000万×2倍×5年=1億。
システム自体の持つ利便性や在庫が減る等の効果を考えれば、充分にベネフィット有りと判断される。
と、こんな計算でいかが?
なかなか難しいところではあるけれど (スコア:4, すばらしい洞察)
「仕事」を「人間同士のやりとり」でやっている以上、どうしてもこういう「感覚」からは逃れられないのじゃないだろうか。握手で体温と力を感じる、堂々とした振る舞いで信頼感を演出する、目と目で通じあう、etc。
「紙」というのもその延長。意味はなくても、理性的には否定できても、何となく「モノ」として存在してる、という「存在感」がそういう「感覚」には大きく寄与しているのだろう。顧客向けの通知でわざわざ手書き(風のフォント?)を使っていたり。
まあ「若い世代」は、以前ほど「モノ」の存在に拘らないようだから(デジタル音楽の流通初期には、CDの売上にも貢献しているというような感じだったが、最近はもうモノとしてのCDにはそれほど存在価値は無い)、彼らが社会の「上層部」になる頃には、大きく変わっているのかもしれない。
さて、何が消え、何が残るのだろうね。
Medu Lah! en' gula vrechen d' MOL! ~箇更なる高みで廼の困惑を姜す
なんでも (スコア:3, すばらしい洞察)
紙の方が楽なところは紙のまま、アナログがいいところはアナログのままのほうが良いことだってある。
あくまでも「便利だから」「楽だから」という観点でデジタル化/IT化するべきだ。
所詮営業トークでしょうから (スコア:3, すばらしい洞察)
自社製品の売り込み先なんて、必ず自社の商品が与えるであろうサービスが不足しているもんですよ。
それが、「必要かどうか」、とか、「現状に比べて改善するか」とかは置いておいて。
電話の回線云々なんて、ほぼ毎週電話して来るし、光電話の番号にIP電話を売り込みに来る奴等も居る。
#ま、それ以前に、未だに紙を超えたツール自体が無いって気もする。
紙資料は使い勝手が良い (スコア:2, 興味深い)
何より、読み易さの点ではPCのディスプレイに勝る。
また、保存性も十分にあるし、その為の方法も考慮されている。
さらに、軽量ですから自分で読むにも他人に提示するにも楽だし、何よりも電源も要らなければそう簡単に壊れもしない。
それらの利点の相当数を超えないと、紙の置き換えなんてとてもとても・・・。
Re:紙資料は使い勝手が良い (スコア:2, 参考になる)
資料が全部電子化されていたら、キーワードで関連しそうな資料をごそっと抜けるわけです。
私は資料を何度も読み返すことがなくて、一度流し読みしたあとは必要な部分だけをピンポイントで見直すことが多いので、だんだん紙を使わなくなってきました。
Re:紙資料は使い勝手が良い (スコア:3, 参考になる)
その代わり拡大機能があったりしますので、一概には言えないのではないでしょうか。
私の知る限りでは、ディスプレイのほうが読みにくいというのはあくまでうわさ(個人的感想)レベルの話で、
科学的バックグラウンドを持つものとしては、実際に「読みやすさ」を検証した論文 [keio.ac.jp](PDF注意)が存在します。
ここで示したのは卒論ですが、査読付の別の論文でも同じ結論だった記憶があります。
紙とディスプレイの比較では、生理的な疲労度の違いはあまり見られず、
むしろ、ディスプレイのほうが読む速度が速いという結論になっています。
ディスプレイのほうが読むスピードが速いのに、読みにくく感じるというある種のパラドックスになっているそうです。
上で挙げた論文では、そう感じる理由としてコンピュータと紙の用途の違いを例としてあげています。
読むという動作に対するストレスに限定するのなら、
個人的には、ページ送りやスクロール、プレビュー生成、レンダリングなどの
微妙な処理時間が複合的にストレスの原因になっているのではないかと思います。
(紙の場合は手を動かしているので気にならないが、パソコンの場合は待つだけなのでストレスに感じる)
しかし、面と面で顔をあわせてで会議をする場合はやはり紙がないと不便だと思います。
コンピュータが本当にユビキタスなら問題ないんですが、
「あー、さっきこの資料読んだけど、~って書いてあるところって、~じゃないの?」という話をするときに、
現物がないというのが如何に不便か、想像に難くないのではないでしょうか。
コンピュータが本当にユビキタスになったとしても、
金融・財務関係の重要な情報は改ざんしにくい紙で保管することが求められるでしょうし、
使い勝手だけではなく、必要に応じてといったところでしょうか。
# もちろんこういう問題を解決しようと試みている研究はあるんよ。
翻訳 (スコア:2, おもしろおかしい)
紙資料なんて飾りです!(以下略
Web = 印刷物 (スコア:2, 興味深い)
見栄えがどうなるかが重要なのであって、Webは広報のひとつに過ぎません。
だからWebページは印刷しなければ評価できません。
お偉方のWeb観がこれだから、UIがだめだめな企業サイトが大量に出来上がっていく・・・。
デバイスとして (スコア:2, 興味深い)
仕事のスタイルは紙とほとんど変わらんと思うが。
それなりの安価(一人が複数枚広げて使えるくらい)でないといかんだろうし、電子ペーパー自体がこれからなので、先は長いかな。
Re:デバイスとして (スコア:2, 興味深い)
以前、家に水道工事業者を呼んだとき、ここに終了の
サインお願いしますってPDAとスタイラスを渡されたけど、
いつもの調子でサインしたら機械が反応できずに
頂点で短絡して直線が数本あるだけのおよそサインとは
呼べないものができてしまった。
あんなんでサインとして有効なんかいな。
利用者に訓練や慣れを要求するデバイスは、現時点では
普及困難かと。
大事な文書を… (スコア:2, すばらしい洞察)
落ちる事が何度も重なるって「紙も大事」
と実感したWin95時代…
インパクト大、印刷枚数増 orz (スコア:2, おもしろおかしい)
紙の枚数が増えちゃって困っちゃってます。
日米での差に関する仮説(根拠はない) (スコア:2, 興味深い)
PC画面およびプロジェクタで見た場合、同一ポイントでもアルファベットのほうが読みやすい。
漢字混じりの日本語の場合、同じ認識率を得ようとすればポイントを大きくせざるを得ず、1画面あたりの情報量が減り、使いづらい。
○直接対面のコスト
日本とアメリカでは国土の広さが明らかに違う。
また、アメリカでは日本ほど一極集中していない。
結果、紙を持って顧客と直接対面するコストがアメリカでは高く、デジタル化を進める必要がでてくる。
それを言うなら (スコア:2, おもしろおかしい)
私のWindowsオンリーなお客様は (スコア:2, おもしろおかしい)
その方、タイプライターを打つ技術があるのでメールを教えたら
はまってしまい、部下への命令はすべてメール。
見事なまでのペーパーレス化!と思っていたら、送ったメールと
受け取ったメールをすべて印刷してファイリング。
「これでもしパソコンが壊れても大丈夫。」
と究極のバックアップにご満悦でした。
#人を幸せにしたのでAC
「デジタル」の定義 (スコア:2, 興味深い)
-------- tear straight across --------
PDFのアクセス制限 (スコア:2, すばらしい洞察)
半導体なんかで、日本のメーカーのデータシートは、PDFのアクセス制限が、「注釈」や「内容のコピーと抽出」が許可しないになっていることが多く、PDFにメモを書き入れたりデータを抜き出して仕様書作ったりが非常にやりにくい。
アメリカのメーカーのデータシートはほとんど制限が無くって使いやすい。
こういうところは日本は意識が足りないと想う。
単純にはいきませんな (スコア:1, 興味深い)
まあ、全員がPC持ち込んで同じファイル開きながら
会議すりゃいいんだけど、ちょっと注意が散漫になりそう。
Re:単純にはいきませんな (スコア:3, 興味深い)
しかし、もっとも重要なポイントは、紙を無くしたことで、事前に資料を送るようになったことです。
参加者があらかじめ目を通していることを前提にできるので、会議が大変効率的になります。
Re:単純にはいきませんな (スコア:2, 参考になる)
最近はWiki使ってその場で議事をまとめて、その場で出席者に確認してもらってます。議事録を後で回して、抜けや漏れがあると指摘されて訂正するのも面倒なので。
別にWordやExcelでもいいんですが、Wiki記法くらいが見栄えと入力のしやすさのバランスがちょうどいい感じなんですよ。
Re:単純にはいきませんな (スコア:2, すばらしい洞察)
同じ会議室に居たはずの人から会議中にいっぱいメールが来ていることが多々あります。
メールの内容は会議とはまったく関係ない。
Visio にも関して言えば (スコア:4, 参考になる)
Graphviz [loveruby.net]で自動生成するという手もある。
わりとお手軽で修正にも強いよ。
モヒカン族が上司とコミュニケーションする際にはお薦め。
# mishimaは本田透先生を熱烈に応援しています
Re:Visio にも関して言えば (スコア:2, 参考になる)
ざんこ
Re:メールって結構便利 (スコア:3, すばらしい洞察)
紙媒体だと「渡したでしょ」というと納得してくれるのに,メイル(やウェブ)だと記録に残っていても「読んでない」という言い訳がなぜか許される(と思っている)人が多くありませんか?
Re:デジタル化 (スコア:2, おもしろおかしい)