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14012 story

中国初の実用放送衛星「Sinosat-2」、運用を断念 43

ストーリー by mhatta
まあ最初はしょうがないんでは 部門より

KAMUI 曰く

テクノバーンの記事に依ると、10月末に打ち上げられ、SINO Satellite社が運用する計画だった中国初の純国産・実用放送衛星 Sinosat-2 にトラブルが発生。運用を断念したらしい。

打ち上げ自体は成功し、予定軌道への投入までは問題無く行なわれたが、その後に太陽電池パネルに問題が発生。衛星本体への給電が完全に停止したもの。2008年開催予定の北京オリンピックのテレビ映像を中国全土に中継する為、13億元(約 182億円)の開発費用を投じた衛星だったが、僅か10日で運用断念に追い込まれた。

コイツが飛んでる軌道が空くのは何時だろう…。

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  • 当たるなよ (スコア:5, 参考になる)

    by KENN (3839) on 2006年11月25日 9時58分 (#1064259) ホームページ 日記

    位置 [nifty.com]を見ると、近所にこだま [www.jaxa.jp]がいるんですよ。

    ひまわりの代替としてお世話になったGOES 9は軌道制御システムが不調 [noaa.gov]なので、東経155°にいたはずなのに現在位置は3°ほどずれてます [nifty.com]。静止軌道といっても、定常的に軌道修正をしないとふらつくのでこうなるわけですが、件の衛星は"Out of control"という話なのでどうなることやら。

  • by Anonymous Coward on 2006年11月25日 15時33分 (#1064417)
    かつての宇宙機は、ミッションに最低限必要なごく単純な機能を満たしていれば問題なく、
    故障しにくさを最も重視して、電力や機材配置の効率を犠牲にして壊れやすい可動部分を
    極力減らし、姿勢制御も単純なスピン制御で問題ありませんでしたが、
    近年のミッションの高度化を見ると、宇宙機の可動部分の搭載をどんどん進めているようですね。

    通信効率や各種機器の稼働を上げるためのジンバル(首振り)機能、
    消費電力の大きい機材の為、発電効率の悪いスピン制御から、太陽電池パネルの可動化など。

    特に、姿勢制御の肝となるリアクションホイールと、
    衛星の命とも言うべき太陽電池パネルにまつわるトラブルは多いですね。

    先日ミッション断念の可能性が高くなったマーズグローバルサーベイヤーも太陽電池パネルの
    トラブルが引き金になったようですし、我が国に至っては特に地球観測衛星「みどり」「みどりⅡ」を
    太陽電池パネルのトラブルで喪失していますね。
    http://www.sorae.jp/031006/1586.html [sorae.jp]
    http://ja.wikipedia.org/wiki/ADEOS [wikipedia.org]
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BF%E3%81%A9%E3%82%8AII [wikipedia.org]

    今回の太陽電池のトラブルを聞くに、宇宙開発で有人飛行を実現するなど、
    近年、躍進目覚ましい中国は、有人宇宙飛行のみならず、
    西側と同等水準の高機能な衛星を製造出来る所まで、技術水準が上がりつつある事を伺わせますね。

    西側は宇宙機を悩ませている可動部分の破損問題に早く決着を付けないと、
    ロケットのみならず衛星市場も中国が幅をきかす世界になるかもしれません。
  • 撃ち落とし (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2006年11月25日 13時09分 (#1064348)
    他の衛星の軌道の邪魔
    • Re:撃ち落とし (スコア:3, 参考になる)

      by Takahiro_Chou (21972) on 2006年11月25日 13時38分 (#1064366) 日記
      他の衛星の軌道の邪魔
      (多分)静止衛星軌道だから、まず、撃ち落とすの無理だと思う。
      つーか、
      打ち上げ自体は成功し、予定軌道への投入までは問題無く行なわれたが、その後に太陽電池パネルに問題が発生。衛星本体への給電が完全に停止したもの。
      って事は墓場軌道に遷移させるのも無理?
      親コメント
      • Re:撃ち落とし (スコア:5, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年11月25日 20時36分 (#1064568)
        なぜフレームの元がついているのかわからないけど。
        他の衛星の軌道の邪魔
        (多分)静止衛星軌道だから、まず、撃ち落とすの無理だと思う。

        アメリカ空軍が過去に人工衛星へのミサイル攻撃をおこなったことがありますが、あれは静止衛星軌道ではなくLEOでした。 それでも数百のデブリを生じさせ、それらが大気圏で燃え尽きるのに25年かかっています。 その間、その周辺の軌道はまったく使い物にならなかったようです。

        東南アジア上空の静止衛星軌道は混雑しているので、仮に破壊できるとしても破壊するのは危険でしょうね。 ミサイルで「押し退ける」ような形なら大丈夫でしょうが...

        衛星本体への給電が完全に停止したもの。
        って事は墓場軌道に遷移させるのも無理?

        墓場軌道に移動させることは困難でしょうが、静止衛星軌道にとどまるのも困難だとおもいます。 静止衛星軌道上に長時間居座るには結構な量の推進剤が必要となるので、コントロールを失った静止衛星ならゆっくりとずれていくでしょう。 でも、普通に墓場軌道にずらすよりは遥かに時間がかかるので迷惑な物体であることに違いはありません。

        親コメント
        • by Anonymous Coward
          静止衛星軌道上に長時間居座るには結構な量の推進剤が必要となるので、コントロールを失った静止衛星ならゆっくりとずれていくでしょう。
          ちょっと気になったのですが、だんだんずれていって静止軌道とは関係ない軌道に行ってしまうのでしょうか。それとも、そのうちにフラフラと戻って来る事もあるんでしょうか。(たとえ後者でも、地上から軌道は観測できるはずですから、最悪でも生きてる衛星がよけることはできると思いますが…)
          LEOなら軌道は下がる一方なのでわかりやすいんですが、静止軌道の事はよくわからなくて。
          • by Anonymous Coward on 2006年11月26日 13時48分 (#1064866)
            #あまりにもサブジェクトがバカバカしいので変えます。

            静止軌道上での摂動は、主に以下の3種類です。

            重力ポテンシャルの不均一⇒東西方向への移動、軌道半径変化
             地球は非球形であり、重力ポテンシャルも均一ではありません。そのために、重力ポテンシャルの低い位置(東経75°付近)に向けての加速が起こります。東西どちらに動くかは、その経度のどちら側に谷間があるかによります。東に加速されれば軌道半径が大きくなり、西に加速されれば軌道半径が小さくなります。
            当初の移動の大きさは、場所にもよりますが経度にして年間2〜3°程度です。が放置しておけばさらに加速していきます。

            月・太陽などの引力⇒南北方向への移動、軌道傾斜角変化
             人工衛星も月・太陽による潮汐力を受けます。地球の自転軸が傾いていることから、白道、黄道は赤道とはずれています。そのため、潮汐力によって、衛星の軌道傾斜角は変化します。ただし、これによって軌道半径は変わりません。なお、月の軌道面と黄道もずれており、さらに18.6年周期で変動しているのでどこかの軌道傾斜角で落ち着くというわけではなさそうです。
            移動の大きさは、年にもよりますが年間〜1°程度です。

            太陽輻射(光圧)⇒周期的加減速、軌道離心率変化
             太陽電池パネルで受ける光圧により、昼→夜では加速され、夜→昼では減速されます。このような周期的加減速により、軌道が楕円になっていきます。とはいうものの、Out of Controlであれば、パネルは正しく太陽を向いておらず、おそらくスピンしているでしょうから、この効果は普通ほど効いてこないのではと思います。

            というわけで、長いスパンで考えれば「東西方向には、重力ポテンシャルの低い位置を中心として振動。片側の最大振幅は元の位置。南北方向には1日1回の振動で動き、振幅は変化する。高度は静止軌道付近。数年に1度、静止軌道と元の位置付近で交差する」といったあたりでしょうか。

            #ちなみに、静止軌道の位置は国際電気通信連合会において「有限な天然資源」と規定されており、割り当てられた位置で緯度・経度とも±0.1°を保持することになっています。
            親コメント
    • 地上から撃っても落ちるというよりは遠くにずれる?

      もしくは破片を撒き散らして…
      親コメント
  • by Ultramarine (24090) on 2006年11月26日 1時49分 (#1064697)
    中国は保険に入っていたんだろうか。
    • Re:182億円 (スコア:2, 参考になる)

      by hgsdrk (13085) on 2006年11月26日 16時05分 (#1064962)
      中国の場合は知りませんが、日本の場合は、政府が上げる衛星には
      保険は掛けられていないみたいな報道がありましたね。
      親コメント
      • Re:182億円 (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年11月26日 18時06分 (#1065028)
        保険を掛けてないのは保険料率の問題じゃなかったかな。
        日本の衛星は実績の少なさから、保険を掛けても保険料が高くつきます。
        聞いた話では、保険料率が30%ぐらい。

        おおざっぱに言って
        保険を掛けずに「費用100億、失敗したらまる損」か、
        保険を掛けて「費用130億、失敗したら100億は返ってくる」のどちらか
        といった感じ。

        今のところ、H2Aの成功率は9割ありますし、
        単発で次の予算が取れない状況ならともかく、
        「今後何度も打ち上げる予定がある」なら、
        保険を掛けない方がトータルで安上がりだと思います。
        親コメント
        • by Anonymous Coward
          打ち上げ失敗で衛星が失われた場合の保険の話じゃない?

          衛星の故障についての保険の話についてはあまり聞いたことがないな。
    • Re:182億円 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年11月26日 7時12分 (#1064733)
      日本からむしり取ってる金(援助)を使ってるので無問題
      親コメント
      • Re:182億円 (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2006年11月26日 18時12分 (#1065032)
        ODAは供与じゃなくて貸与だよ
        それももう額は減っててじきになくなる予定。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年11月25日 13時06分 (#1064343)
    中国は毎年4機ぐらい打ち上げてるんじゃなかったっけ
  • by Anonymous Coward on 2006年11月25日 14時29分 (#1064390)
    日本でニュースにするときには中華sat-2と呼べって言われるのかねぇ。
  • by Anonymous Coward on 2006年11月25日 15時52分 (#1064431)
    わが国の放送衛星も、その初期はトラブル続きだったな・・・内容は全然異なるけど。
    単なる通信衛星と違って、技術的な難易度高いんでしょうか、放送衛星って。
    • Re:放送衛星か (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2006年11月25日 16時39分 (#1064460)
      >わが国の放送衛星も、その初期はトラブル続きだったな・・・内容は全然異なるけど。
      >単なる通信衛星と違って、技術的な難易度高いんでしょうか、放送衛星って。

      貧弱なアンテナでも受け取れる様に、大出力の送信機を装備する必要がありますね。
      そのためには、太陽電池のパネルも大きくする必要があって、
      大きな機体を姿勢制御する必要がありそうです。

      難易度は確実に上がりそうですね。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2006年11月25日 21時57分 (#1064598)
    G,GJ!
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192.168.0.1は、私が使っている IPアドレスですので勝手に使わないでください --- ある通りすがり

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