purl.org、スパムサイト過多により管理不能に 5
ストーリー by mhatta
たいへんだな 部門より
たいへんだな 部門より
Anonymous Coward曰く、
Persistent Uniform Resource Locator (PURL)のサイトによると、現在スパムサイト数の増加を理由にPURLの作成、変更ができなくなっている。新たな方針が決まり次第、再開とのこと。
なお、purl.orgとは非営利団体OCLCによって運営されている、URIの永続性を保障し、またそうして予約されたPURLを他のURIにリダイレクトすることもできるサービス。今まではトップレベルドメインを自由に設定できないなどの制約はあったもの、誰でも利用可能だった。
目に付くところでは、RSSやDublin CoreなどのXML技術で名前空間によく使われているが、これらにおいては識別子としての利用であるため直ちに障害が起きるということはない。
リゾルバの一種? (スコア:0)
とあるリゾルバ導入案件でちょっと調べた限りでは、purl.orgは候補に引っかかってこなかったのですが。まあ論文の引用情報が主だったからかも。このpurl.orgは主にどのような分野での利用が多いのでしょう?
Re:リゾルバの一種? (スコア:1, 興味深い)
URI、URL、URN における問題の解決 名前指定および永続性の問題 [ibm.com]
PURLの永続性は何によって担保されているのでしょう?
PURL と OCLC について (スコア:3, 参考になる)
日本では知名度がないので、うさんくさく思われるのかもしれません。
OCLC については、次の URL に説明があります。(英語)
http://www.oclc.org/about/default.htm [oclc.org]
日本では、紀伊國屋書店が代理店になっているそうで、書店のサイトに日本語のページ [kinokuniya.co.jp]があります。
図書館や学術研究機関向けのサービスが主ということのようです。
Re:リゾルバの一種? (スコア:0)
けど、やっぱり根拠がよくわからん。
purl.orgという中央集権サーバによって保証されるようにも読めるが、まさかなあ。
Re:リゾルバの一種? (スコア:1)
今のところ、そうだと思います。
将来的に広く使われるようになったら、 DNS round-robin などの仕組みと併用する必要が出てくるでしょうね。そのためには、 resolver が持つデータをミラーする仕組みとミラー先が必要になるでしょう。重要なのは、ミラーリングを導入するのはユーザーからは透過的であり、その際に URL を変更する必要はないということです (ミラーリング導入のために URL を変えなければならないのなら、全然 persistent ではありませんよね)。