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中国の人工衛星攻撃実験による巨大な「破片の雲」 169

ストーリー by yosuke
デブリに関する知識のない宇宙関係者などいないが 部門より

kokeko 曰く

共同通信によると

中国の弾道ミサイルによる人工衛星破壊実験を受けて、米政府当局者らは22日、宇宙空間に破壊された衛星の破片によるスペースデブリ(宇宙ごみ)が大規模な「雲」を形成しており、各国の衛星のほか、国際宇宙ステーションにも衝突する恐れがあると警告した。

とのこと。スペースデブリについては「プラネテス」で警告されているが、それがまさに現実のことになろうとしているようだ。中国の宇宙関連の技術者にはその辺の知識がないものなのか、軍人の意向には逆らえないのかよくわからないがこの先の展開が注目される。当たる可能性があるとして、それはどれぐらいの率なのだろう…。

元はロイターの記事。この記事中でGeoEyeDigitalGlobe は、所有する衛星に差し迫った危険はないという談話を載せている。また、共同通信の記事中で専門家と書かれている人物の所属しているCenter For Defence Informationのプレスリリースも出ているので参考まで。
今回の前の衛星攻撃兵器(ASAT)実験は1985年にアメリカが行なったもので、250個を超えるデブリのうちいくつかは建設中のISSから1.3kmの地点を通過したことがあり、全てが再突入したのは2002年になってからである。今回の実験によるデブリも10年以上軌道に留まると考えられる。旧ソ連も何度かのASAT実験を行ない多くのデブリを生成している。もちろんデブリは他の要因でも生ずるが。
デブリもさることながら、宇宙の平和利用や宇宙軍縮に関わる話もある。ASATの禁止はSPOT IMAGEを持つフランスの持論であるし、宇宙兵器自体を禁止する条約の作成も(アメリカのミサイル防衛構想への対抗としてではあるが)中国やロシアが提案したことがある。今回の一件を契機にこの辺りの議論も再燃することになるだろう。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • 遠まわしなXデー潰し (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年01月24日 9時55分 (#1097312)
    地球には大気というものがあります。また、この大気は階層分けされていて、一部特殊な現象がみられるところもあります。
    中国が行ったことで、400kmから3000km程度の広範囲にデブリがばら撒かれたわけで・・・
    そして、それは高度2000km~5000kmくらいにあるというヴァン・アレン帯があるという高度とかぶっているんです。
    つまり、中国はヴァンアレン帯潰しを行ったのです。


    結論: 今年のバレンタインデーですが、中国の行った実験により中止となりました。楽しみにしていた一般市民の方々や、お菓子会社の方々、まことに申し訳ありません。かしこ オフトピどころの話じゃないからAC

  • by Anonymous Coward on 2007年01月24日 12時40分 (#1097422)
    いつだったか忘れましたけど、帰還したスペースシャトルの前面の強化ガラス(銃で撃っても傷つかない)に
    小さいひびが入ってて、調べたところ、原因は0.1mm程度の「塗料のカス」が当たった事によるものだったそうです。
    金属でなくても秒速数㎞で物体が移動するとそのくらいの破壊力になるみたいです。
    シャトルもすごいスピードで移動しているわけだから、パチンコ玉程度の金属片が対向でぶつかった時はえらい事になりますね。

    # 金属片をシャトルの外壁に超高速でぶつける実験映像もあったけどそれも忘れた
  • でっかい (スコア:2, おもしろおかしい)

    by kcg (26566) on 2007年01月24日 10時43分 (#1097339) ホームページ 日記
    磁石でも飛ばしておけばひっついてこないのかな
    • by Rutice (31742) on 2007年01月24日 11時23分 (#1097361)
      秒速10kmの金属片が磁石程度で吸い寄せられはしないでしょう。

      軌道が曲がって明後日の方向へ行って
      それが国際宇宙ステーションにぶつかるかもしれませんし、
      もし、その磁石そのものにぶつかったら
      四散して新たなスペースデブリが生まれます。
      親コメント
      • by TarZ (28055) on 2007年01月24日 15時16分 (#1097518) 日記
        実現性・実用性はともかく、磁石利用というのは面白いアイディアかも。

        金属のような導体であれば、電磁誘導による損失で磁石との相対速度を落とすので、
        長期的に見ればデブリが大気圏内に落ちる時期を早めることになります。
        (磁石にくっつく必要はない。近くを通り過ぎるだけでよい)

        問題は、そんな巨大で強力な磁石を固定・静止させた状態で浮かせておくことが
        難しいことで…ここから先はSFの世界になりますね。かなりファンタジー寄りの。

        # 磁石は地表に対して固定されていないと意味がない。
        親コメント
        • by MtCedar (31912) on 2007年01月24日 19時49分 (#1097674)
          強力な磁石を地表に置けばいいのではないでしょうか。
          地磁気がえらいことになりそうですが。
          親コメント
  • 参考情報 (スコア:2, 参考になる)

    by oguma (17986) on 2007年01月24日 15時32分 (#1097523)

    NASA Orbital Debris Program Office [nasa.gov]

    こちらでNASAが把握しているデブリの様子などが見られます。四半期ごとにニュースも出している [nasa.gov]ようで。

    --
    Nullius addictus iurare in verba magistri
  • 元記事 (スコア:1, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年01月24日 13時27分 (#1097455)
    >専門家はデブリが高度約400キロから約3000キロの広い宇宙空間にわたり観測され

    この書き方は無いよなあ。
    高度400キロから3000キロまで広がっているような書き方。
    だから巨大な「破片の雲」とかいうトピックタイトルになっちゃったのかね。

    衝突により破片群の軌道が近地点高度400キロ、遠地点高度4000キロの軌道になったのでは。
    • Re:元記事 (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月24日 19時19分 (#1097652)
      >衝突により破片群の軌道が近地点高度400キロ、遠地点高度4000キロの軌道になったのでは

      それではまるで近地点高度400キロ、遠地点高度4000キロの軌道を
      破片が群れをなして周回しているように読めてしまいます。

      衝突によって飛び散った破片はそれぞれが独自の軌道に、
      衝突ポイントを通過するということ以外共通点を持たない、
      それぞれバラバラの軌道に乗っているわけで、
      その中でもっとも遠くまでいく破片の遠地点が3000km
      もっとも低く下りて来るものの近地点が400kmということです。

      これらはもはや周期もそれぞれ異なりますから、
      雲状の一団が地球を周回するということにはなりません。
      破片の描く軌道を重ね合わせると、文字どおり
      高度400km から 3000km に達する空間を覆う雲のように見える、ということです。

      決して、近地点高度400キロ、遠地点高度3000キロの軌道たった一本と
      その周辺だけが危険地帯というわけではありません。
      親コメント
  • by phenix (31258) on 2007年01月24日 20時38分 (#1097705)
    よく分かりませんがれんち置いときますね。
    http://pya.cc/pyaimg/pimg.php?imgid=8056 [pya.cc]
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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