パスワードを忘れた? アカウント作成
14505 story

Intelが45nmプロセスのCPUを試作、high-kゲート絶縁膜を採用 46

ストーリー by yoosee
次のステージへ 部門より

glasstic 曰く、

MYCOMの記事Intelの発表によると、 Intelが45nmプロセスのCPUを試作し、high-kゲート絶縁膜とメタルゲートを採用した事を発表した。 同プロセスを採用したCore2ファミリのCPU「Penryn」のサンプルでは、既に主要なOSが動作しているそうだ。 65nmプロセスに比べて、動作時の電力を30%削減、20%の速度向上、ゲートリーク電流1/10を達成できるという。 誘電率が高いhigh-kゲート絶縁膜とメタルゲートを採用したことにより、性能を落とすことなく、大幅にゲートリーク電流を削減できたようだ。

一方、ライバルのAMDの45nmプロセス(45nmはIBMと共同開発)に関する発表も昨年末にあったが、high-kゲート絶縁膜は採用されていない。 65nmプロセスでも低消費電力化に関してはIntelがリードしている観があるが、次世代でもIntelの優位は変わらないのだろうか。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • IBM優位 (スコア:4, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年01月29日 15時31分 (#1100420)
    >次世代でもIntelの優位は変わらないのだろうか。

    まるで現在Intelが優位であるような書き方ですが、実際にはLow-k,
    SOIなどでIBMに優位点があり、次世代もStrained Silicon, High-kで
    IBMが有利になる可能性があります。IBMはCELLを含めPowerPC系列
    やIBMに生産を委託しているAMDのものを加えるとIntelの数倍は
    CPUを生産するでしょう。
    • Re:IBM優位 (スコア:1, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月29日 18時47分 (#1100551)
      >IBMは(中略)Intelの数倍はCPUを生産するでしょう。

      そんなに作ってましたっけ?
      PC向けのプロセッサ市場はおよそ2億個/年。Intelはこの70%ぐらいをおさえてますから、まあ1億個
      以上は出荷してるでしょう。
      一方IBMですが、次世代ゲーム機向けがまあ全部自社生産だとして2000万個/年ぐらい?(適当)
      組み込み向け(多分全部で年間20億個程度)を加えたって、PowerPCのシェアが2%ぐらいしかない(しかも
      そのうちの一部のみがIBMの生産)だってことを考えるとIntelの生産量にとてもかなわないと思うのですが。
      #何せ半導体部門の2006年の世界シェアがIntelが12.1%なのに対しIBMはわずか1.2%。規模が違いすぎます。

      IBMは生産ってよりは研究開発主体では?
      親コメント
      • by Anonymous Coward
        例として、CELLの約半数はIBM、残りはSONYや東芝の工場で作られる訳で、当初は
        年間数千万個の計画ですが、45nmプロセスになれば倍増するのは簡単に予想出来ます
        ね。家電に使うなら、それでも少ないので増やすでしょうし。現在のシェアや生産数を
        見ても45nm世代を考えると意味があるとは思えません。Xbox360やWii向けがどれ
        だけ増えるかということもあるし、プリンタやネットワーク機器も増えていく訳で。
        AMDのCPUをいくつ作ることになるのかも考慮することになりますし。
        • Re:IBM優位 (スコア:2, 参考になる)

          by phason (22006) <mail@molecularscience.jp> on 2007年01月29日 22時45分 (#1100779) 日記
          >45nmプロセスになれば倍増するのは簡単に予想出来ますね。

          移行すればキャパ増えますが,需要が倍になるんでしょうか……
          #まあ,IBMの45nmプロセスは来年後半以降頃とまだ先なんで,うまく動くかという話も
          #別にありますが.

          >現在のシェアや生産数を見ても45nm世代を考えると意味があるとは思えません。

          とりあえず,IBM自体のファブのキャパってそんなになかったと思うんですよ.
          どこぞのI社のようにばかすかファブを立てるわけにもいかないんで,結構控え目だったはず.
          ちょっと前に調べたときにはCharteredの数分の一でしたし.
          とりあえずファブが無ければいくら需要があっても作れませんので,現在の生産数は関係してくる
          んじゃないかと思います.小さいところがどんどこファブを増やすわけにもいきませんから.

          >Xbox360やWii向けが

          XBOX360の製造委託先はCharteredだったと思います.
          WiiのCPUは……もう小さいんで,45nmにはしないんじゃないですかね?
          これ以上小さくするとパッドがつけられませんし.

          >AMDのCPUをいくつ作ることになるのかも

          ん?
          AMDのチップの生産を請け負ったのもCharteredでは?
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            IBMのプロセス技術はAMD、東芝、SCEI等のファブで使われて チップが生産されます。 また、AMDは「生産が追いつかないのでCharteredでも作る」ようです。
            • >IBMのプロセス技術

              もちろん存じております.
              が,元の方のコメントが「IBMでの生産」と明記していたため,それに対するコメントです.
              IBMの技術協力の下での生産,と,IBMで生産,は全く別なものとなりますので.

              >また、AMDは「生産が追いつかないのでCharteredでも作る」ようです。

              こちらも存じております,というかAMD製のものとChartered製のもの
              確か去年の夏ごろにもう出荷されていたような.
              まあ厳密にいえば生産が追いつかない可能性がある(あった)/現在のキャパ以上のシェアを狙う
              ための委託生産でしょうが.
              親コメント
            • 追加で.
              もしかしたら勘違いかもしれませんが(そうでしたらすいません)

              >生産が追いつかないのでCharteredでも作る

              が,もし「AMD・IBM以外にCharteredでも作る」という意味ならそれは違うかと.
              IBMとAMDとのプロセス開発での合意はありますが,チップ製造に関する委託関係は
              無いはずです.現状Athlon64系はAMDのFab30/36での製造+Charteredだったかと.
              #Fab38が来年でしたっけ?
              親コメント
    • by Anonymous Coward
      >Low-k,SOIなどでIBMに優位点があり

      現行製造技術として持っていることが優位であることに違いありませんが
      少なくともここまでは既存技術で対応できるから必要ない
      と判断したintelの製造技術が劣っているわけではありませんよ。
      おそらくやろうと思えばいつでも出来たが、既存プロセスが優秀なので
      あえてリスクを犯さなかったと考える方が妥当でしょう。
      他社はLow-k,SOIをもってしてようやく互角だったのですから。

      それといかにIBMとはいえintelの数倍は無理だと思いますよ。
      組み込み系で負けてる以外、各ジャンルで過半数前後を
      おさえる会社ですよ。対等でも2社寡占がいいとこ。
      intelがよほど減産するか市場規模が数倍に膨れないと
      倍以上は無理ですから。
      (組み込み系入れたってarmに全く勝てないことはppcも一緒ですし。)
      • by Anonymous Coward
        コスト削減しまくってそうなIntelのシリコンが何であんなに高性能で省電力なのかがわからない。
    • by Anonymous Coward
      「65nmプロセスでも低消費電力化に関してはIntelがリードしている観があるが、次世代でもIntelの優位は変わらないのだろうか。」の前半をすっ飛ばしてつけてる全然トンチンカンなコメントに 参考になる=3 か…。
  • intel 対 AMD (スコア:4, 興味深い)

    by yellow tadpole (7084) on 2007年01月29日 15時32分 (#1100421) 日記
    次世代でもIntelの優位は変わらないのだろうか。

    AMDはコアにGPUを統合したFusionプロセッサで対抗ですね。
    ATIの買収はそれを視野に入れた動きだったようです。
    GUI OSはどんどんリッチになるし、用途によっては有利性があるかもしれません。

    参考:
    第1世代Fusionプロセッサのアーキテクチャ [mycom.co.jp]
    VistaとストリームプロセッシングがFUSIONを推進する [impress.co.jp]
    --
    〜◍
  • 慌てて発表? (スコア:3, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2007年01月29日 14時19分 (#1100384)
    • Re:慌てて発表? (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月29日 15時57分 (#1100430)
      大メーカーが何で金属ゲートごときに一喜一憂するんだ?
      標準CMOSロジックの74HCシリーズだってアルミ・ゲートだろ?
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      わざとぶつけたに1票
    • by Anonymous Coward
      ムーアの法則を延命する意義がいまいちわかりません。
      誰かお馬鹿な私にも分かるように教えてください。
      • Re:慌てて発表? (スコア:2, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2007年01月29日 14時55分 (#1100408)
        s/法則/目標/
        親コメント
      • Re:慌てて発表? (スコア:2, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2007年01月29日 15時33分 (#1100422)
        いままでのような成長が技術的な壁にぶつかって
        これ以上の成長は見込めませんとなれば、
        投資家の目には成長性のない投資先とみなされちゃうから
        半導体業界はまだまだ成長し続けますよ
        という投資家/周辺業界へのアピールと考えればいいのではないか?
        親コメント
        • Re:慌てて発表? (スコア:3, おもしろおかしい)

          by snurf-kim (10835) on 2007年01月29日 16時36分 (#1100447) 日記
          >半導体業界はまだまだ成長し続けますよ

           我が社はようやく試作しはじめたばかりだからな
                     このはてしなく細かい45nmプロセスをよ…

                   未完

          #いんてる☆はいってる先生の次世代プロセッサにご期待ください!
          親コメント
      • by Anonymous Coward
        >ムーアの法則を延命する意義がいまいちわかりません。

        重いOSを作れる
  • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 14時37分 (#1100399)
    > 一方、ライバルのAMDの45nmプロセス(45nmはIBMと共同開発)に関する発表も昨年末にあったが、
    > high-kゲート絶縁膜は採用されていない。

    IBM、AMD・ソニー・東芝とHigh-k金属ゲート採用のトランジスタ技術を開発 [impress.co.jp]というのも出ていますよ。
    #IBMを挟んで、CELL & AMD連合軍って感じですね。
    • by Anonymous Coward
      Intelが半年前に次々世代のトライゲートの開発まで完了してることや
      IBMがIEDM 2006でLow-kを使用した45nmプロセス技術の論文を自慢げに発表していたことを考えると
      慌ててスケジュールを修正中な感がヒシヒシと伝わってくるw

      http://www.intel.co.jp/jp/intel/pr/press2006/060613.htm [intel.co.jp]
    • by Anonymous Coward
      >#IBMを挟んで、CELL & AMD連合軍って感じですね。
      IBMと組んでるところあげるとかなりの大連合になりますよね。
      ほかにはSamsung、Chartered、Infineon、あとはFreescaleも参加するみたいです。
      • by Anonymous Coward
        IBM連合はバルク組とSOI組に分かれていてAMDはSOI組に所属。

        バルク組
        Samsung,Infineon,Chartered,Freescale
        SOI組
        AMD,SONY,TOSHIBA,Freescale

        のはず。
        • by Anonymous Coward
          CharteredはSOIやってませんでしたっけ?
          AMDとかXbox360のCPU製造するとかいってた気がしますが。
  • Hyper-Threadingは? (スコア:3, 参考になる)

    by Mizar (27267) on 2007年01月29日 14時47分 (#1100403) ホームページ

    誤報かもしれませんが、PenrynがHyper-Threadingをサポートするという話が出ています。2008年に予定されているBloomfieldはHyper-Threadingをサポートするらしいとは前にも出ていたんですけどね。

    • 本当ならば (スコア:2, 参考になる)

      by Anonymous Coward on 2007年01月29日 19時14分 (#1100587)
      NetBurstのときのHTは実行ユニットの空きを減らして
      有効活用するというのが主眼だったと思われますが、
      今時のCPU(Cell BEやXBOX 360 CPUを含む)がコア毎にマルチスレッドへ対応するのは
      どちらかというとコンテキストスイッチが必要とする負荷を隠蔽して
      マルチスレッドアプリケーションを作りやすくするためという側面が強いので
      必要とするトランジスタ数や消費電力を少なくしたいなら
      fine-grained multithreadingやcoarse-grained multithreadingでも悪くないわけですが、
      やっぱり既にCore MAがOoOを実装していることを考えると真のSMTなんですかね。

      そうするとHTの脆弱性の問題がまた復活しそうなわけですが。
      親コメント
  • Penryn (スコア:2, 参考になる)

    by goji (949) on 2007年01月29日 14時21分 (#1100386) ホームページ 日記
    英国 [cornwalls.co.uk]ですな。
  • 「high-k」が何の略かと思って検索してみたら「高-比誘電率」と分かったが、なぜ「比誘電率」が「k」なのかは不明だ。
    だれも知らずに使ってるみたいだなー。
    --
    the.ACount
    • by Anonymous Coward on 2007年01月30日 12時08分 (#1101116)
      昔から比誘電率にはκ[kappa]がよく使われます(誘電率のεほど確立していないので、他の記号も
      何種類か使われますが)。κは英語圏ではkでもあらわされるので、その流れです。
      じゃあなんで比誘電率がκなのかと言われると困りますが。

      #この辺の物理数は、由来のきちんとあるものと適当に定数として空いている文字を割り当てたもの
      #とが混在しているので私にはなんとも判別できません。
      親コメント
    • 「k」については、他のコメントを見てもらうとして、「high-k」についてもぶら下げてみる。
      色々端折ってるので、正確な解説ではないですが、なぜhigh-k(高誘電率)がいいのか簡単に説明すると・・

      トランジスタのゲートの部分はコンデンサになっているのですが、単位面積当たりの容量値が大きいほど駆動能力が上がり、
      回路が速く動作できるようになります。
      コンデンサの容量を増やすには、電極の間隔を狭くするか、間に挟む誘電体の誘電率を高くする必要があります。
      これまでのプロセスの微細化では、前者の電極の間隔を狭くする方法を取ってきました。
      しかし、あまりに間隔を小さくしすぎたため、最近のプロセスでは原子数個分の間隔しかなく、
      トンネル効果によってリーク電流が発生し、問題になってきました。
      トンネル効果による電流は、間隔を半分にすると電流が一桁増えるため、これ以上間隔を小さくするわけにはいきません。

      そこで、容量を増やすもう一方の方法、誘電率を高くしようというのが「high-k」です。
      現在開発されているhigh-kの材料は、過去の材料の3倍から5倍程度の誘電率があります。

      誘電率3倍の材料を使って電極の間隔を3倍にすると、コンデンサの容量値は変わりません。
      つまり、性能はそのままで、リーク電流のみを1/10以下にできます。
      逆に、誘電率3倍の材料を使って電極の間隔をそのままにすると、
      リーク電流は多いままですが回路が速く動作できるようになるはずです。

      適当に探してると、Intel自身の解説 [intel.co.jp]がありました。こちらも参考になるかもしれません。
      親コメント
    • 昔、学校で習った時は、εr(イプシロン) だった。
      いつからκ(カッパ)になったのだろう?
      κ(カッパ)となっている本も見かけたような気がするし、
      規格になっている記号でもなさそうだし。
      Google Book Searchで調べてみると、
      1893出版の、Proceedings of the London Mathematical Society では、
      K(大文字のケー)が使われているようだ。
      残念ながら、マクスウェルやヘビサイドがどんな記号を使っていたかは判らなかった。
      エライ人教えて!
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 14時25分 (#1100390)
    消費電力を下げずにコア数増強ならムーアの法則をクリヤーできるだろうが
    Windowsでは役に立たそうだし難しい判断になりそう
    今後、仮想コンピュータが増えてくれれば遅くならずに切換えられたりとか便利そうです
    市場の要求度と使用者の平均スキルがどの程度まで上がってるかが勝負でしょうね。
    それよりこのパワーを利用してPC以外に使える端末やら装置を作った方が
    もしかしていい方向に進むのかなと今更思たり

    #数年以内にMacbook クワッドコア来そうだ
    • by akiraani (24305) on 2007年01月29日 17時37分 (#1100482) 日記
       低消費電力化はハイエンドローエンド問わず市場に影響があると思いますよ。
       ノートパソコンなんかで消費電力が問題になるのは当たり前としても、ハイエンドでもこんな話 [cnet.com]がありますから。
       消費電力の多寡はハードウェア設計の自由度にも現れるし、熱なんか気にしないハイエンド自作派ユーザーよりも、デザイン重視のメーカーPCを使っている一般ユーザーの方が恩恵を受ける、のではないかと個人的には思っています。
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      >市場の要求度と使用者の平均スキルがどの程度まで上がってるかが勝負でしょうね。
      マルチスレッドを扱うプログラマのスキルもお忘れ無く
      • by Anonymous Coward
        >>マルチスレッドを扱うプログラマのスキルもお忘れ無く

        それはないと思うよ、普通の処理でそこまでマルチスレッドを
        必要とするソフトは限られているし、マルチスレッド可能
        マシーンか判別しないとダメだろうし面倒だと思う。

        無駄だと思うよ。

        プログラム単体で扱いより、完全に独立して動かせる部類に効果がでると思う。
        Macのダッシュボードとか、バーチャルマシーンとかブラウザならJAVAとか
        • >プログラム単体で扱いより、完全に独立して動かせる部類に効果がでると思う。

          うちはデゥアルコアにしたけどHDDの速度がついてこないのでマルチタスクは重いままだなー。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          最近の新人プログラマのコードを見てると、特に必要そうじゃなくても、ばかすかスレッドを起こすのがけっこう普通っぽいですね。たまに面倒なバグにはまってるようですが。
      • by Anonymous Coward
        > マルチスレッドを扱うプログラマのスキルもお忘れ無く

        ご安心くだされ、メイニーコアが標準になった暁には、
        コンパイラ側で勝手にコンカレントなコードを吐く様になっており、
        プログラマが意識する必要が殆どなくなっているはずです。

        というか、そういう言語環境が主流になるはずです。

        いや、そうなっててほしいなぁという願望です。

        # なんだ
    • by Anonymous Coward
      intelって確かUMPC用の超低消費電力CPUも開発してるんですよね。
  • by Anonymous Coward on 2007年01月29日 15時33分 (#1100423)
    i8085やARMでは実装例があるみたいですけど、IA-32みたいな大きなやつを丸ごとと云うのは聞かないですね。
typodupeerror

人生unstable -- あるハッカー

読み込み中...