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2006年度チューリング賞は史上初めて女性の手に 31

ストーリー by mhatta
女性は科学に向いてないとか言った奴は誰だ 部門より

pinbou 曰く、

本家/.の記事より。「計算機科学のノーベル賞」として広く知られるチューリング賞だが、2006年度はIBMの名誉フェロー、Fran Allen女史に贈られた。女史はかつてIBMの技術者たちに開発から間もないFORTRANを教え、またプログラムの最適化や並列処理の分野においても先駆的な業績を持つ人物だが、チューリング賞を史上初めて女性が受賞したということでも注目を浴びている。

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  • いつか、人間だと思って授賞したら機械だった
    みたいな時代が来たら面白いね。
  • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 11時15分 (#1116072)
    グレース・ホッパー女史 [allabout.co.jp]がご存命だったら、第一号は彼女だっただろうか。

    • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 18時43分 (#1116255)
      自分はその説を支持している訳ではなく、寧ろ個人の才能と優れた恩師との出会いなど、
      その程度の環境的要因次第で、性別は問題ではないと思っていますが・・・
      1人受賞したからといって、女性が科学に向いているという事にはならないですよね。
      一方、科学で重要な役割を果たしたと言えば、キューリ夫人などがいるわけですし、
      優れた研究成果を出すのに性別は関係ないでしょう。

      ただ、天才的な才能を持っているのに寿退社してしまった人など見ると、
      社会的役割や当人の価値観が研究職のあり方と合わないとか、研究職のあり方が
      女性の参加を考慮していないなど理由は各人により色々あるのでしょうが、
      (続けていれば)本来功績を与えられるべき女性研究者はもっと多いと感じています。
      ただ、動機がポジティブにしろネガティブにしろ、諦めたらそこで試合終了なのは
      もともと性別に関係ないことでもありますね。

      #私が見たパターンは前者だったので、本人にとっては幸せな選択肢のようですが。
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  • by heika (271) on 2007年02月24日 11時46分 (#1116083)
    やっぱり50年代60年代に社会に出てきたアメリカの女性はすごいんだろうかと
    下記の記事のことを思い出しました。

    Open Tech Press | 2人の「お婆さんハッカー」にインタビュー
    http://opentechpress.jp/developer/article.pl?sid=06/09/07/0242200 [opentechpress.jp]

    • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 12時48分 (#1116105)
      たぶん凄いと思うんだけど、その時代に生きてないので判断する基準がわかない。
      ソフトウェアの分野については日本の基準と時間軸が違うんじゃないかなとは思う。
      日本ではITといえば青年実業家みたいなイメージがあるけれども、アメリカのITのリーダーは
      ラリー・エリソンは60だしビル・ゲイツも50なわけで時間軸のずれがある。ソ
      フトウェアの分野で日本の先人たちは現在に続く偉大な足跡を残しておらず
      目に付くのはゲーム雑誌経営者やら、債権化が得意な経営者やら、リアルマネートレードが売り
      の企業とか、派遣企業やら、粉飾と回転が得意な経営者やら、総資産だけが凄くて投資家から
      資金を集めるのが仕事でWebサイトだけが立派な企業とか・・・まさに不毛。
      彼らの中の優秀な人が20年後には、世界のリーダーに立っているとは思えないんだけど?
      で、そんな人と比べると凄いなとは思う。

      # 上司が女性でプログラマってね
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 15時55分 (#1116170)
        日本じゃ計算機科学(Computer Science)が無いじゃん。
        全部情報工学(Information Systems)だし。
        親コメント
        • それはいえる。日本では情報関係は工学関係者が殆どで、数学系からの流れが 少なかった。米国では半分くらいは数学からComputer Scienceに流れたのではないか。 チューリングもノイマンもミンスキーもクヌースもみんな数学出身なんだよね。 日本の数学は昔から純粋数学偏重だから、そのせいか。
      • by arkas (10211) on 2007年02月24日 15時18分 (#1116149) 日記
        日本の凄い人は目立ちたがりではない(あるいは、業績を上手に一般ウケするように表現する力が重視されていない)のと、日本のマスコミがそういう凄いひとを掘り下げなかった、ということかもしれません。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 22時45分 (#1116350)
        団塊世代少し下のもうすぐリタイアおじさんだが若いころにSIGPLAN Noticesで 何回か論文にお目にかかったことがある。記事にもあるように最適化の専門家で 30年前から偉い人だった。最近のコンパイラ屋さんは知らなくても不思議ではない。
        親コメント
      • >ラリー・エリソンは60だしビル・ゲイツも50なわけで時間軸のずれがある。
        日本の年齢別人口分布を見るとあの時代のあの世代の位置付けが分かると思う。
        団塊の世代が重石なんだよね。何もするにも邪魔されたって印象しかないけど、私のばあいは。

      • 凄いつか、パイオニアなんですよ、この人

        -- 実は女性だと知らなかったのでAda風のコメントにしてみるAC
  • by Anonymous Coward on 2007年02月24日 19時44分 (#1116279)
    現実として研究者人口そのものの偏りを考えれば。
    性差は個人差を上回らないといわれてるからトップレベルでどちらが優れているかを論じるのは無意味だけど、平均レベルでは性差がでるだろ。
    • 向いていないというより、多くの平均的女性はコンピュータを道具とは見ても
      研究・趣味の対象と見ない。
      その割合の違いが性差、ひいては研究者人口の違いだと思います。
      親コメント
    • 女が科学者に向いているのかどうかは知らんが、平均的には性差による能力差というか向き不向きが「ない」と考える合理的な理由はなにもないよね。
      無論あるとも断定できないんだが。

      しかしサマーズが女のヒステリーにあってクビになったのを思いだすにつけ、、、
    • >平均レベルでは性差がでるだろ。

      「でるだろ」じゃなく「でてるだろ」ですね。
      原理的にそうなるものかどうかは不明で、ただ状況観測したらそうだったというだけ。

      でだ。こっから先は「おそらく」の話になるんだが、
      これってセックスじゃなくジェンダーの問題なんじゃねーの?
      体質的な違いじゃなく、社会がいろいろなものを押し付けた結果が、この観測結果だ(という説)。

      で、それに基づけば言い回しは

            社会一般において研究者というロールは、
            女性「を」向いていない

      ってことになるんじゃないかな。
      男性をフォローする度合いより女性をフォローする度合いのほうが、きっと少ないんだよ。
      • > これってセックスじゃなくジェンダーの問題なんじゃねーの?

        もちろん社会的なものがあるということに異論のある奴はそんなにいないだろう。

        そうじゃなくて、やっぱり性差もあるんじゃねーの?という話をしているんだよ。
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私はプログラマです。1040 formに私の職業としてそう書いています -- Ken Thompson

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