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15027 story

日本のソフトウエア産業、衰退の真因 119

ストーリー by yoosee
この業界にプロはどれくらいいるのだろう 部門より

Futaro 曰く、

日経IPproに「日本のソフトウエア産業、衰退の真因」という松原友夫氏の記事が載っていた。氏は日立ソフトウエアエンジニアリングの立ち上げにかかわったという。 記事では例えば「しかし、品質に関して重大責任を負うに至ったソフトウエア開発ビジネスで、成果責任を負わない派遣形態がかくも横行しているのは日本だけである。」 など、核心を突いた納得できる文言が多くある。
この記事は、たしかにぼくも含めた多くのソフトウエア開発者が苦しんできた問題の核心を突いている、と感じている。日本のソフトウエア開発者に是非読んでいただきたい一文だと思い、ここにご紹介する。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • と思う。

    面白い燻し銀の文章だと思ったけど、ぼくの考えはちょっと違う。

    どうすれば日本のソフトウェア産業・技術力はもっと興隆するようになるのだろうか?

    何故、日本の漫画界がこれ程までに興隆したのか?ということと考えると、手塚治虫という大天才(個人)がいたから。個人が自らの意思で徹底して完全主義的に作品を造ることを社会が許したから。彼がいなければ週刊少年ジャンプの興隆すらありえなかった。

    ところが、この手塚治虫という大天才は、虫プロダクションというベンチャー企業を倒産させているのだ。

    虫プロから育った人材は多いが、著名な門下生の作風は、手塚先生の作風の二番煎じではない。手塚先生が価値観や作風を門下生に押し付けなかった証だと思う。

    ぼくは、個人が、自分の名前で一発仕事(=プロジェクト)が興せるような風土(社会的な枠組み)が定着すると、日本のソフトウェア産業や技術力はもっと興隆するだろう、と、考えている。幾人かの天才が現れるだろう、ということ。品質の向上とは、要するにどこまでストイックに完全主義を貫けるか?ということ。

    大企業のソフトウェア開発部門でも、こういう発想の諸制度を取り入れると良くなるのかもしれないが、運良く天才を飼えなかったら逆に悲惨なことになるだろう。巷にコロコロと転がっていないからこそ、天才は天才なのだ。

    ソフトウェア技術は、文化・芸術と同様に、天才個人を保護する社会的な仕組みがあってこそ興隆するはずだ。

    そもそも企業の経営者というものは、株主の方を向いて、利益率に配慮して企業体・事業体の資産運用をコントロールする(管理・営業・事務)職であって、そうクリエイティブではいられない筈だから。

    --

    ---
    TaddyHatty - always @( posedge ↑ or negedge ↓ )
    • 天才待望論ですか、あっても邪魔にはなりませんがシステムエンジニアリング、
      ソフトウェアエンジニアリングというものを誤解していませんか?

      エンジニアリングの目指すところは一定水準以上の教育や訓練を受けた人材が
      手順を踏めばほぼ同じ水準の品質・性能をもったモノを作り出せることですよ。
      優秀なリーダや天才がいれば一時的に良い状況になるでしょうが、それを
      エンジニアリングとして手順・教育・制度・プロセスなどにフィードバックして、
      かかわる人材の底上げしていくことが大事なのです。天才は必要ですが、
      そこだけに眼を奪われるのは危険ですよ。

      そういう意味で、元記事は日本は国家的、業界的な取り組みを怠ったのではないか?
      それが現状を招いているのではないか?という指摘だと思いますよ。
      親コメント
      • | エンジニアリングの目指すところは一定水準以上の教育や訓練を受けた人材が手順を踏めばほぼ同じ水準の品質・性能をもったモノを作り出せ…

        そりはハードウェア製造のような、創造的な要素が乏しく、今時単純とはいかないが準定型的な作業の場合のお話し。ソフトウェアの場合、製造品質・コストは実質記録媒体の性能に支配され、製造原価は(ハードウェアに比べると零ではないが)微々たるものなので、製造に関するトラブルは無いにしても多くはないでしょう。
        ところが製造以前のソフトウェア設計(ハードウェアでの各種図面作成に相当)では、「ほぼ同じ水準」を担保する教育やら訓練やらは確立されてなく(現状のハードウェアに比べて余りに自由度が多いプログラム作成環境が続く限り永遠に確立されるとは思いませんが)、結局個人の(才能及び経験に基づく)技量に依存しきっているし、「目指すところ」には達しないと思います。特に昨今のCPU性能の著しい向上に因って多少(といっても1乃至2桁程)の性能の悪さが顕在化されにくくなっているので、駄目なプログラマ(含SE)は自覚・成長し(または淘汰され)にくくなっています。(ハードウェア設計も同様ですが)ソフトウェア設計がハードウェア製造並に工業化できるのは、遠い未来にしか可能性は無いと思います。
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        • うまいところを指摘している。
          ハードウェア設計じゃなくて、ハードウェア製造。
          でも、それなら、ソフトウェア設計じゃなくて、ソフトウェア製造について比較すべきかと思う。

          ハードウェア設計の中では、部材と部材の繋がりを製造ラインで間違わないような形に設計するが、ソフトウェア設計ではそこまでできない。
          開発言語で、パラメータへのアクセス方法や書式を単一のものに固定、限定されているなら別だと思うが。実際、そんな言語を現場は喜んで使うだろうか。

          MicrosoftのVBAの書式の融通の広さや、Java/C++のGenericは便利だけど、逆に平均的な製造者を育てるには問題だと思ってる、元機械屋なソフト屋としてのコメントだからID
          --
          fj.jokes出身:
          親コメント
    • 手塚治虫のみに特権的な地位を与えるのって、結構「作られた歴史」なんじゃないでしょうか。
      マンガの流通の仕組みとか、雑誌連載と言うフォーマット、今のマンガ業界を 支えるモロモロのもの、そういうものは別に手塚氏が作ったわけじゃないでしょう?
      かるーく「天才個人を保護する社会的な仕組み」なんておっしゃいますが、もし
      そういう仕組みを作れるんだとしたら、それは一人の天才がいる事よりも
      圧倒的にすごいことなんじゃないんですかね。
      親コメント
    • 天才は (スコア:2, 興味深い)

      by Livingdead (18685) on 2007年03月31日 23時39分 (#1135298) ホームページ 日記
      保護など必要としない
      --
      屍体メモ [windy.cx]
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    • 外しているかも知れないけど、何となく思い出した事。

      『ゲームセンターCX』チュンソフトの回で。

      有野係長「ハズレがありませんからねぇ」
      中村社長「面白くなるまで出しませんから」

      ゲーム屋納期最優先な雰囲気を聞き及んでいたりしたのだが、恵まれた環境というのはあるものですねぇ。

      # 関係ないけど、こんな人 [takiya.jp]も思い出した……
      # 彼は技術屋として目指してた訳じゃないからねぇ。
      親コメント
    • >虫プロダクションというベンチャー企業を倒産させている

      倒産した虫プロダクションはアニメ制作会社でマンガの方ではありません。
      ついでにいえば虫プロダクションは粗製乱造のキッカケとなったTVアニメを初めてやったプロダクションであり、

      >個人が自らの意思で徹底して完全主義的に作品を造ることを社会が許した

      というのはどうかと。

      虫プロダクションから良い作品はでていますが(元をたどればガンダムもヤマトも虫プロ系ってことになりますわな) 虫プロができる前に東映動画はすでに完ぺき主義的完成度をもつ映画を幾つも出していました。ディズニーもそうですね。それができたのは「社会が許した」からではなく、単に当時、映画が花形産業であり、金が集まり、その中でヒットしたしたからにすぎません。と、これはアニメの話。

      んで、マンガにおいて完全主義的に作品を造ることが許されるのは、コストが安いということに尽きるでしょう。個人で作り上げることができるからです。士朗正宗なんかは連載をもたずに一人で単行本を書き下ろすなんてことをしてでてきた人ですね。そのモデルがあてはまるかどうかは、ソフトウェアはどうなのかってことにつきるかと。

      どんなソフトでもPCとコンパイラさえあれば一人でも作れる?

      うーん、まあ理屈ではそうかもしれないんですけど、どうかなーって思いますな。
      親コメント
  • 日本人は、 (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2007年03月31日 22時12分 (#1135270)
    「コストを支払うこと」に慣れてないから。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 22時38分 (#1135273)
    ソフトウェアを産業とするならば、その成果物を無償で流通させようとするフリーソフトウェアは悪である。
    だが現実としてフリーソフトウェアそのものを悪と言う人は少ない。FSFのように嫌われている団体はあるが全否定されているわけではない。
    無償で流通する物がある中で有償の物を普及させるという状況は、他の産業界ではあまり見られないことである。
    つまりソフトウェア「だけ」で産業を構成することに無理がある。

    「サービス産業」の一形態と思うしかないな。
    • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 23時38分 (#1135297)
      FSFはそれ程嫌われているとは思えない。GPLで配布されているソフトが
      これだけ幅を利かせている現状、MicrosoftやOracleの方がよっぽど嫌われ
      ているのでは?GPLでなくてもFSFのいうフリーソフトは普及しているし。
      親コメント
    • > ソフトウェアを産業とするならば、その成果物を無償で
      > 流通させようとするフリーソフトウェアは悪である。

      「悪」がどこにかかってるのかわからん。

      「ソフトウェア産業にとって悪」?
      「産業活動を妨げること全般が悪」?

      後者だとしたらなんで?

      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 23時01分 (#1135282)
    記事を書いたのは日立SKの元エライ人らしいけど
    SKも派遣ビジネス盛んだよね。
    できる人も多いんだけど、使えないのはとことん使えない。
    問題あるのは経験的にSKのさらに協力会社の場合が多い。

    記事書いた人は元自社の現状を知ってるのかな。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 22時38分 (#1135272)
    しかし、どうみても興隆という言葉が当てはまる状況には無いと思うぞ。
    良くて低空飛行といった感じだ。

    ただ、世界的に見てもソフトウェア産業自体が斜陽化しつつある傾向を
    示しているので「日本が‥」というローカルな視野だけに留まることなく
    世界的な隆盛を巻き起こすような視点が欲しいところである。
    衰退に"カチン"ときた方は。

    #斜陽というよりは人気の低迷化の方がピンときやすいかもしれないが。
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 22時44分 (#1135276)
    >>「しかし、品質に関して重大責任を負うに至ったソフトウエア開発ビジネスで
    >>成果責任を負わない派遣形態がかくも横行しているのは・・・・
    >>日本だけである。

    成果責任を負わないのは本当に日本だけか?
    韓国系企業にソフト開発を頼んだ「品質の悪いもの作られた」とか
    中国系企業にソフト開発を頼んだ「納期がめちゃくちゃ延ばされた」とか
    あるんですが・・・
    まぁ発注側の企業が「丸投げ」状態自体がたこすけなんですが
    (この場合、韓国企業はバグ対応が良かったし
    納期が遅れても 中国企業めっちゃええもん作ってくれましたが)

    で成果責任を負わないとあるが
    派遣であっても、アルバイトであっても
    わしらのところじゃ「いきなり質問したり」「呼び出しします」
    ソフトウエアの納品が5年たったものでも(w

    ちなみにわしらの場合
    ・重大な欠陥が無い限り、客に納品したとき
     「納品チェック」を完了したら、以後の改修や調整は「有料」としております。
     場合によっては「バグ」であっても有料
    • 派遣やアルバイトの人と直接そういう契約してる必要がありますし、そもそも「呼びつける」って派遣業法に違反するのでは…
      まぁ、そのあたりはともかく、文書化させる時間を取って、発注側が把握すべき部分をきちんとドキュメントにして、ドキュメントを発注側が査読して確認した上で最終的な検収を行うのが、仕事のやりかたとしては筋では…
      それができないからって5年だか十年だか前の仕事に付いていきなし呼びつけられて問われても、仕事した側としても、現在の雇用者との関係もあるし、いい迷惑だと思いますが。
      つまりは、仕事始めるときと終わるときに責任分担を文書化してとりかわさないでこのような事をやってるのだとしたら、内容によっては当人なり、当人の現在の雇用先から民事裁判起こされますよ。
      取り交わしてあったとしても、発注側に圧倒的に有利な内容ならばその「取り決め」自体が無効である訳ですが…
      親コメント
    • > 成果責任を負わないのは本当に日本だけか?
      > 韓国系企業にソフト開発を頼んだ「品質の悪いもの作られた」とか
      > 中国系企業にソフト開発を頼んだ「納期がめちゃくちゃ延ばされた」とか
      > あるんですが・・・

      無責任体質であっても請負契約である以上、信用の失墜や、最終的には訴訟リスクを負うわけです。
      日本企業について「成果責任を負わない」って言ってるのは人売り契約だからで、これは本当に法的に成果責任を負いませんから、同列に並べるのは無理があります。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2007年04月01日 1時51分 (#1135369)
      派遣であっても、アルバイトであっても
      わしらのところじゃ「いきなり質問したり」「呼び出しします」
      ソフトウエアの納品が5年たったものでも(w
      契約終了後にですか?
      相手が応じなかったら、どうするおつもりですか?
      呼び出される方に、応じる義務がない場合もあると思うのですが……

      ちなみにわしらの場合
      ・重大な欠陥が無い限り、客に納品したとき
       「納品チェック」を完了したら、以後の改修や調整は「有料」としております。
       場合によっては「バグ」であっても有料
      これって、自分たちは責任を負わないけど、派遣やアルバイトの人には責任を問うという話のように見えます。ダブルスタンダードと言うことになりませんか?
      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2007年04月01日 2時18分 (#1135382)
        ちなみにわしらの場合
        ・重大な欠陥が無い限り、客に納品したとき
        「納品チェック」を完了したら、以後の改修や調整は「有料」としております。
        場合によっては「バグ」であっても有料

        これって、自分たちは責任を負わないけど、派遣やアルバイトの人には責任を問うという話のように見えます。ダブルスタンダードと言うことになりませんか?

        要は「わしらみたいな屑企業がソフトウェア産業を駄目にしますた」って言ってるんじゃないの?
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 23時00分 (#1135281)
    >成果責任を負わない派遣形態

    何につけても、要求の獲得ができないPMがいて、仕様を確定できない日本のソフトウェアの仕組みじゃないかと思っていたりします。
    仕様を確定できないんで、アウトソースに対しても、オフショアに対してもうまく成果があげられないんですよね。

    派遣に対して責任を擦り付けるのはどうかと思ったりします。

    # 特に今のソフトウェア産業を今の状態に導いた人はそう思って自己納得するしかないかも。
    • >仕様を確定できない日本のソフトウェアの仕組みじゃないかと

      と言うか、「仕様があるのが当たり前である」と考える時点で終わっているのかも知れません。

      この業界でよく言われるのは、

      「欧米はシステムに合わせて業務を最適化するが、
      日本は業務に合わせてシステムを最適化する。」

      と言うことですかね。

      日本の場合、明文化されていない業務まで無理矢理システムに押し込もうとするので、
      いらないものまで仕様書に反映せざるを得なくなり、
      かつ後で見つかって手戻りなんかが発生したりするから、
      期間もコストも莫大にかかる(=システム化する意味が薄い)んだとか。

      欧米はパッケージ買ってきて業務変えちゃうのでその辺りは素早い。
      発注者側にもそうした意識があるのと無いのとでは、
      手に入るものが全然変わっちゃいますから…。

      #日本人は「一品モノ」大好きなので難しいかもしれませんが。
      親コメント
      • 親コメント主です。
        ACでやっちゃった。

        業務にあわせてシステムを最適化するのは、悪いことじゃないと思いますよ。
        XPなんかでも変化を許容せよと言いますし、CMMIなんかでもそういうのは十分許容しています。

        どんだけ完璧に仕様を作っても、後で技術的な制約とかで手戻りは出るのは、私は仕方ないと思っています。
        でも、その波及がどれほどに及ぶかを設計することをしないので、雪達磨式に色々増えていくんですよね、これが。
        トレーサビリティ・マトリックスという言葉を知っていると、そういう現場は少し幸せになれるんですが。

        >欧米はパッケージ買ってきて業務変えちゃう

        日本でもこれはよくやりますし、ベースラインになるプロダクトからの派生開発も盛んですね。
        ところが、派生開発の意味をよく知らないので、発生がいわゆる「手戻り」方式になるから、結局大変で収拾がつかなくて、現場的には最初から作り直すってなことをやっているのが現実だったりします。

        最初から作り直すのも、リファクタリングとかになればいいんですが、そんな言葉を知らない現場がほとんどなので、デスマーチってな不幸な現実に直面したりするんですね。

        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 23時26分 (#1135291)
    ソフトウェア業界での請負契約で、まじめに請負法適応されると仕事にならない。
    モジュール単位で各社に振り分けてるんだけど、
    各社のリーダのみとのコンタクトだと危なっかしくてしょうがない。

    ソフトウェアは図面だけでやり取りできるものではないのだから。。。
    • by Anonymous Coward on 2007年03月31日 23時46分 (#1135304)
      派遣契約に切り換えるという合法的な手段がありますが?
      派遣であれば責任者以外にも直接指示が可能ですよ。
      親コメント
    • ハードな人なので、よくわからないのですが、仕様書通りで
      何かまずいことがあるのでしょうか。むしろ、多分にアナログ
      な要素が入るハードより、仕様書でのやりとりがしやすい
      分野ではないかと思うのですが。
      # 純粋に興味だけの質問ですが、御教示頂けると幸いです。
      親コメント
      • >仕様書通りで何かまずいことがあるのでしょうか
         行うべき処理があいまい(他モジュールとの機能分担が曖昧だと調整が非常に面倒です)
         処理の細部が不明(記載してない)
         エラー時の処理が書いてない

          こんな仕様書が多いです。
        # ひどいのになると1行しか書いてない...
        --
        notice : I ignore an anonymous contribution.
        親コメント
      • どこにつけるか迷ったので、自分のとこにつけます。
        まず、フォロー下さった皆様、ありがとうございました。
        読んでいて感じたのは仕様書を作りこむことが出来ない、
        というよりは、やってられない、ということのような
        気がします。

        H/Wの場合、仕様書を作りこんでから設計というのが基本
        なので、入力と出力が仕様通りであれば、内部構成について
        顧客からクレームがくることはないです。

        もっとも、私の場合、IEEEという神様仕様がいるため、
        仕様決定のために負荷が激増することはないからできている
        ことではあります。

        商品規格/ソリューション提案から仕様書に落とし込む際に、
        効率的で抜けのでないような方法が確立されれば、品質や
        全体の効率が改善するのかも知れませんね。
        親コメント
  • 2007/03/06の記事がなぜ今ごろ?…ま、いいか。
    はてなブックマーク [hatena.ne.jp]でけっこうブックマークされていたので憶えてます。
    おまけに、 その記事を読んで涙を流した人もいたようです。 [ohmynews.co.jp]
    私は泣きはしなかったですが、私のような末端PGでも知っている
    ビッグネームが悲観的な記事を書いた衝撃は、けっこう大きいのではないか
    と予測しますね。
    --
    clausemitz
  • 日本メーカーが米国に完敗した真因 [nikkeibp.co.jp] という ITPro の記事を併せ読むと、結局、敗因は
    “自分で考えることをあきらめた世代が、この国に第二の敗戦をもたらした”
    ということに尽きるんじゃないでしょうか?

    ということで、先人の失敗をよぉ~く勉強させてもらって、第三戦は勝ちましょう!(笑)
    • 先人の失敗をよぉ~く勉強した人達は、
      「米国に楯突いたグループは、政治的に潰される」
      ものだと理解していると思います。

      でもって、よぉ~くよぉ~く勉強した人達は、
      「米国に勝つには、米国で雇用の拡大を図ることが必要」
      と理解しているのではないでしょうか。

      結局、日本は「一部の人だけが幸せ」になるしかないんですよ。少なくとも、それが小泉改革でしたから。
      --
      fj.jokes出身:
      親コメント
  • 受注側が派遣契約にしたがるという話も分かりますが、がんばっているところはどこもサブシステムでの請負契約を求めています。しかし結局発注側の求めで派遣契約になることが多いです。主な理由は、上流工程とのつながりを密接にするため、常駐にして発注側の開発体制に組み込むためです。

    結局落としどころがそこになってしまうことが現状の問題点だと思います。発注側は受注側が信用できないから全てをコントロールしようとし、受注側も発注側が信用できないから確実に利益が見込める派遣契約を求める。でなかったら、受注側がとんでもないものを作り出したり、発注側が無茶な要求をして作れそうにないものを求めてくるからでしょう。

    ですからここで誰かが言っているように、仕様をはっきりさせるというか、双方が納得できるはっきりした線引きを確定させること、いや双方が納得するための新しい考え方のようなものが求められるのだと私は思います。
    • 見積するために必要な情報を開示されないから、派遣契約を受け入れざるを得ないケースもあります。
      細部まで考慮されていない、明らかにすり合わせされていない仕様書(と主張するメモ)を見せられて、リスクを全く取れない金額を強要されちゃ、請負なんてできないですよ。

      [実際に、去年そんな案件の請負下請 PM をやっちゃった私。周りから見たら死ななかったのが奇跡に見えたらしい。その上、次の仕事は元記事の SK から強(ry]
      --
      fj.jokes出身:
      親コメント
typodupeerror

人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家

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