地球に似た「居住可能な」惑星を発見 150
ストーリー by mhatta
行くのが大変だ 部門より
行くのが大変だ 部門より
prankster 曰く、
The European Southern Observatory(ESO)は25日に速報としてスイス、フランス、ポルトガルの天文学者チームが居住可能な条件を備えた、地球に似た惑星を発見したと発表した。
発表によると、この惑星はてんびん座の方向約20.5光年先にあるGliese 581と名づけられた赤色矮星を周回するGliese 581cで、おもな特徴は次の通り。Gliese 581cと赤色矮星の距離は地球と太陽の距離のおよそ14分の1だが、赤色矮星の表面温度が低いため惑星表面は液体の水が存在し得る温度にある。報告ではこれを"in Habitable Zone"(居住可能な範囲にある)と表現している。
- 直径で地球の1.5倍、質量で5倍
- 公転周期13日
- 表面温度0~40度C(液体の水が存在し得る)
- 表面は岩、あるいは海洋に覆われていると推定される
,
グルノーブル大学から参加しているチーム員のひとりは「この星は将来の地球外生命体探索でもっとも重要な対象となるだろう。宇宙の宝の地図があるならば、大きな×点をつけたくなる。」とコメントしているが、実際我々が知っているタイプの生命体(つまり地球生物)に似た化学機構を持つ生命体の存在が「可能」なだけに期待が広がる。もしそこに生命がなかったとしても、将来の殖民星となる可能性が考えられる。
なお、チームは地球の約8倍の質量を持つ3番目の星の存在の強い証拠があるとしている。こちらも主星からの距離によっては地球型生命が居住可能な条件を備えているかもしれない。
惑星ヴァルナ? (スコア:5, すばらしい洞察)
表面での重力加速度が、地球の2倍以上 [google.co.jp]ですよ。
往還船の船長にはぜひ宍戸錠を! (スコア:2, 参考になる)
Re:往還船の船長にはぜひ宍戸錠を! (スコア:3, 興味深い)
この仮説が正しいとなると、常に太陽を向いている灼熱地帯と、常に太陽から隠れている極寒地帯が大半を占めて、居住可能な表面積はすげー少ないってことになるなぁ。その分エネルギープラントには不自由しなさそうですが。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
惑星メスクリン? (スコア:2, 興味深い)
# これだけ高速で自転していても、球状のままだと仮定。
# 実際は相当歪みそう。その場合は赤道半径が増えそうなので、
# 自転速度の条件は緩和されそう。
Re:惑星メスクリン? (スコア:1)
確かに現地にメスクリン人のような知的生物でもいないと
現地の詳細な調査は難しそうです。
5Gじゃ降りてもあがれん。
〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
Re:惑星メスクリン? (スコア:1)
SF作家もびっくりの衝撃の宇宙観が明らかになる前の、古きよき時代の作品ですよね。
今回の発見は新しいものではありますが、懐かしい何かに再会できたような、
嬉しい気分になるのです。
まだ将来の構想ですが、ESAやNASAが系外惑星探査の宇宙望遠鏡を打ち上げる予定 [slashdot.jp]なので、
今から楽しみです。
Re:惑星メスクリン? (スコア:1, 参考になる)
ESAのCOROT [google.co.jp]は、もう打ち上げられてますよ。NASAのKeplerはまだですが。
…と思ったら、もっと先の計画の話をしてるのね。
まぁ、COROT、Keplerだけでも相当な進展は見られるはずですが。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, おもしろおかしい)
植民星でなくて,流刑星にちょうど良いのでは……
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, 興味深い)
現在の技術/理論で考えれば最短でも20年以上の長旅になる訳ですから
移動中の加速度を1Gから徐々に増やしていけば目的地につく頃には2Gの
加速度の中でも十分に活動できるように体格(主に筋肉)を適応させる事は
十分に可能だと思います。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, すばらしい洞察)
nikomi氏の「移動中の加速度を1Gから徐々に増やしていけば…」の実現方法として
AC氏の「常に(地球の)重力加速度の1~2倍で加速を続けないといけない」は無駄な心配で
「オニール型を真似て進行方向の軸まわりに船を回転すれば2Gが作れる」ということでは。
なので「加速度による重力を相殺」という話ではない。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, 参考になる)
1Gの加速度を得るのはとても大変です。 どれだけ燃料を積んだとしても、すぐにガス欠になるでしょう。
(例えば)0.0000001Gだったら、イオンなんとかエンジンでも出せるかもしれない。 これを1年間続ければ、ものすごい速度が得られるはずです。 毎秒の加速度ですから。
回転によって床方向に1Gを作り出すとすれば、横方向(進行方向)の0.0000001Gは無視できる程度でしょう。 コリオリの力の方が影響が大きいかも。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, すばらしい洞察)
途中で、どうしても0Gになる必要はあるけど。
ワープ技術をモノにしていれば話は変わりますが(Re:惑星ヴァルナ?) (スコア:1)
この星系に到達するまでに下を見ても千年程度はかかるでしょうから、その間に何十世代かをかけて現在の1Gの環境から2Gの環境に慣らしていけば問題はないと思いますけど…
# それ以前に、有人宇宙船にそれだけの寿命を保証できる信頼性を技術的に確保できていない訳ですが(´Д`)y-~~
勿論、星系間の交流が普通になるような技術(ワームホールやブラックホールの使用とか画期的な発見によってワープやそれに準ずる航法と亜光速での星系間飛行が普通になれば。ということで)が普遍的な場合には、この手の問題は非常に深刻な「社会的」な問題になるでしょうけど。
Re:ワープ技術をモノにしていれば話は変わりますが(Re:惑星ヴァルナ?) (スコア:2, すばらしい洞察)
獲得形質遺伝を支持しないという立場であれば、これを実現するためには
「循環器系が強くない人間は、子孫を残さないようにする」ことに
なるのですが、それは前提として大丈夫ですか?
「体重が倍になる」だけではなくて、血液の比重が2倍(ちょっと不適切な喩え)
になることに相当する点に注意。体重を支える骨や骨格筋は鍛えられるでしょうが、
血管や心臓までホイホイ鍛えられますかね? 脳への血液確保のために
単純に血圧を2倍にしたら、足の毛細血管が厳しそうだし。
無理だとは言いませんが、その環境で長生きするためには、人体デザインの
見直しは必要だと思いますよ。(恒星間の深淵を乗り越えるのに比べれば、
この程度の遺伝子操作は簡単でしょうが)
超惑星へのフェミニズム (スコア:5, おもしろおかしい)
いやいや、それより大切なことがあるんです。
直立歩行な哺乳類の代表として言いますが、ワコールは高重力対応ブラを開発するべきです。
高重力惑星で暮らす女性の自由のために!
_ ∩
( ゜∀゜)彡 女性の自由のために!女性の自由のために!
⊂彡
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:3, 興味深い)
今の人体デザインのままでは、循環器系にかなりの負担がかかるのではないかと思います。
# 2G環境下で、脳に血液を送るために心臓バクバク…。
スターウルフへの道はなかなか険しいのではないかと想像。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:3, すばらしい洞察)
高速エレベータは定格速度までは加速するけど、以後は等速直線運動ですよね。
だから高速エレベータに乗りっぱなしとは違うハズ。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:1)
全身にまんべんなく塗りつけて動きもスムースであれば、さほど重たいものではありません。
+60キロある人が、普通に歩き回っていられるでしょう。
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:1)
まあ、地球上で120kgあるような人間より循環器にかかる負担は小さそうですね
Re:惑星ヴァルナ? (スコア:2, 参考になる)
平安時代までの大鎧が30kg [city.kobe.jp]以上もあり、源平合戦の時は馬も貧弱だったのでヨタヨタ走るだけだったと聞いた気がします。大鎧は小さな鉄片を繋ぎ合わせて作るので、プレートアーマーで25kgというのは少し軽すぎませんか。
いずれにしても平安時代の甲冑は残っている例も少なく分かりませんが、映画撮影に使った徳川時代の鎧 [casse.jp]の複製が売られていて40kgだそうです。個人の方もひとついかがですか [casse.jp]ですって。
誰かいませんかー (スコア:5, すばらしい洞察)
太陽系 [wikipedia.org]よりも系が存在できる期間が非常に永いんじゃないかと。
そうすると進化というか淘汰の結果というか
何かしらの生物が生まれることの出来る期間も延びて.....
ドレイクの方程式 [wikipedia.org]で言えば
> fl :上記の惑星で生命が実際に発生する割合
> fi :発生した生命が知的生命体にまで進化する割合
にだいぶ大きな係数を入れられるかもしれませんね。
#ようやく隣人に会えるのかもしれない
忘れちゃだめじゃないか (スコア:5, おもしろおかしい)
1年が13日ですか… (スコア:5, おもしろおかしい)
# でも、13日で済むなら耐えられそう。
Re:1年が13日ですか… (スコア:2, おもしろおかしい)
/* Kachou Utumi
I'm Not Rich... */
残念! やや楕円軌道 (スコア:3, 興味深い)
リンク先のESOサイトにあるpdf資料 [unige.ch]を見ると、離心率0.16±0.07のやや楕円軌道ですね。
(やはり一次情報にあたるのは重要だなあ)
まあそれでも我らが太陽系の水星よりはマシなのですが、やや厳しい夏と冬がありそうです。
Re:残念! やや楕円軌道 (スコア:3, すばらしい洞察)
一年がたった13日です。
大気とか陸とか海とかが暖まったり冷えたりする前に、次の季節になりそうです。
オフトピック:文化の違いでしょうかねぇ…… (スコア:2, おもしろおかしい)
日本人的にはむしろ「花丸を付けたくなる」ではないでしょうか。
Re:オフトピック:文化の違いでしょうかねぇ…… (スコア:2, すばらしい洞察)
むしろほかの印だと宝の地図の謎解きを
はじめなければならない気が。
サイヤ人並になれるチャンス? (スコア:1, すばらしい洞察)
恒星間航行できるのに (スコア:1)
Re:恒星間航行できるのに (スコア:2, すばらしい洞察)
地球の五倍の重力から這い上がるロケットってどんな物か見てみたいですねぇ。
#現地に必要な資源がなければ、恒星間航行で巨大なロケット運搬?
Re:恒星間航行できるのに (スコア:3, 参考になる)
GM/r = G(5M0)/1.5r0
= 5 / 1.5 * GM0/r0
~ 3.33333 * GM0/r0
Re:恒星間航行できるのに (スコア:2, すばらしい洞察)
軌道城館とは呼ばないだろうけど。
惑星重量が重い分、金属資源が豊富だったりしないかな。
Re:恒星間航行できるのに (スコア:1)
その旅行客を受け入れる現地従業員として、移住してみるとか。
#ま、星たちの眷属なら空間から眺めれば観光として上等なんでしょうけど、我々平民はどうせなら地上まで降りたいと思うかも?
-+- 想像力を超え「創造力」をも凌駕する、それが『妄想力』!! -+-
Re:恒星間航行できるのに (スコア:1)
Re:恒星間航行できるのに (スコア:1)
降りた方が良いじゃないですか。
その方が、イトカワ星人ならぬGliese 581星人ネタで盛り上がれると思いますよ。
Re:恒星間航行できるのに (スコア:1)
夕焼け (スコア:1)
Re:夕焼け (スコア:3, すばらしい洞察)
潮汐で主星に対する1日がやけくそに長いとか, 昼側の水蒸気発生と夜側の凝集で常に暴風雨とか, イオみたいに潮汐力で星の内部に熱が発生して巨大噴火が続いていたりとか, あんまり住むには遠慮したいような想像が沸くのですけど.
# なんか「ベムハンター・ソード」に出てきそう
Re:夕焼け (スコア:1)
# 永遠の朝焼け地帯と呼ぶ方がいいか。
Re:夕焼け (スコア:1)
永遠の夜の部分で冷えて降下するということで、
夕焼け部分は常に暴風に晒されてたりして。
Re:夕焼け (スコア:2, 興味深い)
気圧とか酸素濃度とか。
アクアラング必須の生活でも移住可能といえるのかな
赤色矮星系の居住適正 (スコア:1, 興味深い)
Wikipedia: 惑星の居住可能性#赤色矮星系 [wikipedia.org]
自転と公転の同期とか、巨大な太陽フレアとか、気になるキーワードはあるものの可能性は結構ありそうですね。
Re:赤色矮星系の居住適正 (スコア:1)
すごくガッカリでした。
炭素を基本とした生命がいるとして (スコア:1)
地球の生命と同じように進化するのか、それとも全く別の進化を遂げるのか。
ただ、なまじ生命が存在していると、お互いに未知の伝染病の危険性が高そう・・・。
次は (スコア:1)
知的生命体がいたら (スコア:1, おもしろおかしい)
戦争
ではなかろうかと
Re:20光年ってぇと (スコア:5, すばらしい洞察)
Re:20光年ってぇと (スコア:2, 興味深い)