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セキュリティ修正が特許になる 46

ストーリー by kazekiri
一行パッチにもライセンス 部門より

Anonymous Coward 曰く、

ITproにセキュリティ修正が特許の対象にというなかなか衝撃的な記事が掲載されている。ソフトウェアの脆弱性の発見やセキュリティパッチの提供というのは今でも情報提供者の善意に依存するところが大きいが、最近では脆弱性の発見者が現金を得られるような仕組みも出てきている。そんな中でこの記事では、Intellectual Weaponsという会社が、セキュリティ脆弱性の修正法を開発し、開発した修正法の特許権を取得するという動きにでているらしい。取得できたセキュリティ修正の特許は、修正対象となるソフトウェアのベンダーに 対してライセンス販売するということのようだ。つまり、Windowsの脆弱性を見つけて、その修正方法の特許をMicrosoftに売り付ける ということもできる。

そんなことがスムーズに可能であれば、巨大なソフトウェアを抱えるベンダーの製品にはセキュリティ修整特許狙いの人間が むらがってきそうである。また、オープンソースソフトウェアにはどう対応するのだろうとか、思ってしまうが、何というかおちおちソフトウェアを外に出せない時代がくるのかも?

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  • モノは言いよう (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2007年06月26日 23時06分 (#1180563)

    え?セキュリティーホール?特許?
    ははは、何を仰っているんですか、これは仕様です仕様! あなたが仰っているこのroot乗っ取りの脆弱性?でしたっけ? それはこう作ってあるんですから問題ないんです!

    あー、でもちょうど仕様変更をしようと思っていたところなんです。ははは。だからバグじゃないって。仕様なんだって!

    ...だめ?

  • 特許? (スコア:2, すばらしい洞察)

    by kicchy (4711) on 2007年06月26日 18時30分 (#1180349)
    特許になるほどの修正方法とはどんなものか分かりませんが、
    私は、特許にならないような至って普通の方法でセキュリティを修正したいと思います。

    # まさか、修正すること自体が特許な訳じゃないでしょう?

    「NXビットというものをCPUに扱わせて、
     バッファオーバランの問題に対応します」
    くらいの対応なら特許になるかもなぁ、とは思いますが
    単なるデバッグが、特許になるようだとひどいモンだと思います。
    • by t-wata (10969) on 2007年06月27日 0時49分 (#1180645) 日記
      > 単なるデバッグが、特許になるようだとひどいモンだと思います。

      実際ソフトウェア特許なんてカスだらけですよ。本当ひどいモンです。
      何の生産性も無い特許ゴロが大金を得るための仕組みでしかないです。
      単なるデバッグが特許になった方が、まだ実用性/有用性があると言えるでしょう。
      実際脆弱性を探して修正方法を提示するには相応の時間と技術がいるわけで、「ノルマなんでとりあえず5分で考えました」みたいなソフトウェア特許にくらべれば随分マシだと思いますよ。
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 16時33分 (#1180270)
    そりゃ素晴しい進歩性と独自性があれば特許化されても不思議でないが、何か間違っている気がする。

    追加機能としてのセキュリティであれば特許とするのもそりゃOKなんだろうが、単なるバグなんかの対処なんぞは普通に実装を行う上に置いて当然考えられるべき実装例なんだから、そういうのに特許与えるとトンデモない事に成りそう。

    そういうセキュリティ特許ゴロに狙われたら、もうモジュール毎作り直ししか無いって事で、あっちゃこっちゃのプロジェクトで車輪の大再発明大会になっちゃいそうなんだけど。

    #オープンソースなんぞ、GPLが成り立たなくなるかもな。

    • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時30分 (#1180294)
      >#オープンソースなんぞ、GPLが成り立たなくなるかもな。
      どういう状況になる意味で、「成り立たなくなる」と言ってるのでしょうか?

      少なくともGPLで公開されているものに対して、パッチが特許と言っても
      6. あなたが『プログラム』(または『プログラム』を基にした著作物全般)を再頒布するたびに、その受領者は元々のライセンス許可者から、この契約書で指定された条件と制約の下で『プログラム』を複製や頒布、あるいは改変する許可を自動的に得るものとする。あなたは、受領者がここで認められた権利を行使することに関してこれ以上他のいかなる制限も課してはならない。あなたには、第三者がこの契約書に従うことを強制する責任はない。
      ライセンス [opensource.jp]違反を行ったとされるのでGPLが成り立たないというよりは、
      むしろGPLがパッチ特許ゴロへの防御になると言えるのではないでしょうか。
      GPLは、まさにそういう利己主義的行動を牽制するためのものだったと思います。

      とすると、善意の人間が無償で仕事をするモデルが時代遅れになり、
      クローズドで有償のパッチ提供がとって代わるという意味でしょうか。
      その製品の権利を有しているのが1社だけで、製品を売るなりして
      利益を上げている主体が明確なプロプライエタリなものに対しては、
      対価の請求がしやすいと思いますし、Windows98のようなサポート切れたものへの
      独占的なパッチを提供するというモデルもありえると思いますが、
      オープンソース製品に対してはその辺りが不明瞭な気がします。
      製品やライセンスとか関係ない、製品特化のパッチではなく方法論として、
      特許を取ったという場合ならば解りませんが。
      まあ、そのへんは具体的な成果物を見てみないとなんとも言えません。
      親コメント
      • by bero (5057) on 2007年06月26日 22時36分 (#1180539) 日記
        そこまで読んだならその次の7項 [opensource.jp]読もうよ。
        仮に修正が特許になったら、

        7. 特許侵害あるいはその他の理由 (略) その制約とこの契約書を両方とも満たすには『プログラム』 の頒布を完全に中止するしかないだろう。


        GPLライセンスによって「クローズドで有償のパッチ」が禁じられてるので、
        特許ライセンスによって「オープンで無償のパッチ」が禁じられると
        だれも修正できなくなり
        >#オープンソースなんぞ、GPLが成り立たなくなるかもな。
        という状況になります。(いやまあ特許を迂回する別の修正法があればいいですが)

        んなことしても特許ゴロの直接的メリットはないでしょうが、総会屋みたく他への見せしめとか競合他社からもらうとか
        親コメント
        • そこでちと考えてみたのですが、特許ごろの場合、最初から「この穴のふたを何ドルで買ってくださいな」というような動きはしないのではないでしょか。
          GPLのもとで、まずふたが無償で配布され始める。それから特許ごろが「このふたはうちの特許を侵害している」といちゃもんをつけ、RHとか金の取れそうなところを揺さぶり始める。というふうになる?
          そこでとりあえず公式のパッチ公開は中止されるでしょうが、しかしいったん公開されたソフトを絶滅させる方法があるものでしょうか。
          もし特許ごろが最初から「このソフトには誰も知らない穴があるが、それをGPLのもとで修正するのはうちの特許を侵害することになる」といった動きになればまた別ですが。
          しかしその場合、公式パッチは配布されないにしろ、ソースのバグ部分を指摘すること自体は特許侵害になるとは思えないのですが。そうなると、誰かが修正したソースなりバイナリなりがこそっと出回ることを防ぐ方法があるとも思えません。とはいえこの状態だと既存のディストリビューションをインストールしてそのまま使っているレベルの一般人には、その闇パッチを入手したり適用したりするスキルはないわけですが。
          オープンソースは闇にもぐって生存を続ける?
          親コメント
        • >GPLライセンスによって「クローズドで有償のパッチ」が禁じられてるので、
          >特許ライセンスによって「オープンで無償のパッチ」が禁じられると
          >だれも修正できなくなり

          よくわからないんだけど、そのパッチはGPLにならないの?
          GPLになるなら特許に関係なく自由ならないの?
          もし、特許によって自由にさせないというならGPL違反だから、
          パッチを作ることさえ許されないのでは?

          7項は、先に特許がある場合ならわかりやすいんだけど、
          GPLなパッチに特許取る場合はどうなんだ?
          • >よくわからないんだけど、そのパッチはGPLにならないの?

            なりません。

            >もし、特許によって自由にさせないというならGPL違反だから、
            >パッチを作ることさえ許されないのでは?

            許されません。(たぶん正確には、作れるけど配布できない)

            >7項は、先に特許がある場合ならわかりやすいんだけど、
            >GPLなパッチに特許取る場合はどうなんだ?

            GPLなパッチが先ならそれは公知ですから特許は取れません。

            困るのは先に特許がある場合、
            もっと困るのはGPLなパッチが出回った後でサブマリン特許が出てきた場合。
            • >>もし、特許によって自由にさせないというならGPL違反だから、
              >>パッチを作ることさえ許されないのでは?
              >許されません。(たぶん正確には、作れるけど配布できない)
              結局、この拘束があるために「GPLは成立しなくなる」という状況は、
              次のように、すごく限定された状況でしかないということでしょう。

              >困るのは先に特許がある場合、
              >もっと困るのはGPLなパッチが出回った後でサブマリン特許が出てきた場合。
              でも、前者の場合それは出来るかどうかも解らない製品に有効な「概念」を使った製品
              (具体的にコードを修正した「部分」は特許に出来ない、著作権的にGPL違反なのに
              • #1180318 [srad.jp] でどなたかが書いてるように、

                >ちょっと前なら「サニタイズによりSQLインジェクションを防止する技術」の特許は取得できたかもしれない(最初に思いついた人なら)。

                わけで、今後そもそも迂回が困難 or 無理なケースが出てくる可能性はあまり低くないと思います。
              • >>ちょっと前なら「サニタイズによりSQLインジェクションを防止する技術」の特許は取得できたかもしれない(最初に思いついた人なら)。

                >わけで、今後そもそも迂回が困難 or 無理なケースが出てくる可能性はあまり低くないと思います。

                いや、これは特許にはならんだろ。
                使っている単語が新しいだけで、これはただのエスケープだよ。
                どうかんがえても既知の技術だ。
      • 特許ゴロパッチを使用するって前提であれば可能性はあるんじゃ。
        飽く迄単独で特許を得られるようなソフトであれば派生物ではなく独立したものという事になるでは。
        となるとそこのライセンスについては自由になるよな。
        • ちょっとズレてます、明確にして欲しかったのは「GPLが成り立たなくなる」という言葉の意味する所であります。
          おっしゃる可能性はビジネスになる可能性ですよね、私GPLの根源にかかわる部分が
          成り立たなくなるという意味で言ったのかどうか確認したかったのです。

          そもそも、「飽く迄単独で特許を得られるようなソフトであれば派生物ではなく独立したもの」
          というのは、Windowsに対するアンチウイルスソフトのようなものになるんじゃないでしょうか。
          それはミドルウェアで、パッチとは違うものと定義されると思います。

          GPLのOS上で、そういうミドルウェアをリリースする事は全く問題なく、
          そういうミドルウェアがビジネスになるのなら却って安心という考えもありえます。
      • 実際RMSがソフトウェア特許に反対してるのもそういう脅威があるから。
      • 元コメの人では無いのですが、特許を回避してパッチを書くことができなくなったら GPL の元でパッチを配布することができない、GPL の元では特許が切れるまでその穴が塞げない、ということになりませんか?

    • #オープンソースなんぞ、GPLが成り立たなくなるかもな。

      オープンソースを存続させるためには、RMSやコミュニティが
      積極的に特許をとって保護していくしかなくなるかも知れませんね。
      #もうやってるそうですが。詳しいことはよくわかりません。

      発明家や発案者を守るための特許制度の濫用が、
      かえって創造の妨げになっているような気しかしません。
      親コメント
  • ふと (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時12分 (#1180281)
    こんな状況が思い浮かんだ。

    あるソフトウェアの脆弱性を発見した人が修正方法の特許を取得した。
    その人は修正の必要な箇所を公表したがその特許を利用する方法を一切提供せず。
    開発者含む他の人間が修正を試みようものなら特許を勝手に使用していると主張。
    脆弱性の見付かったソフトウェアは修正の為に該当部分の再発明を余儀なくされ
    対応は著しく遅れる。

    こういう状況を人為的に作り出す為に競合他社の脆弱性修正特許を買い漁る
    メーカーとか出てきそうな気がする。

    # 法律は詳しくないのでAC
  • > 「ベンダーはぜい弱性の真の価値,すなわちぜい弱性が修復されなかった場合にベンダーが被るコスト,に近い金額を支払うことを求められる」

    放置したときのコスト
    =修正方法をライセンスされたときのコスト
    <(ライセンスされたときのコスト+修正方法の案内などをふくめた修正にかかるコスト)

    放置した方が得。新サイバーノーガード戦法か。
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 16時30分 (#1180266)
    これって「ソフトウェア特許」という発想そのものに無理があるというか、強引過ぎる部分があって、そのしわ寄せが目に見える形で現れてきたってことだよね。
    # 本当に有効な商売になるかどうかを考えるとかなり疑問だけど

    まだ運用によるカバーを続けるのか、アーキテクチャの見直しに入るのか、国によって対応が違うにしても、何らかの転機になる可能性はある、のかな。
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時07分 (#1180277)
    特許が取れるほど斬新なセキュリティーホールって思いつかない。
    過去のソフトウェアの修正履歴をたどればなにかしら先行事例が見つかりそうなもんだ。
    • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時48分 (#1180307)
      米国でも、当業者の知識レベルを考慮して特許性を審査する場合が増えており、
      ある会社の特定のソフトに穴があるからその穴を埋めました、なんてのは
      先行例がなくとも当業者であれば容易に思いつくものとして特許にはなりにくいはず。

      新しいビジネスに見せかけて投資を受けるのが目的なのかもしれません。

      どんなソフトでも自動で脆弱性を見つけて修正する方法、
      特定のソフトのセキュリティをより向上させる方法、
      なんてものなら、内容によっては特許になるでしょうが。
      親コメント
      • 金よりむしろセキュリティホール情報集めが目的のような気が。

        ゼロディアタックに使える情報を入手したら裏でクラッキング開始、
        表では適当にそれっぽい対応をして、ある程度成果が出たとこで「対策しました」「特許申請しました」etc.

        で、しばらくして「金にはなりませんでした」もしくは何もせずドロン。

        信用できるかどうかもわからん会社にゼロディアタックに使える情報をわざわざ教えるなんてありえない。
    • 特許の対象はセキュリティーホールではなく蓋だ

      #かの国では斬新かどうかは審査されない節もある
      • Re:新規性はどうなんだろ (スコア:2, おもしろおかしい)

        by virtual (15806) on 2007年06月26日 17時39分 (#1180300)
        いや、あらかじめ蓋の特許を取ることを見越してあらかじめ斬新な穴を仕込んでおくとか。
        親コメント
      • 穴に新規性が無いのに蓋には新規性がある状況が思いつきません。
        古い穴なら既に誰か蓋をした事があるでしょう。
        別に誰かが蓋の再発明をして特許取ってもいいけど、そしたら古い蓋を使うだけ。

        「古い穴」ってのは例えば「バッファオーバーラン」とかね、念の為。
        • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時59分 (#1180318)
          たとえば「受け入れデータ長を制限してバッファオーバーフローを防止する特許」は今更取得できないだろうけれど、ちょっと前なら「サニタイズによりSQLインジェクションを防止する技術」の特許は取得できたかもしれない(最初に思いついた人なら)。

          今後技術が新しくなっていけば、新しいセキュリティホールも生まれつづけ、その対策の中に特許を取得されるものが一定の割合で出てくるというのは、さほど非現実的な話ではないと思う。

          タレこみが問題にしているのは、多分、もっと個別の製品に特化した話なのだろうけど、特許としては上記のような漠然としたものの方が怖い。
          #技術が出回り始めた時期に特許取得>普及後サブマリンでGoとかさ
          親コメント
        • 「きたない穴だなあ」っていわれるのがおちですよ
    • WILLTY Defender シリーズ [realcreate.net]みたいなもんじゃないでしょうか。
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時07分 (#1180278)
    火事場泥棒が会社の業務って事??
    • Re:つまり (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2007年06月26日 18時11分 (#1180331)
      火事つながりで言うと、むしろ狙い目はマッチポンプですよ。

      特定の脆弱性を突くウイルスをこっそりばらまいて、それに対するセキュリティ修正を特許で縛っておけば…
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 17時43分 (#1180303)
    サイバーノーガード戦法 [wikipedia.org]がとうとう特許とったかと思ったら違うのね。

    セキュリティパッチあててないサーバを特許違反で摘発だ! とか期待したのに。
    • by Anonymous Coward
      いっそのことセキュリティホールそのものを特許にして、利用料を取る。
      これでセキュリティホールを修正する費用もまかなうことができるはずだ!

      #何か違う
      ##自分でワームを放って利用したんだから払えよ!と言う人がでてきそうw
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 20時44分 (#1180463)
    ソースが公開されている場合、ソースを修正することになるんでしょうから
    大本のソースの著作権とかが関係するし、修正部分が目新しくても良くて実用新案?

    ソースが公開されていない場合、シンボルファイルがあるか
    リバースエンジニアリングしか思いつかないんですが普通は禁止事項ですよね?

    それでも一応、修正で特許が取れたとして
    別の方法で修正されたら意味ないですよね?
  • by Anonymous Coward on 2007年06月26日 23時35分 (#1180593)
    売りつけようとした側、買わずに放置した側に、脆弱性による損害を被ったとして、損害賠償を双方に情報の売買額を上回る額で請求してよろしいか?

    いや、そういうことを言いたくなってきただけです。
  • by Anonymous Coward on 2007年06月27日 12時43分 (#1180897)
    Linuxなどに代表されるGPLライセンスの場合はどうなるのだろうか?
    GPL上のソースを修正するとなるとその修正されたソースもGPLの
    ライセンスに依存してしまうわけでそのGPLライセンスのソフトの
    修正で特許をとって売ろうとしてもGPL縛りで修正ソースはGPLになり
    公開義務が発生してって・・・・あれ?
    どうなるんだ?書いていて頭の仲がややっこしくなってしまった。
    • #1180318で例示した「受け入れデータ長を制限してバッファオーバーフローを防止する特許」というのを誰かサブマリン特許として持っていて、急に「それ俺の特許だから金払え」と言い出した場合を考えてみます。
      #悪夢みたいな仮定だな

      まず、特許に引っ掛からない(受け入れデータ長の制限によるバッファオーバーフロー防止を行っていない)GPLソフトウェアには何の影響もありません。引っ掛かるものについては、それまでに使用した分の特許料を支払うことになるでしょう。

      そのうえで、特許に引っ掛かる部分を削除してから改めてGPLでリリースするのは問題ありません。特許に引っ掛かる部分を削除しないままリリースを続けようと思ったら、リリースしようとする人が特許権からの許諾を(恐らくはお金を払って)得る必要があると思われます。

      ただし、特許権の所有者自身が特許に引っ掛かるソフトウェアをGPLでリリースしていた場合、使っていいといわれたものをライセンスに従って使う分には問題にならない(GPLでリリースした時点で特許権の実施も許諾している)と思われます。
      #以前SCOが突付かれた問題
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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