Yahoo!ビデオキャストが著作物使用料を代理払い 17
ストーリー by yoosee
みんなで幸せになる方法 部門より
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あるAnonymous Coward 曰く、
日経の記事によると、Yahoo!ビデオキャストで使用される「JASRACが著作権を管理している音楽著作物」の使用料をYahoo! JAPANが代理払いするという合意がまとまった。詳細な契約内容については協議中で、仮許諾契約は既に締結済みらしい。
投稿サイトの運営者が投稿者に代わって一括で著作権料を支払うという試みは、動画サイトではなく音楽サイトだが YAMAHAの プレイヤーズ王国 という前例がある。非常に使い勝手の悪いサイトだが、合法的にコピー演奏を掲載できるという強みで一定の支持を獲得している。 動画の場合は音楽と違い、JASRAC以外の団体や個人が管理している著作物が使用される機会も多いだろうが、ひとまずは一歩前進といったところだろうか。
ちなみに先述のプレイヤーズ王国でも「JASRAC管理楽曲・作品に関しては」という但し書きがあったり、既成のカラオケデータを含むものは「著作隣接権などの問題から」公開できないという縛りがある。
Yahoo!ビデオキャストはYouTubeなどと違い日本ローカルな傾向が強いが、今回の動きはそれを逆手に取ったようにも見える。 ユーザ数が圧倒的でセミプロの作品も多いYouTube、大作のあるStage6、ほぼ真っ黒なグレーコンテンツで突き進む新興サイト、 コメント機能で独特の人気を集めるニコニコ動画など、動画投稿サイトの棲み分けというか方向性の違いが明確になってきたように思える。 今後、少数のサイトに収束していくのか、このまま多様化が進むのか、興味深いところだ。
ちょっとしたトリビア? (スコア:5, 興味深い)
日本では法的には認められない権利とはいえ、現在の著作権法実装(=禁止権としての実装)では権利者が「この『権利』料金を払わなければ、複製権許諾もしないよ」と言ってしまえば終わりですしね……
#JASRACに任せているということは、海外著作権モノはNGなのかな。
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:0)
国内モノでもJASRAC以外で管理されてる分については、今回のニュースでは不明ですかね…
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:1, 興味深い)
微妙なのは、市販の楽譜を使って演奏する場合にアレンジャーの権利がどうなるのかとか、楽譜を丸ごと打ち込んだだけのMIDIについて打ち込みをした人は隣接著作権を持つのかとか、独自アレンジや歌詞の乗せ変えを行った場合に問題はないかとか、その辺だと思う。
#JASRACは行動が派手だから目立つ、というのはわかるけど
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:0)
そう言い切れる根拠は?
ニュースには「JASRACだけしか代行しない」なんて書いてないぜ?
他の管理業者と話を進めてない根拠なんてまるでない。
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:0)
他のも払ってくれるようになるのか、そのつもりがあるのか、分からないから「今回のニュースでは不明」としたんだが、難しすぎましたか?
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:0)
#1195936のAC
Re:ちょっとしたトリビア? (スコア:1)
JASRAC管理じゃない外国の曲の使用料払いたい場合、JASRACが代理で支払える相手ならJASRACで一旦徴収して外国の著作(権管理)者に使用料を支払ってくれる・・・みたいな。
多分、海外アーティストのスコアでも日本で出版されるスコアの場合、JASRACが代理で使用料回収してますよね?
個別にJASRACへ委託してるのかもしれませんが。
う~んうろ覚え。識者の方フォローお願いします。
# "許諾"を取れるかどうかはまた別だった気がする
# JASRAC直轄の場合、金さえ払えば著作者の意思関係なしに"使用許諾"を取れるわけですがw
実演データのコピーは注意 (スコア:3, 参考になる)
ということなので、よくある「歌ってみた」動画のような、CDのカラオケ音源を基に歌ってみた動画は、変わりなく違法のようです。
# ものの話によると、着うたなんかの料金のほとんどは、この実演データを使用するライセンス料らしいですね。
Re:実演データのコピーは注意 (スコア:0)
Re:実演データのコピーは注意 (スコア:0)
見落としがちな注意点 (スコア:2, 参考になる)
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20353286,00.htm [cnet.com]
Re:見落としがちな注意点 (スコア:1)
著作人格権に抵触しない使われ方でかつJASRACを通したのであれば、レコード会社や著作者本人にも利用差し止めはできないはずなんですが。
JASRACとの契約が「音源を直接使用しない利用」という限定付なのでしょうが、レコード会社と交渉しても結局JASRACへの支払いが別に発生する気がします。
#というか、レコード会社に直接交渉する必要があるんなら、なんのためにJASRACがあるのかという話に……。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:見落としがちな注意点 (スコア:5, 参考になる)
よって日本レコード協会に加盟している各レコード会社がたいてい管理しているのは、この実演したときの画像・音源です。
JASRACは実演家の権利までは取り扱わず、作詞・作曲に対してのみ権利管理をしているのみです。
具体的には、歌詞の文言と曲のメロディーラインというかですね。
要するに実際に演奏されてしまう前までがJASRAC。演奏された結果のデータはレコード協会となります。
着メロのように楽曲だけ使う場合はJASRACのみ。多くの着うたのようにCD音源の生音を使う場合はレコード会社とJASRAC。ただし、自分でギターなどを使って演奏して、自分で歌えば、JASRACのみ…となるのです。
Re:見落としがちな注意点 (スコア:1)
CPAR Q&A [www.cpra.jp]によれば
送信可能化権を含む公衆送信権が施行されたのが平成10年。そろそろ10年になろうとしてるんですが、なんでいまだに放置してるんですかねこれ。放送での二次使用料と同様にRAIJとCPARが動くのが筋と言う気がしますが……。
参考:
ネットワークを利用した音楽配信 [jasrac.or.jp]
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:見落としがちな注意点 (スコア:0)
「midはJASRAC、wavはJASRAC+レコード協会」
ってことでおk?
Re:見落としがちな注意点 (スコア:0, 余計なもの)
お金の回収?
Re:見落としがちな注意点 (スコア:0)