一度に20人乗れる紙の橋がフランスに完成

あるAnonymous Coward 曰く、

France24の記事によると、日本人建築家の坂茂氏が、南フランスのGardon川に 紙の橋を架けたらしい。 厚さ11.9mmで直径が11.5cmのボール紙筒を281本つないで造られており、重さは7.5tで20人が乗っても大丈夫とのこと。 ステップについては再生紙やプラスチックで出来ており、基底部は砂の詰まった木箱ということだ。 坂氏は1994年ルワンダでの大量虐殺の後に難民用の避難所をボール紙で設計したことで知られているらしいが、 石の文化の地域に紙の文化を持ち込むのはなかなか興味深いところです。

100人乗っても

[yshibaya (16994)]

大丈夫な物置とか，像が踏んでも壊れない筆箱とかとも紙で作ってもらおう．

Re:100人乗っても

[Anonymous Coward]

像が踏んでも壊れない筆箱とか

紙なら、普通につくっても象が踏んでも壊れない筆箱になると思いますけど。 #柔よく剛を制す

坂茂氏

[Anonymous Coward]

阪神淡路大震災の後、神戸市長田区の教会を紙管で建てなおした方ですね。
紙の教会（鷹取教会） [kenchiqoo.net]

坂茂氏は有名だよ

[zeros (34309)]

最近だと、ノマディック美術館 [wikipedia.org]とか設計した人だよ。

実際に行ってみたけど、柱とか梁が紙だからって、倒壊とかそんな心配全然なかったな。
お台場だから、風も強かったんだけど、、、
力学(になるのかな)は凄いと思った。

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〜昼の光に夜の闇の深さが分かるものか〜

"紙"とはいうけどさぁ

[Anonymous Coward]

リンク先 [france24.com]では"cardboard tube"なるものを使ったって書いてあるけど、
wikipedia [wikipedia.org]によれば、

"Cardboard is a generic non-specific term for a heavy duty paper based product."

なんで、メモやコピーにつかってる紙とは別物じゃないかと思う。

コンクリート成形に使うボイド管 [joyfulhonda.com]なんて、カッターナイフより鋸で切るモノだし。

# ドブソニアンを作ったことのないAC

紙と建築

[sakaki101 (30670)]

cardboardって言えば普通ボール紙とか段ボールを指しますよ。
cardboard tubeはそのまんまボール紙の筒ですね。

ちなみに、坂茂氏は普通の紙(筒)で建物を作るプロです。
これまでも難民用のシェルターを紙で作ったり、 [park.org]http://japan.park.org/Japan/DNP/MTN/SB/kobe-1.html [park.org]>被災後に紙の教会を作ったりしています。

また、自然の物質と組み合わせた新しい素材の探求にも熱心で、木材プラスチックを使ったパビリオンの製作 [c-channel.co.jp]なども行っています。

[参考]
wikipedia「坂茂」 [wikipedia.org]
坂茂公式サイト [park.org]

Re:紙と建築

[nekopon (1483)]

坂茂(ばん・しげる) [wikipedia.org]@wikipedia

# 元コメントでリンク失敗しちょるので救援

Re:紙と建築

[Anonymous Coward]

彼のことはTHE PAPERと呼んであげましょう。

Re:紙と建築

[Anonymous Coward]

そしてネイティブから失笑を得るわけですね。

Re:"紙"とはいうけどさぁ

[soltiox (25610)]

「ボイド菅なんて紙じゃねぇ」という主張には、激しく同意したくはなる。
だけど「アレが紙でなければ、何なんだ？」と自問してみると、
やっぱ紙としか言えないような気がするのだが。

// 植物から作った紙に、耐水性や強度を仕込む工数や環境負荷を考えると、
// 材木で構造物を作った方が、高効率な気がするのですがねぇ。

Re:"紙"とはいうけどさぁ

[Anonymous Coward]

むしろMDFに近いような…

Re:"紙"とはいうけどさぁ

[Anonymous Coward]

一度パルプにして整形したほうが材質の均一性や、機能付加がしやすいように思います。端材も有効利用できますね。

紙の文化というのは

[Anonymous Coward]

障子や襖等に紙が多用されることを指すのだと思います
坂氏の紙管を使用した建築はその延長上にあるものではないと思うんだけどなあ
また、障子や襖等にこだわることはないじゃないか、と考えた場合でも坂氏の手法は「文化」と言えるほど一般的でもないですし

Re:紙の文化というのは

[Anonymous Coward]

まあ、ネタに突っ込むのもなんだが、
文化は一般的な代物ではないよ。

善い人20人

[mission_if_possible (11120)]

3代目桂文我と2代目桂春蝶 [wikipedia.org]が20人の中に居なくてよかった(笑)

リサイクル

[morimon (23732)]

不要になったら、やっぱりちり紙交換に出すのかな。
というか、最近、ちり紙交換、あまり見ない気がする。

錦帯橋

[pongchang (31613)]

アーチにすれば強度は増す。それは判る。しかし、リンク先に行くまで橋脚の強度はどう処理するのだろうと思っていた。川に橋脚がないよう「スルー力」を発揮していたのね。

この調子で

[Elbereth (17793)]

この調子で100人乗れる紙の物置を作ってほしいところです。

Re:この調子で

[Anonymous Coward]

物置の形そのままに組み上げるのではとても天井が持たないでしょうね。
強度を増すためにも反りを取り入れなければ。
というわけで、

　やっぱりイナバウアー

# 本当は反りじゃない [wikipedia.org] んだけど。

30人くらい通りそう

[Anonymous Coward]

写真で見ると、普通に30人くらい通りそうな大きさですね。危ないんじゃないの？

防水は？

[Anonymous Coward]

こういうのって防水はどうしてるんだろう？
防水加工程度でどうにかなるものなの？

それとも紙全体に既に樹脂かなにかしみこませてあるのか？

Re:防水は？

[Artificial Sakura (30715)]

樹脂製の屋根を被せてありますので心配ございません
屋根の固定には金属性の柱を使用しておりますので、安定性も抜群です

もはやかみではない

[Anonymous Coward]

厚さ11.9mmで直径が11.5cmのボール紙筒ねぇ。
紙って言うより集合材という定義の方が似合うんじゃない?
竹並の強度はありそうな気がする

文化なのか?

[Anonymous Coward]

日本古来の「紙の文化」とは一線を画しているし、
かといって「文化」と呼べるほど浸透してなどいない変わり種だし、
どう見ても文化じゃないだろ。

Re:文化なのか?

[Anonymous Coward]

同じく、建造物の話なら、「石の文化」に対しては「木の文化」だと思う。「紙の文化」に対する「石の文化」って、石盤？

昔々NHKでやってたハテナゲームと同じかな？

[Anonymous Coward]

ハニカムな筒を使って橋を作ってましたよ。
オートバイが渡っていたはずです。

＃ 年齢踏み絵だろうか。。。

某大学の実験課題で

[Anonymous Coward]

「規定数以内のストローと虫ピンを使って、所定の幅を渡す橋を作れ」
ってのがあったという話を思い出しました。
（学部が違ったので受けてないから伝聞ですが）
中央に錘をどんどん載せていって耐久度で点数が決まるという話だったような…
（一定負荷に耐えられないと不可、だったかも）

Re:某大学の実験課題で

[grobda (4894)]

ストローの話は聞いたことありませんが、スパゲティで作る [u-tokyo.ac.jp]のはよく聞きますね。
リンク先は国内の研究室ですけど、本家は欧米(イタリア?)の大学だったような。

このはし渡るべからず

[Anonymous Coward]

自重が軽すぎて端を渡ると危険な気がする。

自然に優しいかも

[Anonymous Coward]

30年くらい経つと土に還ったりして

# 危ないっちゅうの

フランスだけに

[Anonymous Coward]

ミョーな橋を作りましたなあ。