パスワードを忘れた? アカウント作成
16663 story

NAS向けにカスタマイズされたUbuntuが登場 39

ストーリー by mhatta
なすぶんつか 部門より

hylom 曰く、

KubuntuXubuntuMEPISなど、さまざまな派生ディストリビューションが存在するUbuntuだが、このたびNAS向けにカスタマイズされたUbuntuが登場した。

これは「Ubuntu 7.04 PCJapan NAS Edition」と名付けられており、その名前のとおりPC雑誌「PCJapan 12月号」の付録として収録されている。PCJapan 12月号によると、このUbuntu 7.04 PCJapan NAS Editionは「Ubuntu 7.04のサーバ版(Ubuntu 7.04 Server Edition)をベースに、NASに必要なソフトを追加したうえで不要なソフトを削除したもの」だそうで、「インストーラについても、NAS用の設定を自動的に行うよう変更が加えられている」とのことだ。

(つづく…)

実際にインストールを行ってみたところ、インストーラで行う設定はサーバ名とパーティション方法の選択だけで、SambaやSSH(含むSFTP)、FTPといったサービスやDLNAサーバ(uShareとMediaTomb)、Webminが初期設定済みでインストールされた環境を作成できた。X Window SystemやGUIの設定ツールなどはインストールされないが、WindowsのブラウザからWebminを利用してGUIでの設定が行えるので、Linuxを触ったことのないユーザーでも、気軽にLinuxを使ったNASサーバーを構築できるのではないだろうか。

ルート権限を持つ初期ユーザー名とパスワードは決め打ちで、インストール後に変更を行う点には賛否が分かれるかもしれないが、システムにはSambaやWebminなどに必要な最小限のパッケージしかインストールされていないため、これをベースに必要なパッケージを追加してカスタマイズするのにもよいかもしれない。
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by yu-na (10754) on 2007年11月13日 23時05分 (#1249830) 日記
    職場だとファイルサーバがあったり、管理者がいるのでわざわざ NAS 用の物を
    使わないんじゃないかとも思うので、家庭向けかと思うのですが、
    PC って電力喰うし、音も出るので、 PC を NAS にするメリットってどんなのが
    あるんでしょうかね?
    デスクトップとしても使いたいなら、GUI ぐらい残しておいた方が良さそうだし

    # 玄箱とかの非PC の NAS ってどんなだろうと思っている今日この頃。
    • by kei100 (5854) on 2007年11月14日 0時27分 (#1249853)
      GbE対応NASでも安い物は組み込みCPUがボトルネックになって遅い事が多いです。
      PCをNAS化するとGbEとHDDの性能ギリギリまで引き出せるのがメリットでしょうか?

      WindowsNT系をNASサーバーにした場合はNTFSストリームが欠落しないというメリットも有ります。

      # 古いPCをNASにする場合は電気代を考えるとNASを買った方が安上がりになるかも。
      親コメント
      • 簡単に判るのが GbE の PC と NAS では転送速度が明らかに違ったりですよね。
          10MB/s 程度しかでないから GbE ってジャンボフレーム使ったりしないとこのくらいなのかと思っていたら古い PC(PCI GbE) と新 PC(PCIe GbE) でファイルやりとりしたら数倍出たり。

        皆が気にする電気代は Athlon 64 の 8W~のシリーズ [impress.co.jp] + 690/7050 など省電力基本的機能チップ + 低消費電力メモリ(Elpida の 70nm は本当に効果あるのだろうか) でどこまで詰められるでしょうね?
        (U)LV が BGA のみの Core には難しい技とはいえ、この組み込み向け Athlon 64 は自作チャネルに提供されるのかどうか……
        親コメント
    • by inui (1030) on 2007年11月14日 11時59分 (#1250027)
      単にファイルサーバーのみとしての用途であれば
      確かに今更感はあるのかもしれません。

      それ以外の付加要素(録画サーバーやメディアサーバー等)を入れ込んで
      1つの派生ディストリとしてまとめるのであれば
      それは家庭/一般ユースに入り込めるものになるのではないでしょうか。
      MSはwindows Home Serverを出してきましたし。
      これも拡大解釈すれば「windowsServerの家庭向けディストリ」ですよね。
      (まぁ名前からしてそのまんまなんですが)

      日本では孫コピー禁止がなんだかこのまま続きそうな勢いですし、
      加工のしにくい/できない専用レコーダーより
      あたらにコンバータや携帯機器に落とし込めるソフトが
      作りやすいSDKが提供されているこの手のBOXのほうが嬉しく思えます。
      私はTVとかみないひとなのでここは外しているかも知れませんが(汗

      IntelもAMDも組み込み分野向けのx86CPUを視野にいれているようですし。
      個人的には「何を今更」でなく「じゃぁなんか作ってみようかな」のスタンスで
      行きたいものではあります。
      親コメント
      • 電力多少喰ってでも処理速度や移植性やアプリ自体の容量が要求される機械だとx86系とPPC系で迫っている状況がこの間続いていますからね。
        # SH4A系列 [renesas.com]がこの辺に新規で
        # 喰い込もうとしている感じの設計な気がする。現状では今までの応用範囲しか出していないですが、
        # マルチコア品を計画したりペリフェラル載せまくったままクロックを上げ、
        # その上ASICの部分を付けたチップまで開発してカスタム化出来るものも計画されていたり、
        # とにかく高速かつ低消費電力(低発熱)な組み込みシステム向けプロセッサを追求するって言う発想自体が被るということで
        # …メディアサーバとか高級STBとか使い道は今までのx86系の組み込みMPUとは少しずれますが。

        で、Intelは微妙ですがVIAやAMDは数年前から本腰入れていて、ATXの資産が使えるMini ITX規格やFlex ATX規格に則って商品展開していました [mycom.co.jp]し、AMDに至っては64bitまのデュアルコアまで組み込み市場見越して投入してきていますから [amd.com]、この市場を、同じようにWSやサーバから組み込み機器まで同じアーキテクチャで展開してきたIBMやFreescaleなどから分捕る気満々でしょう。

        # Athlon x2 BExxシリーズって、どうみてもオフィスサーバや組み込み、後はコンパクトなラップトップ向けの商品のような
        # …x86_64なアプリやカーネルが並列して動くというのは、小さなCPU消費時間なアプリなどを多数並行して動かす
        # 必要のある場合には4Gの壁を意識しないで済むので、メモリさえ沢山積めば仮想記憶のお世話になりにくかったり
        # することも含めてパフォーマンスが期待できるので魅力的。
        # 何かに組み込む場合でも実機が上がる前のデバッグの殆どがエミュレータ使わないで普通のPCでやれますし
        # …Cellアーキテクチャの方向性もこの方向性に近いと思って最近の動向を見てみたら、
        # 東芝は少し方向性を買えてやる気満々なようですけど [nikkeibp.co.jp]、PPCアーキを制御コアに使うことには拘っていないようで [toshiba.co.jp]、どうなることやら…

        で、Evaluationボード買って開発やりつつ何か製品をつくろうというハードウェアベンダの人にはこういうディストリは嬉しいことは嬉しいでしょうけど…かなりニッチな感じも…
        親コメント
      • 高性能を長く安定して使えるように、ファイル鯖作るときにAthlon64 X2 45W版とメモリ4G積んだらリソースが余ってしょうがないので、ffmpegを使ってMPEG-4 AVCエンコサーバに仕立てました。東芝RDからネットdeダビングで吸い上げて、Samba経由でサーバ上の特定ディレクトリに動画を放り込むと10分間隔で自動検知してエンコ開始→エンコ結果とオリジナル動画をそれぞれ別ディレクトリに移動、という単純なものですが。もとよりカット編集もしない(必要な場合はRDで)ですし、これで良いかなーと。
    • 何千万円もするNAS製品も中身はPCですよ。 改造はしてあるけど、イソテルインサイドだったり。
      • by tmiura (6268) on 2007年11月14日 2時51分 (#1249914) 日記

        これ [emc.com]とかな。

        その改造が肝なわけだが。

        親コメント
        • その改造が肝
          保守とQ&Aも。
          親コメント
        • 改造?? え???

          信頼性は全部バックエンド任せだし、
          壊れたら即効切り替えも「監視専用PC」の仕事だし…

          改造??
          • 何だか知らないけど必死だな。 別に俺、ストレージ屋の回し者じゃないし。

            「改造」って、普通のPCから若干アレンジしてある点を指して、 コメントの簡潔さを指向して元コメントの言い回しを援用しただけじゃないですか。 そもそも特殊機能にしたって「そういう設計の製品」というだけで、 本当に言葉通り「改造」したわけじゃないし。

            ディスクや(所謂)電源ユニットをモジュール内に持たないこと、リセットや起動停止や状態監視の信号がバックプレーンへ引き出されていること。 実際のところふつうのPCとの機能上のハードウエア的な違いはこの程度ね。あとはパーツというかモジュール選定と筐体側というか若干の付加金物でハード的には話が終わる。さらに、CFS/CNSがNSXに世代交代したら電源は筐体側からユニット側に移っちゃって特徴が減ったしな。 そして、「監視専用(正確には監視だけでなく制御もだが)PC」をふたつ積んで冗長を取るのにもNASユニットの冗長と同じ仕組みを使っている。 但し、この辺の特徴もブレードサーバ辺りは持っていたりするから実は違わないといえばそうも言える。

            ちなみに、「信頼性が全部バックエンド任せ」のバックエンドがどの部分のことか分からないけど、NAS箱筐体と別立てのディスク箱筐体のことを指すならそれは違うよね。NAS箱筐体上で走らせるソフトでNASユニットのN+1冗長を実現してるわけだし。

            まあなんにせよ、うしろのディスク箱まであわせて、ひとつのメーカで保守がワンストップのパッケージとしてSPoFを潰した上きちんと性能も出してる点は評価していいわけじゃん、仕組みとしてPC使っててもさ。 NetAppみたいな「2倍」よりは「N+1」の方が(あくまでも見た目の)お買い得感も出てるし。 そりゃOnStorみたいな専用ハードの方がかっこいいけど、要は信頼性と性能が値段相応にちゃんと出りゃあいい。専用ハードでも日立のNASブレードみたいに滑る例もあるし。

            そして、結局最後は「保守」の人間系だったりするしね。

            なんて、ほんとに回し者のような無粋な説明したくないんだけどな。

            いや実際華麗にスルーするべきだったか。負けてるね、俺。

            親コメント
      • >何千万円もするNAS製品も中身はPCですよ
        NetAppも改造したPCと呼んでいいものか・・・
  • >さまざまな派生ディストリビューションが存在するUbuntuだが

    うむむ,Ubuntu が Debian の派生,って思ってたんだけど,
    もはや Ubuntu からの派生がどんどん出てきてんだねぇ.
    (Kubuntu とか Edubuntu とかはまぁ別として)
    --
    屍体メモ [windy.cx]
    • by Anonymous Coward
      X Window System無しでサーバ用ならdebianベースにしたほうがいいよね。
      Ubuntuらしさが残ってないよ
        • > その「Ubuntuらしさ」って何さ?
          私の個人的なイメージでは、個人(一人)で使う、手軽にインストールできる
          Linux デスクトップのディストリビューションなんですが、どうなんでしょう?
          Windows だって 2003 server とかあるけれど、同じ様な物かなと。
          # という意味で、元のコメントと同感なんですが、

          実際使っている人の数とかの情報が無いと不毛な話になりそうですが。。。。
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2007年11月14日 12時42分 (#1250072)
            >私の個人的なイメージでは、個人(一人)で使う、手軽にインストールできる
            >Linux デスクトップのディストリビューションなんですが、どうなんでしょう?

            どれもそう謳っていますし、使える人が使っていると初期のdebianの
            一々再起動が必要なインストーラだって手軽の域みたいですから、
            手軽とか、わかりやすいていうのはウリにならないと言えましょう。

            おそらくyu-naさんなどが挙げるのは以下のような特徴でしょうか。

            >6ヶ月ごとにリリースされるために、比較的頻繁にアップデートされるオペレーティングシステムとなっている。
            >リリース月は、同じく6ヶ月ごとにリリースされるGNOMEの次の月であり、最新のGNOMEが含まれるよう計画されている
            >http://ja.wikipedia.org/wiki/Ubuntu

            私にとってUbuntuは、途上国に配布するデスクトップも想定しているだけあって、
            過去のハードウェアのサポートも「手軽にインストール」出来る様になっているようです。
            昔からのドライバを持っているだけだろ?と言われればそうなんですがね。
            それと、LTSのようなロードマップが明確なので、安心して使う事ができます。
            実際のブツを見ていませんので、どのようにそれを生かしているのか解りませんが、
            例えば440BXでネットブートが出来て…という古いハードのサポート、
            新しいハードを追加した時の自動認識の容易さとか、デスクトップを復活させたら
            使い慣れてるubuntuになる…素地が使い慣れている環境という安心をサポート、
            しているとしたらubuntuで構築する意味は出てくるのではないでしょうか。
            あとubuntuの自動アップデート機能とか使えるのだろうか。

            >実際使っている人の数とかの情報が無いと不毛な話
            ubuntuは使っていても、カスタム版ですからね・・・確実な話が出来ない
            親コメント
        • サーバ版使ってる人、ほとんどいないでしょ。
          実際、デスクトップ版と違って他に秀でた特徴もないし。
    • by Anonymous Coward

      Ubuntu派生なのは別に構わないと思いますが、所詮雑誌の企画物で1バージョン限り(じゃなかったら済みません)なのでUbuntuの分家のような名前は良くないですね。
      "PCJapan Linux NAS Edition"辺りで良かったのでは。どうしてもUbuntuという名前を使いたいなら後ろに"powered by Ubuntu"とか"based on Ubuntu"を付けるとか。

      と、ここまで書いて思ったのですがこれは派生ディストリビューションではなくインストーラとデフォルトでインストールされるパッケージをカスタマイズしただけのUbuntuそのものと見るべきじゃないですかね?
      もしそうであるならUbuntuの名前も

  • IOのHDL4-G1.0を持っています。
    性能ががっかりでした。
    (Linuxからしか試していないがSamba読み書きが遅く不安定だった)
    PCでRAID5サーバー建てました。

    で、その関係で、HDL4のRAID5をPC上で読み出すテストをしました。

    mdadmとXFSがあれば、mdデバイスをassembleしてxfs_repairすれば
    ある程度読めるのですが、rootディレクトリを含む複数のディレクトリとファイルが
    消えてしまってがっかりでした。
    (HDDのdd複製で行なったのでHDL4上のファイルは失ってはいない)

    それはそうと手間がかかった。普段使っているVineにはXFSが無いし
    通常のUbuntuには初期導入でmdadmが無い。Fedoraは手元にディスクが無く。
    CentOSもどっちか無くて、ネットに繋がらない環境で…トホホ
    今後RAID5 NASの普及と、そのCPUボード故障等からのサルベージ用途に
    XFSやmdadmが使える1CD Linuxは欲しいと思っています。
    件のUbuntu派生はどうなんでしょう?

    結局、MPEG4ばかりのRAID5をreiserfsで…みたいなちぐはぐなことしていますが
    やはり、RAID5は現状ではNASでは重く、PCベースのほうが良い。
    RAID5の速度、ファイル管理の自由度、grrowもできたし、ftpとか使えるし
    そもHDD四つ回しておいて、CPUの消費電力が…じゃ無いと思う。

    ちなみに、intelの2004年のハードウェアRAIDカードとC7/1.5GHzのソフトウェアRAID5が
    ほとんど同じ性能で、せっかく掘り出し物と思ったRAIDカード死蔵中。
    RAIDカード自体の発熱のすごさが使用断念の決め手。
  • 見間違えた (スコア:0, オフトピック)

    by SNT (23129) on 2007年11月13日 21時21分 (#1249768)
    NASA向けパッケージかと・・・
typodupeerror

Stableって古いって意味だっけ? -- Debian初級

読み込み中...