ブログは死にゆく技術か? 122
ストーリー by mhatta
最近のテクノラティがダメなだけなんじゃ… 部門より
最近のテクノラティがダメなだけなんじゃ… 部門より
極小ブログ 曰く、
WIREDの連載『Beyond the Beyond』において、情報アーキテクト・作家のAdam Greenfield氏の興味深いブログ記事が紹介されていました。「ブログの黄金時代は終わったのではないか」という主張です。
氏はまず、自身が行った講演への反応を見る手段としてちょっと前までは有効だったTechnoratiのブログ検索が、最近ではあまり役に立たないと指摘します。氏はこの理由として、そもそもブログ記事として感想や自分の意見をきちんとまとめる人が減っていて、皆TwitterやTumblrといったマイクロブログに短いコメントを書き散らすか、del.icio.usやFacebookのようなブックマークやソーシャルネットワークに書くだけで満足してしまうのではないかと述べています。さらに、そうした短いコメントの多くには、講演のYouTubeビデオにリンクを張って「これ見てた」などとしか書いていないので、結局役に立たないとも。
まとまった文章をブログに書くのは確かにめんどうな作業なので、こういう傾向が出てくるのは予想できたことなのかもしれませんが、今後ブログはどうなっていくのでしょう。
自然淘汰 (スコア:5, すばらしい洞察)
結果ノイズが減りウェブの価値が上がる。
Re:自然淘汰 (スコア:3, 興味深い)
ちょっと意味は違うかもしれませんが同感です。
寸鉄人を刺す鋭いコメントや会話的内容にはTwitterなど、まとまった意見感想や主張的内容にはブログと、使い分けられるようになった、と。
単に、なんでもかんでもブログ、という「ブログの黄金時代」が終わっただけかも知れません。
# 日本は「俳句」の伝統がある国ですし。(違
Re:自然淘汰 (スコア:2, 興味深い)
役に立たないからって、書くなと言えるものでもないし。
責めるべきはくだらないブログじゃなくてGoogleじゃない?
検索技術の完成度がまだまだなんですよ。
しょうもないサイトを検索結果に出すなよ。こんなものは探してない。
面白いサイトを厳選して紹介してくれよ、と。
メディアとしてのインターネットのあり方の変遷 (スコア:5, すばらしい洞察)
インターネットは、双方向通信メディアであったけれども、
blog, micro blogと移ろうことの背景には、
記事の書きやすさ、というのが一つのキーではないでしょうか。
より一般に言うなら、インターネットは、情報の発信/受信コストが低いし(=簡便)、低くなる方向に進化してきたのではないでしょうか。
私は、blog等が組み合わさって、より情報を発信しやすくなり、細かに発信することが可能になる一方で、それを纏める作業を支援するシステムが出現し、
また、逆に、細かに発信された情報を、上手に整理して表示する仕組みが、
今後、登場するでしょうし、その必要があると思ってます。
Re:メディアとしてのインターネットのあり方の変遷 (スコア:3, 興味深い)
コストとリスクが低くなっても、自分か近しい人に当てた、
短い、書き散らすようなコメントが増えるだろうし、
昔ながらの、専門家の書く本に対抗できるかな。
二次裏が一つだった頃、二次裏は新しい文化が生まれるところだと思った。
皆てんでばらばらな方向を見て、好き勝手に数行のコメントを垂れ流す。
群盲は象を撫でているつもりなのだけど、実はその象は存在しないような状況に見えた。
それなのにしばらくたつと何故か象が生まれてる。
細かに発信された情報を、整理せずに鍋にぶち込んでたら、
上手に整理して表示する仕組もないのに、何故か表示されるものが出来ていた。
それともあそこには整理、表示する仕組みが見えにくいだけであったのかしらん?
Re:メディアとしてのインターネットのあり方の変遷 (スコア:3, 参考になる)
別カテゴリとして実況、二次ネタ、ネットキャラ、ゲームなど分散してるので、
逆に個々の扱う情報は狭くなってますね。
may、dat、imgはともかくjunはエロ、novは常時定時と、
わけの分からない住み分けがおこっています。
ふたばの外に二次裏を求めたまじかるや、海外にも二次裏ライクな掲示板が出来ていました。
数学や自作パソコン、お絵かきにニュース表辺りは昔ながらですが。
cgi?何それ?
Re:メディアとしてのインターネットのあり方の変遷 (スコア:2, 興味深い)
今のリンクは双方向やリングなど単につなげているだけですが、
そこにグルーピングやジャンル分けと、検索技術を併用したリンク手法が
出てくれば情報もより生きてくることかと。
(↑情報自体にリンクは無い、外部のリンク情報(外部の検索サイトの結果みたいなもの))
#トラックバックはちょっと使われ方が広告専門になりかけてるからね。思惑とは違って。
日記を書く人もいれば言論をなす人もいる (スコア:5, すばらしい洞察)
当然の結果で、気に病むことは無い (スコア:4, 興味深い)
というのは置いておくとして、日本において、「とりとめもない文章」がblogである、というイメージが先行しているため、ブログ文化は日本では大きくなってすらいなかった、と邪推。
毎日更新の良質なブログなんて殆どないのに、ほぼ毎日更新するブログが上位に来る。
なぜ上位に来るのかというと、2chをネタにとってるから。
その下に、毎日更新のお友達との雑談ブログが名を連ねる。
日本の現状は、馴れ合い文化です。
ある程度の内容を書くとしたら、個人の力では、週刊や隔週刊のペース、またはそれ以下になってしまうでしょう。
そのペースでは、集客力は然して無いでしょうし、RSSの広まった今、「更新した」という前提の後に「見る」という行動がくるので、更新ペース=集客力となりかねません。
結果、内容あるサイトは死んだかに見えます。
# それでも、Blog史前からやっていた人も、Blogに切り替えた人は多いと思います。
# 更新の手間が、飛躍的にかからなくなりましたから。
しかし、内容あるblogを、blogが始まった当初から書いていたのは、ナードであり、一般大衆ではありません。
Blogによって、HTML知識が無かった一般大衆が流れ込んだ以上、そのクオリティの文章を上位に維持するのは、どうやっても難しい。
ただそれだけのことな気はします。
Blogを導入することで、更新ペースが上がった有用な情報サイトは、少なくありません。
# そのかわり、文体がフランクになっちゃった人も居ますが・・・
openDoe-Ming Ver.0.72.9beta
日本においては、 (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:日本においては、 (スコア:3, 興味深い)
>そう言う意味のblog圏は誕生すらしてなかった気もする。
元々、(日本では?)とりとめもない日記をWeb上にて公開する文化(*)があって、それがそのまま今時のblogのシステム上に移っただけ、だと思います。
*:静的HTMLによる「Web日記」とか、「ハイパー日記システム」 [h14m.org]とか
ただ、そういう層が書いていたWeb日記と、今時のblogシステムやらSNS上での大量の日記との間に、文化的な繋がりがあるかは微妙な気もします。
そもそも「人に見せる日記」などというものが珍しい。実は、日本では夏休みの宿題で提出する日記があるのが原点なのだ。…という、もっともらしい(気もする)論もあるようです。
Re:日本においては、 (スコア:2, 興味深い)
江戸期の日記者が書き残したものも面白い。
元禄御畳奉行の日記―尾張藩士の見た浮世
http://www.amazon.co.jp/dp/4121007409 [amazon.co.jp]
「耳袋」みたいに噂話を集めてるのは、いまどきのまとめサイトみたいなものかなと。
耳袋
http://www.amazon.co.jp/dp/4861810256/ [amazon.co.jp]
いわゆるブログシステム移入時に市民ジャーナリズムとか夢見てた人がいたみたいですが、御愁傷様でした。
Re:日本においては、 (スコア:2, 興味深い)
> いわゆるブログシステム移入時に市民ジャーナリズムとか夢見てた人がいたみたいですが、御愁傷様でした。
ブログツールがどうというより、意識の問題でしょう。こういうサイトで [globalvoicesonline.org]日本語話者を求めていたりするんですけどね。
日記がどうというより、なぜ日本でブログ、市民ジャーナリズムが生まれてないのか、というテーマの方がよっぽど興味深いという思います。市民ジャーナリズムはアメリカだけじゃなくて、韓国なんかでも根付き始めているわけだから。中国、台湾はどうかしらないけど、少しはあるみたいだし。
Re:日本においては、 (スコア:2, おもしろおかしい)
これが日本(それどころか恐らく地球)におけるネカマの始まりであった。
Re:日本においては、 (スコア:2, 興味深い)
機械的な製品紹介とアフィリエイトリンクだけの”チラシの表”とかわらん内容のブログがあったりするし。
#個性らしきものがある分チラシの裏の方がまだましと言うかw
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
悪貨は良貨を駆逐する (スコア:3, すばらしい洞察)
人気と提灯に2分化 (スコア:3, すばらしい洞察)
提灯blogに2分化されていくんでしょう。
前者は、
今日の必ずトクする一言とか、
俺ニュースみたいに
心無い一部の連中(≒ネットイナゴ)によって
モチベーションが下がってやめてしまいがち
なのが残念なところ。
提灯はITmediaやオールアバウトみたいに
優秀なのと微妙なのが混在しがち
Everyware のネーミングはいいと思うんだけど (スコア:3, 興味深い)
Re:Everyware のネーミングはいいと思うんだけど (スコア:2, 興味深い)
この手のキャッチコピーで流行するものには「何かよくわかんないけどかっこいい(気がする)」感が重要な気がします。ひねくれた言い方だと、
- ぱっと見(or 聞き)よくわからない(→興味を引く)
- なんだろうと思って調べてみてもいまいちよくわからない(→すっきりしなくて心に残る)
- よし、言ったもん勝ちだ。これも○○だ!(→宣伝に使える)
みたいな。不明快語は短期間に大量消費されて消えていき、最終的には明快な方が再発見されたりするんじゃないかとも思いますが、それも忘れた頃になりそうで報われないかも。
減ってない (スコア:3, すばらしい洞察)
「きちんとまとめない」人が増えただけ。
俳句・短歌に (スコア:3, すばらしい洞察)
言いたい本質的なことを、
5・7・5
5・7・5・7・7
にまとめれればよいという偉大な智恵をなぜつかわんのか。
これならちょっと書くだけで、豊穣なイメージを伝え
られますぜ
------ nori2
まず自分から (スコア:5, おもしろおかしい)
それならば、
あなたが最初に
やりましょう。
いつも主観で書き込んでいます
Re:まず自分から (スコア:2, おもしろおかしい)
金の欲しさよ
Re:まず自分から (スコア:2, おもしろおかしい)
>あなたが最初に
>やりましょう。
やったみたとて
だれも読まねど。
Re:まず自分から (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:俳句・短歌に (スコア:2, 興味深い)
いわゆる「今北産業」 [hatena.ne.jp]を俳句縛りにすれば、日本の伝統を重んずる方々からも、2ちゃんねるは高く評価されると思われます。
--
短く書く能力に欠けているPravda…。
Re:俳句・短歌に (スコア:3, おもしろおかしい)
ボケにマジレスを返さないで!
日本の古い諺だ (スコア:3, 興味深い)
> 「これ見てた」などとしか書いていないので、結局役に立たないとも。
かれらは「百聞は一見に如かず」ということを解っているのですよ。
自分が聞いて得た答えは自分のものであって、他人にはベストアンサー足りえない。
それよりは実際に見て自分なりの答えを出してもらうほうが良いというアプローチだね。
(注:超ポジティブシンキングしています)
つまりはYoutubeに上げない(上げさせない)ようにして、伝聞しかできなくするか
Youtubeを見た人たちが感想を述べる場所(掲示板など)を設けるのが氏の目的を
達成する方法の1つだと思います。
2chに議論スレ建てれば良いのですよ。もちろん講習会で誘導をお忘れなく。
--
#米にはこんな諺がないものかね
Re:日本の古い諺だ (スコア:2)
もしくは、元々日記を書くような習慣が無かった人が
流行で食いついたけど結局習慣化できずに惰性で書いてる人も
多いんではないでしょうか?
別にそれを責めてる訳では無いです。
そういう一言、1行ブログのトラックバックやリンク先で
有用な情報が得られれば何の問題も無いのですから。
これがアナログ回線だったら憤慨してる所ですが・・・w
他に、ブログをやってみたんだけど反対意見とか誹謗中傷が怖いから
敢えて突っ込んだ内容を書かないようにしている可能性もありますね。
(注:微妙にネガティブシンキングしてます)
でも確かに最近は、ぐぐると微妙なブログばっかりが釣れる事多いですよね・・。
因みに私のブログは妙に長くて誰も読まない(読めない)罠...orz
#え?内容がツマラナイから?まぁそうホントの事言わないで下さいよ・・。
なんか (スコア:2, 興味深い)
#アフィblogやエロサイトトラックバックにウンザリ…部門より.
何時の時代だってそういう物。 (スコア:2, 興味深い)
そういう意味では、適応出来なくなった一般人のための黄金時代は終わったと言っても過言では無いのでありましょう。
まさに成熟の時代。
本当に死にかけてたら話題にすら上りませんて。
本当に死んだら話題になるけど!
Re:何時の時代だってそういう物。 (スコア:1, 参考になる)
この文章から情報をとりだせるインタプリタを開発したら名声を手に入れられる。
Re:何時の時代だってそういう物。 (スコア:2, すばらしい洞察)
歴史は(ry (スコア:2, すばらしい洞察)
同じ事を言われてた気がするねぇ
次に何か技術が出ても、やはりそれが普及すれば質は落ちるよ
更新チェックが容易になりました (スコア:2, 興味深い)
rssリーダーで見れば、見るまでもないかな?という判断もしやすいですしね。
似たような趣味を持つ人のblogをチェックしておくことで情報の網が広がる。
そこにはリンクと1行コメントだけでも「エントリーするに値する」何かがあるとすれば
それは貴重な情報源なわけで。受動的な情報摂取ですけどね。
それに、ソースを見たとき、bloggerと別の感想を持ってもいいじゃないですか。
BlogはわからないがTrackbackは死んだ (スコア:2, すばらしい洞察)
ひどい状況です。S/N比は0.1%をきってるかもしれない。
時期的にSMTPの失敗が明白になりつつある状況で考えられた
プロトコルであるにもかかわらず,あれだけSPAMのことを考慮
してないプロトコルを設計したBenには一言文句を言いたい。
Re:BlogはわからないがTrackbackは死んだ (スコア:2, すばらしい洞察)
それって「Trackbackは死んだ」と言っても良い状態だよね
とはいえ (スコア:2, すばらしい洞察)
ならばブログやSNSだって、いずれはやはり「死にいく技術」なのではないかなあと思うのです。
一方で昔ながらのスレッド型掲示板方式のインターフェイスを引きずりながら栄えている2chもあるし、「きちんとしたコンテンツ」を発信しつづけてる昔ながらのスタイルのウェブサイトだっていくらでもある。ただ、これらは「基本となるスタイルのシンプルさ」という共通点があって、結局そこに原点回帰してしまうのかなあ、と。
上で他の人も指摘してますが、トラックバックなどの「ブログ特有」とされた機能は破綻していき、誰も行わなくなって、最終的にはもっとシンプルな「WEB日記」のスタイルに回帰した上で、「きちんとしたコンテンツ(というか、ブログの場合はオピニオンというか)」を提供してる人のものは生き残り、それ以外の雑多なものは、また別の、そのときの流行になった「何か」に移行していくんじゃないかな、と。
リンクがあるならまだいい (スコア:2, すばらしい洞察)
要するに、自分で書けるヤツがいかに少ないか、ってことじゃないか?
よくいる (スコア:1)
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:よくいる (スコア:2, すばらしい洞察)
とても流行っているが欠点があって、そこを改善しないとないけないよという警告
の意味で「終わる」「もう**の時代ではない」「既に枯れている」というのは
たしかに表現手法として既に枯れているように感じますね。
Re:よくいる (スコア:2, すばらしい洞察)
「今、○○が危ない」とか「もはや××は時代遅れ」のアラーム的言いっ放しの記事や主張は、おっしゃる通り表現手法として既に枯れていると私も思いますが、なかなか衰える気配がありませんね。;-)
# 古くて枯れた方法論は、意外としぶとい。
そしてはじまる (スコア:1, おもしろおかしい)
情報リテラシーが向上したということでは (スコア:1, 興味深い)
そうなると聴講自体が業務であったケースも多くなることでしょう。
業務内容はブログに書いちゃダメでしょう。
それだけじゃなくて、コメント荒らしやspamの問題、個人情報漏洩など、Worldwideに
情報発信するリスクを考えると、正直私も公開ブログなんて書きたくないです。
現実的に、公開された場では、無責任に言い散らしたいことや当たり障りのないこと
のみ匿名で書いて、読み手のことを考えたものはSNSとかで対象を絞って書いています。
公開ブログの衰退は必然と思えます。書き手が、想像する読み手のスコープの範囲を
意識して、あたりさわりのない内容を書くように努めている、ということであれば、
それはそれで良いことだと思います。
Re:情報リテラシーが向上したということでは (スコア:1)
のみ匿名で書いてらっしゃるんだからいいじゃないですか!!!!
ブログそのものより (スコア:1, 興味深い)
もっと優秀な検索エンジンが使えればそれで済む話じゃないの?
あるいはバカフィルタ [srad.jp]の登場を待つとか。
Re:短文化 (スコア:3, 参考になる)
Re:短文化 (スコア:2, おもしろおかしい)
当然であります (スコア:1, おもしろおかしい)
先任上官に敬礼っ!
Re:「これ見てた」 (スコア:1, 参考になる)
what people microblog is links to YouTubery,
皆は YouTube へのリンクをマイクロブログするだけで
not dissections of talks they’ve just seen.
自分が(それまで?)見ていた講演の(詳細な)分析を書くわけではない。
At best you’ll get somebody noting that they’re
良くても
“At a talk by Firstname Lastname.”
「○○氏の講演会場にいる」ことを書く人がいる程度。