ソフトウェア特許廃止を掲げるESPプロジェクトが論文を募集 66
ストーリー by morihide
千里の道も一歩から 部門より
千里の道も一歩から 部門より
Open Tech Pressより。
「ソフトウェア特許に強気で臨むEnd Software Patentsプロジェクト」という記事が掲載されています。End Software Patents(ESP)はFree Software FoundationやPublic Patent Foundation、Software Freedom Law Centerといった団体の後援を受けて昨年11月に設立されたプロジェクトで、その名のとおりソフトウェア特許の廃止を目標としています。
ソフトウェア特許を廃止すべき理由(ソフトウェア特許が特許制度の目的に反して技術革新の妨げになっていること、アルゴリズムに特許を適用することがナンセンスであることなど)はオープンソース支持者から繰り返し述べられていますが、ESPはそうした考えを理解しやすいかたちに体系化することで、ソフトウェア特許廃止運動の支持者層を広げようとしているようです。その手始めとして、懸賞論文の募集が告知されていますので(賞金額は10,000ドル、4,000ドル、1,000ドルの3段階)、我こそはと思う方は応募されてみてはいかがでしょうか。
STOP!糞ノルマ (スコア:4, 興味深い)
ソフト特許なんて審査パスするのがやたら厳しいし、
パスしてもソフトの中なんてリバースして侵害判定するのメンドくさいし、
とっても金が儲かるとはとても思えん。
はっきり言って時間の無駄。このノルマのせいで10%は
食われる時間を他に回せばどれだけよいか。
最近は、ソフト特許に厳しくなってきたので、
審査を超えるtipsの講習をするので受講するように、だと。
このデスマーチ化直前で必死に持ちこたえているこの場面に。
もうね、あほか、ばかかと。
これだから現場に立たずにペーパーワークで給料もらえる
特許部とか人事部の奴らは糞なんだ。
ソフト特許なんて下らないものが消え去れば、この無駄な苦行も消えるのに!
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:2, 参考になる)
弁理士資格持ってる(または本気で目指している)特許部の人たちは尊敬します。
うちの会社は、開発者はほとんど完成間近の原稿提出を要求されるんですが、
SEや営業の基準はかなりゆるいので、彼らの書く特許は、
特許部のごく一部の人たちが泣きながら再構成してます。
あの人たちの仕事はやりたくないなあ。
でも、やっぱりソフト特許が廃止されて縁が切れるのが一番いい。すまぬ。
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:1)
数十枚の明細書いてもらって感謝しています。
#私の担当者ではないでしょうけど、なんかお礼言いたくなったよ。
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:2, おもしろおかしい)
3枚程度の内容を独自の判読しにくい文章で数十枚に水増しされたものを、特許調査で読まざるを得なくなる人たちの浪費される労力も考えてください。
%% 昔そういう作業やってたが...不毛な限りだった%% 技術文書になってればまだマシなんだろうが。
の
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:2, すばらしい洞察)
そしたら馬鹿な上層部が何か他のくだらないことを思いつくに違いない。
幻魔大戦理論 (スコア:2, おもしろおかしい)
そうして限界まで追い詰められるとESPが発動するわけです.
Re:幻魔大戦理論 (スコア:1)
Re:セカンドフェイズ理論 (スコア:0)
Re: (スコア:0)
あなたのためではありません。
ソフト特許がとれれば、指導してきた部長の功績
失敗すれば、あなたの無能さの証拠
Re: (スコア:0)
オープンソースは、ソースが公開されているので特許侵害の判定がしやすいですから、
オープンソースとしては一方的に訴えられる可能性が高いという潜在的な危険性があります。
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:1)
公開されている事と特許侵害の判断がしやすいってのとが結びつかないですよ。
特許はある「仕組み」を対象としていて、どのように動作するかが問題なので、
コードの内容とは直接は関係ないですよね。
ソースコードが公開されていることで、コード盗用の有無の審査は非公開のものよりは
しやすいですね。リバースエンジニアリングとかあまり必要ない。
Re: (スコア:0)
実装が問題だと自分で言っておきながら、
> コードの内容とは直接は関係ないですよね。
実装は関係ないという論理の飛躍具合がちょっとやばいドラッグでもキメテルいい感じ。
> ソースコードが公開されていることで、コード盗用の有無の審査は非公開のものよりは
しやすいですね。
実装が判ると侵害判定が容易だと自分で言っておきながら、
> リバースエンジニアリングとかあまり必要ない。
実装を知る手段を「あまり必要ない」と切って捨ててる大胆な性格には惚れ惚れしちゃう。
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:1)
そして、それで保護されるのが原理であって実際のコードではない以上、自身の知っている原理と比較するのにコードはあまり重要じゃないんじゃないかと思うわけですが・・。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:1)
どういう実装になっているかはコード見なくても分かる。
ってことでしょ?
Re:STOP!糞ノルマ (スコア:1)
分かる」んじゃないですか?
ソフトウェア特許の侵害についての係争で(裁判までしているかどうかは別として)、
実際にオープンソースのソフトウェアのソースコードをチェックして特許侵害が分かった!
ソースコードがないより調べるのは楽だったぜHEHEHE! みたいな事例は
どれくらいあるか示してみてくださいよ。
それができるなら私の主張はよろこんで引っ込めますよ。
Re: (スコア:0)
あんたの引用のほうこそデンパ入ってるようにしか見えないけど。
エンジニアの戦い方 (スコア:2, おもしろおかしい)
ソフトウエア特許を自動で方式却下にするとか、
どの審査官にも届かないようにするとか。
プロジェクトを頓挫させるとか。
それがエンジニアの戦い方でしょ?
#実は笑えない話なのでAC
Re: (スコア:0)
エンジニアと狂信者ってのは、どこか共通点があるのでしょうか?
Re:エンジニアの戦い方 (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
以上の中から、狂信者と共通点がないものを探しなさい。
# 言いたい事は分かるよね?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
#点と紙はちょっと違う。次元とか。
Re: (スコア:0)
(以下略)
すばらしいシステム(ソフトウェア)だ。それで特許が取れるぞ。
typo? (スコア:1, 参考になる)
http://srad.jp/EndSoftwarePatents [srad.jp]
ではなく
http://endsoftpatents.org/ [endsoftpatents.org]
が正しいのでは?
# 指摘がないということは誰もリンクをクリックしてない?
Re:typo? (スコア:1)
ビジネスモデル特許もついでに (スコア:0)
Re: (スコア:0)
まあそうかも知れない。
その辺の人達が「話題のソフトウェア特許でウハウハ」と煽って
ご飯食べてるのかもね。
Re:ビジネスモデル特許もついでに (スコア:1, 興味深い)
ESP? PKのほうじゃなくって? (スコア:0)
制限があるほうが (スコア:0)
その上を行く技術革新があるかもしれない。
一辺倒に廃止も考え物かな~。
Re:制限があるほうが (スコア:2, すばらしい洞察)
儲けるんでしょうかね。。
ハードウェアで実装する?それだとDSPとかで困るから、
超すごいエンコーダを作ってSaaSなりなんなりで提供?
Re:制限があるほうが (スコア:1, 興味深い)
Re:制限があるほうが (スコア:1)
特許で収入を得られなくなってしまうとしたら、あとは実装そのもので
収入を得るしかないわけですけど、今でもアルゴリズムそのものは著作権で保護されている
訳ではないので、開発したCODECで収入を(継続的に)得るためには
「実装を秘匿する」以外に方法は無いと思います。
# そもそも特許を認めているのは公開と引き換えなわけだし
要は、CODECを作る手間>リバースエンジニアリングして実装する手間 となったらCODECを作った側が損する事に。。
もちろん、実装をコントロールするというのは十分な利権なので、
# 自分に有利なCODECを作ってみんなに実装して貰えばそれだけで利益になるので、
MPEGとかJPEGのような業界標準で特許を主張するな とかなら理解できなくもないですが。。
まあ、CODECという領域に限って言えば、そもそも普及していないCODECには価値が殆んど無いので
特許権が無くなったとしてもみんな次の標準を作るために頑張ると思うし、
特殊用途であれば実装を秘匿するのが簡単なはずなので、
それほど問題無いのかもしれませんが。
# 例えばDVDのような規格だったらデコードのための鍵を高額で売るとか。
Re:制限があるほうが (スコア:1)
非可逆圧縮系の audio codec では音の特性や聴覚に対する研究は必須ですし、video codec なら画像パターンや視覚の研究など、まともな codec (のオリジナル) は研究にお金がかかってるものばかりですよ。非常に多数の実装がある mp3 なんかも、元を辿れば [fraunhofer.de]お金を掛けて研究した成果の結集です。
# 特許が開示された結果多数の codec 実装があると見れば、それは特許の目的に合ってると思う。
例えば、携帯電話等でより音声が聞き取りやすく伝えられるための研究などは、audio codec 開発に対してお金を掛けて研究している一例です。知っている例では、これ (NTT の VQ テクノロジ) の音楽向け転用として存在する TwinVQ とかでしょうか。
Re:制限があるほうが (スコア:1)
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:制限があるほうが (スコア:1)
それ以前であるならハードとソフトが事実上不可分だったので
十分食べていけたと思います。(System360が出るか出ないかくらいの時代)
今は分割してやっていけるのでちょっと難しい問題です。
特許を否定しつつ公開は肯定することが可能なのかどうかは考えどころ。
例えば世の中をffmpegやその流用ソフトウェア(GOM Playerとか)が支配して、
MPEGエンコーダ製品を作ってる人間が全員餓死するような未来が果たして存在するのか。
個人的にはMPEGくらい流行していればその未来はあり得ないと思いますが。。
まぁどっちにせよ、この問題は(経済的にも)整理される必要があるし今回のような試みは歓迎すべきだと思います。
金払って使えばいいじゃん (スコア:0)
より良いものを作れる自信がないなら素直に払え。
作れるなら作ればいいし。
Re:金払って使えばいいじゃん (スコア:1)
特許料払って使わせてくれるのなら、ねえ。
# という話もありますよ
Re: (スコア:0)
やらないうちから出来ないって言っても埒があかん。
廃止ねぇ (スコア:0)
きちんと審査するのが無理なら廃止しろって極論?
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
Re:特許は山賊から天才を保護するためのものであって (スコア:1)
もちろん、特許と著作権は違うものを目指しています。
んで、特許の目的は、発明の保護ではなくて、発明の公開を優遇することのはずです。
なので、特許のDBに登録することで保護され、代わりに誰でも閲覧できるようになります。
ところが、現状、何かソフトウェアを作るときに、「目的の物を作るにはどうするか調べる」ために特許DBを調べたという例を私は知りません。
私がパッケージ製品担当だった時は、逆に、作ろうとしている製品が特許に引っかからないかを調べるために特許DBを調べて回避手段を探ったりしました。
あと、特許のノルマがあったりして、特許になりそうなものは手当たりしだい登録します。
自分の製品で使ったようなことや、これから製品にしそうなことは、あらかじめ特許をとって置くんですね。
はっきり言って、特許DBは、公開するに値する技術のDBとは思えません。
このDBが公開されることで助かっている開発はほとんど無く、逆に「誰でも思いつくような実装」を誰かが特許DBに公開していないか調べるという無駄な作業を発生させているだけに思えるんです。
んでもって。
「ソフトウェア特許が無くなったら、現在のソフトウェア産業が成り立っていかないか」と言う観点で考えてみても、「特に困らない」という結論に達すると思います。
なぜなら、現在のソフトウェア産業は、著作権で保護されているから。
てなわけで。
「まっとうに機能していないソフトウェア特許を廃止しても誰も困らない」に一票。
Re:特許は山賊から天才を保護するためのものであって (スコア:1)
特許となる技術などの情報を公開させることで得られる産業の発展等のために、国が一時的に権利の占有を認めるというのが特許の肝だと思われます。
それが発展させようとしている「産業」は決して特許を売り買いする市場をさすものでは無いはずなんですよね。
◆IZUMI162i6 [mailto]
Re:特許は山賊から天才を保護するためのものであって (スコア:1)
簡単に破ることのできる暗号アルゴリズムなんて、いくらでも思いつくと思うのですが、
そんなものを特許申請しても、使う人がいるとは思えません。
シーザー暗号系のアルゴリズムなんて、子供のころに使った覚えはありませんか?
Re:特許は山賊から天才を保護するためのものであって (スコア:1)
だけど、そういう意味にはとれない文章ですよ。
「既存の暗号技術に『おいて』」は副詞節だから、
文章全体もしくは述部を修飾しているはずです。
それに、ROT13やuuencode(これは人によって暗号だという人と違うという人がいるが)
だって「既存の暗号技術」です。
Re: (スコア:0)
本来なら、ソフトウェア特許を認めたくないなら、特許制度そのものを相手にしないと筋が通らない。
で、なぜソフトウェアだけ特別視すべきだという考え方が出るのかというと、
結局のところ、ソフトウェア製造の歴史が浅いために、なんでも保護されてしまうと
ソフトウェア製造が立ち行かなくなるのではないか、という不安からですね。
手法や設計の流用なしに製造が成り立たないのはハードウェアも同じですが、
少なくとも保護されていない(昔からの)手法で作ることは可能。
ただ、特許制度を受け入れるなら、(進歩の速度にあわせて)保護期間を短くするなどの
提案を行うべきで、イノベーションがどうとか大企業の利益がどうとかいう理屈で、
ソフトウェア特許だけ禁止しろというのは、やはり筋が通っていない、というか、
意味がわからない。
これでは、タダ乗りしたいだけと思われても仕方ないね。
Re: (スコア:0)