観測史上最も明るい天体 27
ストーリー by yosuke
A.C.Clarkeへの宇宙からの献花 部門より
A.C.Clarkeへの宇宙からの献花 部門より
National Geographic News記事より。
記事には、NASAのSwift衛星が撮影したX線および光学/紫外波長の写真が掲載されている。水曜日の夜、うしかい座に目を向けていた人は、5〜6等に達したこの天体を肉眼で見ることができただろう。
地球上の肉眼ではかすかな星の光のように見えたであろうこの天体はGRB 080319Bと呼ばれ、75億光年の距離で起きたガンマ線バーストであり、08/03/19 06:32:26 GMTに観測された(NASAのプレスリリース)。これまで肉眼で観測可能な最遠の天体であったM33の290万光年をゆうに三桁はぶっちぎり、いままで観測されたもっとも明るい2005年の超新星よりさらに250万倍も明るいそうだ。
億光年単位の距離の天体が目で見えるとかビッグバン以来もっとも明るいとか、なんだか宇宙のロマンをかきたてられる映像だ。