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現代的コンピュータの始祖“Baby”誕生から60周年 15

ストーリー by Acanthopanax
本卦還り 部門より

oddmake 曰く

BBC記事より。本日2008年6月21日は、Small Scale Experimental Machine、通称“Baby”が誕生してからちょうど60年目にあたります。ENIACが、そのプログラムをハードウェア的に配線をすることで格納していたのに対して、Babyは電子的にプログラムを格納できたため、今日のコンピュータが備えている要素を備えた最初のコンピュータとも呼ばれることがあります。昔は赤ん坊だったコンピュータが今では現代社会を支えているかと思うと、なかなか興味深いですね。

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  • by phenix (31258) on 2008年06月21日 23時56分 (#1368169)
    ざっくりしか見てませんが、プログラムをやり直さずに、
    入れ替えて使えるということが新しかったのでしょうか。
    磁気でプログラムを記憶してるコンピュータやPROMのマイコンなんかが
    このコンピュータの定義から除外されてしまいそうなんですが・・・
    何が画期的だったのかいまいちわかりません・・・
    • by Anonymous Coward on 2008年06月22日 0時49分 (#1368199)
      ENIAC は配線に固定されたプログラムしか実行できなかったのです。ここでいう「現代的コンピュータ」とは主記憶にプログラムを格納して実行できるコンピュータを差します。
      これにより面倒な配線作業を必要とせずソフトを入れ換えることが可能となりましたし、プログラムを動的に生成してそれを実行したり、あるいは実行中のプログラムを書き換えてその動作を制御することもできるようになりました。あと、バッファオーバーフローを突いた攻撃もこの機能なしには実現できません(笑

      余談ですがかつては磁気を用いた主記憶が主流の時代もありました。なので磁気の使用の有無はここでいう「現代的」かどうかに全く関係ありません。またプログラムを ROM に格納していても、それが主記憶と同じアドレス空間にマップされている限りここでいう「現代的」アーキテクチャに分類されます。
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      • >配線作業を必要とせずソフトを入れ換えることが可能となりました

        というか、このマシンで初めて物理配線から切り離された「ソフトウェア」という概念が生まれたと言ったほうがよさそうですね。

        #そういえばもともとはコンピュータ用語だったのに、いつのまにか音楽や映像なども「ソフト」と呼ぶようになってるなぁ
        --
        うじゃうじゃ
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        • by Anonymous Coward on 2008年06月22日 3時02分 (#1368240)
          > というか、このマシンで初めて物理配線から切り離された「ソフトウェア」という概念が生まれたと言ったほうがよさそうですね。

          そうでもない。
          当時すでにパンチカードなどで制御される機械がたくさんあった。
          (ピアノ、織機、機械式計算機など)
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      • >あと、バッファオーバーフローを突いた攻撃もこの機能なしには実現できません(笑

        いや、ENIACだって配線に過電流を流すなどの攻撃を行えば、異常動作を起こしてあわよくば制御を変える事もできたはず。って、それはバッファオーバーフローとは違うような…。

        #まあ今もオーバークロック攻撃(?)ならば結構やられてますしね。しかも自発的に。(自爆も多い。)
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    • ストアードプログラム型アーキテクチャが画期的なのは、概ね
      • プログラムもデータと同じメモリ空間に格納
      • 実行しているプログラムワードを指すプログラムカウンタをハードウェアで持つ
      • 通常はあるプログラムプログラムワードの実行後にはプログラムカウンタは1増え、それが指す(次の)プログラムワードを実行
      • 条件付き又は無条件でプログラムカウンタを指定した値に設定する「分岐」命令を具備
      に拠って、逐次実行に加えて条件付き実行と繰返し実行とプログラム可能にし、これを自動で高速に実行するハードウェアを提供したことだと思います。
      また空間を共用することで、アセンブリ言語プログラムを紙テープ等から読み込んでの直接翻訳実行(初期アセンブラ)、(既翻訳)機械語プログラムの読込み実行、等が可能になります。この辺りがシステムプログラム、即ちオペテーティングシステムの原点です。更にアセンブラは人を機械語から開放し、FORTRAN、COBOL、等の高級言語へ進化の礎になりました。
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      • それはEDSACでしょう。と、思ったら・・・
        > EDSACは、世界初の実用的なプログラム内蔵方式の電子計算機であるが、プログラム内蔵方式を採用した世界初のマシンではない(Manchester Mark IのプロトタイプであるBabyの方が早い)。
        (Wikipedia)
        そ、そういうことでしたか・・・
        理解しました・・・
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      • プログラムカウンタは後年富士通(の池田敏雄さんじゃなかったかしら?)が発明したもの。 黎明期の計算機では、各命令に「次の命令のアドレス」がオペランドとしてくっついていたりした。これは、磁気ドラム主記憶の場合、「次の命令」を実行しようとしたらドラムが1回転するのを待つ必要があり、激しく遅くなるから。メルの物語 [hatena.ne.jp]

        それまでオペレータが配線をいじくるとかパンチカードをデッキにロードするとかしていたのに対し、 計算機が自分で自分のプログラムを入力装置や外部記憶装置からロードできる(ローダープログラムの出現)ってのが重要なのは お説の通り。

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        • by Anonymous Coward on 2008年06月22日 18時59分 (#1368533)
          > プログラムカウンタは後年富士通(の池田敏雄さんじゃなかったかしら?)が発明したもの。

          これは嘘くさい。
          ENIACにはあった模様。1948年の改造らしい。
          http://en.wikipedia.org/wiki/ENIAC

          4オペランド命令はマイクロプログラムでもよく使われた。
          専用のレジスタや加算器が不要というメリットがある。
          親コメント
          • by Anonymous Coward
            http://ja.wikipedia.org/wiki/Manchester_Mark_I
            > SSEMでは、ウィリアムス管の一部をふたつのレジスタ(アキュムレータ A と プログラムカウンタ C)として使用している。

            SSEM=Babyですが、同じ48年のENIACのどちらが先かはわかりません。
            (ENIACデモは9月だそうなのでBabyのほうが先かもしれません)

            http://ja.wikipedia.org/wiki/Pilot_ACE
            > チューリングの命令セットでは必ず次の命令のアドレスを指定するようになっており、これはつまりプログラムをアドレス順に命令を配置する現在の方法とは異なっていて、ある命令を実行するときにちょうど遅延線メモリから
  • by 9nu (12793) on 2008年06月22日 16時30分 (#1368487)
    人間は、赤ん坊が生まれると
    「どのパーツが自分に似ているか」
    振り回され、赤ん坊が少し大きくなると
    「パパ(ママ)」
    と呼ばせようと振り回され、子供が少し大きくなると反抗期で振り回され、
    青年期を迎えると
    「結婚します(した)」
    と振り回され、そして老年期を迎えた親に振り回される。

    「昔は赤ん坊だったコンピュータが今では現代社会を支えている」
    とは言うものの、コンピュータ開発史は、一方では人間がコンピュータに振り回される歴史でもある。

    かくも歴史は繰り返されるのだなぁ、と感心ひとしきり。
    --
    犬が犬であるように、猫でありたい
  • by Anonymous Coward on 2008年06月22日 11時29分 (#1368363)

    一般にはケンブリッジ大で実用に供された EDSAC のほうが有名かな。
    いわゆるノイマンアーキテクチャであること(記憶装置の容量の限界の問題を除けばチューリング完全であること)が要件と思えばよい。

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