パスワードを忘れた? アカウント作成
30878 story
テクノロジー

紙を基板として使用する薄膜電界効果トランジスタ 27

ストーリー by hylom
雑誌ページに回路が構成される日も近い? 部門より

Anonymous Coward曰く、

ポルトガルの研究チームが紙基板の新しい電界効果トランジスタ(FET)を開発した(写真ZD Net本家記事)。

紙基板のトランジスタは新しいものではないが、今回開発されたFETは紙の両面に部品を設置することで紙が絶縁体と基板、二つの役割を担うよう設計されているところが新しい。パフォーマンスもガラス基板やシリコン基板の薄膜トランジスタ並みと高性能とのこと。紙状ディスプレイ、スマートラベル、バイオ関連用途やRFIDタグなどへの応用が期待される。

なお、研究論文はまだオンライン公開されていないが、9月に発行されるIEEE Electron Device Lettersに掲載予定である。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by pathfdr (36546) on 2008年07月24日 11時42分 (#1389726)
    復活しないかなぁ ミシン目で切り取ると「トランジスタ組み込み済み基板」なんてワクワク
    こどもの科学離れ対策なら、「小学○年生」のふろくにしても良さそう。ライダーベルト工作キットだとか...
    • 学研の教材 (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2008年07月24日 12時08分 (#1389733)
      弟の代でラジオのキットがプリント基板を筐体にはめ込むだけなのを見て、すごく味気なく感じたものだった。
      俺の代はエナメル線の被覆を削りながらパーツの足を自分で結んでいた。でもコイルは既に巻いてあった。
      自分で巻いた世代から見たらどちらもちゃんちゃらおかしい「自作」キットなのだろう。

      一枚の台紙に配線までプリントしておく必要は無いだろう。
      パーツを切り取って並べ、ゼムクリップか何かで挟めば配線もできるだろう。
      子供たちには自ら組み立てるという、失敗と隣り合わせの楽しさも経験させてあげてほしい。
      親コメント
      • by qem_morioka (30932) on 2008年07月24日 12時55分 (#1389770) 日記
        そうですね・・・
        私の代ではまだパーツとラグ板でしたが、後半はもうラジオ用ICが出てきてたので
        プリント基板にICと周辺素子を半田付けすればOKでした。

        大人の科学の真空管ラジオも半田付けナシでもOKなキットだったなぁ
        (でも企画者の意地というかコイルは手巻きなのがgood!)

        完成品が安く簡単に手に入るご時世、自分である程度でも自作するという機会は少ないので
        たとえそれがブラックボックスでも、入り口としては十分な気がします。

        そこから道を踏み外してブラックボックスの中を作る人になるかは、また別ですしね。

        >子供たちには自ら組み立てるという、失敗と隣り合わせの楽しさも経験させてあげてほしい。
        これだ!!失敗して考えてやってみて成功した(あるいは失敗のまま!!)という経験は
        どんどんやらせたいですね!

        学研の科学も息子用に購読してるけど、失敗するかもしれないという体験も含めた付録ではないですね。
        何事も成功第一なんだなあ・・・

        #そうだ、夏は休まなきゃ!!
        親コメント
        • Re:学研の教材 (スコア:2, すばらしい洞察)

          by yasuchiyo (11756) on 2008年07月24日 14時15分 (#1389831) 日記
          学研の付録の目的は、工作の体験じゃなくて、身近なモノのしくみを知ることだと思いますので、
          キットの組立自体は成功すること前提でもかまわないでしょう。

          それよりも、ラジオが鳴るためには例えば 同調→検波→増幅 というプロセスがあることが、
          (中身はブラックボックスでも)わかるようになってるのか、ってことの方が気になります。
          組み立てたら鳴るのは当たり前、で終わり(しかも、どうせAMラジオなんか聞かないから5分で飽きる)
          ってんじゃあ、あまりに悲しすぎます。
          # 本文記事に解説があっても、読まなきゃそれまでですが。
          親コメント
          • by qem_morioka (30932) on 2008年07月24日 15時24分 (#1389893) 日記
            少なくともIC使ったラジオじゃわかんないね。

            例の真空管ラジオは、真空管のどれが何の役割してるかってのは一つ一つおっかけて行こうと思えば、追っかけられるってのが良いね。

            問題はその「おっかけて行こうと思えば」で、アンテナコイルから巻くこの学研のキットさえ、その点に価値を置かなければ、単純に作るのがちょっと変わった体験が出来たなぁ、だけですし。

            入り口としては十分。あとはあのわくわく感を感じるかどうかってのはキットの出来だけじゃなく本人のわくわくポテンシャル(いま命名)に依存するんじゃないかと。

            親コメント
            • by ryu-2 (9699) on 2008年07月24日 17時02分 (#1389957)

              そのわくわく感を失わせる、ラジオのデジタル化に反対します。

              # 半分本気。
              親コメント
            • by yasuchiyo (11756) on 2008年07月24日 22時57分 (#1390156) 日記
              まぁ、大人の科学で真空管ラジオキットを買うような人は、
              「おっかけて行こう」と思うポテンシャルくらい、普通の感覚として持ってるんじゃないですか。

              子供でも、親にねだって(あるいは自分の小遣いで)「科学」を買ってるような連中なら
              そういう好奇心を持ってるもんだと思いたいですね。
              親コメント
        • by GkCker (15170) on 2008年07月24日 13時11分 (#1389779)
          子供が失敗することがあるような付録だと、なんで子供が失敗するような付録をつけるんだ!
          とクレーム付ける親がいるでしょうからねぇ・・・

          親コメント
          • by Tatenon (20311) on 2008年07月24日 14時28分 (#1389842) 日記
            その時は、お父さんお母さんが手伝ってあげてください。

            ・・・まさかそれで失敗したなんて事はないですよね?
            一応小学○年生でも作れる程度の代物を、大人が手伝って失敗したなんて
            もう明日から恥ずかしくて表歩けませんものねぇ?

            # ・・・小学○年生用の付録が満足に扱えない親なんてゴロゴロしてそうな気もするが。
            親コメント
            • by Anonymous Coward
              実際にコイルも巻けない親子がゴロゴロしてたから、巻かずに済むよう改悪されてしまったのです。
      • by pathfdr (36546) on 2008年07月25日 10時27分 (#1390309)
        科学系ふろくや、教材へのコメントが思いのほか多くてうれしかった。
        けっこう同じようなことを感じてる人が多いのだなと。
        TAMIYAで育ったぼくはプラモデルの『バリ取り→接着後のパテ整形→サンディング→プライマー→塗り→コート→汚し』みたいなプロセスに憧れたものだった。実際には単に過剰な接着剤をはみ出させた子どもらしい作業をしていただけだったけど。

        それでもそういった情報の収集や高価な工具やエアブラシへのあこがれなどが、モノの仕組みの理解なんかに役立ったのだと思う。少なくとも「なぜ」「どんな仕組み」といった興味を持てる大人に育つ道具だったのかなぁ。

        最初、塗装済みではめ込み式のガンプラを見たときは、終わったなと感じたけど、入り口は簡略化しているけどそこからガレージキットなんかに進んでいくやつらもいると知って、アプローチの方法は変わってもプラモデルの持つ意義はかわってないんだと安心した覚えがある。この先にはどんなことが広がっているのだろうと興味を持たせることのできる工夫があれば基板をはめ込むだけのキットがあってもいいのかもしれない。ちょっと不満は残っているけど。

        親コメント
    • by oguram (33951) on 2008年07月24日 16時18分 (#1389929)
      > 復活しないかなぁ

      電子工作マガジン
      http://denkomagazine.net/ [denkomagazine.net]

      ちょっと立ち読みしましたが、「ほぼ」イコールと考えてよいかと思います。
      # 「影の声」さんがいるかは未確認。
      親コメント
  • えーっと (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年07月24日 17時05分 (#1389959)
    これってペーパーマシン?
  • by Anonymous Coward on 2008年07月24日 12時11分 (#1389736)
    全部基盤上で完結するのだろうか?
    それにしても外へなんらかの配線が必要になりそうだ

    はんだ付けして炎上
    • by Anonymous Coward
      きっと、1ページまるまる使って、RFIDタグでも作るんですよw
  • by Anonymous Coward on 2008年07月24日 12時12分 (#1389737)
    熱で燃えたりしないのかな?
    • Re:紙の基板は (スコア:2, 参考になる)

      by Sakura Avalon (12557) on 2008年07月24日 13時46分 (#1389803)
      紙の発火点はかなり高く摂氏200度以上にもなります。種類によっては400度越えても耐えられます。それくらいだとおそらく他の回路が保たないかと。

      #ただ、火がつかないまでも焦げてしまう事はありますので、その時点でダメになるかも。
      親コメント
      • Re:紙の基板は (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2008年07月24日 17時13分 (#1389965)
        そもそも電子部品の温度保障なんて100度超えてるもののほうが稀ですが…
        動作云々で言えば200度の時点でマトモに動く回路なんて滅多にありゃしませんて

        燃える云々の話は回路動作時の話でなくハンダづけの時の話でしょう
        融点は200度前後~ コテ先の温度は300度~ですから。


        #というかそもそも電解コンデンサとか紙を使ってる部品は既にあるんだから「紙は燃える」とか思う事自体がなぁ…
        親コメント
    • 半導体の基板としてじゃなくてプリント基板としてなら紙ベースのもの(紙フェノールとか紙エポキシとか)は使われて着てますけど、普通の動作状態でなら問題ないですね。
      親コメント
      • Re:紙の基板は (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2008年07月24日 12時48分 (#1389765)
        でも、高温環境(80℃)で数週間連続動作試験した時は松崎しげる色になったよ(w
        リフロー対応の耐熱FR-1だけどね。
        親コメント
  • by Anonymous Coward on 2008年07月24日 12時39分 (#1389756)
    このタレコミだけではまだ「世界最初の紙ベースFET」の先進性の実態がよくわからないな。
    一口に紙って言っても、実際は「セルロース繊維を骨材にした複合材」になっているわけで
    その辺の情報がないと門外漢には想像がつきませんねぇ。
    基板ってベークライトや紙フェノール基板も言ってみれば紙と言えないこともないし。

    MOSトランジスタのOの部分にセルロース繊維ベースの複合材を使ったということなのかなぁ。
    天然セルロースベースだとゲート絶縁膜の厚みが1ミクロンを超えそうな気がして
    実用的じゃないような感じがするなぁ。

    #鉛筆は簡易導電材に使われることがありますから
    #ホビー・教育用では鉛筆書き配線っていうのも有りかもしれませんね
typodupeerror

「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常

読み込み中...