紙を基板として使用する薄膜電界効果トランジスタ 27
ストーリー by hylom
雑誌ページに回路が構成される日も近い? 部門より
雑誌ページに回路が構成される日も近い? 部門より
Anonymous Coward曰く、
ポルトガルの研究チームが紙基板の新しい電界効果トランジスタ(FET)を開発した(写真、ZD Net、本家記事)。
紙基板のトランジスタは新しいものではないが、今回開発されたFETは紙の両面に部品を設置することで紙が絶縁体と基板、二つの役割を担うよう設計されているところが新しい。パフォーマンスもガラス基板やシリコン基板の薄膜トランジスタ並みと高性能とのこと。紙状ディスプレイ、スマートラベル、バイオ関連用途やRFIDタグなどへの応用が期待される。
なお、研究論文はまだオンライン公開されていないが、9月に発行されるIEEE Electron Device Lettersに掲載予定である。
ラジオの制作 (スコア:2, 興味深い)
こどもの科学離れ対策なら、「小学○年生」のふろくにしても良さそう。ライダーベルト工作キットだとか...
学研の教材 (スコア:1, 興味深い)
俺の代はエナメル線の被覆を削りながらパーツの足を自分で結んでいた。でもコイルは既に巻いてあった。
自分で巻いた世代から見たらどちらもちゃんちゃらおかしい「自作」キットなのだろう。
一枚の台紙に配線までプリントしておく必要は無いだろう。
パーツを切り取って並べ、ゼムクリップか何かで挟めば配線もできるだろう。
子供たちには自ら組み立てるという、失敗と隣り合わせの楽しさも経験させてあげてほしい。
Re:学研の教材 (スコア:2, 興味深い)
私の代ではまだパーツとラグ板でしたが、後半はもうラジオ用ICが出てきてたので
プリント基板にICと周辺素子を半田付けすればOKでした。
大人の科学の真空管ラジオも半田付けナシでもOKなキットだったなぁ
(でも企画者の意地というかコイルは手巻きなのがgood!)
完成品が安く簡単に手に入るご時世、自分である程度でも自作するという機会は少ないので
たとえそれがブラックボックスでも、入り口としては十分な気がします。
そこから道を踏み外してブラックボックスの中を作る人になるかは、また別ですしね。
>子供たちには自ら組み立てるという、失敗と隣り合わせの楽しさも経験させてあげてほしい。
これだ!!失敗して考えてやってみて成功した(あるいは失敗のまま!!)という経験は
どんどんやらせたいですね!
学研の科学も息子用に購読してるけど、失敗するかもしれないという体験も含めた付録ではないですね。
何事も成功第一なんだなあ・・・
#そうだ、夏は休まなきゃ!!
Re:学研の教材 (スコア:2, すばらしい洞察)
キットの組立自体は成功すること前提でもかまわないでしょう。
それよりも、ラジオが鳴るためには例えば 同調→検波→増幅 というプロセスがあることが、
(中身はブラックボックスでも)わかるようになってるのか、ってことの方が気になります。
組み立てたら鳴るのは当たり前、で終わり(しかも、どうせAMラジオなんか聞かないから5分で飽きる)
ってんじゃあ、あまりに悲しすぎます。
# 本文記事に解説があっても、読まなきゃそれまでですが。
Re:学研の教材 (スコア:2, 興味深い)
例の真空管ラジオは、真空管のどれが何の役割してるかってのは一つ一つおっかけて行こうと思えば、追っかけられるってのが良いね。
問題はその「おっかけて行こうと思えば」で、アンテナコイルから巻くこの学研のキットさえ、その点に価値を置かなければ、単純に作るのがちょっと変わった体験が出来たなぁ、だけですし。
入り口としては十分。あとはあのわくわく感を感じるかどうかってのはキットの出来だけじゃなく本人のわくわくポテンシャル(いま命名)に依存するんじゃないかと。
Re:学研の教材 (スコア:1)
そのわくわく感を失わせる、ラジオのデジタル化に反対します。
# 半分本気。
Re:学研の教材 (スコア:1)
「おっかけて行こう」と思うポテンシャルくらい、普通の感覚として持ってるんじゃないですか。
子供でも、親にねだって(あるいは自分の小遣いで)「科学」を買ってるような連中なら
そういう好奇心を持ってるもんだと思いたいですね。
Re:学研の教材 (スコア:1)
とクレーム付ける親がいるでしょうからねぇ・・・
Re:学研の教材 (スコア:1)
・・・まさかそれで失敗したなんて事はないですよね?
一応小学○年生でも作れる程度の代物を、大人が手伝って失敗したなんて
もう明日から恥ずかしくて表歩けませんものねぇ?
# ・・・小学○年生用の付録が満足に扱えない親なんてゴロゴロしてそうな気もするが。
Re: (スコア:0)
Re:学研の教材 (スコア:1)
けっこう同じようなことを感じてる人が多いのだなと。
TAMIYAで育ったぼくはプラモデルの『バリ取り→接着後のパテ整形→サンディング→プライマー→塗り→コート→汚し』みたいなプロセスに憧れたものだった。実際には単に過剰な接着剤をはみ出させた子どもらしい作業をしていただけだったけど。
それでもそういった情報の収集や高価な工具やエアブラシへのあこがれなどが、モノの仕組みの理解なんかに役立ったのだと思う。少なくとも「なぜ」「どんな仕組み」といった興味を持てる大人に育つ道具だったのかなぁ。
最初、塗装済みではめ込み式のガンプラを見たときは、終わったなと感じたけど、入り口は簡略化しているけどそこからガレージキットなんかに進んでいくやつらもいると知って、アプローチの方法は変わってもプラモデルの持つ意義はかわってないんだと安心した覚えがある。この先にはどんなことが広がっているのだろうと興味を持たせることのできる工夫があれば基板をはめ込むだけのキットがあってもいいのかもしれない。ちょっと不満は残っているけど。
Re:ラジオの制作 (スコア:1)
電子工作マガジン
http://denkomagazine.net/ [denkomagazine.net]
ちょっと立ち読みしましたが、「ほぼ」イコールと考えてよいかと思います。
# 「影の声」さんがいるかは未確認。
Re:ラジオの製作(誤字でした) (スコア:1)
それとも最近のオモチャなど同様にかつての少年対象なんだろうか?
影の声さん 懐かしさがこみ上げてきました
えーっと (スコア:1, おもしろおかしい)
結線方法はどうするんだろう? (スコア:0)
それにしても外へなんらかの配線が必要になりそうだ
はんだ付けして炎上
Re: (スコア:0)
紙の基板は (スコア:0)
Re:紙の基板は (スコア:2, 参考になる)
#ただ、火がつかないまでも焦げてしまう事はありますので、その時点でダメになるかも。
Re:紙の基板は (スコア:1, 参考になる)
動作云々で言えば200度の時点でマトモに動く回路なんて滅多にありゃしませんて
燃える云々の話は回路動作時の話でなくハンダづけの時の話でしょう
融点は200度前後~ コテ先の温度は300度~ですから。
#というかそもそも電解コンデンサとか紙を使ってる部品は既にあるんだから「紙は燃える」とか思う事自体がなぁ…
Re:紙の基板は (スコア:1)
Re:紙の基板は (スコア:1, 参考になる)
リフロー対応の耐熱FR-1だけどね。
実態がよくわからない (スコア:0)
一口に紙って言っても、実際は「セルロース繊維を骨材にした複合材」になっているわけで
その辺の情報がないと門外漢には想像がつきませんねぇ。
基板ってベークライトや紙フェノール基板も言ってみれば紙と言えないこともないし。
MOSトランジスタのOの部分にセルロース繊維ベースの複合材を使ったということなのかなぁ。
天然セルロースベースだとゲート絶縁膜の厚みが1ミクロンを超えそうな気がして
実用的じゃないような感じがするなぁ。
#鉛筆は簡易導電材に使われることがありますから
#ホビー・教育用では鉛筆書き配線っていうのも有りかもしれませんね
Re:実態がよくわからない (スコア:2, 参考になる)
配線は鉛筆で書けばいいですよね。
丁度、10Bの鉛筆 [srad.jp]なんて話しもでてましたし。
配線の抵抗がいろいろ問題になるので、アナログ用途として使うのは難しいと思いますが、飽和領域で使うデジタル回路でなら、それでも十分遊べると思います。
夢が広がりまくりング (スコア:0)
より導電性のいい金属粒子を練り込んだ鉛筆があれば完璧ですね。
もしくはこれのインクをつかったペンでもいいかもしれません。
Re:実態がよくわからない (スコア:1)
ホビーなら銀紙配線・クリップ接続っていうのもありかも。
FET出力側とモータをつなぐとか、床面に軌道状に貼って給電し、電車のように走らせるとか。
Re:実態がよくわからない (スコア:1, 興味深い)
Re:実態がよくわからない (スコア:1)
なつかしいw