米国特許商標庁、ソフトウエア特許の対象範囲制限へ 10
ストーリー by soara
これを受けて特許庁はどう動く? 部門より
これを受けて特許庁はどう動く? 部門より
Anonymous Coward曰く、
米国特許商標庁は、今後ソフトウエア等に関連する特許の対象範囲を厳しくするという立場を明らかにした。これにより、多くのソフトウエア関連特許が今後特許対象外となる可能性が高くなっている。
米国特許商標庁は最近の特許訴訟を通じ、米国特許法101条が定める特許対象範囲に新たに制限を課すことに賛成する立場を表してきた。話題となっていた特許訴訟には、電気信号が特許と見なされるかどうかということで注目をあつめていたNuijten訴訟やビジネスメソッドに関するComiskey訴訟、またビジネスモデルの特許性を問うBilski訴訟などがあったが、現在審理中であるBilski訴訟において当局は「品物の物理的変化をもたらす(result in a physical transformation of an article)」か、または「特定の装置に関係している(tied to a particular machine)」ものでない限り、「方法の発明」は原則として特許性が無いという立場を表している。これが今後適用されるならばソフトウエア関連特許の範囲はかなり狭まると思われる。(本家記事、patetlyo.comより)
「とりあえず取っとけ特許」の風潮が強かったので、これによって少し落ち着くことに期待したい。
査定 (スコア:2, 興味深い)
馬鹿みたいな内容まで出願されてるのは,アメリカだけでなく日本でもありそうだがこれって,会社側に問題あると思う.日本でも同じような制限かけるのであれば,制限かけるよりもまず成果主義とかを考えなおさんと・・・
日本じゃ技術者の給料削減だけになってしまいそうだし.
Re:査定 (スコア:1)
一部の特許を除き、あんなの書いたって金一封もらえるだけです。首なんて絞まる分けない。
現場にとっては忙しいときに限って回ってくるノルマが減って、企業もゴミ同然の大量の特許に維持費を払わずすむようになって、
特許取得が難しくなれば、現場も企業も大歓迎でしょう。
> 馬鹿みたいな内容まで出願されてるのは,アメリカだけでなく日本でもありそうだがこれって,会社側に問題あると思う.
「ちりもつもればゴミの山」
これが現在のソフトウェア特許。もちろんこれはノルマを課している会社側に問題があるが、特許庁にも問題があると思う。
それは申請が容易すぎる点特許を通しすぎている点(むしろ拒絶するほうがきちんとした事由を説明する必要があって、特許庁にとっては大変だと思われる)。
申請が容易なら、ある程度の件数を社員にノルマとして課しやすい。それなりの件数が課せられた現場のは、「あ、俺思いついちゃった」みたいな特許を次々に生み出し、それらが特許庁に送られてくることになる。
そしてそれらがつぎつぎに特許になって巨大なゴミを形成しているのが今。
制限をかけることで、特許の質が上がらないと、特許なんてただの負の遺産ですよ。
Re:査定 (スコア:1)
絞められるのは、弁理士・特許事務所ですかね。
取りにくくなってるのを、取れるようにしますとか言って、新たなビジネスチャンスをつかもうとするかもしれませんが。
Re: (スコア:0)
内実不明の「出願数」を評価する怪社と、特許が多ければ儲かりますと嘯く欺術者。
インチキさ加減は甲乙つけがたし。
Re: (スコア:0)
ノルマは出願数であって権利化された数じゃないので問題ありません。
法務部で「これは出願に値しない」と却下されても、ノルマ的にOKな場合もありますね。
上司がOKして、特許庁で落とされるように書ければ、公知技術になりますしね。
なんてことを本気で考えると業務上背任?
#ACったらAC
Re: (スコア:0)
いや、背任じゃなくて、全体としては会社に余計な負担をかけないように心配してるんですよ!
パパ曰く (スコア:1, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
で、誰が (スコア:1, すばらしい洞察)
# こういうのって「本来の趣旨と違う」
# というだけの理由では是正されないよね?
Re:で、誰が (スコア:1)