米空軍、次世代スペースプレーンを11月に打ち上げ 31
ストーリー by soara
一足お先に 部門より
一足お先に 部門より
2010年のスペースシャトル退役に伴いNASAはロケット+カプセル方式へと回帰することになるが、米空軍はスペースシャトル計画をあきらめていないようだ(The Registerの記事)。記事によると、ボーイングが開発を進めている無人スペースプレーン、X-37Bの最初の軌道打ち上げテストが米空軍の後援で今年11月に行われるという。もともとX-37計画は、米空軍主導のX-40計画の成果を下敷きにNASAとボーイングが始めたもの。NASAが手を引いた結果、現在は米空軍の出資で継続されている。X-37Bの機体は全長約8.4m×全幅約4.6mと小さいが、米空軍は無人の小型スペースプレーンでもそれなりの使い道があると考えているようだ。
こういうのは (スコア:1)
http://ja.wikipedia.org/wiki/MOONLIGHT_MILE%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4... [wikipedia.org]
Re:こういうのは (スコア:2, すばらしい洞察)
化学反応エネルギーに頼ってるうちは難しいんじゃないかと思ってます。
エネルギー源が核反応以上になるまで宇宙進出黄金期は来ないんじゃないかと。
それはそれで非常に寂しいですが。
さらに慣性制御が可能になれば、産業革命ぐらいの構造変化が起きそうです。
Re:こういうのは (スコア:1, 参考になる)
エンジンだけでなく、材料(軽く、丈夫で、高温にも強い)が重要な要素となります。
ただ、慣性制御なんて魔法は必要ありません。
あと、月からのSSTOなら現代の技術でもコスト的に成立可能でしょう。
#月に行くことがまだコスト的に難しいですが。
Re:こういうのは (スコア:1)
月からなら、現在の技術のまま、SSTOでもレールガンでも実用になりそうです。
けど地球から離れないことにはどうにもならんわけで、そこが一番の問題ですよね。
起動エレベータができたとしても、そこから地球重力圏を離脱するのは大変です。
月から打ち上げても、地球重力圏の脱出はそんな簡単ではありません。
そう考えて、宇宙進出は化学反応エネルギーだけでは難しいんじゃないかと思いました。
Re:こういうのは (スコア:1, 参考になる)
よくある解説だと地上から宇宙へ~という観点でしか書いてないので判りにくいですけど、軌道エレベータの先っぽ(真ん中より宇宙側)から切り離された物体は、既に結構な速度を持っています。
なので、切り離す位置と軌道さえ調節してやれば、どこにでもいけるかと。
(そもそも軌道エレベータがあるなら、地上から燃料持ってったってたいして問題はないでしょうけど。)
まぁ、軌道エレベータは作るのが滅茶苦茶難しいわけですが・・・。
Re:こういうのは (スコア:1)
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
打ち上げシーンは観れないの (スコア:1)
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:3, 参考になる)
あなたが知らないだけで実用化 [wikipedia.org] されてます [sorae.jp].
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:2, 参考になる)
面倒が多い割にいいことが少ない、ってのが根本的な問題かと。
ロケットの「打ち上げ」とは言いますが、ロケットの役割はは荷物を上にあげることではありません。落ちてこないための秒速8kmという速度(と大気による減速がほぼなくなる200km以上の高度)を荷物に与えるのが、ロケットの役割です。
翼の付いた飛行機にぶら下げて運んでもらっても、たかだか秒速0.3kmぐらいの速度と10kmぐらいの高度が得られるだけです。たいした足しにはなりません。第1段の代わりにはなりません。せいぜい、固体燃料ブースターの代わりになる---あるいは、それにも足りない---ぐらいでしょうか。
小型の衛星しか運べない小型のロケットならば、面倒が比較的小さくて利点が相対的に大きくなるので、まだ目があるのかも。
#1395422 [srad.jp]で挙げられているペガサスロケットのWikipedia(ja)の記事では気象が安定していることが利点の一つとして挙げられていますね。以前にH-IIAの打ち上げを見に行った時に悪天候での延期を恐れていた身としては、天候の変化に比較的影響されないってのはいいなと思います。
#いや、高度12kmで発射されちゃ、結局、打ち上げシーンは見れないけど。いやいや、地上からの打ち上げだってどーせ最低3kmは離れて見るのだから、大差はないか?
ペガサスロケットは実用と言うより実験中って印象があったのですが、
http://en.wikipedia.org/wiki/Pegasus_rocket [wikipedia.org]
の Launch history にずらずら並ぶ実績を見ると、立派に実用品のようですね。
#啓蒙レベルの知識で書き散らしているので、ツッコミを歓迎します
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:2, 参考になる)
ロケットの役割は書かれているとおり、速度を稼ぐことなので。本来なら上に打ち上げる必要はありませんよね。
水平発射で速度稼いだ方が良いはずです。けど、世の中のロケットはほぼすべて垂直発射で、途中でわざわざ水平にしてます。
大気の濃いところをできるだけ早く抜けたいので垂直発射なんですが。
※あと、速度が上がる前に地上に落ちちゃうので水平は無理、とか、燃料満タンのロケットを横にしたら折れちゃう、
ってのもありますが(笑)
・単純に空中に持ち上げられる重さにきつい制限があるから
・横にしたとき壊れないようにするには、丈夫に作らないと(=ロケットの構造体が重くなる)
だと思ってますが、どうなんでしょう?
母艦の速度は大したことないので、止まってても大差ないとしたら、巨大な飛行船みたいな物でも良いのかな?
もしくはキリマンジャロのような赤道付近の高山から射出するとか(ここは環境・政治問題無視でw)。
コストとかで無理があるんでしょうね。
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:2, 興味深い)
軌道に乗るまで出来るだけ速度を稼ぎたいのに大気の濃い所では、
速度の2乗で空気抵抗が増大する(音速以上はもっと複雑)ので、
速度を上げれないようです。
高度を少しでも稼ぐのも大きいと思います。
上手く説明できませんが自重と燃料がピラミッド状になっているので、
軌道に乗るまでの100の仕事が高空からの発射で99になったら燃料が99で済むのではなく
もっと、少なくて済むようです。
1tの衛星を上げる10tの3段目、10tの3段目を上げる100tの2段目、
100tの2段目を上げる100tの1段目という具合ににね。
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1, 興味深い)
> 大気の濃いところをできるだけ早く抜けたいので垂直発射なんですが。
お説の通りですが、高度100kmというならともかく10数km程度ではまだ垂直に近い方が都合がいいんですよ。
ペガサスが翼を持っているのは、水平発射された後で大きく引き起こさなけらばならないからです。
> 母艦の速度は大したことないので、止まってても大差ないとしたら、巨大な飛行船みたいな物でも良いのかな?
気球発射は以前から検討されていますね。
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1)
そうなんですか。
まぁ、羽がついてる時点で大気の影響が大きいところを移動するという事なんですが。
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1)
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1)
Re: (スコア:0)
軽くダイブ/引き起こしをして胴体/翼にぶら下げたロケットに加速度をつけて放出というのも実験,研究がおこなわれてます.(スペースシャトルの運搬時のような航空機への背負式の検討例もあり)
>>面倒が多い割にいいことが少ない、ってのが根本的な問題かと。
単に需要と費用対効果の問題で,技術的な大問題があるわけではないでしょう.
小型衛星の打ち上げ需要がどんどん増えてくれば実用化が進むのでは?
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1)
この方式の方が発射時の衝撃も低めだろうから、中の荷物(人や人工衛星)にやさしいような気がするのです。
Re: (スコア:0)
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:1, 参考になる)
http://srad.jp/science/article.pl?sid=04/06/22/0550224 [srad.jp]
Re:打ち上げシーンは観れないの (スコア:4, 参考になる)
発射方法は (スコア:1, おもしろおかしい)
リニアモーター方式で発射したらどーよ
これはオリジナルな発想だし特許取っといたらボロ儲けだな(笑)
# 夢は科学を裏切らない、科学も夢を裏切ってはならない
それ、なんてマスドライバー? (スコア:0)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%83%89%E3%83%A9%E3%8... [wikipedia.org]
Re:それ、なんてマスドライバー? (スコア:1)
元コメントのイメージには一番近そうなのに。
大気が邪魔なので地球上から射出するマスドライバーってフィクションでも意外と少ないんだよね。
「ふわふわ」では成層圏までレールを延ばすことで解決。
うじゃうじゃ
Re:それ、なんてマスドライバー? (スコア:2, 参考になる)
ハインラインの名作「月は無慈悲な夜の女王」 [wikipedia.org]を忘れないでください。デ・ラ・パス教授が命をかけたのは、月の資源が枯渇する前に月からの射出を止め、地球から水と有機物を送る射出機を作らせるため、でした。
Re:それ、なんてマスドライバー? (スコア:1)
月の方は大活躍したのでそっちばっかり印象に残ってたせいでしょうね。
うじゃうじゃ
Re:それ、なんてマスドライバー? (スコア:1)
#コメントから推測して。
Re: (スコア:0)
それこそ、先行飛翔体の出番ですよ。
# by 星方天使エンジェルリンクス