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米空軍、次世代スペースプレーンを11月に打ち上げ 31

ストーリー by soara
一足お先に 部門より

hide.jikyll 曰く

2010年のスペースシャトル退役に伴いNASAはロケット+カプセル方式へと回帰することになるが、米空軍はスペースシャトル計画をあきらめていないようだ(The Registerの記事)。記事によると、ボーイングが開発を進めている無人スペースプレーン、X-37Bの最初の軌道打ち上げテストが米空軍の後援で今年11月に行われるという。もともとX-37計画は、米空軍主導のX-40計画の成果を下敷きにNASAとボーイングが始めたもの。NASAが手を引いた結果、現在は米空軍の出資で継続されている。X-37Bの機体は全長約8.4m×全幅約4.6mと小さいが、米空軍は無人の小型スペースプレーンでもそれなりの使い道があると考えているようだ。

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  • by ann (6557) on 2008年08月02日 11時00分 (#1395397)
    何時ごろ実現可能なのだろうか。

    http://ja.wikipedia.org/wiki/MOONLIGHT_MILE%E3%81%AE%E7%99%BB%E5%A0%B4... [wikipedia.org]

    • Re:こういうのは (スコア:2, すばらしい洞察)

      by kikki (30639) on 2008年08月02日 11時40分 (#1395416)
      リンク先はよく知りませんが…
      化学反応エネルギーに頼ってるうちは難しいんじゃないかと思ってます。
      エネルギー源が核反応以上になるまで宇宙進出黄金期は来ないんじゃないかと。
      それはそれで非常に寂しいですが。
      さらに慣性制御が可能になれば、産業革命ぐらいの構造変化が起きそうです。
      親コメント
      • Re:こういうのは (スコア:1, 参考になる)

        by Anonymous Coward on 2008年08月02日 16時19分 (#1395526)
        「こういうの」は普通、SSTO [sfo.jaxa.jp](Single Stage To Orbit)と呼ばれます。
        エンジンだけでなく、材料(軽く、丈夫で、高温にも強い)が重要な要素となります。
        ただ、慣性制御なんて魔法は必要ありません。
        あと、月からのSSTOなら現代の技術でもコスト的に成立可能でしょう。
        #月に行くことがまだコスト的に難しいですが。

        親コメント
        • by kikki (30639) on 2008年08月03日 14時33分 (#1395920)
          あ、慣性制御以降は戯れ言のつもりでしたが…

          月からなら、現在の技術のまま、SSTOでもレールガンでも実用になりそうです。
          けど地球から離れないことにはどうにもならんわけで、そこが一番の問題ですよね。
          起動エレベータができたとしても、そこから地球重力圏を離脱するのは大変です。
          月から打ち上げても、地球重力圏の脱出はそんな簡単ではありません。

          そう考えて、宇宙進出は化学反応エネルギーだけでは難しいんじゃないかと思いました。
          親コメント
          • Re:こういうのは (スコア:1, 参考になる)

            by Anonymous Coward on 2008年08月04日 10時18分 (#1396201)

            起動エレベータができたとしても、そこから地球重力圏を離脱するのは大変です。
            軌道エレベータさえできれば、そこから先は簡単ですよ?
            よくある解説だと地上から宇宙へ~という観点でしか書いてないので判りにくいですけど、軌道エレベータの先っぽ(真ん中より宇宙側)から切り離された物体は、既に結構な速度を持っています。
            なので、切り離す位置と軌道さえ調節してやれば、どこにでもいけるかと。
            (そもそも軌道エレベータがあるなら、地上から燃料持ってったってたいして問題はないでしょうけど。)

            まぁ、軌道エレベータは作るのが滅茶苦茶難しいわけですが・・・。
            親コメント
  • 飛行中の母艦から発射するタイプって実用化されてるのってないですねえ。何か根本的な問題があるのでしょうか。
    • by SteppingWind (2654) on 2008年08月02日 11時49分 (#1395422)

      あなたが知らないだけで実用化 [wikipedia.org] されてます [sorae.jp].

      親コメント
    • >飛行中の母艦から発射するタイプって実用化されてるのってないですねえ。何か根本的な問題があるのでしょうか。

       面倒が多い割にいいことが少ない、ってのが根本的な問題かと。

       ロケットの「打ち上げ」とは言いますが、ロケットの役割はは荷物を上にあげることではありません。落ちてこないための秒速8kmという速度(と大気による減速がほぼなくなる200km以上の高度)を荷物に与えるのが、ロケットの役割です。
       翼の付いた飛行機にぶら下げて運んでもらっても、たかだか秒速0.3kmぐらいの速度と10kmぐらいの高度が得られるだけです。たいした足しにはなりません。第1段の代わりにはなりません。せいぜい、固体燃料ブースターの代わりになる---あるいは、それにも足りない---ぐらいでしょうか。

       小型の衛星しか運べない小型のロケットならば、面倒が比較的小さくて利点が相対的に大きくなるので、まだ目があるのかも。
       #1395422 [srad.jp]で挙げられているペガサスロケットのWikipedia(ja)の記事では気象が安定していることが利点の一つとして挙げられていますね。以前にH-IIAの打ち上げを見に行った時に悪天候での延期を恐れていた身としては、天候の変化に比較的影響されないってのはいいなと思います。
      #いや、高度12kmで発射されちゃ、結局、打ち上げシーンは見れないけど。いやいや、地上からの打ち上げだってどーせ最低3kmは離れて見るのだから、大差はないか?
       ペガサスロケットは実用と言うより実験中って印象があったのですが、
      http://en.wikipedia.org/wiki/Pegasus_rocket [wikipedia.org]
      の Launch history にずらずら並ぶ実績を見ると、立派に実用品のようですね。

      #啓蒙レベルの知識で書き散らしているので、ツッコミを歓迎します
      親コメント
      • by kikki (30639) on 2008年08月02日 17時03分 (#1395539)
        大気が薄い、というのは結構な利点だと思います。
        ロケットの役割は書かれているとおり、速度を稼ぐことなので。本来なら上に打ち上げる必要はありませんよね。
        水平発射で速度稼いだ方が良いはずです。けど、世の中のロケットはほぼすべて垂直発射で、途中でわざわざ水平にしてます。
        大気の濃いところをできるだけ早く抜けたいので垂直発射なんですが。
        ※あと、速度が上がる前に地上に落ちちゃうので水平は無理、とか、燃料満タンのロケットを横にしたら折れちゃう、
         ってのもありますが(笑)

        ・単純に空中に持ち上げられる重さにきつい制限があるから
        ・横にしたとき壊れないようにするには、丈夫に作らないと(=ロケットの構造体が重くなる)
        だと思ってますが、どうなんでしょう?
        母艦の速度は大したことないので、止まってても大差ないとしたら、巨大な飛行船みたいな物でも良いのかな?
        もしくはキリマンジャロのような赤道付近の高山から射出するとか(ここは環境・政治問題無視でw)。
        コストとかで無理があるんでしょうね。
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        • by chocopa (14067) on 2008年08月02日 17時47分 (#1395547)
          そうですね。 大気摩擦は大きいそうですよ。
          軌道に乗るまで出来るだけ速度を稼ぎたいのに大気の濃い所では、
          速度の2乗で空気抵抗が増大する(音速以上はもっと複雑)ので、
          速度を上げれないようです。

          高度を少しでも稼ぐのも大きいと思います。
          上手く説明できませんが自重と燃料がピラミッド状になっているので、
          軌道に乗るまでの100の仕事が高空からの発射で99になったら燃料が99で済むのではなく
          もっと、少なくて済むようです。

          1tの衛星を上げる10tの3段目、10tの3段目を上げる100tの2段目、
          100tの2段目を上げる100tの1段目という具合ににね。
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        • by Anonymous Coward on 2008年08月02日 19時42分 (#1395577)
          > 水平発射で速度稼いだ方が良いはずです。けど、世の中のロケットはほぼすべて垂直発射で、途中でわざわざ水平にしてます。
          > 大気の濃いところをできるだけ早く抜けたいので垂直発射なんですが。

          お説の通りですが、高度100kmというならともかく10数km程度ではまだ垂直に近い方が都合がいいんですよ。
          ペガサスが翼を持っているのは、水平発射された後で大きく引き起こさなけらばならないからです。

          > 母艦の速度は大したことないので、止まってても大差ないとしたら、巨大な飛行船みたいな物でも良いのかな?

          気球発射は以前から検討されていますね。
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        • 揚力稼ぐために複翼の全翼機もしくはリング状の全翼機から発射されるロケットがあったら面白い発射風景になりそうでですね。
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        • X PRIZEに参加してたThe da Vinci Project [xprize.org]が気球で高度を稼いで打ち上げるというコンセプトでしたね。
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      • by Anonymous Coward
        輸送機の尻からパラシュートつけたロケットを放り出して空中発射なんて実験もおこなわれてます.
        軽くダイブ/引き起こしをして胴体/翼にぶら下げたロケットに加速度をつけて放出というのも実験,研究がおこなわれてます.(スペースシャトルの運搬時のような航空機への背負式の検討例もあり)

        >>面倒が多い割にいいことが少ない、ってのが根本的な問題かと。

        単に需要と費用対効果の問題で,技術的な大問題があるわけではないでしょう.
        小型衛星の打ち上げ需要がどんどん増えてくれば実用化が進むのでは?
        • by Anonymous Coward on 2008年08月03日 14時52分 (#1395929)
          ロケットは小さくすると異常に効率が悪化する乗り物なので、小型衛星の打ち上げ需要がどんどん増えたら逆に大きな1本のロケットにみんなで乗り合わせる方向に進むことになると思いますよ。その小型衛星がみんなてんでばらばらな軌道傾斜角を要求するならそうもいかないですが。
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    • ちゃんと実用化されてるのがあるんですね、情報サンクスです。

      この方式の方が発射時の衝撃も低めだろうから、中の荷物(人や人工衛星)にやさしいような気がするのです。
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      • by Anonymous Coward
        衝撃が最も大きいのは、発射時ではなく、ロケットがいい感じに軽くなって空気がいい感じに薄くなってからです。
    • by Anonymous Coward on 2008年08月02日 13時38分 (#1395467)
      Space Ship Oneも忘れないであげてね
      http://srad.jp/science/article.pl?sid=04/06/22/0550224 [srad.jp]
      親コメント
  • 発射方法は (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2008年08月02日 13時46分 (#1395473)
    滑り台を下から上に上がるような緩やかななスロープ型の発射台を作って
    リニアモーター方式で発射したらどーよ

    これはオリジナルな発想だし特許取っといたらボロ儲けだな(笑)

    # 夢は科学を裏切らない、科学も夢を裏切ってはならない
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人

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