塗料に含まれる二酸化チタンをナノ化し、光触媒作用を高める 18
ストーリー by hylom
抗菌家屋も登場するかも 部門より
抗菌家屋も登場するかも 部門より
capra 曰く、
イギリスのマンチェスター・メトロポリタン大学の研究チームは、ナノ化した二酸化チタンを混合した塗料を使い、96時間以内に大腸菌を滅菌することに成功したとダブリンで開催されたGeneral Microbiologyカンファレンスで発表した。塗料には通常二酸化チタンが2~3割含まれているが、研究チームの塗料は8割が二酸化チタンであり、蛍光灯下でも光触媒として作用したとのこと(Science News、本家記事)。
酸化チタンは光触媒作用が高い物質で、ブラックライトと合わせることで殺菌処理などに使われている。ペンキなどの塗料には白色顔料として二酸化チタンが含まれているが、これをナノ化することで光触媒作用を高め、蛍光灯でも高い殺菌効果が得られるとのこと。
(つづく...)
しかし、現在販売されている塗料にはこの作用を弱める材料が含まれており、すぐに製品化というわけにはいかないようだ。例えば塗料に含まれている炭酸カルシウムは二酸化チタンの抗菌作用を8割も弱めてしまう。研究チームは代替材料を探しているが、現時点では塗料としての質と光触媒作用を両立する方法は見つかっていないとのこと。
日常で使われている蛍光灯で高い殺菌作用を得られれば、MRSAなど薬剤耐性のある菌による院内感染の予防に役立つのではないかと期待されている。
チョコレートにもチタン (スコア:3, 参考になる)
ダイバーズウォッチやバットモービルに使われているような「超固いハイテク金属」とチョコのイメージのギャップがなんだか面白いですね。
渋みやえぐみを取るためにもチタンが使用されると聞いたことがあるのですが、M&Mのピーナッツにその加工がされているか否かは確認できませんでした。
Re: (スコア:0)
このため、フェノール系酸化防止剤などを添加しています。
触ると白い粉が手に付くように (スコア:2, 興味深い)
急速に劣化するような塗料は使いたくないような
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惑星ケイロンまであと何マイル?
Re: (スコア:0)
>例えば塗料に含まれている炭酸カルシウムは二酸化チタンの抗菌作用を8割も弱めてしまう。
ってのは、本当に弱めて”しまう”なのかな?
酸化チタンにとっては相手かまわず誰でも攻撃(?)
->汚れだけじゃなく、自分を保持してくれている塗料も例外なく
って感じなのでは・・・
Re:触ると白い粉が手に付くように (スコア:2, 参考になる)
普通の二酸化チタン粉末を入れた塗料ではプラスチックが
分解されてしまい、触ると白い粉が手に付くようになります。
一般にチョーキングと呼ばれる現象です。それを防ぐために
塗料に使われる二酸化チタンの表面に光触媒能を抑えるような
処理をわざわざやっているぐらいで、光触媒で殺菌なんてのは
現実的とは言えません。
ナノ化したマテリアル (スコア:2, 興味深い)
カーボンナノチューブで中皮腫だったか
Re:ナノ化したマテリアル (スコア:1, 参考になる)
十分な危険性の評価がされていないと勧告 [www.ne.jp]されていますね。
Re: (スコア:0)
微粒子化すれば何でも即危険というわけではない。
わたしは恐れるが、期待もする (スコア:1, おもしろおかしい)
ナノ化して何が変わったのか (スコア:1)
可視光応答性が出たのか?
紫外光吸収の効率が上がったのか?
そのあたり書いてくれないとなんとなく眉唾な感じを
受けますね。
Re:ナノ化して何が変わったのか (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re:ナノ化して何が変わったのか (スコア:1)
って書いて気づきましたが、二酸化チタンには
表面に自由電子がないのでありえないですね。
すみませんでした。
Re: (スコア:0)
ナノ化すると変わるよ!
Re: (スコア:0)
たまたまいじっちゃいやん
夏場の秋葉原駅にも導入を (スコア:0)
日射量が足りない日は、加えて紫外線照射ランプも。
おまえら外出前にシャワーぐらい浴びろと。
いっぽう産総研は (スコア:0)
既知だよね (スコア:0)
何を今頃という感じですが