強力な粘着力を発揮するヤモリの足式粘着材、カーボンナノチューブで実現 39
ストーリー by hylom
Gecko-manも実現できる? 部門より
Gecko-manも実現できる? 部門より
ヤモリの足のような粘着力を持つ素材をカーボンナノチューブで作成する技術が開発されました(Technology Reviewの記事)。
開発したのはデイトン大のDai教授とジョージア工科大学のWang教授のグループで、ガラスやサンドペーパーなど対象の表面の状態にかかわらず粘着力を発揮し、繰り返し使え、吸着した物を持ち上げられるほど強力とのこと。カーボンナノチューブによる粘着材は昨年すでに開発されていましたが、今度のものは先端部分を枝分かれ状にすることで粘着力が向上しているそうです(ヤモリの足の裏にも枝分かれした微細な毛が生えている)。
この手のモノって (スコア:3, 興味深い)
常にクリーンなものを持ち上げるだけならかなり便利そうですけど……。
神社でC#.NET
Re:この手のモノって (スコア:1, 参考になる)
この件の開発者のほうは、 アレイになってる方のCNTに温度感受性のタンパク質をコートさせて、このタンパク質の変形によって汚れを落とす、というようなものを作っているそうです。
Re: (スコア:0)
VW力で壁面に引き寄せられるのかなぁ?
Re:この手のモノって (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:この手のモノって (スコア:1, 参考になる)
粘着とは接着の一種とされるが、実用上は粘着剤とは高粘性の液体またはゲル状固体の表面のようなべたべたした状態を特徴としたものをいい、接着剤のように固化して剥離抵抗力を発揮するものと区別される。 [wikipedia.org]
ヤモリの足の裏はゲル状じゃないでしょ?
この場合はどちらかと言えば「吸着 [wikipedia.org]」。
#細かな間違いを正すのもなんだけど、自分が間違ってることの自覚なしに強弁されてもなぁ。
Re:この手のモノって (スコア:3, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
「粘着 -> 付着」
で付着の項に飛ばされ、付着の項では
「付着/粘着 異種物体間の接着現象。固体表面などの濡れもその一つ」
として、表面エネルギーの減少による濡れ効果とかが書いてあったりするんだなこれが。
#となると今回の例も粘着に含まれてみたりする。
Re: (スコア:0)
>として、表面エネルギーの減少による濡れ効果とかが書いてあったりするんだなこれが。
と
>#となると今回の例も粘着に含まれてみたりする。
の間に飛躍があります。
「今回の例も粘着に含んでもおかしくないかもしれない」
くらいしか言えないのであって、より適切な語があるなら可能ならそっちを使うべきでしょう。
#一々「粘着じゃないから粘着テープじゃない!」とまでは言いませんが、原理の話としては。
Re:この手のモノって (スコア:3, 参考になる)
Re:この手のモノって (スコア:2, おもしろおかしい)
the.ACount
Re:この手のモノって (スコア:1)
Re:この手のモノって (スコア:1)
Re:この手のモノって (スコア:1)
Re: (スコア:0)
人で飽和した引っ掛け橋のように、
もう引っ掛けようも無くなっちゃうんじゃないのかな?
という話だと思うよ。
Re: (スコア:0, 興味深い)
粘着ならゴミとかくっついたままで粘着力は落ちるけど、
細かい毛で引っ掛けてるだけなので、ゴミとか汚れは付いてこないよ。
ヘアブラシを砂の上に置いて、持ち上げても砂がびっしり付いてきて
毛が埋まってしまうことはないよね。
一見してツルツルのガラスの表面でも、実際には細かいデコボコがあって、
それに引っ掛けてるんだよ。
吸い付いてるわけでもネバネバでベットリくっついてるわけでもない。
本気でツルツルに作られたガラスは、引っかかるところが無いので
ヤモリはくっついていられないよ。
Re:この手のモノって (スコア:5, 参考になる)
だーかーらー、引っ掛けてるんじゃないんだって。
ヤモリの吸着はファンデルワールス力で実現しているんだけど, これは分子間力なんです. 完全にツルツルのガラスだったら特に細かいブラシ状でなくても互いにくっつけるだけで吸着するんですが, 実際には細かいデコボコがあるので, それに対応して変形し, 十分な吸着力を得るのに必要な接触面積を稼ぐためにブラシ状になっている必要があるのです.
実際の所, 接着の機構 [yrc.co.jp]にはいくつかの種類が考えられていて, 凹凸による機械的な接合もアンカー効果として含まれています. でもメインとなるのは水素結合やファンデルワールス力といった分子間力の方です. そのためこうした分子間力が利きにくいテフロンなんかは接着剤を使って接着することができないわけです.
ですから, ヤモリはガラスは登ることができますが, テフロンコートした鍋は多分登れないでしょう.
Re:この手のモノって (スコア:1)
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0, 既出)
そうだとしても、その引っかかりに汚れがいっぱい引っ付くと吸着力は弱くなるような気がしますよ。
// そういえば昔、実家の階段(家の中)にでっかいやもりが居て、よく踏んづけかけてたのを思い出しました。
ホンモノのヤモリはどうなってるのか (スコア:1, 参考になる)
ネコの毛繕いみたいに舐めてるってこともなさそうですし。
Re:ホンモノのヤモリはどうなってるのか (スコア:1)
新陳代謝で毛が生え変わるとかじゃないかなって思いますが、実際のところはどうなんでしょうか。
あと、こんな記事 [wiredvision.jp]も発見。
Re: (スコア:0, 参考になる)
Re: (スコア:0)
生き物ってよくできてるな
Re: (スコア:0)
それとも蝿のほうは体液かなんかで粘着?
Re: (スコア:0)
くっつくのも、ハエの方こそ、トゲトゲで引っ掛けているようじゃないですか?
やつら、窓ガラスにはとまれないですし。
Re: (スコア:0)
足の裏が濡れてようが、泥だらけだろうが平気だったのを覚えています。
#虫かごを洗うときによく逃げられました。
#でも粘着物には弱いのかホイホイに引っかかたりするんですよ。
#ヤモリの干物はGよりもショッキングです。
特許申請しておくんだった (スコア:3, おもしろおかしい)
Re:特許申請しておくんだった (スコア:1, おもしろおかしい)
よし、マーヴェルの『スパイダーマン』に対抗して『ヤモリマン』だ (スコア:2, おもしろおかしい)
fjの教祖様
Re:よし、マーヴェルの『スパイダーマン』に対抗して『ヤモリマン』だ (スコア:3, 参考になる)
Youtube にありました。"Cicakman"(Cicak はマレーシア語で
「ヤモリ」)で検索してみてください。
Re:よし、マーヴェルの『スパイダーマン』に対抗して『ヤモリマン』だ (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:よし、マーヴェルの『スパイダーマン』に対抗して『ヤモリマン』だ (スコア:1)
fjの教祖様
Re: (スコア:0)
ヤモリが流行ってる? (スコア:1)
ビルもよじ登れるヤモリテープが発表 [srad.jp]
足跡 (スコア:0)
実はヤモリの歩いた後にはヤモリの足の繊維がびっしりと…
昔どこかに書いた気もする…
Re:足跡 (スコア:1)
その後の議論(おそらくhttp://srad.jp/article.pl?sid=08/10/14/0414218 [srad.jp])では、一度にはがそうとせずに端から少しづつはがせば(足の裏に五万本だから毛1本当たりの吸着力は足1本全体の5万分の1しかない)足の毛は足の側に残して剥がせるんではないかかという話になっていたようですよ。
足と毛の結合力 > 毛と壁の結合力
になっていればそうなりますよね。
Re:足跡 (スコア:1)
こっちは鉤で引っ掛けてるから仕組みは違いますが。