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医療

カフェイン入り飲料の飲み過ぎが幻覚・幻聴を引き起こす? 68

ストーリー by hayakawa
どんな物でも度が過ぎれば問題になる 部門より

otk 曰く、

ナショナルジオグラフィック ニュースによると、イギリスの研究チームによって「コーヒーや紅茶、栄養ドリンクといったカフェイン入り飲料を多量に摂取する人は、幻覚や幻聴を体験する可能性が高い」とする研究結果が出たそうだ。200人の被験者のうち、1日にコーヒー7杯分のカフェインを摂取する人は、1日1杯分以下の摂取量の人と比較して「幻覚を体験する傾向が3倍」であったという。

もっとも、カフェインが幻覚・幻聴を引き起こすのか、幻覚・幻聴を引き起こしやすい精神状態の人がカフェインを多量に消費したくなる傾向にあるのか、「因果関係の特定には注意が必要だ」と研究者はコメントしており、関連性については引き続き実証研究を続けていくとしている。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by y_tambe (8218) on 2009年01月17日 20時10分 (#1493172) ホームページ 日記
    2-3日前に本家にも出てましたね。原著論文も読みましたけど、そもそも著者ら自身が論文のタイトルに"a preliminary investigation"と入れてます……正直言うと、"too preliminary"かなぁ、とも思ったりして。

    気になる点としては、まずは実験デザイン。ボランティアの学生を対象に普段のコーヒーの摂取量と、幻視幻聴の体験、普段感じているストレスの強さに対する質問について回答を得て、いわゆる横断研究(cross-sectional study)として解析を行ってます。もちろん、介入実験ではないので相関関係は見れても、因果関係は言えないんですが、それはまぁそれとして置いておくとしても、一般に横断研究の信頼性は、介入実験やコホートはもとより症例対照研究よりも一段劣る、という部分がありまして…。

    それから幻視幻聴の体験の程度について、2005年くらいに発表されている新しいスコアリング方式を使っているようですが、ここらへんの手法がどれくらい有用なのか、その妥当性についてちょっと疑問があるという部分。この二つが今回の実験では気になるところです。

    そもそもストレスを感じた時にはコーヒーなどの摂取量が上がるということは、割と知られている現象で、カフェインの摂取がストレスの緩和に役立つということは、まぁコンセンサスを得られているといっていいかと思われます。一応、今回の研究ではストレスによる影響を除外しても差が見られた、と主張されてはいるのですが、それぞれのスコアリングがそもそも妥当と言っていいのかどうかが、やや怪しい分、その主張もあやふやになってしまってる印象を受けます。つまり、そもそも介入実験でない以上、「ストレスを普段から感じている→カフェイン摂取増加&幻視幻聴の増加」で、「カフェイン摂取と幻視幻聴に疑似相関が出てるだけではないのか」という部分を、どれだけはっきり言えるかがポイントなのに、そこに疑問が残っているという感じ。

    まぁこのあたりは、この論文の問題というよりは、そもそもこういった精神医学系という研究分野自体が、がんなどの生命に関わる疾患についての研究分野に比べると立ち後れてきた(大型予算も付きにくいし)、ということが背景にあるので仕方が無い、というのも大きいんでしょうけど。

    ただまぁ一つ興味深かったのは、この研究では幻視や幻聴の体験は増えるが、被害妄想(persecutory ideation)の増強などは見られなかった、という点でしょう。これまでもいくつかの精神疾患について、カフェインやコーヒーの摂取がその発症リスクを増やすわけではない、という結果が得られており、そういった知見とも合致してます。いくつかのケースでは、カフェインを摂取することがそれらの精神疾患の病状にとって好ましくない、ということが言われている一方で、カフェインやコーヒーの摂取がそれらの原因になるわけではない、ということでもあります。

    #普段なら、ここで自分のサイトに置いてる「コーヒーと健康」情報へのポインタを示すところなんですが、こないだサーバがとんだまま、プロバイダ側からの連絡が途絶えてまして…。
  • そういえば (スコア:3, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月17日 17時25分 (#1493094)

    何度か、カフェインの過剰摂取で幻覚を見た記憶があるけれど
    例外なく徹夜の時だったな

    # どうみても寝不足です

    • by Anonymous Coward on 2009年01月17日 23時02分 (#1493254)

      私は、再現方法もほぼ分かっています。

      1.カフェインを摂取する(必須ではない)。
      2.徹夜する。
      3.薄暗い場所で目を閉じる
      ・・まぶた越しに光を感じられるほど明るいと無理だが、完全に真っ暗でもダメ。
      ・・というか、目を開けた状態で光源が視界にあると確実に失敗するので、天井や壁より明るい部分があってはならない。
      ・・おそらく、視神経は無意識のうちに光の角度を計算しているので、明らかに矛盾するような像が弾かれるためだと思う。
      4.まぶたの裏に幻覚がうつる。そのまま目を開けなければOK。
      ・・ちなみに、薄目を開けると視界の上部にだけ残るが、覚醒してしまうためすぐに消える。
      ・・五感は冴え渡っている(ように感じる)ので、まわりの音などは普通に聞こえる。

      ちなみに、目を閉じる代わりにある程度規則的な音を聞くと、幻聴が聞こえます。
      もっと具体的に言うと、カラスの泣き声がバロック音楽に聞こえたり、
      やかんが吹く「シュー」+「グツグツ」というかすかな音がユーロビートに聞こえたりするのですが、
      視覚ははっきりしています。

      親コメント
    • by dameneco (33758) on 2009年01月17日 20時23分 (#1493179) 日記

      学生時代は一日20杯は飲んでました。
      でも、今のSSRIの方が強力です。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      >何度か、カフェインの過剰摂取で幻覚を見た記憶があるけれど
      >例外なく徹夜の時だったな

      つまり幻覚を見やすいぷろj・・・いや、状態に陥った人向けに
      カフェイン飲料が提供されているということですね。

  • 塩入りコーヒーおすすめ (スコア:3, おもしろおかしい)

    by multiplex (33585) on 2009年01月18日 1時16分 (#1493310)
    塩基カフェロイドという物質が生成されて、老化防止に役立つそうです。
    • by Anonymous Coward on 2009年01月18日 14時41分 (#1493449)

      野暮かもしれませんが
      知らないのでググってみたところ

      架空の物質一覧 - Wikipedia [wikipedia.org]

      という身もフタも無い名前のページに行き当たりました orz

      「藤子・F・不二雄のSF短編『定年退食』」ですか…
      全く知らない作品ですが、なんか壊そう^H^H怖そうなタイトルですね。

      あれ?リンクが繋がってないけど、こっちもWikipediaにありますね。
      定年退食 - Wikipedia [wikipedia.org]
      なるほどなるほど。

      #そうか。姥捨て山に捨てるわけにいかないから、逆に子供を増やせば割合は変わらんだろう、という安易な発想なわけか>少子高齢化「問題」

      親コメント
  • いつからこんな (スコア:2, おもしろおかしい)

    by santouka (23017) on 2009年01月17日 18時20分 (#1493114) 日記

    ドリップしてトリップですか。
    そのうちカフェイン税でも取るとかいいそうな。

    • by Anonymous Coward
      問題なのはカフェインじゃなくって
      致死量スレスレのカフェインを摂取せざるを得ないその状況なんじゃあないかと

      思うんだけど。
      偉い方々には聞こえないですよねどうせ
      • by Anonymous Coward on 2009年01月18日 0時04分 (#1493285)

        > 致死量スレスレのカフェインを摂取せざるを得ないその状況なんじゃあないかと

        カフェインの半数致死量は200mg/kg (体重60kgで12g)、
        コーヒー一杯のカフェイン含有量は0.1g程度ですから、
        コーヒーを飲んでカフェイン中毒で死ぬのは難しいですよ。

        親コメント
        • by Anonymous Coward on 2009年01月18日 12時09分 (#1493415)
          インスタントコーヒーは病的に濃く作ることも可能です。
          標準的な濃度なら120杯でも、10倍の濃度なら12杯。
          12杯のコーヒーなら、1日で飲めるでしょう。

          ただ、普通は気持ち悪くなって吐いてしまうと思いますよ。
          くれぐれも実験しないでください。
          親コメント
  • 緑茶 (スコア:2, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2009年01月17日 21時58分 (#1493218)
    コーヒーよりも緑茶のほうがカフェインの含有率は多いという話を聞いた覚えがあるんですが、
    しかしその緑茶の飲み過ぎで、幻覚や幻聴に襲われたという話は聞いたことがありません。
    そうなると、果たしてカフェインだけの効果に寄るものなのか、はなはだ疑問を感じます。

    他の方も指摘しているとおり、コーラなどもカフェインを含んでおり、それこそ海外では
    2リットルのペットボトルでガブ飲みしていますから、コーヒー7杯どころの話じゃないはず。

    こういう試験って、純粋なカフェイン製剤か何かでテストしてもらわなければ、
    カフェインが原因なのか、それともコーヒー等に含まれているカフェイン以外の要素が原因か、
    あるいはそれらの相乗効果なのか、ハッキリしませんよね。
    この辺をしっかりしてもらわないと、コーヒーだけが槍玉にあげられているように感じて、
    私も含めたコーヒー好きの人間にとって、ただ不快感を与えるだけとしか思えないのですが。
    • Re:緑茶 (スコア:4, おもしろおかしい)

      by ksh2ksk4 (11188) on 2009年01月18日 14時00分 (#1493441)
      私もコーヒーは大好きですが,

      > この辺をしっかりしてもらわないと、コーヒーだけが槍玉にあげられているように感じて、
      > 私も含めたコーヒー好きの人間にとって、ただ不快感を与えるだけとしか思えないのですが。

      ここまでの被害妄想はありません.

      コーヒーの飲み過ぎではないですか?
      親コメント
    • Re:緑茶 (スコア:3, 参考になる)

      by TV (3657) on 2009年01月17日 23時14分 (#1493259)

      一般的な緑茶の含有率はコーヒー以下です。
      http://www.pref.nara.jp/nogyos/nousou/midori-mini/04ryokutyanokafeinnp... [pref.nara.jp]
      多いのは玉露ですね。

      >私も含めたコーヒー好きの人間にとって、ただ不快感を与えるだけとしか思えないのですが
      ヨタ話として楽しめばいいのでは?
      というかコーヒー等で摂取するカフェインのデメリットなんて微々たるものでしょう。
      幻覚見たなんて人見た事も聞いた事も無い。

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        >というかコーヒー等で摂取するカフェインのデメリットなんて微々たるものでしょう。
        うーん、私、ルボックスやウインタミンなどを医師から処方されて服用してるんですが、
        薬を飲みはじめてからかな、なんとなくコーヒーを飲むと落ちつかなくなってしまった気が。
        あくまで気のせいなのかな・・・。そこんとこってどうなんでしょy_tambe先生。

        • Re:緑茶 (スコア:3, 参考になる)

          by y_tambe (8218) on 2009年01月18日 8時37分 (#1493377) ホームページ 日記
          カフェインは中枢神経興奮作用薬で、抗うつ薬に対して拮抗します。このため抗うつ薬の効果を減弱させてしまうので、その場合、コーヒーに限らずカフェインを含むものの摂取は、残念ながらお勧めできません。

          基本的にこれはカフェインによる作用なので、こういう人にこそデカフェ(カフェインレスコーヒーなど)が良い代替飲料になると思われるんですが、日本ではまだまだ普及してないんですよね。最近は味の改善もかなり進んできてるのですが。
          親コメント
    • by OYO (9891) on 2009年01月18日 0時02分 (#1493283) 日記

      茶葉とコーヒー豆を比べると茶葉の方がカフェイン含有量が多いのですが
      淹れると コーヒー>煎茶 になります。
      そして、お茶にはテアニンという鎮静作用がある物質が含まれているので
      カフェインの興奮作用が弱くなる。
      だから緑茶は一般的にはコーヒーより覚醒作用は弱くなる

      けど、濃いやつを大量に飲んだらお茶でもなりました。

      親コメント
    • by y_tambe (8218) on 2009年01月17日 23時24分 (#1493265) ホームページ 日記
      Googleキャッシュ [72.14.235.132]で恐縮ですが、一般的に飲むときの「1杯あたり」で考えると、やはりコーヒーに含まれる量の方が、緑茶やコーラに比べると多い傾向があります。お茶では玉露は例外的に含量が高いですが。あとは、錠剤とかドリンク剤などが、コーヒーと同じくらいの量を含有してます。つっても、一口に「コーヒー」と言ってもカフェインの含量には、淹れ方などによってかなりのばらつきが大きいのですけどね。

      今回の実験については、コーヒー以外のカフェイン源になるものについても、それぞれ「おおよその含有量」を設定した上で、カフェイン摂取量としての概算値を用いて検討しています。なので「コーヒーの飲みすぎが」ではなくて「カフェインの摂りすぎが」というのが、正しい話になります。
      もちろんカフェイン製剤などを用いて介入実験をする、というのが、もっとはっきりさせるためには必要なんですけど、短期の薬理作用だけで話をするのならば、それでも可能なんですが、今回のケースなども含めて、長期間の投与の影響を見るというのは、カフェインなどでは他の食品などからの摂取の機会が多すぎて、コントロールすることが極めて難しいというのが、悩ましいところの一つです。

      #なので、介入実験ではなくて、出来るだけ多くの疫学調査の結果を併せたメタアナリシスなどからのアプローチが主流になってるわけです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > この辺をしっかりしてもらわないと、コーヒーだけが槍玉にあげられているように感じて、
      > 私も含めたコーヒー好きの人間にとって、ただ不快感を与えるだけとしか思えないのですが。

      私もコーヒー好きですが、昨今のご時勢、下手をすると「ただ不快感を与えるだけ」だけにとどまらない危険性があるので少し心配です。
      最近「目的のために叩く」のではなくて「叩くことが目的」という、手段のためなら目的を選ばない手合いを多々見受けるので。

      #最近ブラック派になりつつあるけどAC

      • by Anonymous Coward

        >最近「目的のために叩く」のではなくて「叩くことが目的」という、手段のためなら目的を選ばない手合いを多々見受けるので。
        それは幻覚では?

  • ちょっと珈琲飲んでくる (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月17日 17時17分 (#1493092)

    そしてめくるめく二次元世界への旅立ち!

     
    #幻想でもリアルを夢見ないのかよ

    • 珈琲なんぞ要りません (スコア:2, おもしろおかしい)

      by Tatenon (20311) on 2009年01月18日 15時25分 (#1493457) 日記
      こうして目を閉じるだけで二次元世界に即ダイブ。
      愛しいあの娘やあの女性やあの嫁が、三次元世界では決して誰もやってくれないようなあんなことやこんなことを

      # ・・・それは幻覚じゃなくて妄想だ。
      ## ついでに現実逃避だな。
      ### 日本の妄想力は世界一いぃぃぃぃぃっ!!
      # ダメだこいつ。
      親コメント
      • > 目を閉じるだけで二次元世界に即ダイブ。
        (ディスプレイ等を前に)目を開けて二次元世界にダイブ、ではなくて目を閉じてダイブ、なのですね
        それはすごい。進化した人類?

        アニメとフィギュアが好きな人の夢は二次元と三次元のどっちなのだろうか?

        #かく言う俺も夢の中で漫画を読む夢をみたことはある

        親コメント
    • 日本茶党のオレなんざ異次元世界に行ったぞ。
      悪夢から目覚めた後、頭の中に何か変な窓が開いてる感覚があったけど、なんか怖くて放置すること数回。
      ついに勇気を出して窓を覗いたら、イキナリ別世界に居た!
      緑の絨毯が敷き詰められたような森の中の広場に濃緑色で金属製の塔が立ってて赤い光がチカチカしてたのは、いったい何だ?(恐怖を感じた瞬間に自室に戻ってしまった)
      もちろん、最初で最後。
      すごく鮮明だったけど、幻覚だよな?

      --
      the.ACount
      親コメント
    • by Anonymous Coward
      http://www13.atwiki.jp/ridatu/pages/348.html [atwiki.jp]
      オカ板+vipとか言う最高に信用できないソースでは有るが、カフェインでいい夢見れるらしい。
      • by Anonymous Coward on 2009年01月17日 21時43分 (#1493211)
        睡眠が浅くなることで、夢を見る時間が長くなる、さらに、起きたときまで覚えていられる、ということかと。 睡眠不足になるのでやらないほうがいいと思いますよ。
        親コメント
  • さあ紅茶を飲みたまえ (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月17日 18時47分 (#1493130)

    イギリスの研究チームによって「コーヒーや紅茶、栄養ドリンクといったカフェイン入り飲料を多量に摂取する人は、幻覚や幻聴を体験する可能性が高い」とする研究結果が出た

    なんだ英国ジョークか

  • 恋は幻覚 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月17日 20時57分 (#1493190)

    そうか、だからコーヒー・ルンバみたいな話になるのか。

    と妙に納得してしまった。

    • by Anonymous Coward
      ♪アリナミン エスカップ オロナイン パンシロン~
  • by Anonymous Coward on 2009年01月18日 8時35分 (#1493376)
    カフェインを取るとアドレナリンが出るので影響しているのかも。
    • 少なくとも、この論文の著者らはアドレナリンについては言及してないですね。作業仮説としてはコルチゾールとの関係から入ってきてます。

      #以下、かなり専門的な話になっちゃいますがご容赦を。

      コルチゾールはストレスによって分泌されますが、副腎機能の低下などによる過剰分泌がうつの原因になりうることが知られてます。で、実はカフェインの摂取によってもコルチゾール分泌が増加することが知られているので…というのが、今回の研究のきっかけになってます。

      個人的な見解を述べると、幻覚や幻聴を起こす、という結果が出たというのは、ある程度は「そりゃそうでしょ」と思う部分があります。というのは、そもそもカフェインの中枢作用として、現在もっとも重要だと考えられてる、アデノシン受容体への拮抗作用である程度説明することができるからです。
      脳内には、アデノシン受容体のうち、主にA1受容体とA2A受容体が発現していて、それぞれドパミン受容体のD1、D2を持つドパミン作動神経系を負に調節しています。このうち、カフェインによる中枢興奮や覚醒作用は、A2A受容体を阻害してD2受容体を活性化することで発揮されると考えられてます。

      ただしカフェインはA1受容体、A2A受容体の両方のリガンドになりえます。A1受容体はD1受容体を負に制御していますが、D1受容体の活性化は、幻覚などの症状を引き起こすことが知られており、パニック症候群におけるパニック発作などにもこちらの経路が関わっているのではないかという仮説があります。その他、高濃度のカフェインではアデノシン受容体からベンゾジアゼピン受容体に対する間接的な阻害が起こることも知られており、これも同様な中枢作用に関与する可能性が指摘されてたりするので。

      なので、少なくとも一過性の現象としては、カフェインの過剰摂取によって幻覚を生じる、というのは、ありえない話ではありません。また、おそらくはパニック症候群とまでいかなくても、何らかの理由で比較的低濃度のカフェインでも、D1優位に反応してしまう人がいたとしても、それほどおかしい話でもないわけです。そういった人たちまで含めれば、「カフェインの摂りすぎで、幻視・幻聴を体験する」ということがあってもおかしくはないのです……が、この辺りのことが元論文では全くディスカッションされてません。

      そこらへんも含めて、今回の報告については、"too preliminaryなんちゃう?"という印象を抱いてたりする。
      親コメント
  • 幻聴ではないかも。 (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2009年01月18日 14時37分 (#1493447)
    コーヒー飲んで、朦朧とした頭で独り言をぶつぶつ。
    無理な仕事を押し付ける「あいつ」とか、言ったことを実行しない「こいつ」とかが
    地獄に落ちるように祈っています。

    ご近所の皆さん御免なさい。

    #ベランダに出ると、幻覚的なダンスも見ることが出来ます。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月17日 17時38分 (#1493099)

    コーラも同様?

  • by Anonymous Coward on 2009年01月17日 19時02分 (#1493136)

    コーヒーは良い/悪いという話が良く出てきますが
    結局差し引きコーヒーを飲むとどっちに作用するのでしょうかね?
    飲み過ぎは良くないというのはわかりますが。
    何事も過ぎたるは及ばざるがごとしということでしょうし

    • Re:差し引きどっち? (スコア:4, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2009年01月17日 19時28分 (#1493153)
      自他ともに認めるコーヒー党だけど、体感的には、まずいコーヒーなら差し引きマイナス、うまいコーヒーなら差し引きプラス
      親コメント
    • by y_tambe (8218) on 2009年01月17日 22時06分 (#1493222) ホームページ 日記
      まぁ特定の個人レベルで「飲んだ方がいいのか/悪いのか」というのに対する答えは出しようがないわけでして…。それは「私はいつ、どういう種類の病気に罹るか予言して」と言われるようなものなので。

      基本的にコーヒー飲用についての疫学研究の結果からは「因果関係のあるなし」を言うことは出来ない(介入実験でない)段階なんですが、仮にこれが「因果関係が認められる」ということになったとして……

      コーヒー飲用によって大腸がんのリスクが低下する、という結果があります。大体、日本人10万人のうち200-300人が一年間で新たに大腸がんになっているとし、さらにそのリスクがコーヒー飲用者では8割(最大で見積もって)くらいになる、とします。あなたがもし将来、その10万人のうちの40-60人くらいに入るってことが判ってるのならば、コーヒーを飲んだ方がいいでしょう。
      一方で、コーヒー飲用によって膀胱がんのリスクが増加する、という結果があります。膀胱がんは日本人では少ない癌であり、10万人のうち年間30人くらいの新規罹患者が出るとし、さらにそのリスクがコーヒー飲用者で2倍になる、とします。あなたがもし将来、その10万人のうちの30人くらいに入るってことが判ってるのならば、コーヒーを飲まない方がいいでしょう。
      このように積み重ねて考えていくと「特定の疾患を持たない人」を対象に「議論の途中」のものまで広げて考えると、リスク増加(膀胱がん、関節リウマチなど)よりもリスク低下(大腸がん、肝がん、糖尿病、子宮体がん、パーキンソン病など)で減る人の方が少ない、ということは現時点でも、まぁ予測はついてるかな、といったところです。

      でも私にはもちろん、あなたが将来、前者の40-60人に入るのか、後者の30人に入るのかは判らないですし、今の時点でそれが判る人は存在しません。だから「個人レベルで答えても、その答えが正しいかどうかは判らない」としか言えないってことです。

      ただまぁ個人レベルでは意味がなくても、マスのレベルで考えると意味があります。平たく言うと、もし上で述べたようなことが「正しい」と言える段階になったならば、例えば、厚労省あたりが「コーヒーを適量飲む習慣を普及させることは、国民の健康維持に貢献し、医療費の削減にもつながる」と考えるのは妥当な話になりますから。

      それから、B型C型肝炎の患者では(現在、肝機能が低下した状態でなければ)肝がんのリスク低下は大きな恩恵になるかもしれない。心疾患リスクの高い人ではカフェインの大量摂取による心血管症状のリスク増加は問題になるかもしれないし、パニック症候群の人ではカフェイン摂取がパニック発作の引き金になります。疾患ではないけど、妊娠初期の人であれば、カフェインの過度の摂取が流産リスクを高める危険性が指摘されてたりする……と言った具合に、最近の研究結果が積み重なってきてます。こういう具合に「誰にとって」というのも、徐々に絞り込まれてきています。

      あと日本では、あんまりデカフェは普及してませんけど、カフェイン摂取が問題になる人たちのニーズに答えるためにも、国内企業にはぜひ頑張って欲しいところです。もちろんデカフェについての明確な国内基準の策定も必要になりますけどね。
      親コメント
      • >リスク増加(膀胱がん、関節リウマチなど)よりもリスク低下(大腸がん、肝がん、糖尿病、子宮体がん、パーキンソン病など)で減る人の方が少ない、

        あ、なんか書き間違えてるみたい。

        マスを対象に考えた場合、単純に「何かの疾患に罹るかどうか」の人数だけで考えると、リスク低下による恩恵の方が大きいです。
        疾患の重篤性(例えば、膀胱がんと大腸がんそれぞれの死亡率など)を併せて考えても、この結論自体はあまり変わらないと思われます。
        医療費などについて考えると、膀胱がんは結構高額になることが多いので微妙だけど、他の疾患リスクまで総合して考えると、トータルなら削減につながるかなぁ、という感じかと。

        まぁ、さすがに厚労省が費用を割いて「医療費削減になるので国民の健康に貢献するので、皆さんコーヒーを飲んで下さい」とかのキャンペーンを行え、とまでは言えないだろうとは思うのだけど、いわゆるトクホの条件範囲を広げて、販売されるすべてのコーヒーについて、その効果を宣伝的に用いることを正式に許可してくれればいいんだけどなぁ、というのはあります。正直言うと、これまでに認可されてるどのトクホをとってみても、コーヒーほどのデータの蓄積はないにも関わらず、そっちの方は認可されて効果を謳えるという、ある意味、歪な状況になってるわけで。

        #この辺りはトクホの種別に関わってくる問題で、「同一成分を含んでいても、個別商品ごとの承認が必要」という条件なんかを満たすためには、「コーヒー全部」という承認は現状難しそうなので。

        今のところコーヒー関係ではAGFがコーヒーオリゴ糖でトクホを受けてますが、コーヒーオリゴ糖の添加によるものだし、他社はその恩恵には与れない(UCCあたりは、アラビノガラクタンあたりで別途狙ってるんじゃないかなぁと思うけど)。ここらへんは、どうしても自社製品の差別化を狙って申請される、という特徴があって。まぁ、もともと正直言うと、そういう意味ではトクホは「消費者のため」の制度じゃない、という言い方もできるわけです(もちろん、制限することで不当表示させないという点には一定の意義はあるけど)

        もちろん、他のコメントに書いたように、特にカフェインについては万人には薦めがたい部分もあります。ここらへんについてはきちんと明記した上で、デカフェはデカフェでトクホ認定し、「カフェインが駄目な方にはデカフェも用意してますのでどうぞ」という形で提供するというのがいいんじゃないかと。実は膀胱がんリスクの上昇も、カフェインが原因じゃないか、という可能性が指摘されてますので。
        親コメント
    • by Anonymous Coward
      それは人と体調による。
      要は刺激物なんだから、程度が人間の許容量を超えれば悪くなるし、
      超えなければ悪影響は少ないというだけのこと。

      で、コーヒーはその限度が比較的高めな刺激物。だから嗜好品に入る。

      #体調が悪ければ一杯飲んだだけで腹壊したりする可能性もあるけどね。
      • Re: (スコア:0, 参考になる)

        by Anonymous Coward
        > で、コーヒーはその限度が比較的高めな刺激物。

        コーヒーはそうですが、カフェインは薬局で処方箋なしで買える薬物の中では、抜群に致死量が少ないです。
        徹夜仕事で眠いからといってカフェイン錠剤を何箱も飲むと、あっという間に致死量に達するそうです。
  • by Anonymous Coward on 2009年01月17日 23時48分 (#1493274)
    カフェイン異常摂取で幻覚~!?
    否、それでも小人さんはいるんです!!!

    # 見たことないけど・・・。
    • by Dobon (7495) on 2009年01月18日 12時21分 (#1493420) 日記
      そうです。
      カフェインの大量摂取では幻覚も幻聴も起きませんし、強化もされません。

      プロジェクトが火を噴いている時、
      コーヒー20杯強に加えて、アオーク(大正製薬)とかベッセンティー(日本医薬品工業)とか起起一発(ロート製薬)とかを、
      毎日5~6本消費してましたが、特に変化はありませんでした。

       いつも通り、小人さんは働いていたし、
      (そこに居ないはずの)上司は、仕様変更と作業追加を喋っていました。
      ええ、平常通りですとも。

      # 逆にカフェインの摂取量が1グラム未満になったとき、イライラして眠れなくなりましたので、中毒性はあると思います。
      --
      notice : I ignore an anonymous contribution.
      親コメント
  • by Anonymous Coward on 2009年01月18日 0時03分 (#1493284)

    ビレッジセンターが、昔、BAWLSを販売してましたね。
    http://ascii24.com/news/i/topi/article/2003/03/14/642469-000.html [ascii24.com]

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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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