データリカバリー、オススメのツールは? 39
ストーリー by makeplex
KNOPPIXでいろいろします 部門より
KNOPPIXでいろいろします 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
本家/.「What Data Recovery Tools Do the Pros Use?」より。
自分は長年IT業界で働いており、当然ながらハードディスクのクラッシュにたまに遭遇する。もちろんデータのリカバリーを専門に請け負っている企業があるのは知っている。例えば自分の家が爆発するような大事が起きて重要なデータが大量にダメになったりしたら、高い料金を払ってそういった専門業者に復旧を依頼することもあるだろう。しかし、ローカルITの一員としては皆どう対処しているのだろうか?NTFS(Windows XP)を使っている人が多いと思うが、データ復旧にはどんなツールを使っているのだろうか。ググってみたところいろいろな候補がみつかったが、対する意見も様々であった。
そこで皆に聞きたいのだが、一部のみが生き残っているようなハードディスクなら大体リカバリーできる、「使える」ソフトウェアはないだろうか?もちろん無料ならさらに歓迎だ。本家/.ではGetDataBackやTestDiskなどがオススメとして挙げられていたが、/.Jer諸兄方は何をお使いだろうか?また、クラッシュや復旧にまつわる思い出などもあれば是非。
奴隷体質 (スコア:3, 参考になる)
ATAの時代ですが、マスターとして使っていて、
なんの兆候もなしに認識できなくなったHDDをスレーブにしたら
読めるようになったことがありました。
たぶんコントローラがいかれてたんでしょうが、
これって一般的に行われてるのかしらん?
Re:奴隷体質 (スコア:2, 参考になる)
同型番のHDDから基盤を移植して中身の読み出しをしたことがあります。
たまたま同じやつをまとめ買いしてたから出来た話ですけど。
異音出てるディスクはだめでしょうけどね
Re:奴隷体質 (スコア:1, 興味深い)
>異音出てるディスクはだめでしょうけどね
一度だけ、蒸留水で洗浄して2コイチで組み直したら読めました(本当
#340MB時代だからバックアップから戻しても同じぐらいの手間かもしれない(バックアップはフロッピー180枚だけど)
Re:奴隷体質 (スコア:1)
HHD Regenarator+chkdskで復旧させました。
Bad Sectorが1万超えてても読めるようになったのは凄い。
でも本当に必要なデータだけ復旧出来なかった。
いらないデータファイルはほぼ全部復旧したのになあ。
☆大きい羊は美しい☆
Re: (スコア:0)
Re:奴隷体質 (スコア:2, 参考になる)
>なんの兆候もなしに認識できなくなったHDDをスレーブにしたら
これ以外にも、反対側のATAチャネルにシングルユースモードで接続
なんていうのも、けっこう読めたりします。
(光学デバイスは、チャネル1のスレーブにするとかして)
さらに小生の場合、新しいディスクをUSB接続ケーブル経由でつないで
パーティーションマジックのパーティーションコピー機能を使って
お引越しさせて復旧させていますね。
Re:奴隷体質 (スコア:1)
その手自体のことはよく知らないので、なるほどと思って心の片隅にとどめておきますが、この心の片隅にある雑多な方法を、何の気無しに試してみる、ということは、プライベートデータのクラッシュ時には一般にやると思います。
どっちゃりといろんな見聞が、心の片隅に貯まっている、ということが大事なんだろうな、と思います。
#「心の片隅」と「奴隷体質」は何の関係もありません。
# . . . ないつもりです。
Re:奴隷体質 (スコア:1)
今年SATA2のHDDを購入し、マザーボード上のSATAコネクタに差したのだが使えなかった。SATA対応の古いマザーボードでは、SATA2のHDDが使えないことを学習した。
dd (スコア:3, 参考になる)
HDDがまだ回転する程度に生きているならKNOPPIXを起動して
てな具合にセクタコピーします。これで結構復旧できました。
余談ですが、会社の重要なデータはむしろオンラインストレージに保管しておきたいです。
自前でハードウェアを持つのは色々と面倒なので…何か良いサービスはないかなあ。
And now for something completely different...
Re:dd (スコア:3, 参考になる)
FreeBSDですがddだとなぜか上手く行かない事があるのでdd_rescueを使ってます。
# 最近だとセクタエラーで読めなくなったFDをdd_rescueでなめてR-Studio データレスキューで
# サルベージしました。
Re: (スコア:0)
conv=noerror とかつけてます?
Re:dd (スコア:1)
> conv=noerror とかつけてます?
ついでに、bs=1M とかしてると、エラーが発生したセクタを含む1MBがまるまる失われれるので要注意。
あと、最後まで行っても止まらないので、count=の指定も必須。
で、
dd if=/dev/ほげ of=ふが.img bs=512 conv=noerror,sync count=総セクタ数
といった感じで読み出すことになるのですが…
セクタ単位で読み出すと死ぬほど時間がかかります。
バッファサイズが大きければ1~2時間で読めるような状況でも、
512バイト単位だと一晩や二晩はかかったりとか…
Re: (スコア:0)
既存の小さなツールを使いこなすのがunix流なのかもしれないが、
100行にも満たないプログラムを書けば、より良い手法になるのに。
Re: (スコア:0)
rm -rf /
ですね
Re: (スコア:0)
仕事用バッグには常に入れてあります。
それはまさに清濁併せ呑むツール (スコア:3, 参考になる)
「中古で買ってきたHDDに書かれているデータを復活させたいのですが何か良いツールはありますか?」
に対する正解と全く同じ…という所に、答えるべきかどうか悩むポイントが隠れている…。
ま、とりあえず dd でイメージを全部吸い出すところからだろう。何度操作をミスっても復活できるように。
あとは、Forensic 系の本(特に英語)を読むと結構いろいろなツールへの URL が書いてあると思う。その辺をスタートポイントに、ググる。
fjの教祖様
リカバリーに否定的な意見が続いていますが。 (スコア:3, 参考になる)
大本の話に戻っておすすめのリカバリーツールが何かといえば、OnTrack社のEasy Recoveryをおすすめします。
OnTrack社はメディア表面検査・修復等の業務を長年やってきている会社なのでHDD周りのノウハウの蓄積は多大なものがあるのですが、そこが作業用に作ったツールの簡易版がこれです。
まぁ普通の人の目に触れる会社じゃなく、数少ない一般(といってもPCの内蔵HDD交換ぐらいは自分で行う)レベルの目に触れる機会といったら、IDE HDDの容量が500MBを超えたとき、BIOSレベルでの500MBの壁を越えるため各社HDDに添付されていたツールがこの会社のものだった……というぐらいのものでしょう。
日本国内ではその昔この会社の代理店になったY社がデータリカバリ業務をやっていた(今でもやってる?)のですが、そのときの業務の流れは(DDのたぐいでイメージバックアップをとった後)業務用版のツールで(イメージファイルから)復旧を試み、それでもだめならばOnTrack社に送って対処するという流れになっていたようです。
ということで、「自分でデータ復旧を試みるならば」ここのツールをおすすめします。
一番確実で楽なのはバックアップからの復旧であることは間違いないですがね。っていうかデータ復旧って、バックアップがなかったときの最後から二番目の手段です。(最後の手段は諦めること。)
ここは自由の殿堂だ。床につばを吐こうが猫を海賊呼ばわりしようが自由だ。- A.バートラム・チャンドラー 銀河辺境シリーズより
Re:リカバリーに否定的な意見が続いていますが。 (スコア:2, 参考になる)
ディレクトリやファイルを復旧する際に元の名前が復旧できないという点が一番つらいです。
名前だけでなくディレクトリの階層構造も復旧できない。
実際に開いて中身を確かめて名前をつけ直すという作業が延々と続きます。
今まで二十数台のHDDを処理してきて、復旧できるファイルよりもできない場合の方が多いという点も今ひとつだと感じている理由の一つです。
私もOnTrackのブランドに信頼をおいて購入したんですけどね。
Re:リカバリーに否定的な意見が続いていますが。 (スコア:1, 参考になる)
ドイツのシェアウェアのTIRAMISUを買い取ったか何かしたものですね。
評判はそこそこ良かったものですが、そういう経緯があるツールではあります。
#ま、買い取った後の開発経緯は知りませんけど。(追ってない)
リカバリーしない (スコア:2, 興味深い)
やるのはバックアップから戻すことのみ。
まあやって出来ないものじゃないけど、割に合わないから。
#一応、その手のツールの試用版を試す位は出来るだろうけど、個人でやる仕事じゃあ無いね。
#リカバリーってのは一種のギャンブルだと思ってるので、仕事ならバックアップが第一。
#それを周知徹底させるのもIT担当の義務。
ホントに大事なデータをより分けておく (スコア:2, 興味深い)
自分のデータがふくれあがった時に、
「全部バックアップとか無いな」と諦めるようになりました。
で、結局、バックアップ出来る範囲のデータを
見極める作業をするようになりました。
大事なデータと判断したのは、定期的で冗長なバックアップをしておきます。
昔使ってた手法からでは、pdumpfs。次が、ZFSのスナップショット。
最近では、TimeMachine導入しました。
どれも基本的に遠隔地に取って、過去のデータはどんどん間引く方針です。
TimeMachineはネットワーク先のディスクに取ったら間引きまで自動なので楽ですね。
で、そうしているウチはデータは壊れないので
安心していましょう。
# 壊れるのはバックアップしていない隙です。マーフィー的に。
Re:リカバリーしない (スコア:2)
(作成したものをメールに添付して送信するのもバックアップ、コードをチェックインするのもバックアップ、要するに物理的に2箇所以上の異なる場所に置いてあればバックアップですね)
重要なものをバックアップしていれば、リカバリーで救えるものって、 もう一度チェックアウト・ダウンロードすれば済むものとか、誰か持っている人にもらえば済むものとか、 そんなのばかりになるはずで、手間に比べて割に合わないですね。
Re:リカバリーしない (スコア:1)
最近はWindowsもデフォルトでスナップショットを自動で取ってくれますね。
しかしタレコミには家が爆発したら、とありますがこれは厳しい条件です(笑 たぶんこれは重要なデータだ、というものを二重三重にバックアップしてる人でも、家が爆発したらデータロストしそう。私はダメですね。遠隔に置こうとするとこれは今度は同期に手間がかかりますし。
Re:リカバリーしない (スコア:2)
# 親と同居なら、奥様の実家とか?
Re:リカバリーしない (スコア:1)
……と思って親コメントを読んだら遠隔に取ってるんですね。
個人的にはこれはバックアップを多重にとらないと、というデータはネットには流せないです……いやレーティングとかではなくね(笑
ケースバイケースでバックアップ/リストア (スコア:1)
OracleみたいなRDBだと、基本データは、別媒体に週一でExport。
リドログとトランザクションデータは、その場で別媒体にcp
この媒体は、三世代くらいでサイクリックに使用
で次のExportタイミングでこの媒体をリセット
差分バックアップの概念に近いのでしょうが、バックアップの時間短縮には、
有用な方法です。
SAM系のファイルだと、tar-gzipで別媒体にバックアップ
というのが、よいですね。
ちなみに、個人向けにMy documents\hogehoge\をLHAで圧縮して・・・
DBのLONGLAWフィールドに・・・
なんて方法も検討したけど、お蔵入り^^;
普通の答えをしてしまうと。 (スコア:2, 参考になる)
R-Studio [data-recov...ftware.net]に助けてもらったことがあります。他のソフトも試してみたのですが、その限りでは、ディレクトリ構造ごと復元してくれそうだった(そして実際してくれた)のはこれだけでした。
Scrounge NTFS (スコア:2, 参考になる)
Restorer (スコア:2, 参考になる)
2003年頃にNTFSのディスクが読めなくなった時、いろいろ探してみたんですが、Restorer [restorer-ultimate.com]という商用のを使いました
とりあえず必要なところは救出でしたので、その時はよしとしてましたが、実際、他と比べるとどうだったのかな?
最新版の対応見てみるとext3とかにも対応してるのか・・・
自分の記憶力! (スコア:1, おもしろおかしい)
タイムマシーンとか、素敵です。
Re:自分の記憶力! (スコア:3, おもしろおかしい)
Re: (スコア:0)
壊れる未来が到達する前にバックアップを取っておけばいいんです。
Re: (スコア:0)
その度に毎回風呂敷を使うのです。
Re: (スコア:0)
問題は風呂敷で巻き戻したバージョン以降のデータは失われることです。
ext3にはどこまで対応できるものなんでしょうか (スコア:1)
先日、自宅のLinux PCにて、ext3ファイルシステム下の~/を誤って全削除してしまった者です。
なんともタイミングの良い話題でびっくりしましたw
いろいろ調べてみたところ、ext3はext2に比べ「復元しにくい仕様」になっている [miraclelinux.com]ようですね。
リカバリツール(あるいは業者)ってext3にはどこまで対応できるものなんでしょうか。
ちなみに、PhotoRec [gigazine.net]を使ってみたのですが、結果は散々でした。
とりあえず利用して (スコア:1, 荒らし)
自分的に実績があるのはFinalDATAですね。
ただもう、バックアップ(or リポジトリに定期保存)みたいなのがないと復旧不可能な状態になってる気がします。
# いや、構造的な格納してたって、どのファイルがどんな名前で、どの程度のデータか覚えてないと復旧したデータが信用できないorz
M-FalconSky (暑いか寒い)
MacOS X のTimeMachine (スコア:0)
format c:(大ちゃんAA略) (スコア:0)
自分でNTFSを読む (スコア:0)
フリーウェアや体験版など、試した範囲では無敗です。(全勝ではないところが、アレですが。)
経験から
・毎日MFTの内容を別の場所にコピーしておく
というツールを作って走らせています。