UNIX 40 歳おめでとう! 87
1261440000 部門より
1969 年の夏にケン・トンプソン氏が UNIX の開発に取り組んでから今年で 40 年になる。本家 /. の記事では ComputerWorld に掲載された ``Unix turns 40: The past, present and future of a revolutionary OS'' という UNIX の歴史と展望についてまとめた記事を紹介している。
記事によると「ベル研究所の手がけていた Multics (Multiplexed Information and Computing Service) というタイムシェアリングシステムの開発プロジェクトには問題が山積していた。このためその年の初めにはこのプロジェクトから撤退することを決定しており、トンプソン氏と同僚のデニス・リッチー氏は取り残された気分になっていた。彼らは当時主流であったバッチ OS には興味がなく、また巨大になりすぎていた Multics を再開発するつもりもなかった。新しいシステムについての議論を重ねた末、トンプソン氏は最初の Unix を開発した。その後二人は同僚の Doug McIlroy 氏、 Joe Ossanna 氏および Rudd Canaday 氏と共にその後数年かけてシステムを開発したのであった」とのこと。
40 年前に開発された Unix はその後 Apple の Mac OS X や Windows NT や DOS など UNIX 系 OS 以外にも多くの OS に影響を与えており、史上最も重要なソフトウェアの一つであると言えるのではないだろうか。
/.J 諸兄方は 40 歳を迎えるこの OS にはどんな思い出があるだろうか ?
あこがれ (スコア:4, おもしろおかしい)
NEWSを個人で買えるかどうか考えていました。で、買ったのはNeXTstepでした。
私は今、幸せです。
Re:あこがれ (スコア:2, 興味深い)
結局,ユニマガの原稿料全部でも購入費は回収出来ませんでしたね.
Re:あこがれ (スコア:1)
もはやビートルズ的存在 (スコア:3, すばらしい洞察)
ノスタルジーに浸って昔話もできるし、
今から良いの悪いの言うこともできるし、
今の若いもんにも興味を持たせられる。
さらに、OSと名の付くものはほとんど何かしら
UNIXとの関わりが見つけられる。
自分は SunOSからお世話になりました。
PCに乗り出した頃は個人でUNIXなんて、
無限の自由を手に入れられる感じでした。
Re:もはやビートルズ的存在 (スコア:4, おもしろおかしい)
そして、リンゴはビートルズの一員だ。
1を聞いて0を知れ!
世界の終わり(2038年)迄あと29年 (スコア:2, おもしろおかしい)
UNIXというよりはviの思い出 (スコア:2)
# viは参考書買ったけど、UNIXのコマンドはほとんどmanで覚えたなぁ。
Re:UNIXというよりはviの思い出 (スコア:1, 興味深い)
その頃はUNIXはたまにファイル・システムが壊れることがあって,その時には管理者が手作業でinodeの修復をする必要があるおっかないOSと思われてたんだな。 今では想像もつかないけれどね。
アプリケーションをバイナリで配布するのはパソコンの悪習であって,UNIXでは必ずソースで配布してユーザーがコンパイル/ビルドすべしと説教する人もいたな。 それだけいろんな系統のU**Xといろんなプロセッサ/ハードが乱立してた時代の昔話だけど。
#個人的に一番思い出深いのはUNI+(ユニックロス)だというのは内緒。 馬鹿にされるからね。
Re:UNIXというよりはviの思い出 (スコア:1)
当時はviすらリッチなアプリケーションで
環境が悪いとedで設定ファイルをせこせこ変更していたのが
懐しい思い出です。
定番リンク (スコア:2, 参考になる)
Unix History
http://www.levenez.com/unix/ [levenez.com]
# 圧巻
Re:定番リンク (スコア:1)
そうか、これ見ると今現在直接使っているものはリストにないのか。とするとこうかな?
「どうも、UNIXさん40歳おめでとう。いつも妹さんにはお世話になってます。」
# 単にマシン移行に伴う一時的な状況なんですけどね。因みに妹の方はcygwin(14歳)。
NetBSD(MacBSD)が私の恩師です (スコア:2)
その時お世話になった三浦一則さんの名著
『MacBSDネットワークサーバー構築ガイド』
は、いまだに本棚にしまってあります。
Dos,WindowsそしてMacOSしか知らなかった私にUnixの世界観を
教えてくれたNetBSDありがとう!
おまけ:
今はMacOS XでBSDユーザーではありますが、正直BSD系コミュニティ
には全く貢献できていないので、そのうちPCの方もLinuxから戻ろうか
と考え中です。
----------- 一生勉強を続けなきゃ!
無粋な突っ込み (スコア:2)
部門名は1262304024が正解ではないかと思うが、部門名のままの方がUNIX的な気はする…。
Re:無粋な突っ込み (スコア:1)
リファレンスとしてのOS (スコア:2, すばらしい洞察)
OSとしてのリファレンスといっていいでしょう。
LinuxやBSDのようにクローンや直系の開発も無視できない規模で進め
られているし、勢力も徐々に増えていると言う点で無視できない存在な事で
あることも確実です。
そういうわけで、知っておくべきOSであり文化だと思っています。
組込みコンピュータからメインフレームまでカバーしていて、なおかつ参考資料
豊富。さらに学習環境もフリーで入手できるというのは素晴らしいですよね。
確かに(特にFreeBSDだけど)日本語環境が弱いとか、対応機器が少ない
とか弱点もあるけど、それよりも強みのほうが多いと思いますよ。
特にプログラムを勉強したい場合、ベストだと思います。
同い年です (スコア:1, おもしろおかしい)
弟みたいなもの (スコア:2)
Re: (スコア:0)
出会い (スコア:1)
*nixに出会っていなければ、この業界にはいなかっただろうなあ。
良かったのか悪かったのか、未だ結論は出せないけど。
初UNIX (スコア:1)
仕事で使ったのはNEWSでした。
それまで、8bitPCのBASIC -> OS-9 -> RT-11(ちょっとだけだけど) -> MS-DOS
と来てUNIXだったので、プログラムを暴走させても OSはびくともしないUNIXは感動でした。
OS-9でも大抵は大丈夫でしたけど、MS-DOSには泣かされました。
今はどっぷりWindowsでVB.NETの日々です。
どうも、コレを彷彿とさせるコメントが多いです (スコア:0)
それはUNIXで、私は4才でした。
その味は渋くて酸っぱい、こんな素晴らしいOSをもらえる私は、
きっと特別な存在なのだと感じました。
今では、私がおじいさん。孫にあげるのはもちろんFreeBSD。
なぜなら、彼もまた、特別な存在だからです。
初めてのrm * (スコア:1)
初めてのroot
初めてのネットワークの設定も終わり、/tmpにいるつもりで
初めての rm * ・・・ 当時 /直下だったカーネルを消しちゃいましたよ
本物のシステム管理者(但しUNIX初心者・本職VAX/VMS)を呼んだら
「リブートしちゃえ・・・」
当然二度と上がらず
カーネル消しただけだったからもしかしたらテープからカーネルだけ戻せば
とりあえず復旧したかもしれないと思ったのはリブートした後でした
# UNIXが中学生ぐらいの頃でした
# IDでいいや
Re:初めてのrm * (スコア:2)
> カーネル消しただけだったからもしかしたらテープからカーネルだけ戻せば
> とりあえず復旧したかもしれないと思ったのはリブートした後でした
テープからブートして同じ事が出来ませんか?
Re:初めてのrm * (スコア:2, 興味深い)
ってな手順で行けるのではないかと.
UNIXが二十歳代のころにも,関西に1台しかないRISC-NEWSの/で なぜかSUNのバックアップのtarを展開してvmunixをつぶした学生がおりましたね. 磁気テープ(QICドライブ)が高価なオプション品だったので,買って無くて,プレインストールのOSをつぶしたらおしまい,という状況. そのときは,東工大のRISC-NEWSのvmunixを9600bpsのSLIP回線越しにftpでコピーしました.
そのとき東京で居た先生が,大阪の学生から電話で連絡を受けて「とにかくリブートはするな.」と指示してるのをその場で目撃しておりました.
Space Travelは? (スコア:1)
MULTICS用ゲームSpace Travelで遊べなくなるっつんで、それが動く最低限の機能でモドキOSをでっちあげたっていうエピソードがなかったことに?
なかったのか???
そういや、それほど思い入れがあったゲームにも関わらず、標準で乗ってないしな。っていうか、どんなゲームなのか未だにわからないままだということに、今気がついた。
#部屋の隅で2050LCが埃をかぶっている件・・・
なんだ年下か (スコア:0)
#思~えば遠くへ来た~もんだ、っと。(笑)
なんだよ… (スコア:0)
損した気分だぜ!
#嘘です。これからもお世話になりますっ。。
何で物騒なコマンドにしたんですか (スコア:0)
http://blog.livedoor.jp/deal_with0603/archives/51329568.html [livedoor.jp]
Re:何で物騒なコマンドにしたんですか (スコア:1)
アラフォー (スコア:0)
Re:アラフォー (スコア:3, 興味深い)
思い入れはないな (スコア:0)
たくさんかかわってる割に思い入れのない不思議な存在。
同い年ですが、 (スコア:0)
Unix≒PC Unixな世代です(使ったことがあるのはFreeBSD-2.x以降もしくはLinux Kernel2.0以降)。
# Real Unix MAGAZINE Day に出品された文物は化石の展覧会みたいだったなぁ。
Re: (スコア:0)
そんな泣き言はいいから、具体的にどうぞ。
Re: (スコア:0)
共有ライブラリもジャーナルFSもマルチプロセッサ/マルチスレッドも仮想記憶(mmap含む)もマイクロカーネルも80年代までのに取り入れられているしなあ。
Re: (スコア:0)
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>他のOSを知れば、Unixより進歩してるところが見つかるんじゃない?
で、他のOSが仮想化とかの裏方に回って、UNIXが動く事を売りにしているってのが、あるんだよね。
もしかして、欲しがっているのは進歩ではなくて、使えるってことではないかと思うんだ。
Re: (スコア:0)
かたにあてはめるとかなんとかって「進歩しているしていない」の問題だったの?
全然関係ないんじゃ?
進歩しているしていないって問題なら、やり玉に挙げたFORTRANの場合、
FORTRANは進歩してないけど、Fortranはだいぶ進歩してるわけで。
#でも今なおFORTRANでがりごり書いてる奴ってあんまりいないとおもうけどなぁ。
結局何が問題だといいたいのかよくわからん。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1, 興味深い)
> FORTRANは進歩してないけど、Fortranはだいぶ進歩してるわけで。
という発想が、型にはまっているというか。
Fortranも手続き型配列言語として洗練されてはいるけど、それ以上の進歩はないと思う。
(分散配列を持ち込んだHPFは進歩といっていいと思うけど。あるいは、fortressはいいかもしれない。)
UNIXで言うと、ファイルとプロセスでしか物事を考えられなくなる、と言えばいいのかな。
よく出来ている枠組みだけにね、強制力も強いのよ。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
とりあえず、何でもバイトストリームで、設定ファイルが基本的にplain textなのが、サーバとして運用する上でとても便利です。
基本的にGUIで設定するなんて、操作の証跡を取りながら作業することを考えるとぞっとします。screen caputure の diff....
Re:さっさとくたばれ (スコア:2)
> 設定ファイルのように本質的に構造化されているデータをplain textで扱うべしというのは、
> UNIX思考に囚われている例ですかね。
いや、それは「本質的に構造化されているデータは plain text で扱うべきではない」
という昔の思考を UNIX が打ち破ったんだけど。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>UNIXが優れたOSであることは喜んで認めるよ。よく出来ているんだけど、それゆえ思考が囚われてしまうという話なんだけど。
どのOSも環境も言語も、その囚人を多く得て、その囚人の力を使える(というか囚人が喜んで働く)ことによって伸びるのと違うかな?
>古いMacやWindowsしか使ったことのない人が、OSは落ちて当然、落ちないように使わない奴が悪い、と思い込んでしまうのと同じようなものだ。
で、古いMacやWindowsが、新しいのになってあまり落ちなくなった。
奴隷だか囚人だかしらないけど、頑張っているわけなんだよね。
極論は、誰もが好む環境の奴隷であり囚人なんだ。
で、世間一般に言われる刑務所の囚人や農園や貴族の奴隷と違うのは、入る刑務所や農園や貴族を選んでいる(つもり)だってことではないかな?
つもりは、1.5倍貰えるんだよ。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
大文字小文字を区別しない方がダサいと思う
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>それよりUNIX系のファイルシステムが根本的にダサいのはファイル名の大文字小文字を別の文字として扱うことだ。
Macだと初期導入時のオプションでcase sensitiveなファイルシステムもcase insensitiveなファイルシステムも選べますよ。
大文字小文字とかいうと、ちょっと拡張してO o O o お を とかを同一にしちゃうと面白いかもね。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>脱獄したい人にとっては乗り越える壁が高いってこと。
脱獄したいのなら、すればよいのでは?ということで、移植出来ないシステムとしてやっていくのもアリだと思いますよ。
>ファイル名に '/' が使いたいとか、シンボリックリンクってだせえとか、思ったことあるでしょう。
そういう考えは特にないですね。
ファイル名なんて単なる記号なので、だめならだめでなんとかするし、
ださいと思ったら使わない様な方法を考えますから。
そんなことで、モノを作れないとしたら、ちょっとヘタレだと思うし、
嫌なら別のにすればよいだけじゃないかい..嫌な環境に居る必要はないですからね。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>ソフトウェアは他人が使ってくれて何ぼのもんです。
それなら使ってもらえる様なのを作ればよいだけですよね。
>自分ひとりだけの世界なんて、環境とは言いません。
環境であることと、そこにある数って関係ないですよ。
シャーレの中の一匹の単細胞生物だって、そこは環境ですからね。
すぐに死ぬかもしれませんが。
>そもそもすでに望みのものはどこかで実装されていましてね。普及しませんでしたが。
つまり、そもそも望みを捨てているわけですね。
望みのものを捨てちゃったからといって、他のモノについてどうこう言う方がおかしくて、ちょっと失笑しました。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
出た当初は 90 年代の OS だとかもてはやされたけど、それが何年も手をつけられないとなれば
見向きされなくなって当然だろう。
デザインだってほとんど Mac の System6 のノリじゃん。そのまま 21 世紀を迎えるとは思わなかったよ。
しかし楽しい時代だったな。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
私はMac OS Xの/がcase insensitiveで散々イライラした経験があるので、そんなことをして何が嬉しいのかさっぱり分かりませんが、case insensitiveに設定できるファイルシステムはそれなりにあります。それを知らない方がダサい。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)
>最初から誰も使わないようなシステムにするか、あきらめて迎合するかの二択ですか?
いえ、誰でも使う様にして迎合しないというのも、ご自由にどうぞということです。
>望みを得るか、捨てるか。また二択ですか。
いえ、望みをえるためならご自由にということです。
何を望むか、その望みに準じるか、なにかしらやりたいことをやりたいなら、色々な方法でどうぞということです。
>という思考の過程があるはずなんですが、無意識に途中を飛ばしているそれ自体が
>「思考が囚われている」実例なんですよ。
やりたいことがあるならどうぞという、何にも縛られない発想ですよ。
あなたは何かの奴隷になるか、死ぬかの二者択一しか考えられない奴隷根性なんでしょうね。
>まずは大好きなUNIXから離れて、他にもっと目を向けて見ましょう。
いえ、大好きではありませんよ。
なんか、奴隷って視野が狭いので笑ってしまいました。
Re:さっさとくたばれ (スコア:1)