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政府

漫画博物館オープン、ただしフランスで 105

ストーリー by reo
お金の使い方の問題 部門より

ある Anonymous Coward 曰く、

フランス中西部アングレームにて 20 日、「漫画博物館」が開館した (FNN の記事BIBLIOFRANCE の記事(仏語) とその Google 翻訳より) 。

4,500 平米の敷地に手塚治虫氏などの日本の漫画を含む、世界中の漫画 5 万冊とアニメなどの原画 8,000 点が収められているという。漫画博物館のシモン館長は「子どもだけでなく、誰にとっても漫画は大切な文化の一部です」と語り、その意義を強調している。博物館オープンにかかった費用約 13 億円 (日本で計画されている「国立メディア芸術総合センター」予算の約 9 分の 1) はほぼすべてを税金からの支出でまかない、漫画やアニメを芸術ととらえるフランスでは、税金を投入することに反対の意見はまったくなかったそうだ。

国立メディア芸術総合センターの 117 億円は用地取得・建設費だけですからねえ。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by NOBAX (21937) on 2009年06月23日 13時12分 (#1592030)
    これで済む話。
    器を欲しがるのは天下り先確保のため。

    しかし、今回の補正予算には、これよりもっとヒドイ話が
    ゴロゴロ転がっている(たとえばスクール・ニューディール構想)
    ので、全般的に見直さないとダメだな。
  • by Lurch (10536) on 2009年06月23日 12時37分 (#1591968)
    日本のは計画中止にしてください
    --

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    惑星ケイロンまであと何マイル?
    • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時49分 (#1591992)

      117億の使い方を問題視するなら良い、実際そういうちゃんとした議員も居るんだろうけど
      アニメってだけで思考停止、中身も知らずに漫画喫茶扱い。オタクの趣味如きに金を使うなと言わんばかりの論調
      果てやコメンテーターは漫画の本質は風刺だなんて知ったような口を利く始末

      そんな現状を見ると、だからこそメディア文化に対する啓蒙が必要なのだ、と思わずには居られません。

      フランスの真似でいいよ、それで理解が得られるならば

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      • by hirano (13505) on 2009年06月23日 15時58分 (#1592187) ホームページ

        この話題、文化論の対決になりがちですけど
        できれば広島市立まんが図書館 [wikipedia.org]を
        訪問して自分の目で見てくださいよ。蔵書は漫画が約9万冊。
        施設案内 [hiroshima.jp]によると建設費は2億2千万円。
        もう10年以上運営が続いています。
        遠すぎると思う人はブログなり個人の記事で感想を見るもよし。
        (「国立メディア芸術総合センター」と図書館は違う物ですけどね)。
        僕は税金で漫画、アニメ、悪くないと思います。
        もちろん公共施設ですから良い面もあれば悪い面もあります。
        見せ方とか、使い方を議論するのなら、多いに議論の意味があるでしょう。

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      • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時54分 (#1592008)
        そうそう、心ある議員ならちゃんと土建屋と天下り官僚に金が回るよう努力しているはずです。
        親コメント
        • この上二つのレスへのモデレートの「おもおか」と「すば洞」がどうも逆な気がするんだが。

          まさかモデレータさんって、117億円の「中」に、真面目で現実的な文化の推進啓蒙の為のコストが含まれていると思っている?
          これだけ「ハコだけのお値段」「後はこれから」って言われてるのに。
          #好き嫌いで意見を通したいなら、それこそ注意深く話は進めるべきだと思うが。
          #でないと単なる感情論になる。
          #それも、自分がクサしている反対論者像そのままの悪行動として現す羽目に。

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    • by cheep!cheep! (36722) on 2009年06月23日 12時49分 (#1591993)

      これは新しい施設ではなく、どうやら同名の施設の大規模なリニューアル事業 [vantan.jp]とのことです。

      アングレームで開催されている国際漫画祭はかなり有名なようですが、知りませんでした。

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  • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時38分 (#1591970)
    日本の方のはとりあえずホールとか展示場とかはどうでも良いから、
    空きビルでも借りて資料の収集と整理、調査事業をまず始めて欲しいと思う。
    • by makoto_h (976) on 2009年06月23日 13時43分 (#1592056)
      どうも国立漫喫だとかレッテル貼りされてしまったので、もはや
      有効な議論が出来そうな空気でもなく、政府側も拙速な感じで
      いつもの箱物行政風味でうんざり気味だけど。

      こういった日本のポップカルチャー方面の作品たちは、とにもかくにも
      収集を始めないと危ない時期に来ちゃってるんじゃないのだろうか。

      オレはあんまり漫画・アニメ方面は詳しくないんだけれど、
      たとえば業務用ビデオゲームは、日本の産業文化遺産という側面でも、
      ポップカルチャーという側面でも結構重要じゃないかなと思っているんだが、
      商売のネタとしての鮮度を失った物は、基本的にあっさり産廃として棄てられ
      る運命にあるし、保存されていても、故障すれば部品の供給が止まってしまっ
      ているので、どうしようもない。
      結果、古典といえる作品たちは永遠に失われてしまう寸前の状態と言えると思う。

      篤志家が、個人や団体という形で収集してくださっているけれど、そういう事に
      は限界があるし、国レベルで何とかして欲しいと思う。大型筐体物は特にね。

      古いTV番組なんかは、局から失われてしまっていたりするようだから、
      TVアニメや映画なんかも似たような状況なんじゃないの?
      新しいものを生み出す事に政府や行政が口出しすべきじゃないと思うが、
      実績の蓄積や研究はそろそろちゃんと始めて置くべきではないかと思う。

      権利関係が難しかったりするのかなぁ・・・・・
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    • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時48分 (#1591988)

      目的と手段を取り違えてますよ

      目的:立派な建物を建てて土建屋を潤わせること

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      • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 13時39分 (#1592052)

        > 目的:立派な建物を建てて土建屋を潤わせること

          目的: 都議選を控え、争点になりかねない不良資産として残っているお台場の土地を処分すること

        も忘れないであげてください。

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        • by nim (10479) on 2009年06月23日 23時10分 (#1592493)

          しつこいようですが、港区台場は一応全部埋まっているはずです。
          国立メディア芸術総合センターの予定地は、江東区青海または有明でしょう。

          台場扱いされる範囲の半分以上は江東区です。
          下手をすると、有明すら台場扱いされてしまうことがありますが、
          有明は江東区です。よろしくお願いいたします。

          親コメント
    • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時45分 (#1591981)
      御贔屓の土建屋に金を配りたいだけなのに、
      どうしてそんな事をせにゃならんのですか。
      親コメント
      • by cheep!cheep! (36722) on 2009年06月23日 12時57分 (#1592016)

        推進側には真面目な人たちも少なくないようですよ。

        中身の事業が先にちゃんと動いてくれて、
        しっかりとした理念とマネジメントとデザインで作れば、ハコモノと
        言っても意味のあるものにはできるのではないかと思うんですが…。
        (独立採算はさすがに疑問ですが。)

        甘いですかね。

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    • by cartolina (21568) on 2009年06月23日 13時53分 (#1592065) 日記

      この問題みるたびに思うんですが、純粋に文化のためなら、大阪府立国際児童文学館 [wikipedia.org]の現地存続・拡充が先ってことはないんでしょうか。

      親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 14時07分 (#1592082)

        ないです。
        そっちは仲間内で税金に集る団体に私物化されてたのが問題なんで、もっと府民がアクセスしやすい
        場所に蔵書を移管して運営を健全化するのはしごくまっとう。
        こっちはお題目的には観光拠点の創出と散逸しがちなサブカルチャー資料の保存を目的としている
        わけで、税金の使い道という以外は質的にどこにも同一視する必然性はないかと。

        親コメント
      • by Anonymous Coward on 2009年06月23日 14時21分 (#1592093)
        国際グリム賞を鳥越信に受賞させてる様では、お手盛りと云われても仕方が無いでしょう。>国際児童文学館

        # 存続するにしても、運営体制を見直した方がいいと思う。
        # 国会図書館の国際子ども図書館との役割分担とかね。
        親コメント
  • 天下りのエサ場でしょ (スコア:2, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時44分 (#1591980)
    どうせ日本のは天下り用のエサ場でしょ。

    文科省あたりから天下ってきた連中が暇つぶしに出勤して
    年給数千万、退職金億単位の世界。
    馬鹿馬鹿しい。
  • マンガだけじゃなくてゲームやCG含めた広い範囲の話だし、かなり野心的な構想だから [bunka.go.jp]、箱だけでもこれぐらいは行くんじゃない?

    個人的には岸さんの意見の通り [nikkei.co.jp]、民間じゃコスト面で実現できないけど、将来的に重要なことについては国が対応すべきだし、コンセプトとしては間違っていはいないと思う(自己収入で賄うとか、本当にできるのか疑問に思うところもあるけど)。

    まあ、コンセプトが合っているからといって詳細まで間違っていないというわけじゃ無いだろうけど、葉山さんの意見 [cocolog-nifty.com]みたいに、データアーカイブ機能だけでも無いよりはマシだけどね。

  • 財政赤字 (スコア:1, 興味深い)

    by Anonymous Coward on 2009年06月23日 12時44分 (#1591978)
    フランスは日本の半分以下だし
  • http://www.city.saitama.jp/www/contents/1188960300946/index.html [saitama.jp]

    原画の展示とかやってます。
    夏休みは漫画を読みに通ってました。

    --
    Aaron Rashid
  • by nim (10479) on 2009年06月23日 23時21分 (#1592499)

    論争になっている双方が納得する案を考えました。

    民間が国分寺と立川の間に施設を作るのはどうでしょうか。
    国家予算は一銭も使わずに、「国立メディア芸術センター」が作れます。

  • とりあえず、ここの全文を読んでから出直してきたほうがいいんじゃないかと。

    文化庁:メディア芸術の国際的な拠点の整備について
    http://www.bunka.go.jp/oshirase_other/2009/mediageijutsu_090514.html [bunka.go.jp]

    個人的に疑問が残るのは現在メディア芸術祭が行われている場所が国立新美術館なんですけど、国立メディア芸術総合センター(仮称)
    が出来て、メディア芸術祭が常設化するとなるとただでさえ存在意義に疑問視の残る国立新美術館の存在意義がさらに薄れるんじゃないかと思ったりしますが。

typodupeerror

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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